Looker Studioでデータセットに接続できないエラーでお困りではありませんか?データの可視化作業中に突然エラーが発生し、レポート作成が中断してしまうことは多くのユーザーが経験する悩みです。本記事では、Looker Studioで発生する様々なエラーの原因と、具体的な解決手順を詳しく解説します。権限設定やデータソースの問題から、ネットワークエラーまで、あらゆるトラブルに対応できる実践的な対処法をご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
Looker studioのエラーの意味を理解することでレポート作成時にどこでエラーになりどのような対応をするべきかも理解できるように紹介します。
Looker Studioで最も多く発生するのが「データセットに接続できません」というエラーです。このエラーには主に以下のような原因が考えられます。
データセットに接続できない主な原因
- アカウントの権限不足
- データソースの設定ミス
- ネットワーク接続の問題
- データ量や負荷の問題
ほとんどがこの4つのうちのどれかのエラーになります。エラーは必ず発生するので発生しても対処方法がわかっていれば怖くはありません。
エラーメッセージの種類と意味
エラーメッセージには重要な情報が含まれています。代表的なメッセージとその意味を解説します。エラーの意味を理解していると対応方法が明確になるため何を解決すればエラーが解消されるかヒントがありますので、落ち着いて対応すれば問題ありません。
- 「データセットの設定エラー」
- 「Looker Studioではデータセットに接続できません。」
- 「詳細を表示」
- 「データセットにアクセスできません。」
大きくこの4つのエラーがパターンとして多いかと思います。この4つ以外のエラーは、Looker studio自体の問題も可能性としてあります。たまに何も変更してなくても、エラーになる場合もあります。
権限設定の確認と修正方法
接続エラーの多くは権限設定の問題が原因です。以下の手順で確認と修正を行います。
- Google アカウントの権限確認
- 指定のGoogleアカウントに対してデータソースの閲覧権限があるかどうか。
もしくは権限自体が付与されてない場合があります。
- 指定のGoogleアカウントに対してデータソースの閲覧権限があるかどうか。
対応方法としては、データソース自体の共有を行なってください。
共有方法はデータソースが何かによって変わってきますので、ここでは少し割愛させていただきます。
例えば、Googleスプレッドシートがデータソース元になっている場合は、共有して閲覧ができる状態にしてください。
Googleアナリティクスの場合は、Googleアナリティクスの管理画面から共有するようにしてください。
データソースの再接続手順
接続が切れた場合は、以下の手順で再接続を試みます。または接続されていても、データ自体が「詳細を表示」などのメッセージが表示される場合も再度接続をすることで直ることがあります。
- データソースの編集画面を開く
- 「接続を編集」をクリック
- 何も変更しないで再接続をクリック
- 変更を保存して再読み込み
上記の4つの手順で直ることがあります。データ量が多くなると頻繁に起こる場合がありますので上記を試してください。
キャッシュクリアの方法
ブラウザのキャッシュが原因でエラーが発生することがあります。その際は、ブラウザのキャッシュをクリアしていただくことをおすすめしております。
操作方法 | 手順 | 効果 |
---|---|---|
通常リロード | F5キー | 基本的な更新 |
スーパーリロード | Shift + F5 | キャッシュを無視 |
開発者ツール | Ctrl+Shift+I → Cache Disabled | 完全にキャッシュを無効化 |
再接続でも直らない場合や何か表示がおかしくなるなどは、一度キャッシュをクリアして再度レポートを開いてみてください。
基本的なトラブルシューティング
問題解決の基本的な流れを示します。
下記の流れに沿って対応していくことでほとんどの修正は対応できるかと思います。
かなり稀にLooker studioのレポート自体の不具合の場合もあります。
- エラーメッセージの確認
- 最近の変更点の確認
- 基本的な再接続試行
- 対処策の実施
データソース別の解決策
各データソース特有の問題と解決方法を解説します。
- Google Analytics データ
- スプレッドシート
- サーチコンソール
- ファイルアップロード
Google アナリティクスでのエラー対応手順
- データの共有設定の確認:自身のGoogleアカウントにGA4のデータの共有がされているか確認
- GA4のデータの権限設定の確認:GA4から共有されたデータの権限確認
スプレッドシートでのエラー対応手順
- スプレッドシートの閲覧権限があるか確認:閲覧できるようになっているか確認
サーチコンソール
- データの共有設定の確認:自身のGoogleアカウントにサーチコンソールのデータの共有がされているか確認
- サーチコンソールのデータの権限設定の確認:サーチコンソールから共有されたデータの権限確認
定期的なメンテナンス方法
予防的なメンテナンスを行うとデータ取得できない場合があった際には、すぐにデータを復元や修正で対応することができます。特に複数人がLooker studioを触る場合は特に重要になります。
他の人が触った後にバグやエラーが発生することがあるため定期的なメンテナンスを実施することで最小限にすることができます。
- 週次の接続テスト実施
- 月次の権限確認
- データソースの定期検証
- バックアップの作成
最新アップデートへの対応
定期的にLooker studio自体のアップデートが発生します。その時はエラーが発生するものと発生しないが一部データ欠損するなどが発生することがあります。Looker studioの定期的なアップデート情報を確認して、都度すぐに対応するのがベストです。
Looker studioのアップデート情報:https://cloud.google.com/looker-studio/docs/release-notes
- 更新情報の確認方法
- 段階的な適用手順
- 問題発生時の切り戻し方法
エラーが繰り返し発生する場合
Q:同じエラーが何度も発生するのですが、どうすればよいですか?
A:繰り返し発生するエラーには根本的な原因がある可能性が高いです。以下の手順で対応することをお勧めします。
- エラーの発生パターンを記録
- システム環境の完全チェック
- データソース設定の見直し
- 必要に応じた再構築の検討
アクセス権限に関する問題
Q:必要な権限がないと表示されますが、どうすれば解決できますか?
A:アクセス権限の問題は以下の手順で解決できます。
- 現在の権限状態の確認
- 必要な権限レベルの特定
- 管理者への申請手順
- 権限設定の反映確認
データ更新の不具合
Q:データが最新に更新されません。どうすれば良いですか?
A:データ更新の問題は以下の点を確認することで解決できます。
- データソースの更新設定
- キャッシュの状態
- 更新スケジュール
- 手動更新の方法
日常的なメンテナンスポイント
日常的に見ることでデータソースのエラーをなくして安全に運用することができます。
定期的にメンテナンスと合わせて実施することで、Looker studioのアップデートにもすぐに対応することができるため、運用フローを整えてください。
- 定期的な接続テスト
- 権限設定の確認
- データ更新の確認
レポート作成にお困りの方は無料レポートも配布しておりますので、お気軽にご利用ください。
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