ARKが重い・ラグい原因と対策10選|軽量化で快適プレイ

ARKは非常に美しいグラフィックと広大なオープンワールドを持つゲームですが、その代償として「重い」という問題がつきまといます。特にASA(Survival Ascended)はUnreal Engine 5を採用しているため、ASEと比べてさらに高いPCスペックが要求されます。

「FPSが低くてカクつく」「サーバーに入るたびにラグがひどい」「拠点周辺に近づくとフリーズする」「大量の恐竜がいるエリアで処理落ちする」——これらの問題は、クライアント(PC)側の設定とサーバー側の設定の両方を最適化することで大幅に改善できます。

この記事では、ARKの「重い」「ラグい」問題を解決する対策を、効果の高い順に10個紹介します。サーバー管理者向けの設定とプレイヤー向けの設定を分けて解説するため、自分の立場に合った対策を実践してください。

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各社のARKテンプレートはASE(Survival Evolved)用で、ASAはテンプレートでは立てられません。ASAはVPSに自分でサーバーを導入します。メモリは16GB以上が目安です。手順は ASAサーバーの立て方 で解説しています。

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ARKが重くなる原因

対策を実践する前に、ARKが重くなる原因を理解しておきましょう。原因はクライアント(PC)側とサーバー側に分けられます。

クライアント側の原因としては、PCスペックの不足(特にGPUとRAM)、グラフィック設定が高すぎること、ゲーム内の描画範囲が広すぎること、ドライバが古いこと、バックグラウンドプロセスによるリソース消費があります。

サーバー側の原因としては、VPSのメモリ不足、テイム済み恐竜の総数が多すぎること、建築物の総数が多すぎること、野生恐竜のスポーン数が過剰であること、MODの競合や不具合、サーバーの自動セーブ処理が重いことがあります。

以下の10個の対策を効果の高い順に紹介します。

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対策1:グラフィック設定を最適化する【クライアント側・効果 】

最も効果が高いのはグラフィック設定の見直しです。ASAの場合、ゲーム内の「設定 → 一般 → グラフィック」から変更します。

「解像度スケール」は最も効果が大きい設定で、100%から80%に下げるだけでFPSが20〜40%向上する場合があります。見た目の劣化は意外と小さく、プレイに支障はほとんどありません。

「影の品質」は「中」または「低」に設定します。影の描画はGPUへの負荷が非常に大きく、「最高」から「中」にするだけでFPSが10〜20%改善されることがあります。

「ポストプロセス」は「低」で問題ありません。ブルーム、モーションブラー、被写界深度などのエフェクトはゲームプレイに影響しないため、すべてOFFにしてもよいでしょう。

「テクスチャ品質」は「中」〜「高」がおすすめです。テクスチャはGPUのVRAM依存が大きく、VRAMが6GB以上あれば「高」でも問題ありません。4GB以下の場合は「中」に設定してください。

「視野距離(View Distance)」は「中」で十分です。遠くのオブジェクトを描画しないことで大幅に負荷が軽減されます。

ブリーディング個体の管理については「ARK ブリーディング完全ガイド」を参照してください


対策2:軽量化コンソールコマンドを使う【クライアント側・効果 】

ASAでは、コンソールコマンドで特定の描画処理を無効化できます。ゲーム内で Tab キーを押してコンソールを開き、以下のコマンドを入力してください。

r.VolumetricCloud 0 は雲の描画を無効化します。空の雲がなくなりますが、FPSが大幅に向上します。

r.Fog 0 は霧の描画を無効化します。特に霧の濃いマップ(アベレーション、レッドウッドエリアなど)で効果的です。

r.BloomQuality 0 はブルームエフェクトを無効化します。画面が明るすぎる場合にも有効です。

r.LightShafts 0 は光の筋(God Ray)を無効化します。

sg.ShadowQuality 0 は影を完全に無効化します。見た目は大きく変わりますが、FPSの改善効果は絶大です。

これらのコマンドはゲームを再起動するとリセットされるため、毎回入力する必要があります。永続化するには GameUserSettings.ini の [/Script/ShooterGame.ShooterGameUserSettings] セクションに追記するか、Steamの起動オプションに追加します。


対策3:DLSSまたはFSRを有効にする【クライアント側・効果 】

ASAはNVIDIA DLSSとAMD FSRに対応しています。DLSSは低解像度でレンダリングした映像をAIでアップスケーリングする技術で、画質をほぼ維持したままFPSを30〜60%向上させることができます。

NVIDIA GeForce RTX シリーズのグラフィックカードを使用している場合は、ゲーム内設定の「アップスケーリング」から「DLSS」を選択し、モードを「バランス」または「パフォーマンス」に設定しましょう。AMD Radeon RX シリーズの場合は「FSR」を選択してください。

DLSSやFSRが選択肢に表示されない場合は、グラフィックドライバを最新バージョンに更新してください。


対策4:野生恐竜をリセットする【サーバー側・効果 】

長期間運営しているサーバーでは、野生恐竜のスポーンが偏ったり、削除されるべき恐竜が残り続けたりして、恐竜の総数が膨れ上がることがあります。これはサーバーの処理負荷を大幅に増加させます。

管理者コマンド DestroyWildDinos を実行すると、マップ上のすべての野生恐竜が一括削除されます。削除後は通常のスポーンルールに従って新たに恐竜がリスポーンするため、マップがリフレッシュされてサーバーの負荷が改善します。


対策5:テイム上限と建築上限を設定する【サーバー側・効果 】

テイム済み恐竜と建築物の総数は、サーバー負荷に直結します。サーバー設定で上限を設けることで、際限なく増え続ける問題を防げます。

MaxPersonalTamedDinos=40 はプレイヤー1人あたりのテイム上限を設定します。デフォルトでは制限なしですが、40〜100程度に設定することでサーバー全体のテイム総数を制御できます。

MaxTamedDinos=5000 はサーバー全体のテイム上限です。プレイヤー数に応じて調整しますが、5000〜8000程度が目安です。

建築物の上限は直接的な設定値がありませんが、PvPStructureDecay=True と AutoDestroyOldStructuresMultiplier=1.0 を有効にすることで、非アクティブプレイヤーの建築物を自動除去できます。PvEサーバーでも同様の設定が可能です。

⚡ 設定を見直しても重いなら、サーバーのメモリ不足を疑う

ARKはプレイ人数・建築物・MODが増えるほどメモリを使います。自宅PCでサーバーを動かしている場合は、PCの性能がそのまま上限になります。レンタルサーバーなら、足りなくなったときに上のプランへ変更できます(変更の手順や料金の扱いは各社の公式サイトで確認してください)。ASE(Survival Evolved)なら、下の3社のARKテンプレートで立てられます。

人数別のメモリの目安は → ARKサーバーの推奨スペック/ASAの方は ASAサーバーの立て方

テイム上限を含むPvE向け全設定は「ARK PvEサーバー設定おすすめ一覧」を参照してください


対策6:不要なMODを削除する【サーバー側・効果 】

MODはARKの楽しさを大幅に拡張しますが、MODが増えるほどサーバーの処理負荷と起動時間が増加します。特に大型のオーバーホールMODや、新しい恐竜を大量に追加するMODはメモリ消費量が大きくなります。

定期的にMODリストを見直し、使っていないMODや代替手段がある小さなMODを削除しましょう。MODの削除手順については「ARK MODサーバーの入れ方完全ガイド」を参照してください。


対策7:サーバーの自動セーブ間隔を調整する【サーバー側・効果 】

ARKサーバーは定期的にワールドデータを自動保存しますが、この保存処理中にサーバー全体が一時的にフリーズする「セーブラグ」が発生します。デフォルトの自動セーブ間隔は15分ですが、ワールドが大きくなるとセーブに数秒〜十数秒かかる場合があります。

起動オプションに -AutoSavePeriodMinutes=30 を追加することでセーブ間隔を30分に変更できます。セーブ頻度を下げることでセーブラグの発生回数が減りますが、クラッシュ時のデータ損失リスクが増えるため、自動バックアップとの併用を推奨します。


対策8:グラフィックドライバを最新にする【クライアント側・効果 】

NVIDIAおよびAMDは定期的にゲーム最適化を含むドライバアップデートをリリースしています。特にASAのような新しいタイトルでは、ドライバの更新でFPSが10〜20%改善されることもあります。

NVIDIAの場合は GeForce Experience、AMDの場合は Adrenalin Software から最新ドライバをダウンロードしてインストールしてください。


対策9:サーバーを定期的に再起動する【サーバー側・効果 】

ARKサーバーは長時間稼働し続けるとメモリリーク(使用メモリが徐々に増加する現象)が発生し、パフォーマンスが低下します。1日1回、またはプレイヤーが少ない深夜帯にサーバーを再起動することで、メモリがリフレッシュされて動作が改善します。

cronジョブで自動再起動を設定する方法が便利です。例えば毎日AM5:00に再起動する場合は、crontab -e で 0 5 * * * /opt/ark/restart.sh のように設定します。再起動スクリプト内でプレイヤーへの事前通知(RCON経由でのメッセージ送信)を含めると丁寧です。

サーバーが起動しなくなった場合は「ARKサーバーが立ち上がらない原因と対処法」をご覧ください


対策10:VPSのプランをアップグレードする【サーバー側・効果 】

上記の対策をすべて実施しても改善しない場合、VPSのスペック自体が不足している可能性が高いです。ARKは非常にリソースを消費するゲームサーバーであり、プレイヤー数やマップの大きさに対してメモリやCPU性能が足りないと、根本的な解決にはなりません。

プランアップグレードの目安として、4GBプランで重い場合は8GBへ、8GBで重い場合は16GBへのアップグレードを検討してください。大規模マップ(フィヨルド、ラグナロク)で10人以上が同時接続する場合は16GB以上が推奨です。

ConoHa for GAME・Xserver VPS for Gameは、コントロールパネルからプランを変更できます(手順や料金の扱いは各社の公式サイトで確認してください)。他社のサーバーから移る場合の手順は「ARKサーバーのバックアップと移行」で解説しています。

VPSの選び方やプラン別の推奨人数については「ARKレンタルサーバーおすすめ6社比較」と「ARKサーバー推奨スペック|人数別おすすめプラン」を参照してください。

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※テンプレートはASE用です。ASAの方は ASAサーバーの立て方 へ。

対策1〜9で改善しないなら、スペック不足の可能性が高いです

設定を詰めても重い場合、サーバー側のメモリ・CPUが足りていないのが原因です。ARKは必要メモリが大きく、人数やMOD数が増えるほど負荷が上がります。プラン変更で解決することが多いので、まず現在のスペックを確認してみてください。


よくある質問(FAQ)

ASEとASAではどちらが重いですか?

ASAの方が大幅に重いです。ASAはUnreal Engine 5を採用しており、グラフィック品質が大幅に向上している反面、要求スペックもASEより格段に高くなっています。ASEで快適に動作していたPCでも、ASAでは設定を下げる必要がある場合がほとんどです。

ローカルサーバー(シングルプレイ)でも重いのですが

ローカルサーバーの場合、PCが「ゲームクライアント」と「サーバー」の両方を同時処理するため、スペック要求が約2倍になります。メモリが16GB以下の場合はローカルサーバーでの快適なプレイは難しいです。レンタルVPSにサーバーを移行し、PC側はクライアント処理だけに集中させることで大幅に改善します。
レンタルVPSへの移行手順は「ASAサーバーの立て方完全ガイド」で解説しています

FPSの目安はどれくらいですか?

快適にプレイするには最低30FPS、可能であれば60FPS以上を目指しましょう。FPSの確認はゲーム内コンソールで stat fps と入力すると画面右上に表示されます。


まとめ|対策の実行優先順位

10個の対策を効果順にまとめます。

最優先で実行すべきは、グラフィック設定の最適化(対策1)とDLSS/FSR の有効化(対策3)です。この2つだけでFPSが2倍以上になるケースも珍しくありません。

次に、サーバー管理者であれば野生恐竜のリセット(対策4)とテイム・建築上限の設定(対策5)を実施しましょう。

それでも改善しない場合は、VPSのプランアップグレード(対策10)が根本解決です。設定の最適化には限界があり、最終的にはハードウェアのスペックが物を言います。

⚡ 設定を見直しても重いなら、サーバーのメモリ不足を疑う

ARKはプレイ人数・建築物・MODが増えるほどメモリを使います。自宅PCでサーバーを動かしている場合は、PCの性能がそのまま上限になります。レンタルサーバーなら、足りなくなったときに上のプランへ変更できます(変更の手順や料金の扱いは各社の公式サイトで確認してください)。ASE(Survival Evolved)なら、下の3社のARKテンプレートで立てられます。

人数別のメモリの目安は → ARKサーバーの推奨スペック/ASAの方は ASAサーバーの立て方


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