「Factorioのマルチプレイで友達と一緒に工場を作りたいけど、サーバーの立て方がわからない…」そんな悩みを抱えていませんか。サーバー構築と聞くと難しそうに感じますが、実は方法によっては5分もかからず開始できます。この記事では、Factorioマルチサーバーの構築方法を「Steam機能」「LAN公開」「自前PC」「レンタルVPS」の4パターンに分けて、初心者にもわかりやすく図解付きで徹底解説します。あなたの目的や技術レベルに合った方法が必ず見つかりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Factorioのマルチプレイとは、複数のプレイヤーが同じマップ上で同時にプレイできる機能です。一人では手が回らない大規模な工場建設も、仲間と分担すれば効率的に進められます。
マルチプレイを始めるには、誰か一人が「サーバー」を用意し、他のプレイヤーがそこに接続するという仕組みです。サーバーの立て方にはいくつかの方法があり、目的や人数によって最適な選択肢が変わります。
まずは、マルチプレイの基本的な仕組みと必要な準備について確認しておきましょう。
マルチプレイでできること(協力プレイ・PvP・Space Ageの惑星分担)
Factorioのマルチプレイでは、協力プレイ(Co-op)とPvP(対戦)の2つのモードが楽しめます。
協力プレイでは、全プレイヤーが同じチームとして工場を共同で建設します。「Aさんは鉄の生産ラインを担当」「Bさんは防衛設備を構築」のように役割分担ができるため、ソロプレイよりも効率的にゲームを進められます。
PvPモードでは、複数のチームに分かれて競い合います。それぞれのチームが独自の研究ツリーを進め、軍事ユニットで相手チームの施設を攻撃できます。
さらに、拡張パック「Space Age」を導入している場合は、複数の惑星をプレイヤーごとに分担して開拓できます。たとえば一人がメインの惑星「ノーヴィス」で工場を管理し、もう一人が「ヴァルカヌス」の資源を開拓するといった遊び方が可能です。
マルチプレイに必要なもの(Factorio本体・同一バージョン・同一MOD)
Factorioのマルチプレイを始めるために必要なものは、以下の3つです。
| 必要なもの | 詳細 |
|---|---|
| Factorio本体 | Steam版または公式サイト版。全プレイヤーがそれぞれ所持していること |
| 同一バージョン | サーバーとクライアントのFactorioバージョンが完全に一致していること |
| 同一MOD | MODを使用する場合は、サーバーとクライアントで同じMOD・同じバージョンであること |
特にバージョンの一致は重要です。Steamの自動アップデートでクライアント側が先にバージョンアップされてしまい、サーバーに接続できなくなるケースがよくあります。サーバー側のバージョンアップが完了するまで、Steamの自動更新を一時的に止めておくと安心です。
サーバーの通信ポートとプロトコル(UDP 34197)
Factorioのマルチプレイサーバーは、UDPプロトコルのポート番号「34197」を使用します。
UDPとは、インターネット通信で使われるプロトコルの一種で、リアルタイム性が求められるゲーム通信に適しています。FactorioはTCPではなくUDP上に独自の信頼性レイヤーを構築しているため、ポート開放やファイアウォール設定の際は「UDP」を指定する必要があります。
自宅のPCでサーバーを立てる場合は、ルーターのポートフォワーディング設定でUDPの34197番を開放しなければ、外部のプレイヤーが接続できません。レンタルVPSの場合は、サービス側でポートが開放済みであることが多いため、この設定が不要なケースもあります。
Factorioのマルチサーバーを立てる方法は大きく4種類あります。それぞれの方法には明確なメリット・デメリットがあるため、自分の目的や技術レベルに合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは各方法の特徴を解説し、最後に比較表でまとめます。
方法①|Steam機能でホスト(無料・最も手軽)
Steam機能を使ったホストは、サーバー構築が不要で最も手軽に始められる方法です。
FactorioのSteam版であれば、ゲーム内メニューの「マルチプレイ」から「ニューゲームをホスト」を選び、サーバー設定で「Steam」にチェックを入れるだけでホスト(サーバー役)になれます。Steamでフレンド登録している相手であれば、Steam上の「ゲームに参加」機能を使って直接接続できるため、IPアドレスの共有やポート開放も不要です。
メリット:
- 利用料金が一切かからない
- サーバー構築やポート開放の知識が不要
- Steamフレンドなら数クリックで接続できる
デメリット:
- ホストがFactorioを終了すると全員切断される
- ホストPCのスペックに依存するため、大人数では動作が不安定になりやすい
- Steam上でフレンドになっている必要がある
向いている人: 2〜4人の少人数で、自分がゲームをプレイしている間だけマルチプレイしたい方に最適です。
方法②|LAN公開でホスト(同一ネットワーク限定)
LAN公開は、同じネットワーク(同じWi-Fiなど)に接続しているプレイヤー同士でマルチプレイする方法です。
ゲーム内メニューの「マルチプレイ」から「ニューゲームをホスト」を選び、「マルチプレイヤーサーバーの設定」で「LAN」にチェックを入れるだけで設定完了です。同じネットワークにいるプレイヤーは「LANゲームを見る」からホストを自動検出して接続できます。
メリット:
- 利用料金がかからない
- 設定がとても簡単
- インターネットに接続していなくても遊べる
デメリット:
- 同じネットワーク内にいないと参加できない(離れた友達とは遊べない)
- ホストがゲームを閉じるとサーバーも停止する
- ホストPCのスペックに動作が左右される
向いている人: 家族や同居人など、同じ場所にいるプレイヤーと気軽に遊びたい方に向いています。
方法③|自分のPCで専用サーバー(Dedicated Server)を立てる
自分のPCにFactorioの専用サーバー(Dedicated Server)を構築する方法です。ホストがゲームをプレイしていなくても、サーバーが起動していれば他のプレイヤーが自由にアクセスできます。
Factorioはヘッドレス(画面なし)モードでの起動に対応しており、グラフィック処理を行わないため少ないリソースでサーバーを動かせます。WindowsでもLinuxでも構築可能で、コマンドラインからセーブファイルの作成とサーバー起動を行います。
メリット:
- 利用料金がかからない(電気代を除く)
- サーバーを起動しておけば24時間いつでもマルチプレイ可能
- 設定の自由度が非常に高い
デメリット:
- サーバー構築にPCやネットワークの知識が必要
- 外部からの接続にはポート開放が必須
- セキュリティ対策を自分で行う必要がある
- PCを常時稼働させるため電気代やハードウェアの消耗がある
向いている人: PCスキルに自信があり、無料で24時間稼働のサーバーを運用したい方に適しています。
方法④|レンタルVPS / ゲーム専用サーバーを利用する
レンタルサーバー会社が提供するVPS(仮想専用サーバー)やゲーム専用サーバーを借りてFactorioサーバーを構築する方法です。月額料金はかかりますが、安定性・手軽さ・24時間稼働の全てを両立できます。
ConoHa for GAMEやXServer VPS for Gameなど、Factorio専用のテンプレートを用意しているサービスを選べば、申し込みからサーバー構築までわずか数分で完了します。ポート開放やセキュリティ設定もサービス側で対応済みのため、初心者でも安心です。
メリット:
- 専門知識がなくても簡単にサーバーを構築できる
- 24時間安定して稼働する
- プレイヤー数に合わせてスペックを柔軟に選べる
- セキュリティやメンテナンスの負担が少ない
デメリット:
- 月額利用料金がかかる(月額500円〜3,000円程度)
- サービスによってはカスタマイズに制限がある場合がある
向いている人: 安定した環境で24時間マルチプレイを楽しみたい方、サーバー構築に時間をかけたくない方に最適です。
【比較表】4つの方法を料金・難易度・安定性・対応人数で一覧比較
| 比較項目 | ①Steam機能 | ②LAN公開 | ③自前PCサーバー | ④レンタルVPS |
|---|---|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 無料 | 無料(電気代あり) | 月額500円〜 |
| 構築の難易度 | とても簡単 | とても簡単 | やや難しい | 簡単 |
| 24時間稼働 | 不可 | 不可 | 可能 | 可能 |
| 安定性 | ホストPC依存 | ホストPC依存 | PC性能次第 | 高い |
| 対応人数 | 少人数向き | 少人数向き | 中〜大人数可 | 大人数可 |
| ポート開放 | 不要 | 不要 | 必要 | 不要(設定済み) |
| おすすめ度 |
自分のPCでFactorioの専用サーバーを構築する具体的な手順を、Windows版・Linux版・Docker版の3パターンに分けて解説します。コマンドの実行例も載せていますので、手順通りに進めれば初めてでもサーバーを立てられます。
必要なサーバースペック(プレイ人数別の目安表)
Factorioのマルチサーバーに必要なスペックは、プレイ人数によって変わります。以下の表を目安にしてください。
| プレイ人数 | メモリ(RAM) | CPU | ストレージ |
|---|---|---|---|
| 1〜4人 | 2GB以上 | 2コア以上 | 100GB(SSD推奨) |
| 5〜10人 | 4GB以上 | 4コア以上 | 100GB(SSD推奨) |
| 11人以上 | 8GB以上 | 6コア以上 | 100GB(SSD推奨) |
Factorioはシングルスレッド性能を重視するゲームです。CPUのコア数よりもクロック周波数(シングルコア性能)が高いものを選ぶと、大規模マップでも快適に動作します。また、ゲームが進行してマップが大きくなると必要なメモリも増えるため、余裕を持ったスペックの選定をおすすめします。
Windows版:専用サーバーの立て方【コマンド付き完全手順】
Windows環境でFactorioの専用サーバーを立てる手順を、コマンド付きでステップごとに説明します。
① Factorioのダウンロードとインストール
まず、Factorioの公式サイト(https://www.factorio.com/download)からWindows版をダウンロードします。Steam版をすでに持っている場合は、Steamのインストールフォルダにあるfactorio.exeをそのまま利用できます。
Steam版のデフォルトのインストール場所は以下のとおりです。
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Factorio\
zip形式でダウンロードした場合は、任意のフォルダに解凍してください。
② server-settings.json の作成と編集
サーバーの基本設定を行うファイル「server-settings.json」を作成します。Factorioのインストールフォルダ内の data ディレクトリに server-settings.example.json というサンプルファイルがあるため、これをコピーして server-settings.json にリネームします。
テキストエディタで開き、以下の項目を最低限編集してください。
{
"name": "My Factorio Server",
"description": "友達と一緒に遊ぶサーバーです",
"max_players": 0,
"game_password": "任意のパスワード",
"visibility": {
"public": false,
"lan": true
}
}
各項目の詳細な解説は、本記事後半の「server-settings.json 全設定項目リファレンス」で説明しています。
③ セーブファイルの作成(–create コマンド)
サーバーを起動するには、あらかじめセーブファイルを作成する必要があります。コマンドプロンプトを開き、Factorioのインストールフォルダに移動して以下のコマンドを実行してください。
bin\x64\factorio.exe --create saves\my-save.zip
このコマンドを実行すると、デフォルト設定で新しいマップが生成され saves フォルダ内に my-save.zip として保存されます。マップの生成設定をカスタマイズしたい場合は、--map-gen-settings オプションを追加します。
bin\x64\factorio.exe --create saves\my-save.zip --map-gen-settings data\map-gen-settings.example.json
④ サーバー起動(–start-server / –start-server-load-latest)
セーブファイルを作成したら、以下のコマンドでサーバーを起動します。
bin\x64\factorio.exe --start-server saves\my-save.zip --server-settings data\server-settings.json
毎回セーブファイル名を指定するのが面倒な場合は、最新のセーブを自動ロードするオプションが使えます。
bin\x64\factorio.exe --start-server-load-latest --server-settings data\server-settings.json
コンソールに「Hosting game at IP ADDR:(ポート番号)」と表示されれば、サーバーの起動は成功です。
⑤ バッチファイル(.bat)で起動を自動化する
毎回コマンドを手入力するのは手間がかかります。以下の内容でバッチファイル(.bat)を作成しておくと、ダブルクリックだけでサーバーを起動できます。
@echo off
cd /d "C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Factorio"
start /wait bin\x64\factorio.exe --start-server-load-latest --server-settings data\server-settings.json
pause
ファイル名を「start-server.bat」としてFactorioフォルダに保存してください。パスはご自身の環境に合わせて変更してください。
⑥ 同一PCでサーバーとクライアントを同時に動かす方法
1台のPCでサーバーを動かしながら自分もゲームに参加したい場合は、追加の設定が必要です。サーバーとクライアントが同じポートを使うと競合するためです。
手順は以下のとおりです。
%APPDATA%\Factorio\config\config.iniをコピーしてconfig-server.iniを作成するconfig-server.iniのwrite-dataパスを別フォルダに変更する- 元の
config.iniでクライアントのポート番号を34198に変更する - バッチファイルに
-cオプションで新しい設定ファイルを指定する
start /wait bin\x64\factorio.exe --start-server-load-latest --server-settings data\server-settings.json -c %APPDATA%\Factorio\config\config-server.ini
この状態でFactorioのクライアントを通常どおり起動し、「アドレスに接続」で localhost または自分のローカルIP(例:192.168.1.100)を入力すれば接続できます。
Linux版(Headless):専用サーバーの立て方【コマンド付き完全手順】
Linux環境では、グラフィック不要の「ヘッドレスパッケージ」を使うことで、軽量かつ効率的にサーバーを運用できます。以下ではUbuntuを例に解説しますが、他のディストリビューションでもほぼ同じ手順です。
① Headlessパッケージのダウンロードと展開
Factorio公式サイト(https://www.factorio.com/download)から「Headless」版のLinuxパッケージをダウンロードし、`/opt/factorio` に展開します。
cd /tmp
wget https://www.factorio.com/get-download/stable/headless/linux64
tar -xzf linux64 -C /opt/
ダウンロードURLは時期によって変わるため、公式サイトで最新のリンクを確認してください。
② 専用ユーザーの作成と権限設定
セキュリティ上、root以外の専用ユーザーでFactorioサーバーを実行することを推奨します。
sudo useradd -r -s /bin/false factorio
sudo chown -R factorio:factorio /opt/factorio
これにより、万が一セキュリティ上の問題が発生しても、システム全体への影響を最小限に抑えられます。
③ server-settings.json / map-gen-settings.json の設定
サンプルファイルをコピーして編集します。
cd /opt/factorio
cp data/server-settings.example.json data/server-settings.json
nano data/server-settings.json
サーバー名、パスワード、公開設定などを自分の環境に合わせて編集してください。マップ生成のカスタマイズが必要な場合は、map-gen-settings.example.json も同様にコピー・編集します。
④ セーブファイルの作成とサーバー起動
sudo -u factorio /opt/factorio/bin/x64/factorio --create /opt/factorio/saves/my-save.zip
sudo -u factorio /opt/factorio/bin/x64/factorio --start-server /opt/factorio/saves/my-save.zip --server-settings /opt/factorio/data/server-settings.json
「Hosting game at〜」というメッセージが表示されれば起動成功です。
⑤ systemdサービス化して自動起動を設定する
サーバーの再起動時にFactorioサーバーを自動で起動させるため、systemdのサービスファイルを作成します。
sudo nano /etc/systemd/system/factorio.service
以下の内容を記述します。
[Unit]
Description=Factorio Dedicated Server
After=network.target
[Service]
Type=simple
User=factorio
WorkingDirectory=/opt/factorio
ExecStart=/opt/factorio/bin/x64/factorio --start-server-load-latest --server-settings /opt/factorio/data/server-settings.json
Restart=on-failure
RestartSec=10
[Install]
WantedBy=multi-user.target
保存したら以下のコマンドで有効化します。
sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl enable factorio
sudo systemctl start factorio
sudo systemctl status factorio で「active (running)」と表示されれば成功です。
Docker版:最短5分で構築する方法【factoriotools/factorio】
Docker環境がすでにある場合、コミュニティが提供する公式対応Dockerイメージ「factoriotools/factorio」を使えば、最短5分でFactorioサーバーを構築できます。サーバーのアップデートやバックアップも容易になるため、運用面でも大きなメリットがあります。
docker-compose.yml の記述例
プロジェクト用のディレクトリを作成し、docker-compose.yml を以下の内容で作成します。
version: "3"
services:
factorio:
image: factoriotools/factorio:stable
container_name: factorio-server
ports:
- "34197:34197/udp"
- "27015:27015/tcp"
volumes:
- ./factorio-data:/factorio
restart: unless-stopped
作成したら docker-compose up -d を実行するだけでサーバーが起動します。
ボリュームマウントとセーブデータの永続化
上記の設定では、./factorio-data ディレクトリにセーブデータや設定ファイルが保存されます。コンテナを削除・再作成してもデータが消えないため、安全に運用できます。
server-settings.json は ./factorio-data/config/ 内に自動生成されます。必要に応じて編集した後、コンテナを再起動してください。
docker-compose restart
サーバー設定の変更とアップデート方法
Factorioのバージョンアップ時は、以下のコマンドでイメージを更新するだけで完了します。
docker-compose pull
docker-compose up -d
セーブデータはボリュームに永続化されているため、アップデート後も引き続き使用できます。
ポート開放(ポートフォワーディング)の設定方法
自宅PCでFactorioサーバーを立てる場合、外部のプレイヤーがサーバーに接続するためにはポート開放(ポートフォワーディング)の設定が必要です。
ルーターでのUDPポート転送手順
ポートフォワーディングの設定手順はルーターのメーカーや機種によって異なりますが、一般的な流れは以下のとおりです。
- ルーターの管理画面にアクセスする(通常は
192.168.1.1や192.168.0.1) - 「ポートフォワーディング」「ポート転送」「仮想サーバー」などの設定項目を開く
- プロトコル「UDP」、ポート番号「34197」、転送先にFactorioサーバーを動かしているPCのローカルIPアドレスを指定する
- 設定を保存して反映する
サーバーPCのローカルIPアドレスは、Windowsなら ipconfig、Linuxなら ip addr コマンドで確認できます。
ファイアウォール(Windows Defender / ufw)の設定
ルーターの設定に加え、PC側のファイアウォールでもポートを開放する必要があります。
Windows Defender ファイアウォールの場合:
- 「Windows Defender ファイアウォール」→「詳細設定」を開く
- 「受信の規則」→「新しい規則」を選択
- 「ポート」→「UDP」→「特定のローカルポート:34197」を指定
- 「接続を許可する」を選択して完了
Linux(ufw)の場合:
sudo ufw allow 34197/udp
sudo ufw reload
レンタルVPSやゲーム専用サーバーを使えば、コマンド操作なしでFactorioのマルチサーバーを構築できます。ここでは、代表的なサービスの比較と、具体的な構築手順を図解付きで紹介します。
Factorio対応のおすすめレンタルサーバー3社比較
Factorioのマルチサーバーに対応した国内の主要レンタルサーバーは、以下の3社です。
ConoHa for GAME|Factorio専用テンプレート対応
ConoHa for GAMEは、GMOインターネットグループが提供するゲーム専用のVPSサービスです。Factorio専用のテンプレートが用意されており、申し込み時にイメージタイプを選ぶだけでサーバーが自動構築されます。1GBプランから利用可能で、初期費用は無料です。時間課金にも対応しているため、短期間の利用にも適しています。
XServer VPS for Game / XServer GAMEs|高速ストレージ&管理画面が充実
XServer VPS for Gameは、高速なNVMe SSDを搭載し、直感的な管理画面で設定変更が簡単に行えるサービスです。Factorioのゲームテンプレートに対応しており、3日間198円からの短期利用も可能です。ストレージ性能が非常に高いため、大規模マップでも快適に動作します。
さくらのVPS|スタートアップスクリプト対応
さくらのVPSは、老舗のレンタルサーバー会社が提供するVPSサービスで、Factorioのスタートアップスクリプトに対応しています。サーバー作成時にスクリプトを選択するだけでFactorioサーバーが自動構築されます。安定性に定評があり、技術者向けのドキュメントも充実しています。
【比較表】料金・スペック・テンプレート有無・サポートを一覧比較
| 項目 | ConoHa for GAME | XServer VPS for Game | さくらのVPS |
|---|---|---|---|
| 最低料金(月額) | 約570円〜(長期割引時) | 約830円〜 | 約590円〜 |
| 最低メモリ | 1GB | 2GB | 512MB |
| Factorioテンプレート | あり | あり | あり(スクリプト) |
| 時間課金 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
| ストレージ | NVMe SSD 100GB | NVMe SSD 100GB | SSD 25GB〜 |
| Space Age対応 | 手動設定 | 手動設定 | 手動設定 |
ConoHa for GAMEでFactorioサーバーを立てる手順
ConoHa for GAMEを使ったFactorioサーバーの構築手順を紹介します。初心者でも10分程度で完了できます。
① アカウント作成
ConoHa for GAMEの公式サイトにアクセスし、「お申し込み」をクリックします。メールアドレスとパスワードを入力して「今すぐアカウント登録」を押すと、アカウント作成は完了です。確認メールが届いたら認証を行ってください。
② イメージタイプ「Factorio」を選択&プラン選択
サーバー作成画面で、イメージタイプから「Factorio」を選択します。料金タイプは「長期割引パス」と「時間課金」から選べます。1ヶ月以上の利用なら長期割引パスがお得です。メモリプランは、4人以下なら2GB、5〜10人なら4GB、11人以上なら8GBを目安に選びましょう。
③ rootパスワードの設定と支払い
rootパスワードを設定します。このパスワードはサーバーにコンソールからログインする際に必要となるため、必ずメモしておいてください。英語大文字・小文字・数字・記号を含む9文字以上で設定します。支払い方法を登録し、「お申し込み」を押せばサーバー構築が自動的に開始されます。
④ IPアドレスの確認
管理画面の「サーバー」一覧から、作成したサーバーのネームタグをクリックします。ネットワーク情報欄に表示されている「IPアドレス」をメモしてください。このIPアドレスを一緒に遊ぶ友達に共有します。
⑤ コンソールからサーバーへログイン確認
サーバー詳細画面で「コンソール」をクリックすると、コマンド入力画面が開きます。「login:」に root、「Password:」に先ほど設定したrootパスワードを入力してログインできれば、サーバー構築は正常に完了しています。
XServer VPS for GameでFactorioサーバーを立てる手順
XServer VPS for Gameでの構築手順も基本的な流れはConoHaと同様です。
① アカウント作成
XServer VPS for Gameの公式サイトからアカウントを作成します。必要事項を入力し、本人確認を完了させてください。
② ゲームテンプレート「Factorio」を選択
サーバー申し込み画面でアプリケーションテンプレートから「Factorio」を選択し、メモリプランを選びます。申し込みを完了すると、Factorioサーバーが自動構築されます。
③ サーバー情報の確認とアクセス
ゲームパネルにログインし、サーバー情報(IPアドレス・ポート番号)を確認します。Factorioクライアントの「マルチプレイ」→「アドレスに接続」でIPアドレスを入力すれば接続完了です。
server-settings.jsonは、Factorioサーバーの動作を制御する最も重要な設定ファイルです。ここでは、全ての設定項目について詳しく解説します。設定ファイルはJSON形式で記述し、変更後はサーバーの再起動が必要です。
サーバー名・説明・タグの設定
サーバー名(name)と説明(description)は、公開サーバーリストに表示される情報です。タグ(tags)を設定すると、他のプレイヤーがサーバーを検索する際のフィルターとして機能します。
{
"name": "My Factorio Server",
"description": "初心者歓迎!協力プレイで工場を建設しましょう",
"tags": ["co-op", "japanese", "vanilla"]
}
descriptionは最大5,000文字まで設定できます。tagsは配列形式で複数指定可能です。
公開設定(visibility)とパスワード(game_password)
visibility項目で、サーバーの公開範囲を設定します。
{
"visibility": {
"public": true,
"lan": true
},
"game_password": "my-secret-password"
}
| 設定値 | 説明 |
|---|---|
public: true | 公開サーバーリストに表示される(factorio.comの認証情報が必要) |
public: false | 公開リストに表示されない(IPアドレス直接入力で接続) |
lan: true | 同じLAN上のプレイヤーにサーバーが表示される |
game_password を設定すると、パスワードを知っているプレイヤーのみ接続できます。空文字 "" にするとパスワードなしで誰でも接続可能になります。
最大プレイヤー数(max_players)と接続制限
max_playersでサーバーに同時接続できるプレイヤー数の上限を設定します。
{
"max_players": 0
}
0 を指定すると人数無制限になります。サーバーのスペックに合わせて適切な人数を設定してください。4人以下なら2GBメモリ、5〜10人なら4GBメモリが目安です。
認証設定(username / token)の取得方法
サーバーを公開サーバーリストに掲載するには、factorio.comのアカウント情報が必要です。
{
"username": "your-factorio-username",
"token": "your-authentication-token"
}
認証トークンは、Factorioの公式サイト(https://www.factorio.com/profile)にログインすると確認できます。また、ゲームクライアントの player-data.json ファイル内にも記載されています。セキュリティ上、パスワードではなくトークンの使用を推奨します。
自動セーブ・自動一時停止の設定
サーバーの自動セーブ間隔と、プレイヤー不在時の動作を設定します。
{
"autosave_interval": 10,
"autosave_slots": 5,
"auto_pause": true
}
| 設定項目 | 説明 | 推奨値 |
|---|---|---|
autosave_interval | 自動セーブの間隔(分単位) | 5〜10 |
autosave_slots | 保持するセーブファイル数 | 3〜5 |
auto_pause | プレイヤーが全員退出したらゲームを一時停止する | true |
auto_pause を false にすると、誰もいない間もゲームが進行し続けます。バイターの侵攻を受け続けるリスクがあるため、通常は true にしておくのが安全です。
管理者リスト(server-adminlist.json)の設定方法
管理者権限を持つプレイヤーを設定するには、server-adminlist.json ファイルを作成します。設置場所は factorio-current.log と同じディレクトリです。
["admin-player-1", "admin-player-2"]
管理者はゲーム内コンソールから /ban、/kick、/promote などの管理コマンドを使用できます。ゲーム中にコンソールから /promote プレイヤー名 を実行しても管理者を追加でき、その場合はファイルも自動更新されます。
2024年10月にリリースされた拡張パック「Space Age」は、マルチプレイでも楽しめます。ただし、サーバー側でSpace Ageを有効化する設定が必要です。ここでは、Space Age対応サーバーの設定方法を解説します。
Space Ageをサーバー側で有効化する手順
Space Ageは「MOD」として管理されているため、サーバーのMOD設定ファイル mod-list.json を編集して有効化します。
- サーバーを停止する
mods/mod-list.jsonを開く- 以下の3つのMODの
enabledをtrueに変更する
{
"mods": [
{ "name": "space-age", "enabled": true },
{ "name": "elevated-rails", "enabled": true },
{ "name": "quality", "enabled": true }
]
}
- サーバーを再起動する
レンタルVPSの場合は、SSH接続またはコンソールからファイルを編集してください。XServer VPS for Gameなどではファイルマネージャーから直接編集できます。
Space Ageマルチプレイの仕様(異なる惑星に同時アクセスは可能?)
Space Ageのマルチプレイでは、プレイヤーが同時に異なる惑星で活動することが可能です。たとえば、一人がメインの惑星で工場を管理しながら、別のプレイヤーが宇宙プラットフォームを操作したり、新しい惑星を探索したりできます。
全てのプレイヤーが同じシミュレーションを共有しているため、ある惑星で行った変更は即座に他のプレイヤーにも反映されます。惑星ごとに担当を分けて効率的に開拓を進めるのが、Space Ageマルチプレイの醍醐味です。
DLC未所持プレイヤーとの互換性の注意点
Space Ageが有効化されたサーバーに接続するには、接続するプレイヤー全員がSpace AgeのDLCを所持している必要があります。DLC未所持のプレイヤーが接続しようとすると、MOD不一致のエラーが表示されて接続できません。
DLC未所持のプレイヤーと一緒に遊びたい場合は、mod-list.json でSpace Age関連のMODを全て "enabled": false に設定し、通常のFactorio 2.0として起動してください。
FactorioはMODによるカスタマイズが盛んなゲームです。マルチプレイサーバーにもMODを導入すれば、より多彩な遊び方が楽しめます。ここでは、サーバーへのMOD導入手順を解説します。
サーバーにMODを導入する手順
サーバーにMODを導入する最も簡単な方法は、まずゲームクライアント側でMODをインストールしてから、そのMODファイルをサーバーに転送する方法です。
- Factorioクライアントのメインメニューから「MOD」を開く
- MODブラウザで使いたいMODを検索してインストールする
- インストールされたMODファイル(.zip形式)は
%AppData%\Factorio\mods\に保存される - MODファイルをサーバーの
modsディレクトリにコピーする - サーバーを再起動する
Factorio公式MODポータル(https://mods.factorio.com/)から直接ダウンロードして転送することも可能です。
mod-list.json / mod-settings.dat の配置方法
MODファイルをサーバーに配置しただけでは、MODが自動的に有効にならない場合があります。mod-list.json で各MODの有効・無効を明示的に指定してください。
{
"mods": [
{ "name": "base", "enabled": true },
{ "name": "example-mod", "enabled": true }
]
}
一部のMODは独自の設定を持っています。その場合、クライアント側でMODの設定を行うと mod-settings.dat ファイルが生成されます。このファイルもサーバーの mods ディレクトリにコピーすることで、サーバー側にMOD設定を反映できます。
クライアントとのMODバージョン一致の確認方法
マルチプレイでは、サーバーとクライアントのMOD構成が完全に一致している必要があります。MOD名だけでなく、バージョンも同一でなければ接続できません。
接続時にMODの不一致がある場合、Factorioは不足・バージョン違いのMOD一覧をエラーメッセージとして表示します。クライアント側でMODのバージョンをサーバーに合わせるか、サーバー側のMODを更新してください。
MODが多い場合は、クライアントの mods フォルダの内容をそのままサーバーにアップロードするのが最も確実な方法です。
Factorioマルチサーバーへの接続方法【図解付き】
サーバーの構築が完了したら、実際にゲームから接続してマルチプレイを始めましょう。接続方法は4種類あり、サーバーの設定や環境に応じて使い分けます。
IPアドレスを直接入力して接続する方法
最もシンプルで確実な接続方法です。自前サーバーやレンタルVPSに接続する場合に使います。
- Factorioを起動し、タイトル画面で「マルチプレイ」を選択する
- 「アドレスに接続」をクリックする
- 初回接続時はユーザーネームの入力を求められるため、任意の名前を設定する
- 「IPアドレスとポート」欄に、サーバーのIPアドレスを入力する(ポート番号がデフォルトの34197であれば、IPアドレスのみの入力でOK)
- 「接続」をクリックする
パスワードが設定されている場合は、パスワード入力画面が表示されます。サーバー管理者から共有されたパスワードを入力してください。
公開サーバーリストから検索して接続する方法
サーバーが公開設定(public: true)になっている場合は、ゲーム内のサーバーリストから検索して接続できます。
- タイトル画面で「マルチプレイ」→「公開サーバーを閲覧」を選択する
- factorio.comのログイン情報を入力する
- サーバーリストが表示されるので、サーバー名やタグで検索する
- 目的のサーバーを選択して接続する
この方法はIPアドレスを知らなくても接続できるメリットがありますが、サーバー側でfactorio.comの認証設定が必要です。
Steam経由で招待して接続する方法
Steamフレンド機能を使えば、IPアドレスの共有やポート開放なしでマルチプレイが可能です。Factorioをプレイしているフレンドのプロフィールから「ゲームに参加」を選択するだけで接続できます。
ホスト側は、サーバー設定で「Steam」にチェックを入れてゲームをホストしてください。ゲスト側はSteamのフレンドリストからホストを右クリックし「ゲームに参加」を選択します。
LANゲームで接続する方法
同じネットワーク内のプレイヤー同士であれば、LANゲーム機能で自動検出して接続できます。
- タイトル画面で「マルチプレイ」→「LANゲームを見る」を選択する
- 同じネットワーク内でホストされているサーバーが自動的に表示される
- 目的のサーバーを選択して接続する
ホスト側のサーバー設定で lan: true になっていることが前提です。
マルチサーバーを構築した後、接続がうまくいかないことがあります。ここでは、よくあるトラブルとその解決方法をまとめます。
「サーバーが応答しません」と表示される場合
「サーバーが応答しません」エラーの主な原因は、IPアドレスの入力ミス、サーバー未起動、ポート未開放の3つです。
まずIPアドレスに誤りがないか確認してください。次に、サーバーが正常に起動しているかをコンソールやログで確認します。自宅サーバーの場合は、ルーターのポートフォワーディング設定でUDP 34197が正しく転送されているか、PCのファイアウォールでポートが許可されているかを確認してください。
レンタルVPSの場合は、サービス側の障害やメンテナンスが原因である可能性もあります。サービスのお知らせページを確認しましょう。
バージョン不一致で接続拒否される場合
サーバーとクライアントのFactorioバージョンが異なると接続できません。エラーメッセージにサーバー側のバージョンが表示されるため、クライアント側のバージョンを合わせてください。
Steamでは、ゲームのプロパティから「ベータ」タブを開き、特定のバージョンを指定してダウングレードできます。サーバー側をアップデートする場合は、最新版のFactorioをダウンロードしてサーバーに適用してください。
ポート開放がうまくいかない場合の確認手順
ポート開放がうまくいかない場合は、以下の手順で順番に確認します。
- サーバーPCのローカルIPアドレスが正しく指定されているか
- ルーターのポートフォワーディング設定でプロトコルが「UDP」になっているか
- PCのファイアウォールでUDP 34197が許可されているか
- ISP(インターネットプロバイダ)がUDPポートをブロックしていないか
外部からポートが開放されているか確認するには、オンラインのポートチェックツール(例:https://www.yougetsignal.com/tools/open-ports/)を使用してください。ただし、UDPのポートチェックはTCPと異なり正確に判定できない場合があるため、実際にゲームから接続テストするのが最も確実です。
MOD不一致でデシンク(Desync)が発生する場合
デシンク(Desync)は、サーバーとクライアントのゲーム状態がずれた際に発生するエラーです。MOD不一致が主な原因であり、3回連続でデシンクが発生すると自動的にゲームから切断されます。
解決するには、サーバーとクライアントで全く同じMODファイルを使用してください。クライアントの mods フォルダの内容をサーバーにそのままコピーするのが最も確実です。また、MODのローカルファイルを手動で書き換えている場合もデシンクの原因になるため、公式MODポータルからダウンロードしたファイルをそのまま使用してください。
サーバーが重い・ラグがひどい場合の改善策
サーバーの動作が重い場合は、以下の対策を順番に試してください。
| 対策 | 詳細 |
|---|---|
| サーバースペックの見直し | メモリやCPUが不足していないか確認。人数に合ったプランに変更する |
| マップの最適化 | 使用していないチャンク(遠くのエリア)の生成を制限する |
| MODの見直し | 重いMODを無効化する。特にグラフィック系MODはサーバー負荷が高い |
| 自動セーブ間隔の調整 | autosave_intervalを長めに設定する(10分以上) |
| バイターの無効化 | テスト的にバイターを無効にしてCPU負荷を確認する |
Factorioはシングルスレッド性能に依存するため、マルチコアよりもクロック周波数の高いCPUが有効です。レンタルVPSの場合は、上位プランへの変更を検討してください。
- Factorioのマルチプレイは最大何人まで?
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Factorioのマルチプレイの技術的な上限は65,535人です。ただし、これはあくまでプログラム上の上限であり、実際にこの人数で快適にプレイすることは不可能です。
現実的な上限は、サーバーのスペックやネットワーク環境によって大きく左右されます。一般的な目安としては、2GBメモリのサーバーで4人以下、4GBメモリで5〜10人、8GBメモリで11人以上が快適にプレイできる範囲です。
人気配信者のイベントなどでは100人以上のプレイヤーが同時接続した実績もありますが、その場合は非常に高スペックなサーバーが使用されています。友人同士で遊ぶ場合は、4〜8人程度であれば一般的なVPSプランでも十分快適に楽しめます。
- マルチサーバーの推奨スペック(メモリ・CPU)は?
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Factorioのマルチサーバーの推奨スペックは、最低4GBメモリ・4コアCPU、推奨8GBメモリ・6コアCPUです。
Factorioのサーバーはシングルスレッド性能を重視するため、コア数よりもクロック周波数が高いCPUの方が効果的です。Intel Xeon系やAMD EPYC系の最新プロセッサを搭載したVPSであれば、問題なく動作します。
ストレージはSSDを強く推奨します。HDDではセーブ・ロード時に大きな遅延が発生し、全プレイヤーの操作が一時停止する原因になります。NVMe SSD搭載のVPSを選べば、オートセーブ時のラグも最小限に抑えられます。
ゲームの進行度合いによっても必要スペックは変化します。序盤は少ないリソースで動作しますが、工場が大規模化してマップが広がるにつれてメモリ消費量とCPU負荷が増大します。長期的に遊ぶ予定がある場合は、余裕を持ったスペックを選んでおくことをおすすめします。
- Factorioはクロスプレイ(PC × Nintendo Switch)に対応している?
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Factorioはクロスプレイに対応しており、PC版(Steam / 公式サイト版)とNintendo Switch版のプレイヤーが同じサーバーで一緒に遊べます。
ただし、クロスプレイを利用する際には重要な注意点があります。サーバーとクライアントのFactorioバージョンが完全に一致している必要がありますが、Switch版のアップデートはPC版より遅れる傾向があります。PC版が先にバージョンアップされた場合、Switch版のアップデートが配信されるまで一時的にクロスプレイができなくなります。
また、Switch版にはMODの導入機能がありません。そのため、MODを使用しているサーバーにはSwitch版から接続できません。クロスプレイを想定する場合は、バニラ(MODなし)環境でのプレイが前提となります。
- サーバーのバージョンアップはどうやる?
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サーバーのバージョンアップ方法は、サーバーの構築方法によって異なります。
自前PCサーバー(Windows/Linux)の場合:
Factorio公式サイトから最新版をダウンロードし、既存のインストールフォルダに上書きします。セーブデータはsavesフォルダに保存されているため、アップデートしても引き継がれます。アップデート前にセーブデータのバックアップを取っておくことを推奨します。Docker版の場合:
docker-compose pullでイメージを更新し、docker-compose up -dで再起動するだけで完了します。セーブデータはボリュームに永続化されているため、自動的に引き継がれます。レンタルVPS(ConoHa / XServerなど)の場合:
サービスによって対応が異なります。ConoHa for GAMEでは運営側がバージョンアップ作業を行うため、利用者側での作業は不要です。ただし、クライアント側の自動アップデートのタイミングとずれることがあるため、接続できない場合は運営側の更新を待ってください。
- 無料でマルチサーバーを立てる方法はある?
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無料でFactorioのマルチサーバーを立てる方法は3つあります。
1つ目は、Steam機能を使ってホストする方法です。サーバー構築の必要がなく、最も手軽に始められますが、ホストがゲームを閉じると全員切断されます。
2つ目は、LAN公開でホストする方法です。同じネットワーク内にいるプレイヤー同士であれば無料で遊べますが、離れた友達とは一緒に遊べません。
3つ目は、自分のPCで専用サーバーを構築する方法です。Factorioのサーバーソフトウェアは無料でダウンロードできるため、PC代と電気代を除けば追加費用はかかりません。ただし、構築にはある程度のPC知識が必要で、外部からの接続にはポート開放やセキュリティ対策も必要です。
いずれの方法も一長一短があるため、利用人数や利用頻度に応じて最適な方法を選んでください。少人数・短時間ならSteam機能、24時間稼働で安定性を求めるなら有料のレンタルVPSがおすすめです。
- ホストがいないときも友達は遊べる?
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ホストがいないときも友達が遊べるかどうかは、サーバーの立て方によって異なります。
Steam機能やLAN公開でホストしている場合は、ホストがFactorioを終了した時点で全プレイヤーが切断されます。ホストがいなければマルチプレイは継続できません。
一方、自前PCの専用サーバーやレンタルVPSで構築した場合は、サーバーが起動している限り、ホスト(サーバー管理者)がログインしていなくても他のプレイヤーが自由に接続してプレイできます。レンタルVPSであれば24時間自動で稼働し続けるため、友達はいつでも好きなタイミングで遊べます。
「自分がいないときにも友達に遊んでもらいたい」という場合は、専用サーバーまたはレンタルVPSの利用が必須です。
この記事では、Factorioマルチサーバーの構築方法を「Steam機能」「LAN公開」「自前PCサーバー」「レンタルVPS」の4つに分けて解説しました。最後に、目的別のおすすめを整理します。
手軽に無料で遊びたいなら → Steam機能
サーバー構築の知識がなくても、数クリックでマルチプレイを始められます。少人数の友達と短時間だけ遊ぶ場合に最適です。ポート開放も不要で、Steam上のフレンド機能だけで接続できます。
24時間安定稼働させたいなら → レンタルVPS
ConoHa for GAMEやXServer VPS for Gameなどのゲーム専用VPSを使えば、安定した環境で24時間マルチプレイが可能です。Factorio専用テンプレートを使えば構築は数分で完了し、ポート開放やセキュリティの設定も不要です。月額500円〜で利用でき、コストパフォーマンスに優れています。
自由にカスタマイズしたいなら → 自前サーバー / Docker
サーバー設定を細かくカスタマイズしたい、MODを自由に導入したい、Dockerで効率的に管理したいという方には、自前PCでの専用サーバー構築がおすすめです。特にDockerを使えば、サーバーのアップデートやバックアップも容易になり、運用の手間を大幅に削減できます。
Factorioのマルチプレイは、仲間と工場を共同で建設する楽しさがあり、ソロプレイとは全く異なる体験ができます。この記事を参考に、ぜひ最適な方法でサーバーを構築し、仲間との工場建設を楽しんでください。
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