アセットコルサのマルチサーバーの立て方|ConoHa・XServerのテンプレートで作る手順と料金【2026年】

アセットコルサ(Assetto Corsa)は、イタリアのKunos Simulazioniが開発したPC向けのレースシミュレーターです。発売から10年以上たった今も、MODの車やコース(首都高を再現したコースなど)で遊ぶ人が多く、「仲間だけで走れるサーバーがほしい」という声がよく聞かれます。

公開されているサーバーに入って走ることもできますが、自分のサーバーを用意すると、車・コース・天候・ルールを自由に決めて、仲間だけで走れます。しかもアセットコルサのサーバーは軽く、国内のレンタルサーバーならテンプレートを選ぶだけで用意できます。

この記事では、次の4つをまとめました。

  • アセットコルサのマルチサーバーを立てる3つの方法と、選び方
  • テンプレートがある国内2社(ConoHa for GAME・XServer VPS for Game)の料金とプラン
  • テンプレートで立てる手順(設定ファイルの作り方とアップロード先)
  • サーバーに入れない・一覧に出ないときの対処法

※この記事は、PC(Steam)版の初代アセットコルサの話です。アセットコルサ コンペティツィオーネ(ACC)やアセットコルサ EVOは別のゲームで、サーバーのソフトも別です。

\ アセットコルサのテンプレートがある国内2社 /

設定ファイルを2つアップロードするだけで、仲間がいつでも入れるサーバーになります。

アセットコルサのマルチサーバーを立てる3つの方法

アセットコルサには、サーバー用のプログラム(acServer)とその設定ツール(acServerManager)が、ゲーム本体と一緒に入っています。これをどこで動かすかで、方法は3つに分かれます。

方法費用手間向いている人
① 自分のPCで立てる無料(電気代は別)ポート開放が必要自分も一緒に走るときだけ、短時間使う人
② レンタルサーバーのテンプレートで立てる月390円〜(ConoHa 1GB・36ヶ月)設定ファイルを2つアップロードするだけ仲間がいつでも入れるサーバーがほしい人
③ VPSに自分でインストールするVPSの料金Linuxの操作が必要サーバーを細かく作り込みたい人

いちばん手軽なのは①ですが、サーバーを動かしているPCを付けっぱなしにする必要があり、その人が走るとPCの負荷も上がります。また、ルーターのポート開放ができないと、外から仲間が入れません。

仲間と定期的に走るなら、②のレンタルサーバーのテンプレートがおすすめです。サーバーのプログラムはあらかじめ入っているので、自分のPCで作った設定ファイルを2つアップロードして起動するだけです。

アセットコルサのテンプレートがあるレンタルサーバー(国内2社)

国内のゲーム向けレンタルサーバーで、アセットコルサのテンプレートを用意しているのはConoHa for GAMEとXServer VPS for Gameです。

会社使えるプラン1ヶ月契約36ヶ月契約(月あたり)短期で試す方法
ConoHa for GAME1GB以上1GB 618円 ※1GB 390円 ※時間課金(1GB 1.9円/時)
XServer VPS for Game2GB以上2GB 1,980円2GB 1,265円1ヶ月から

※ConoHaはキャンペーン価格(2026年10月9日17:00まで・更新時は適用外。1GBの1ヶ月の通常価格は1,065円)。料金は2026年9月24〜26日に各社の公式サイトで確認した税込価格です。使えるプランは、ConoHaは公式サポートの案内(メモリ1GB以上)、XServerは当サイトの目安です。

どちらを選ぶか

  • とにかく安く始めたい・週末だけ使いたい → ConoHa for GAME。1GBから使え、時間課金なら走る時間だけの支払いで済みます
  • ほかのゲームのサーバーにも使い回したい・MODのコースで台数を増やしたい → XServer VPS for Game。2GBから始めて、あとで大きいプランに変えられます

メモリの目安

アセットコルサのサーバーは、ほかのゲームに比べて軽い部類です。純正の車とコースで数人〜10人程度のレースなら、1〜2GBで始められます。MODの大きなコースを使ったり、参加する台数が多かったりする場合は、4GB以上を選んでおくと安心です(当サイトの目安)。

サーバーに入れる台数は、メモリよりもコースのピットの数と、設定ファイル(entry_list.ini)に書いた車の数で決まります。

\ 1GBが36ヶ月で月390円(キャンペーン価格・10/9 17:00まで) /

時間課金(1GB 1.9円/時)なら、走る時間だけの支払いで試せます。

ConoHa for GAME 公式サイトへ →

テンプレートでアセットコルサのサーバーを立てる手順

流れは、どちらの会社でも同じです。

  1. サーバーを申し込むときに、イメージ(テンプレート)で「Assetto Corsa」を選ぶ
  2. 自分のPCで、設定ツール(acServerManager)を使って設定ファイルを2つ作る
  3. 設定ファイルをサーバーにアップロードする
  4. サーバーを起動する
  5. ゲームの「オンライン」からサーバー名で探して入る

STEP1:申し込みで「Assetto Corsa」を選ぶ

ConoHa for GAMEでは、申し込み画面のゲームの一覧から「Assetto Corsa」を選びます。XServer VPS for Gameでは、イメージタイプの「アプリケーション」から「Assetto Corsa」を選びます。プランは、上の表を目安に決めてください。

STEP2:自分のPCで設定ファイルを作る

設定ツールのacServerManager.exeは、ゲーム本体のフォルダの中にあります。Steamのライブラリでアセットコルサを右クリックし、「管理」→「ローカルファイルを閲覧」で開いたフォルダの中のserverフォルダにあります。

acServerManagerで、次の項目を決めます。

項目内容
Name(サーバー名)必ず入れます。ゲームのオンラインの一覧で、この名前で探します
Password仲間だけで走るなら設定します
Track(コース)走るコースとレイアウトを選びます
Cars(車)使える車を選び、台数(エントリー)を決めます
Sessions練習・予選・決勝の有無と時間、周回数を決めます
Weather など天候・時間帯・路面の状態を決めます

設定が終わったら書き出すと、server_cfg.ini(サーバーの設定)とentry_list.ini(車とエントリーの一覧)の2つのファイルができます。

STEP3:設定ファイルをサーバーにアップロードする

2つのファイルを、サーバーの設定フォルダに置き換えます。置き場所は、各社の公式マニュアルで次のように案内されています。

会社設定ファイルの場所(公式マニュアル)
ConoHa for GAME/opt/assetto_corsa/ac_server/cfg
XServer VPS(アプリイメージ)/home/steam/assetto_corsa/cfg/

※XServer VPS for Gameの場所は、XServer VPSのマニュアルと違う場合があります。サーバーの中で server_cfg.ini がある場所を確認してから置き換えてください。

ファイルの転送には、WinSCPなどのSFTPソフトを使うのが簡単です。SSH(TCP 22番)で接続できるように、サーバーのパケットフィルター(セキュリティグループ)の設定も確認してください。元のファイルは、名前を変えて残しておくと元に戻せます。

STEP4:サーバーを起動する

どちらの会社も、サーバーは assettocorsa.service というサービスとして動きます。コンソールで次のコマンドを実行すると起動し、サーバーを再起動したときも自動で起動するようになります。

systemctl --now enable assettocorsa.service

設定ファイルを入れ替えたあとは、サーバーの再起動(systemctl restart assettocorsa.service)で新しい設定が読み込まれます。

STEP5:ゲームからサーバーに入る

アセットコルサを起動し、「Drive」→「Online」を開きます。STEP2で決めたサーバー名で検索し、車を選んでパスワードを入れれば参加できます。

ゲームの外部ランチャー「Content Manager」を使っている場合は、Content Managerのオンラインの一覧から同じように探せます。

\ 2GBから選べる・36ヶ月で月1,265円 /

MODのコースで台数を増やしたくなったら、大きいプランに変えられます。

XServer VPS for Game 公式サイトへ →

server_cfg.iniの主な項目

acServerManagerで作った設定は、server_cfg.iniに書き込まれます。あとで少しだけ変えたいときは、サーバー上のファイルを直接書き換えて再起動しても構いません。よく使う項目は次のとおりです。

項目内容
NAMEサーバー名。オンラインの一覧に表示されます
PASSWORD参加するときのパスワード
ADMIN_PASSWORD管理者のパスワード。走りながらサーバーを操作するときに使います
TRACK/CONFIG_TRACKコースと、そのレイアウト
CARS使える車の一覧(entry_list.iniの車と合わせます)
MAX_CLIENTS最大の参加人数(コースのピットの数が上限)
UDP_PORT/TCP_PORT/HTTP_PORT使うポート番号(初期値は9600・9600・8081)
REGISTER_TO_LOBBY公式のオンラインの一覧に載せるかどうか
ABS_ALLOWED/TC_ALLOWEDABS・トラクションコントロールの使用を許可するか
DAMAGE_MULTIPLIER/FUEL_RATE/TYRE_WEAR_RATEダメージ・燃料の減り方・タイヤの減り方の倍率

※項目の名前や初期値は、ゲームのバージョンやサーバーソフトによって違う場合があります。書き換える前に、元のファイルを残しておいてください。

遊び方に合わせた設定の例

遊び方セッションそのほかの設定
仲間とのレース練習10分 → 予選10分 → 決勝10周など補助(ABS・TC)は全員そろえる。ダメージは控えめに
ドリフトや走行会練習だけを長い時間ダメージ0・タイヤの減り0で、気軽に走れるようにする
タイムアタック練習(または予選)だけ同じ車にそろえると、タイムを比べやすい

人数が集まる日だけ決勝まで行い、それ以外の日は練習だけにしておくなど、設定ファイルを何種類か作っておいて入れ替える使い方もできます。

走りながらサーバーを操作する(管理者のチャットコマンド)

ADMIN_PASSWORDを設定しておくと、ゲーム中のチャットで管理者としてサーバーを操作できます。主なものは次のとおりです。

  • /admin パスワード:管理者としてログインする
  • /next_session:次のセッション(予選・決勝など)に進める
  • /restart_session:今のセッションをやり直す
  • /kick 名前:参加者をサーバーから外す

荒らしが入ってきたときや、全員がそろったので早めに決勝を始めたいときに便利です。

使うポート番号

アセットコルサのサーバーは、初期設定では次のポートを使います(server_cfg.iniで変更できます)。

ポート用途
TCP 9600/UDP 9600ゲームの通信
TCP 8081サーバーの情報を返すHTTPのポート(一覧への表示などに使います)

XServer VPSのマニュアルでは、パケットフィルターで「TCP 8081〜9600」と「UDP 9600」を開ける手順が案内されています。自分のPCで立てる場合は、ルーターでも同じポートを開放します。

自分のPCで無料で立てる方法(短時間だけ遊ぶ場合)

レンタルサーバーを借りずに試すなら、自分のPCでも立てられます。

  1. acServerManagerで設定を作る(STEP2と同じ)
  2. acServerManagerからサーバーを起動する
  3. ルーターで TCP/UDP 9600 と TCP 8081 を開放する
  4. 仲間にサーバー名とパスワードを伝える

ただし、サーバーを動かしているPCを切ると、仲間も走れなくなります。また、自分が同じPCで走ると、ゲームとサーバーの両方の負荷がかかります。週に何度も集まるなら、レンタルサーバーのほうが手間がかかりません。

MODの車・コース(首都高など)を使うときの注意

アセットコルサの楽しみの一つが、MODの車やコースです。サーバーでMODを使う場合は、次の点に注意してください。

  • 参加する全員が、同じMODを入れておく必要があります。入っていないと「Server Contains Unavailable Content」のようなメッセージが出て入れません
  • サーバー側にも、使う車とコースのデータを置く必要があります。acServerManagerで選べるのは、自分のPCに入っている車とコースです
  • 首都高などの大きなMODコースは、Content Managerと「Custom Shaders Patch(CSP)」を前提にしているものが多く、参加者側にも同じ環境が必要です
  • AIの車が走る「交通(トラフィック)」のある首都高サーバーは、純正のサーバーではなく、有志が公開しているサーバーソフト(AssettoServerなど)で動いていることが多いです

MODの車・コースをサーバーに入れる手順は、別の記事でくわしく解説する予定です。

サーバーに入れない・一覧に出ないときの対処法

症状確認すること
オンラインの一覧にサーバーが出ない設定でサーバー名(Name)を入れたか。ポート(TCP/UDP 9600・TCP 8081)が開いているか。サーバーが起動しているか(systemctl status assettocorsa.service)
一覧に「AC_Server」のような初期の名前で出る設定ファイルが置き換わっていません。アップロード先の場所を確認し、サーバーを再起動します
「Unavailable Content」と出て入れないサーバーで使っている車・コースのMODが、自分のPCに入っていません。運営者に何のMODか確認します
選んだ車で入れないentry_list.iniに、その車の枠が残っているか確認します
パスワードが通らないserver_cfg.iniのパスワードと一致しているか。設定を変えたら再起動が必要です
走っていてカクつく参加台数とMODのコースの重さに対して、メモリやCPUが足りない可能性があります。上のプランへの変更を検討します

よくある質問

Q1. PS4・PS5・Xbox版のアセットコルサでも使えますか?

使えません。この記事のサーバーは、PC(Steam)版のアセットコルサ用です。

Q2. アセットコルサ コンペティツィオーネ(ACC)やEVOのサーバーにも使えますか?

使えません。ACCとEVOは別のゲームで、サーバーのソフトも別です。この記事のテンプレートは、初代のアセットコルサ用です。

Q3. 何人まで一緒に走れますか?

コースのピットの数と、entry_list.iniに書いた車の数で決まります。少人数のレースなら1〜2GBのプランで始められます。

Q4. サーバーを立てた人が走らなくても、仲間は入れますか?

レンタルサーバーなら入れます。サーバーは24時間動いているので、誰かのPCが付いている必要はありません。自分のPCで立てた場合は、そのPCが付いている間だけです。

Q5. 無料で立てる方法はありますか?

自分のPCで立てれば無料です(電気代は別)。ただしポート開放が必要で、PCを付けている間しか使えません。

Q6. 料金をいちばん安くするには?

ConoHa for GAMEの1GBプランを36ヶ月契約にすると月390円です(キャンペーン価格・2026年10月9日17:00まで)。走る日が限られるなら、時間課金(1GB 1.9円/時)も選べます。

まとめ:アセットコルサのサーバーは、テンプレートで手軽に用意できる

  • アセットコルサのサーバーは軽く、テンプレートのあるConoHa for GAME(1GB〜)かXServer VPS for Game(2GB〜)なら、設定ファイルを2つアップロードするだけで立てられる
  • 設定ファイル(server_cfg.ini・entry_list.ini)は、ゲームに付いているacServerManagerで作る
  • サーバー名を必ず入れ、ゲームの「Online」から名前で探して入る
  • MODの車・コースを使うなら、参加者全員とサーバーの両方に同じデータが必要

仲間と決まった日に走るなら、まずは時間課金や1ヶ月契約で試してみて、続けるなら長期契約に切り替えるのがおすすめです。

\ 仲間だけのアセットコルサのサーバーを用意する /

ConoHaは1GBから、XServerは2GBから。どちらもアセットコルサのテンプレートがあります。

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