「Yahoo!広告のレポート作成に毎回何時間もかかっていませんか?」Google広告と違って、Yahoo!広告は直接Looker Studioに接続できないため、データの集計や分析に手間がかかっていると感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、無料のスクリプトとGoogleスプレッドシートを活用すれば、Yahoo!広告のデータを自動でLooker Studioに連携し、リアルタイムで可視化できるダッシュボードを構築できます。さらに、Google広告などの他媒体データとも統合できるため、複数の広告媒体を一元管理できるようになります。
この記事では、Yahoo!広告とLooker Studioを無料で連携する具体的な手順から、実践的なダッシュボード作成例、トラブルシューティングまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。レポート作成時間を大幅に削減し、データ分析により多くの時間を使えるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。
Yahoo!広告とLooker Studioを連携することで、広告運用の効率が飛躍的に向上します。ここでは、具体的なメリットを4つご紹介します。
複数媒体の広告データを一元管理できる
Looker Studioの最大のメリットは、Yahoo!広告とGoogle広告、Meta広告など、異なる広告プラットフォームのデータを1つのダッシュボードで管理できることです。
通常、各媒体の管理画面を個別に確認する必要がありますが、Looker Studioで統合すれば、すべての広告成果を一画面で把握できます。特に複数の広告媒体を運用している場合、キャンペーンごとの費用対効果を横並びで比較できるため、予算配分の最適化が容易になります。
データ統合機能(データブレンド)を使えば、日付やキャンペーン名を結合キーとして、複数の広告媒体のデータを自動的に統合できます。
リアルタイムでの成果監視が可能
Looker Studioはデータソースと常に接続しているため、広告の成果をリアルタイムで確認できます。スクリプトを毎日自動実行するよう設定すれば、昨日までの最新データが自動的にダッシュボードに反映されます。
これにより、キャンペーンの異常値や急激な変化を素早く検知し、即座に対応策を講じることが可能です。例えば、特定のキーワードのCPCが急上昇した場合や、コンバージョン率が通常より高い広告グループを発見した場合、すぐに入札調整やクリエイティブの変更といった施策を実行できます。
分析・レポート作成時間の大幅削減
従来、Yahoo!広告のデータはCSVファイルでダウンロードし、Excelで加工してレポートを作成する必要がありました。この作業には通常、半日以上かかることも珍しくありません。
Looker Studioを導入すれば、データ集計からグラフ作成まで自動化されるため、レポート作成時間を約70%削減できます。更新作業も不要で、常に最新データが表示されるため、分析や戦略立案により多くの時間を割けるようになります。
また、作成したダッシュボードは共有URLで簡単にチームメンバーやクライアントと共有できるため、会議資料の準備も不要です。
無料で本格的なダッシュボードが構築できる
Looker Studioは完全無料のBIツールで、機能制限もありません。有料のレポートツール(Databeat、Reckonerなど)を使わなくても、プロフェッショナルなダッシュボードを構築できます。
特に中小企業やスタートアップ、インハウスで広告運用している企業にとって、無料で高機能なツールが使えるメリットは大きいです。初期費用ゼロで導入でき、複雑な設定も不要なため、すぐに始められます。
主なコスト比較
| ツール | 月額費用 | 主な機能 |
|---|---|---|
| Looker Studio(無料) | 0円 | データ可視化、ダッシュボード作成、共有機能 |
| Reckoner | 3万円〜 | 広告データ自動連携、レポート作成 |
| Databeat | 5万円〜 | 複数媒体の広告データ統合、API連携 |
Yahoo!広告のデータをLooker Studioで可視化するには、適切なツールとデータフローの理解が必要です。ここでは連携の全体像を解説します。
連携に必要なツール・アカウント一覧
Yahoo!広告とLooker Studioを連携するには、以下のツールとアカウントが必要です。すべて無料で利用できます。
必須ツール・アカウント
- Yahoo!広告アカウント(検索広告またはディスプレイ広告)
- Googleアカウント
- Googleスプレッドシート
- Looker Studio(Googleアカウントで利用可能)
Yahoo!広告は検索広告とディスプレイ広告でアカウントが分かれているため、両方のデータを取得したい場合は、それぞれに対してスクリプトを設定する必要があります。
データフローの全体像(Yahoo!広告→スプレッドシート→Looker Studio)
Yahoo!広告とLooker Studioの連携は、以下の3ステップで構成されます。
データフローの流れ
- Yahoo!広告スクリプト実行
Yahoo!広告管理画面でスクリプトを設定し、広告データ(費用、クリック数、コンバージョンなど)を取得します。 - Googleスプレッドシートへ自動出力
スクリプトが毎日自動実行され、取得したデータがGoogleスプレッドシートに出力されます。 - Looker Studioでデータソース接続
スプレッドシートをデータソースとしてLooker Studioに接続し、ダッシュボードで可視化します。
Google広告と異なり、Yahoo!広告はLooker StudioにAPIで直接接続できないため、スプレッドシートを経由する必要があります。このプロセスを理解することで、トラブルが発生した際にも適切に対処できます。
連携前に準備すべきこと
スムーズに連携を進めるために、事前に以下の準備を行いましょう。
チェックリスト
- Yahoo!広告アカウントの管理者権限があるか確認
- GoogleアカウントでスプレッドシートとLooker Studioにアクセスできるか確認
- 取得したいレポートの種類を決定(キャンペーン別、広告グループ別、キーワード別など)
- 必要な指標(KPI)を明確にする(費用、クリック数、コンバージョン数、CPA、ROASなど)
特に、取得したいデータ項目を事前に決めておくことで、スクリプトのカスタマイズがスムーズになります。標準的な運用では、日別・キャンペーン別・広告グループ別の3種類のレポートを用意することが多いです。
ここからは、無料でYahoo!広告とLooker Studioを連携する具体的な手順を解説します。この方法なら、追加費用なしで本格的なダッシュボードを構築できます。
Step1: Yahoo!広告スクリプトの設定
Yahoo!広告のデータをスプレッドシートに出力するには、まずYahoo!広告管理画面でスクリプトを設定します。
設定手順
- Yahoo!広告管理画面にログイン後、「ツール」→「Yahoo!広告スクリプト」を選択
- 右上の「外部ツール連携」ボタンをクリックし、Googleアカウントでサインイン
- 連携が成功すると、ステータスが「連携済み」に変わります
- 「新規作成」ボタンから新しいスクリプトを作成
取得するデータ項目の選定
スクリプトで取得できる主なデータ項目は以下の通りです。目的に応じて必要な項目を選択しましょう。
- 基本指標: 費用、表示回数、クリック数、クリック率(CTR)
- コンバージョン指標: コンバージョン数、コンバージョン単価(CPA)、コンバージョン率
- 収益指標: コンバージョン値、広告費用対効果(ROAS)
- 詳細情報: キャンペーン名、広告グループ名、キーワード、デバイス、地域
一般的には、日別×キャンペーン別、日別×広告グループ別、日別×キーワード別の3パターンでスクリプトを作成すると、多角的な分析が可能になります。
Googleスプレッドシートへの出力設定
スクリプト内で、データを出力するGoogleスプレッドシートのIDを指定します。スプレッドシートIDは、URLの「/d/」以降「/edit」までの文字列です。
例: https://docs.google.com/spreadsheets/d/【ここがスプレッドシートID】/edit
スプレッドシート内には、出力したいレポートごとにタブ(シート)を分けて用意しておきます。タブ名は「campaign_report」「adgroup_report」など、後から見てわかりやすい名前にしましょう。
Step2: Googleスプレッドシートのデータ整形
Yahoo!広告スクリプトから出力されたデータは、Looker Studioで正しく読み込めるように整形する必要があります。
スプレッドシートのデータ構造最適化
Looker Studioで読み込む際は、1行目にヘッダー(列名)、2行目以降にデータという構造が基本です。スクリプトの出力データがこの形式になっているか確認しましょう。
また、空白行や結合セルがあると、Looker Studioでエラーが発生する可能性があるため、データ範囲をクリーンに保つことが重要です。
日付フォーマットの統一
日付の形式が統一されていないと、Looker Studioで時系列分析ができません。Yahoo!広告のスクリプトでは、日付を「YYYYMMDD」形式で出力することが多いため、必要に応じて「YYYY-MM-DD」や「YYYY/MM/DD」形式に変換します。
Googleスプレッドシートの関数を使えば簡単に変換できます。
=TEXT(A2,"YYYY-MM-DD")
数値データの型変換
費用やクリック数などの数値データが文字列として認識されている場合、計算や集計ができません。スプレッドシート上で数値型に変換しておきましょう。
特に、Yahoo!広告から出力されるデータには、数値にカンマが含まれている場合があるため、以下の関数で処理します。
=VALUE(SUBSTITUTE(A2,",",""))
これにより、「1,000」という文字列が数値の「1000」に変換されます。
Step3: Looker Studioでのデータソース接続
整形したスプレッドシートをLooker Studioに接続します。この作業は数分で完了します。
スプレッドシートをデータソースとして追加
- Looker Studio(https://lookerstudio.google.com/)にアクセス
- 左上の「作成」→「データソース」を選択
- コネクタ一覧から「Googleスプレッドシート」を選択
- 連携したいスプレッドシートとシート(タブ)を選択
- 「接続」ボタンをクリック
フィールドの設定とデータ型の確認
データソース接続後、各フィールド(列)のデータ型を確認します。自動認識されない場合は、手動で設定を変更しましょう。
主なデータ型:
- 日付: 日付
- テキスト: キャンペーン名、広告グループ名など
- 数値: 費用、クリック数、コンバージョン数など
- パーセント: クリック率、コンバージョン率など
- 通貨: 費用、コンバージョン値など
特に日付フィールドは、正しく「日付」型に設定されていないと、時系列グラフが作成できません。
データの更新頻度設定
Looker Studioのデータソースは、デフォルトで12時間ごとに自動更新されます。より頻繁な更新が必要な場合は、スプレッドシート側で関数を使って定期的にデータを更新する設定を行います。
Yahoo!広告スクリプトを毎日自動実行するよう設定していれば、Looker Studioでも常に最新のデータが表示されます。
Step4: Google広告など他媒体データとの統合
Yahoo!広告だけでなく、Google広告や他の広告媒体のデータも統合すれば、より包括的な分析が可能になります。
データブレンド機能の使い方
Looker Studioの「データブレンド」機能を使えば、異なるデータソースを統合できます。
- Looker Studioのレポート編集画面で「リソース」→「追加済みのデータソースを管理」を選択
- 「データをブレンド」をクリック
- 統合したい2つ以上のデータソース(Table1にGoogle広告、Table2にYahoo!広告など)を選択
- 結合タイプを選択(通常は「完全外部結合」を推奨)
結合タイプの選択
- 左外部結合: Table1のすべてのデータと、一致するTable2のデータ
- 右外部結合: Table2のすべてのデータと、一致するTable1のデータ
- 内部結合: 両方のテーブルに存在するデータのみ
- 完全外部結合: 両方のテーブルのすべてのデータ(推奨)
結合キー(日付、キャンペーン名等)の設定
データブレンドでは、どのフィールドを基準にデータを統合するかを指定します。これを「結合キー」と呼びます。
一般的な結合キー:
- 日付: 日別の成果を統合する場合
- キャンペーン名: キャンペーン別の成果を統合する場合
- 複数キー: 日付×キャンペーン名など、複数の条件で統合
例えば、Google広告の「campaign.name」とYahoo!広告の「CAMPAIGN_NAME」を結合キーとして設定すれば、同じキャンペーン名のデータが統合されます。
ディメンションと指標の整理
データブレンドでは、各データソースのフィールドを「ディメンション」(分析軸)と「指標」(数値)に分類します。
- ディメンション: 日付、キャンペーン名、広告グループ名など
- 指標: 費用、クリック数、コンバージョン数など
統合後は、「Google広告_費用」「Yahoo広告_費用」のように、どの媒体のデータかがわかるようにフィールド名を設定すると、後の分析がスムーズです。
実際にコピーして使えるYahoo!広告スクリプトのサンプルコードを紹介します。このコードを使えば、すぐにデータ取得を開始できます。
基本的なデータ取得スクリプト
以下は、キャンペーン別の日次レポートを取得する基本的なスクリプトです。Yahoo!広告の検索広告で動作します。
function main() {
// スプレッドシートIDを設定(https://docs.google.com/spreadsheets/d/【ここ】/edit)
var SPREADSHEET_ID = 'あなたのスプレッドシートID';
var SHEET_NAME = 'campaign_report'; // シート名
// レポート期間の設定(昨日のデータを取得)
var yesterday = new Date();
yesterday.setDate(yesterday.getDate() - 1);
var dateString = Utilities.formatDate(yesterday, 'JST', 'yyyyMMdd');
// レポートの設定
var report = AdsApp.report(
'SELECT ' +
'CampaignName, ' +
'Day, ' +
'Cost, ' +
'Impressions, ' +
'Clicks, ' +
'Ctr, ' +
'Conversions, ' +
'ConversionRate, ' +
'CostPerConversion ' +
'FROM CAMPAIGN_PERFORMANCE_REPORT ' +
'WHERE Day = "' + dateString + '" ' +
'ORDER BY Cost DESC'
);
// スプレッドシートに出力
report.exportToSpreadsheet(SPREADSHEET_ID, SHEET_NAME);
Logger.log('レポート出力完了: ' + dateString);
}
カスタマイズのポイント
- SPREADSHEET_ID: 自分のGoogleスプレッドシートIDに書き換え
- SHEET_NAME: 出力先のシート名に合わせて変更
- SELECT句: 取得したいデータ項目を追加・削除
- WHERE句: 期間やキャンペーン名などの条件を指定
- ORDER BY句: 並び順を指定(費用降順など)
取得可能な主なフィールド
- CampaignName: キャンペーン名
- AdGroupName: 広告グループ名
- Keyword: キーワード
- Cost: 費用
- Impressions: 表示回数
- Clicks: クリック数
- Ctr: クリック率
- Conversions: コンバージョン数
- ConversionRate: コンバージョン率
- CostPerConversion: コンバージョン単価
広告グループ別レポートのスクリプト例
var report = AdsApp.report(
'SELECT ' +
'CampaignName, ' +
'AdGroupName, ' +
'Day, ' +
'Cost, ' +
'Clicks, ' +
'Conversions ' +
'FROM ADGROUP_PERFORMANCE_REPORT ' +
'WHERE Day DURING YESTERDAY ' +
'ORDER BY Conversions DESC'
);
FROM句を「ADGROUP_PERFORMANCE_REPORT」に変更し、SELECT句に「AdGroupName」を追加するだけで、広告グループ別のレポートが取得できます。
スクリプトの自動実行設定
一度スクリプトを設定すれば、毎日自動でデータを更新できます。手動実行の手間が不要になり、常に最新データがLooker Studioに反映されます。
毎日自動でデータ更新する設定方法
- Yahoo!広告スクリプトの編集画面で「スケジュール設定」をクリック
- 「新しいスケジュールを追加」を選択
- 実行頻度を「毎日」に設定
- 実行時間を指定(例: 午前3時)
- 「保存」をクリック
これで、指定した時間に自動的にスクリプトが実行され、スプレッドシートにデータが追加されます。
実行時間の最適化
スクリプトの実行時間は、Yahoo!広告のデータ更新タイミングを考慮して設定しましょう。
- 推奨時間: 午前3時〜5時
- 理由: 前日のデータが確定している時間帯
- 避けるべき時間: 午前0時〜2時(データ集計中の可能性)
複数のスクリプト(キャンペーン別、広告グループ別など)を実行する場合は、それぞれ5分程度ずらして設定すると、同時実行によるエラーを回避できます。
エラー通知の設定
スクリプト実行時にエラーが発生した場合、メール通知を受け取る設定も可能です。
- スクリプト編集画面で「通知設定」を選択
- 「エラー発生時に通知」をONに設定
- 通知先メールアドレスを入力
- 「保存」をクリック
これにより、スクリプトの実行エラーを見逃さず、すぐに対処できます。定期的に実行ログを確認し、エラーがないかチェックする習慣も大切です。
データソースの準備ができたら、いよいよダッシュボードを作成します。見やすく、使いやすいダッシュボードを作るためのポイントを解説します。
Yahoo!広告×Google広告統合ダッシュボード
複数媒体の成果を一元管理できるダッシュボードの構成例をご紹介します。
推奨レイアウト・構成
効果的なダッシュボードは、情報の優先度に基づいてレイアウトされています。
上部エリア(重要KPI)
- 総費用、総クリック数、総コンバージョン数などのスコアカード
- 前週比・前月比の増減率
- 目標達成率(予算消化率、目標CV数など)
中央エリア(時系列推移)
- 日別の費用・コンバージョン推移グラフ
- 媒体別(Yahoo!/Google)の比較グラフ
- 週次・月次のトレンド分析
下部エリア(詳細データ)
- キャンペーン別の成果一覧表
- 広告グループ別の詳細データ
- デバイス別・地域別のセグメント分析
表示すべき主要指標(費用、CPC、CV、ROAS等)
ダッシュボードには、運用判断に必要な指標を厳選して表示します。すべての指標を詰め込むと、かえって見づらくなるため注意が必要です。
必須指標
- 費用(Cost)
- 表示回数(Impressions)
- クリック数(Clicks)
- クリック率(CTR)
- クリック単価(CPC)
- コンバージョン数(Conversions)
- コンバージョン率(CVR)
- コンバージョン単価(CPA)
補助指標
- 広告費用対効果(ROAS): EC事業者の場合
- 平均掲載順位: 検索広告の場合
- インプレッションシェア: 競合分析用
- 品質スコア: キーワード最適化用
媒体ごと(Yahoo!/Google)に同じ指標を並べることで、パフォーマンスの比較が容易になります。
実際のダッシュボードでは、以下のようなビジュアルを組み合わせます。
- サマリーカード: 画面上部に大きく表示し、重要KPIを一目で確認
- 折れ線グラフ: 日別の費用・CV推移を時系列で表示
- 積み上げ棒グラフ: 媒体別の費用内訳を視覚的に比較
- データテーブル: キャンペーン名、費用、CV数、CPAなどを一覧表示
色の使い方も重要で、Yahoo!広告は赤系、Google広告は青系など、媒体ごとに色を統一すると識別しやすくなります。
効果的なグラフ・表の選び方
Looker Studioには多様なグラフタイプがありますが、データの特性に応じて適切なものを選ぶことが重要です。
時系列データには折れ線グラフ
日別、週別、月別などの時系列データを表示する場合は、折れ線グラフが最適です。トレンドの変化や傾向を直感的に把握できます。
設定のポイント
- X軸: 日付
- Y軸: 費用、クリック数、コンバージョン数など
- 系列: 媒体別(Yahoo!/Google)に分けて表示
- スムージング: 日次データはオフ、週次・月次データはオンで見やすくなる
媒体別比較には棒グラフ
複数の広告媒体やキャンペーンのパフォーマンスを比較する場合は、棒グラフが適しています。
横棒グラフの活用
- キャンペーン名が長い場合は、横棒グラフを使うと見やすい
- 費用やCV数の大きい順に並べ替えると、優先度がわかりやすい
- 色分けで媒体別に識別できるようにする
積み上げ棒グラフ
- 全体の構成比を見たい場合に有効
- 例: 月間の総費用を媒体別に積み上げて表示
KPI監視にはスコアカード
重要な指標を大きく表示するには、スコアカードが最適です。数値だけでなく、前期比の増減率も併せて表示することで、パフォーマンスの変化を即座に把握できます。
スコアカードの設定
- 指標: 費用、CV数、CPAなど
- 比較期間: 前週比、前月比、前年同期比
- 条件付き書式: 目標未達の場合は赤、達成の場合は緑で表示
ダッシュボード上部に3〜5個のスコアカードを配置し、最も重要なKPIを常に監視できるようにしましょう。
フィルタ・期間設定の実装
ダッシュボードに動的なフィルタ機能を追加すれば、ユーザーが自由に条件を変更して分析できます。
日付範囲フィルタの追加
最も基本的かつ重要なフィルタが、日付範囲の設定です。
- Looker Studioのツールバーから「コントロールを追加」→「期間」を選択
- ダッシュボード上部に配置
- デフォルト期間を「直近30日」や「今月」などに設定
- 自動日付範囲をONにすると、常に「昨日まで」が表示される
これにより、ユーザーは任意の期間のデータを自由に確認できます。
キャンペーン別フィルタの設定
特定のキャンペーンに絞り込んで分析したい場合は、ドロップダウンフィルタを追加します。
- 「コントロールを追加」→「ドロップダウンリスト」を選択
- ディメンションに「キャンペーン名」を設定
- 「複数選択を許可」をONにすると、複数キャンペーンの比較が可能
- 「すべて含める」オプションを追加すると、全キャンペーンの表示も可能
デバイス・地域などのセグメント
より詳細な分析のために、デバイス別や地域別のフィルタも追加できます。
デバイスフィルタの例
- PC、スマートフォン、タブレットで絞り込み
- デバイスごとの費用対効果を比較
- モバイル最適化の効果測定に活用
地域フィルタの例
- 都道府県別、市区町村別で絞り込み
- 地域別の広告パフォーマンスを分析
- エリアマーケティングの戦略立案に活用
フィルタを追加する際は、画面の左右どちらかにまとめて配置すると、ユーザーが操作しやすくなります。
無料のスクリプト連携が難しい場合や、より多機能なツールを求める場合は、有料の連携ツールも選択肢になります。
Reckonerを使った自動連携
Reckonerは、広告データを自動的にスプレッドシートやBigQueryに連携できるSaaSツールです。
Reckonerの特徴と料金
主な特徴
- Yahoo!広告、Google広告、Meta広告など主要媒体に対応
- SQLを書かずにマウス操作でデータ加工が可能
- 複数媒体のデータを自動的に統合
- スケジュール実行で毎日自動更新
料金体系
- 月額30,000円〜(取得データ量により変動)
- 初期費用: 無料
- 14日間の無料トライアルあり
設定の簡易さとメリット
Reckonerの最大のメリットは、技術的な知識がなくても簡単に設定できる点です。
設定手順
- Reckonerにログインし、広告アカウントを接続
- 画面上で取得したいデータ項目を選択
- 出力先(Googleスプレッドシートなど)を指定
- 実行スケジュールを設定
スクリプトを書く必要がなく、UIで全ての設定が完結します。複数の広告アカウントを管理している代理店や、エンジニアリソースが限られている企業に適しています。
無料スクリプトとの比較
| 項目 | 無料スクリプト | Reckoner |
|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 月額30,000円〜 |
| 設定難易度 | 中〜高(コーディング必要) | 低(UI操作のみ) |
| メンテナンス | 自分で管理 | ツール側で自動対応 |
| データ加工 | スプレッドシート関数で対応 | UI上で直感的に操作 |
| 複数媒体統合 | 手動で設定 | 自動で統合可能 |
予算に余裕があり、運用工数を最小限にしたい場合は、Reckonerなどの有料ツールの導入を検討する価値があります。
その他の連携ツール比較
Yahoo!広告とLooker Studioを連携できる有料ツールは複数あります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
KOBIT、Databeat等の紹介
Databeat
- 特徴: BigQueryにデータを格納し、Looker Studioと連携
- 対応媒体: Yahoo!広告、Google広告、Meta広告、LINE広告など
- 料金: 月額50,000円〜
- メリット: 大量のデータを高速処理でき、複雑な分析に対応
KOBIT
- 特徴: ノーコードでデータパイプラインを構築
- 対応媒体: 主要な広告媒体全般
- 料金: 要問い合わせ
- メリット: 柔軟なデータ加工が可能
CData Connect AI
- 特徴: 270種類以上のデータソースに対応
- 対応媒体: Yahoo!広告、各種SaaS、データベースなど
- 料金: 月額費用(プランにより異なる)
- メリット: Yahoo!広告以外のデータも統合可能
各ツールの特徴・価格帯
| ツール名 | 月額料金 | 対応媒体数 | 技術レベル | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| Reckoner | 30,000円〜 | 10+ | 初心者向け | 中小企業の広告レポート |
| Databeat | 50,000円〜 | 20+ | 中級者向け | 大規模広告運用 |
| KOBIT | 要問い合わせ | 多数 | 中〜上級者向け | データ基盤構築 |
| CData Connect | 要問い合わせ | 270+ | 中級者向け | 全社データ統合 |
選定ポイント
ツールを選定する際は、以下のポイントを考慮しましょう。
- 予算: 月額費用と初期費用を確認
- 対応媒体: 現在および将来使用する広告媒体に対応しているか
- 使いやすさ: 技術レベルに合った操作性か
- サポート体制: 日本語サポートや導入支援があるか
- 拡張性: 今後のデータ量増加に対応できるか
まずは無料トライアルを活用し、自社の運用に合うかどうかを確認することをおすすめします。
Yahoo!広告とLooker Studioの連携では、いくつかの典型的な課題が発生することがあります。ここでは、よくある問題とその解決方法を解説します。
データが正しく取得できない場合
スクリプトを実行してもデータが取得できない、またはエラーが発生する場合の対処法です。
スクリプトのエラー確認方法
Yahoo!広告スクリプトでエラーが発生した場合、まずログを確認します。
- Yahoo!広告スクリプトの管理画面で「ログ」タブを選択
- 実行履歴とエラーメッセージを確認
- エラーの種類に応じて対処
よくあるエラーと対処法
エラー1: 「Spreadsheet not found」
- 原因: スプレッドシートIDが間違っている
- 対処: スプレッドシートのURLから正しいIDをコピーして設定
エラー2: 「Permission denied」
- 原因: スプレッドシートへのアクセス権限がない
- 対処: Yahoo!広告スクリプトで使用しているGoogleアカウントに、スプレッドシートの編集権限を付与
エラー3: 「Invalid query」
- 原因: SELECT文の構文エラー
- 対処: フィールド名のスペルミスや、存在しないフィールドを指定していないか確認
API制限・権限エラーの対処
Yahoo!広告APIには、1日あたりの実行回数制限があります。制限に達した場合は、翌日まで待つか、実行頻度を調整します。
また、Yahoo!広告アカウントの管理者権限がないと、スクリプトが実行できない場合があります。アカウント管理者に権限付与を依頼しましょう。
データ欠損時のチェックポイント
スクリプトは正常に実行されているのに、特定のデータが欠けている場合は、以下を確認します。
- WHERE句の条件が厳しすぎないか(データが絞り込まれすぎている)
- 対象期間にデータが存在するか(配信していない日など)
- Yahoo!広告の管理画面でも同じデータが確認できるか
【すぐ解決】Looker Studioエラー対処法|よくある10の問題と解決手順
データ更新が反映されない場合
スプレッドシートにはデータが出力されているのに、Looker Studioで最新データが表示されない場合の対処法です。
Looker Studioのキャッシュクリア
Looker Studioは、パフォーマンス向上のためにデータをキャッシュしています。キャッシュが原因で最新データが表示されないことがあります。
キャッシュクリア手順
- Looker Studioのレポート編集画面を開く
- 右上の「︙」メニューから「更新」を選択
- 「データを更新」をクリック
これでキャッシュがクリアされ、最新データが取得されます。
データソースの再接続
キャッシュクリアでも解決しない場合は、データソースを一度削除して再接続します。
- 「リソース」→「追加済みのデータソースを管理」を選択
- 問題のデータソースを削除
- 改めてGoogleスプレッドシートを接続
ただし、この方法ではダッシュボード上のグラフ設定も失われる可能性があるため、事前にバックアップを取ることをおすすめします。
スプレッドシート側の確認事項
Looker Studio側に問題がない場合、スプレッドシート側を確認します。
- スクリプトが実際に実行されているか(Yahoo!広告スクリプトのログを確認)
- スプレッドシートに最新データが追加されているか
- データの形式が変わっていないか(列の順序や名前が変更されていると、Looker Studioで認識できない)
スプレッドシートのデータ範囲がA1:Z1000のように固定されている場合、データが増えると範囲外になることがあります。データ範囲を「A:Z」のように列全体を指定しましょう。
【すぐ解決】Looker Studioエラー対処法|よくある10の問題と解決手順
複数媒体データの結合がうまくいかない場合
Google広告とYahoo!広告のデータをブレンドしたのに、正しく統合されない場合の対処法です。
結合キーの不一致解消
データブレンドが失敗する最も一般的な原因は、結合キーの不一致です。
例: 日付形式の不一致
- Google広告: 「2025-01-20」
- Yahoo!広告: 「20250120」
この場合、日付フィールドが一致せず、データが結合されません。スプレッドシート上で、Yahoo!広告の日付を「YYYY-MM-DD」形式に統一する必要があります。
例: キャンペーン名の不一致
- Google広告: 「春のキャンペーン」
- Yahoo!広告: 「春のキャンペーン 」(末尾に空白)
見た目は同じでも、空白やタブ文字が含まれていると別物と認識されます。TRIM関数で空白を削除しましょう。
=TRIM(A2)
データ型の統一方法
結合キーのデータ型が一致していないと、正しく結合されません。
よくあるデータ型の不一致
- 日付: 一方が「日付」型、もう一方が「テキスト」型
- 数値: 一方が「数値」型、もう一方が「テキスト」型
Looker Studioのデータソース設定画面で、各フィールドのデータ型を確認し、必要に応じて変更します。特に日付フィールドは、両方とも「日付」型に設定されているか確認しましょう。
NULL値の扱い
一方のデータソースにしか存在しないキャンペーンがある場合、もう一方のデータはNULL(空白)になります。
対処法
- 完全外部結合を使用すると、両方のデータが保持される
- NULL値を「0」に置き換える場合は、計算フィールドで
IFNULL(費用, 0)のように設定 - NULL値を除外したい場合は、フィルタで「NULL を除外」を設定
データブレンドは複雑な機能のため、最初はシンプルな結合(日付のみ)から始めて、徐々に複雑な条件を追加していくと、エラーの原因を特定しやすくなります。
Looker Studioで可視化したデータを、実際の広告運用改善にどう活かすかを解説します。
運用改善に活かす分析手法
ダッシュボードを見るだけでは意味がありません。データから洞察を得て、具体的なアクションにつなげることが重要です。
時間帯別パフォーマンス分析
Yahoo!広告のデータを時間帯別に分析することで、最も効果的な配信時間を特定できます。
分析方法
- Yahoo!広告スクリプトで「HourOfDay」(時間帯)のデータを取得
- Looker Studioで時間帯別の費用・CV・CVRをグラフ化
- CVRが高い時間帯を特定
- Yahoo!広告の「広告のスケジュール設定」で入札調整
例えば、21時〜23時のCVRが他の時間帯より30%高い場合、その時間帯の入札を強化することで、全体のCPAを改善できます。
キーワード別ROAS分析
EC事業者の場合、キーワードごとのROAS(広告費用対効果)を分析することで、注力すべきキーワードを明確にできます。
分析のステップ
- スクリプトでキーワード別の費用・コンバージョン値を取得
- Looker Studioで「ROAS = コンバージョン値 ÷ 費用」の計算フィールドを作成
- ROASが高いキーワードと低いキーワードを識別
- ROASが低いキーワードの入札を下げるか、除外キーワードに追加
ROASの目安
- 3.0以上: 優良キーワード(入札強化)
- 2.0〜3.0: 平均的(現状維持)
- 2.0未満: 改善が必要(入札調整または停止検討)
デバイス・地域別の最適化
デバイスや地域によって広告のパフォーマンスは大きく異なります。セグメント別の分析で、きめ細かな最適化が可能です。
デバイス別分析
- スマートフォンのCVRがPCより高い場合: モバイル入札調整を+20%〜+50%に設定
- タブレットのCPAが高い場合: タブレット入札を-30%に調整
地域別分析
- 特定の都道府県でCVRが高い場合: その地域への配信予算を増加
- 成果が出ない地域: 配信対象から除外
Looker Studioのフィルタ機能を使えば、デバイスや地域を切り替えながら、多角的に分析できます。
【図解付き】Looker Studioフィルター機能完全マスター|基礎から応用テクニックまで実例で解説
クライアントレポートへの活用
広告代理店やマーケティング担当者がクライアントに報告する際も、Looker Studioのダッシュボードは非常に有効です。
見やすいレポートデザインのコツ
クライアントに提出するレポートは、専門知識がない人でも理解できるデザインが求められます。
デザインの原則
- 重要な情報を上部に配置: 総費用、CV数、CPAなどのKPIはページの最上部に
- 色を統一: ブランドカラーや媒体ごとの色を一貫して使用
- 余白を確保: 詰め込みすぎず、見やすさを優先
- シンプルなグラフ: 複雑なグラフより、シンプルな棒グラフや折れ線グラフが理解しやすい
- 注釈を追加: 大きな変動があった場合は、テキストボックスで理由を説明
クライアント向けレイアウト例
- ページ1: サマリー(当月の全体成果)
- ページ2: トレンド分析(前月比・前年比)
- ページ3: キャンペーン別詳細
- ページ4: 改善提案と次月のアクションプラン
共有設定とアクセス権限管理
Looker Studioのレポートは、URLを共有するだけでクライアントに提供できます。
共有方法
- レポート画面右上の「共有」ボタンをクリック
- 「リンクを知っている全員が閲覧可」に設定
- URLをコピーしてクライアントにメール送信
アクセス権限の種類
- 閲覧のみ: クライアント向け(データは見られるが編集不可)
- 編集可: チーム内部での共有用
- 特定のユーザーのみ: メールアドレスを指定して閲覧権限を付与
機密性の高いデータを扱う場合は、「特定のユーザーのみ」を選択し、クライアントのメールアドレスを個別に登録しましょう。
定期配信の自動化
Looker Studioには、レポートを自動でメール配信する機能があります。
自動配信の設定
- レポート画面右上の「︙」メニューから「レポートをメール送信」を選択
- 配信頻度を設定(毎日/毎週/毎月)
- 配信先のメールアドレスを入力
- PDFまたはリンクを選択
- 「スケジュール」をクリック
これで、毎週月曜日の朝9時に、先週の成果レポートが自動的にクライアントに届くような設定が可能です。レポート作成の手間が完全に自動化され、運用工数を大幅に削減できます。
【2026年最新】Looker Studio使い方完全ガイド|初心者から上級者まで実践的テクニック満載
Yahoo!広告とLooker Studioの連携により、広告運用の効率は劇的に向上します。最後に、この記事の要点をまとめます。
連携手順の要点まとめ
Yahoo!広告とLooker Studioを連携する手順は、以下の4ステップです。
- Yahoo!広告スクリプトの設定: 取得したいデータ項目を選定し、スクリプトを作成
- スプレッドシートへの出力: スクリプトを毎日自動実行し、Googleスプレッドシートにデータを蓄積
- Looker Studioでの接続: スプレッドシートをデータソースとして接続し、フィールド設定を確認
- ダッシュボード作成: グラフ・表を配置し、フィルタ機能を追加して完成
無料で実装できるため、予算が限られている企業でもすぐに始められます。技術的な知識が不足している場合は、Reckonerなどの有料ツールも選択肢として検討しましょう。
導入による具体的な効果
Looker Studio導入により、以下のような効果が期待できます。
業務効率化
- レポート作成時間を約70%削減
- データ集計の自動化により、分析時間が増加
- 複数媒体の管理画面を行き来する手間が不要
意思決定の迅速化
- リアルタイムでデータを確認できるため、問題の早期発見が可能
- 視覚的にわかりやすいため、チーム全体でデータを共有しやすい
- KPIの達成状況を常時監視でき、予算調整が容易
広告成果の向上
- データに基づいた最適化により、CPAが平均15〜30%改善
- 効果的なキャンペーンに予算を集中でき、ROASが向上
- A/Bテストの結果を素早く可視化し、PDCAサイクルが加速
次のステップ(高度な分析への展開)
基本的な連携ができたら、次のステップとして以下の高度な活用にチャレンジしてみましょう。
1. 他の広告媒体との統合
- Meta広告、LINE広告などのデータも統合
- 全広告媒体の成果を一元管理し、チャネル横断での分析を実現
2. Google Analyticsとの連携
- 広告データとWebサイトのアクセス解析データを統合
- 広告流入後のユーザー行動を詳細に分析
- コンバージョンに至るまでのファネル分析を実施
3. BigQueryの活用
- 大量のデータを高速に処理したい場合は、BigQueryを導入
- より複雑なSQL分析や機械学習の適用が可能
4. 予測分析の導入
- 過去のデータから将来のトレンドを予測
- 季節変動を考慮した予算計画の立案
- 異常値検知による自動アラート設定
Yahoo!広告とLooker Studioの連携は、データドリブンな広告運用の第一歩です。この記事で紹介した方法を実践し、継続的な改善を重ねることで、広告運用の成果を最大化していきましょう。
- Yahoo!広告とLooker Studioの連携に費用はかかりますか?
-
無料で連携できます。Yahoo!広告スクリプトとGoogleスプレッドシート、Looker Studioはすべて無料で利用可能です。
ただし、スクリプト作成に技術的な知識が必要なため、それが難しい場合はReckoner(月額30,000円〜)やDatabeat(月額50,000円〜)などの有料ツールを利用する選択肢もあります。有料ツールは設定が簡単で、複数媒体のデータ統合も自動化できるメリットがあります。
また、大量のデータを扱う場合はBigQueryの利用も検討できますが、これも基本的には低コストで利用できます(従量課金制で、月数百円〜数千円程度)。
- スクリプトの知識がなくても連携できますか?
-
スクリプトの基本的な知識があれば連携可能ですが、全くの初心者には少し難しいかもしれません。
この記事で紹介したサンプルコードをコピー&ペーストし、スプレッドシートIDなど最小限の部分だけ書き換えれば動作します。プログラミング経験がなくても、手順通りに進めれば設定できるレベルです。
もし技術的なハードルが高いと感じる場合は、以下の選択肢があります。
- 無料のスクリプトテンプレートを提供しているサイト(例: 石黒堂株式会社)からダウンロード
- 社内のエンジニアに依頼
- Reckonerなどのノーコードツールを利用
また、Looker Studioコミュニティやフォーラムで質問すれば、解決策を教えてもらえることも多いです。
- データの更新頻度はどのくらいですか?
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Yahoo!広告スクリプトを毎日自動実行するよう設定すれば、毎日最新データが反映されます。
一般的な更新頻度
- Yahoo!広告スクリプト: 毎日午前3時〜5時に自動実行を推奨
- Googleスプレッドシート: スクリプト実行直後に更新
- Looker Studio: データソースは12時間ごとに自動キャッシュ更新(手動更新も可能)
リアルタイム更新が必要な場合は、スクリプトの実行頻度を1時間ごとなどに設定することも可能ですが、Yahoo!広告のデータ自体が完全にリアルタイムではないため、通常は1日1回の更新で十分です。
なお、Looker Studioで「データを更新」ボタンをクリックすれば、いつでも手動で最新データを取得できます。
- Google広告との統合は難しいですか?
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Google広告との統合は比較的簡単です。なぜなら、Google広告はLooker Studioに直接接続できるため、Yahoo!広告のようにスクリプトを使う必要がありません。
統合手順
- Looker Studioで新しいデータソースを作成
- コネクタ一覧から「Google広告」を選択
- 連携したい広告アカウントを選択
- データブレンド機能でYahoo!広告のデータと統合
データブレンドでは、日付やキャンペーン名を結合キーとして設定します。ただし、Google広告とYahoo!広告でキャンペーン名の命名ルールが異なる場合は、事前に統一しておくとスムーズです。
例えば、Google広告で「春_検索_ブランド」、Yahoo!広告で「春_検索_ブランド」のように、媒体を問わず同じ命名ルールを使うことをおすすめします。
- ダッシュボードのテンプレートはありますか?
-
Looker Studioのギャラリーやコミュニティサイトで、無料のテンプレートが公開されています。
テンプレート入手先
- Looker Studio公式ギャラリー: 基本的なダッシュボードテンプレート
- DataVista(https://inno-mark.jp/datavista/): Looker Studio専門メディアでテンプレート提供
- 有料テンプレート: inhouse-plus.jp などで高品質なテンプレートを販売(月額数千円〜)
テンプレートを使えば、ゼロから作るよりも短時間で本格的なダッシュボードが完成します。ただし、自社のKPIやレポート要件に合わせてカスタマイズする必要があるため、基本的な操作方法は学んでおきましょう。
また、テンプレートを参考にしながら、自社専用のダッシュボードを作成することで、より実践的なスキルが身につきます。
参考文献・引用元
Cyber Horn: https://cyberhorn.co.jp/blog/google-yahoo/
ウェブタノモー: https://townlife-cr.jp/blog/2025/06/01/3600/
coconalaブログ: https://coconala.com/blogs/724315/417679
inhouse-plus: https://inhouse-plus.jp/portfolio/yahoo-ads-report/
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