「SEO対策を始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」「記事を書いているのにGoogle検索で上位表示されない」——そんな悩みを抱えるWeb担当者や個人事業主の方は少なくありません。SEO対策とは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことで、Googleの検索結果でWebサイトを上位に表示させるための一連の施策です。正しいやり方を理解し実践すれば、広告費をかけずに安定した集客を実現できます。本記事では、検索エンジンの仕組みからテクニカルSEO、コンテンツ作成、内部対策、外部対策、コアアップデートへの対応、分析ツールの活用まで、SEO対策の全体像を初心者にもわかりやすく網羅的に解説します。この記事を「SEOの地図」として、ぜひ実践に役立ててください。
目次
SEOとは?検索エンジンの仕組みと基本原則
SEO(Search Engine Optimization)とは、Googleなどの検索エンジンで自社のWebページを上位に表示させるための取り組みです。上位表示されれば検索経由のアクセスが増え、広告費をかけずに継続的な集客が見込めます。SEOを正しく理解するためには、まず検索エンジンがどのように順位を決めているのかを知ることが不可欠です。
Googleの検索順位は「クローリング」「インデックス」「ランキング」の3つのステップで決まります。クローリングとは、Googleのロボット(クローラー)がWeb上のページを巡回して情報を収集するプロセスです。インデックスとは、クローラーが収集した情報をGoogleのデータベースに登録する段階を指します。そしてランキングでは、インデックスされた膨大なページの中から、Googleのアルゴリズムに基づいて検索クエリに最も適したページを順位づけして検索結果に表示します。
| ステップ | 内容 | SEO上のポイント |
|---|---|---|
| クローリング | クローラーがWebページを巡回し情報を収集する | サイトマップの送信、robots.txtの適切な設定でクロールを促進する |
| インデックス | 収集した情報をGoogleのデータベースに登録する | 重複コンテンツを避け、noindexの設定ミスに注意する |
| ランキング | アルゴリズムに基づき検索順位を決定する | ユーザーの検索意図に合致した良質なコンテンツを作成する |
SEOを語る上で欠かせない概念が「E-E-A-T」です。これはExperience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとったもので、Googleがコンテンツの品質を評価する際の重要な指標とされています。特に医療・金融・法律などのYMYL(Your Money or Your Life)領域では、E-E-A-Tが一層重視されます。
もうひとつ忘れてはならないのが「検索意図」の理解です。検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索した目的や背景のことです。同じキーワードでも「知りたい(Know)」「行きたい(Go)」「やりたい(Do)」「買いたい(Buy)」といった異なる意図が存在します。上位表示を狙うには、対象キーワードの検索意図を正確に把握し、その意図に応えるコンテンツを作ることが大前提です。
テクニカルSEO|サイト構造・表示速度・モバイル対応
テクニカルSEOとは、Webサイトの技術的な基盤を整備し、検索エンジンがサイトを正しくクロール・インデックスできるようにする施策です。どれほど良質なコンテンツを作成しても、テクニカルな土台に問題があると、検索エンジンに正しく評価されません。
テクニカルSEOで対応すべき主要な項目を以下にまとめます。
| 対策項目 | 内容 | 確認・対応方法 |
|---|---|---|
| XMLサイトマップ | サイト内のページ一覧をGoogleに伝えるファイル | Google Search Consoleから送信する |
| robots.txt | クローラーの巡回範囲を制御するファイル | 重要なページがブロックされていないか確認する |
| Core Web Vitals | LCP(表示速度)、INP(操作応答性)、CLS(視覚安定性)の3指標 | PageSpeed Insightsで測定し、画像圧縮やJS遅延読み込みで改善する |
| モバイルフレンドリー | スマートフォンでの閲覧に最適化されているか | レスポンシブデザインの採用を基本とする |
| SSL化(HTTPS) | 通信の暗号化 | 全ページをHTTPS化し、HTTPからのリダイレクトを設定する |
| 構造化データ | ページの内容を検索エンジンに明示的に伝えるマークアップ | FAQ、パンくずリスト、商品情報などをschema.orgで記述する |
| ページ表示速度 | ユーザー体験とSEO評価に直結 | 画像最適化、不要なCSS/JSの削除、CDNの活用で対応する |
Core Web Vitalsは、Googleがユーザー体験の指標として検索ランキングの要素に組み込んでいるため、特に重要です。LCP(Largest Contentful Paint)はメインコンテンツの表示速度、INP(Interaction to Next Paint)は操作に対する応答性、CLS(Cumulative Layout Shift)はページレイアウトの視覚的安定性をそれぞれ測定します。
モバイルファーストインデックス(MFI)により、Googleはモバイル版のページを優先的にインデックス・評価します。PC版のみに力を入れてモバイル対応を怠ると、検索順位に悪影響が出る可能性があるため、レスポンシブデザインの採用を基本としましょう。
構造化データのマークアップにより、検索結果にリッチリザルト(FAQ、レビュー星、パンくずリストなど)が表示される可能性が高まります。クリック率の向上にもつながるため、対応可能なページには積極的に実装することをおすすめします。
→ 関連記事:WordPressのSEO対策完全ガイド
コンテンツSEO|検索意図に応える記事の作り方
コンテンツSEOとは、検索ユーザーの意図に的確に応える良質なコンテンツを作成し、検索エンジンからの評価と流入を獲得する施策です。Googleは「ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」を明確に推奨しており、コンテンツの質はSEO成功の最大の鍵といえます。
キーワード選定の考え方
キーワード選定は、コンテンツSEOの出発点です。自社のビジネスに関連するキーワードを洗い出し、検索ボリューム・競合の強さ・自社の専門性の3軸で優先順位をつけます。
キーワード選定のステップは次のとおりです。まず、自社の商品・サービスに関連するテーマを洗い出します。次に、Googleキーワードプランナーやサジェストキーワードツールで関連キーワードを拡張します。そして、検索ボリュームと競合状況を確認し、自社が上位を狙えるキーワードから優先的に取り組みます。
初心者はまず「ロングテールキーワード」(3語以上の具体的なキーワード)から着手するのがおすすめです。検索ボリュームは小さいものの競合が少なく、検索意図が明確なため、コンバージョンにもつながりやすいという特徴があります。
見出し構成と記事の書き方
記事の見出し構成は、上位表示されている記事の構成を参考にしつつ、独自の視点や情報を加えて作成します。見出しには対策キーワードや関連語を自然に含め、ユーザーが「自分の知りたい情報がある」と判断できるようにします。
質の高いコンテンツを作るために意識すべきポイントは、検索意図に対する網羅性(ユーザーが求める情報が過不足なく含まれているか)、独自性(一次情報、自社の経験・事例、専門家の見解など他にない情報があるか)、正確性(情報の出典が明確で、最新の内容に更新されているか)、読みやすさ(適切な見出し構成、図表の活用、簡潔な文章で書かれているか)の4つです。
リライトの判断基準
公開済みの記事は、定期的にパフォーマンスを確認し、必要に応じてリライトを行います。リライトの判断基準として、Google Search Consoleで「表示回数は多いがクリック率が低い」ページはタイトルやメタディスクリプションの改善が有効です。「検索順位が11〜20位で停滞している」ページはコンテンツの追加・改善で順位上昇の余地があります。「情報が古くなっている」ページは最新データへの更新が必要です。
→ 関連記事:Googleキーワードプランナー完全ガイド
内部対策|内部リンク設計とサイト構造
内部対策は、Webサイトの構造や内部リンクを最適化し、検索エンジンとユーザーの両方にとってわかりやすいサイトを構築する施策です。適切な内部対策により、クローラーの巡回効率が向上し、重要なページにSEO評価が集中するようになります。
サイロ構造の設計
サイロ構造とは、サイト内のコンテンツをテーマごとにグループ化し、階層的に整理するサイト構造のことです。カテゴリーページを軸に関連コンテンツをぶら下げることで、「このサイトは○○のテーマについて専門性が高い」と検索エンジンに認識されやすくなります。
具体的には、トップページの配下にカテゴリーページを配置し、その配下に個別の記事ページを設けます。同じカテゴリー内の記事同士を内部リンクでつなぎ、カテゴリーページにはすべての配下記事へのリンクを設置します。このように整理されたサイト構造は、ユーザーの回遊性向上にも貢献します。
内部リンクの最適化
内部リンクは、SEOにおいて非常に重要な役割を果たします。検索エンジンは内部リンクをたどってサイト内のページを発見・巡回するため、孤立したページ(どこからもリンクされていないページ)は発見されにくくなります。
内部リンク設計のポイントとして、関連性の高いページ同士をリンクでつなぐこと、アンカーテキスト(リンクの文字列)にリンク先の内容がわかるキーワードを含めること、重要なページには多くの内部リンクを集めること、パンくずリストを全ページに設置してサイト階層を明確にすること、グローバルナビゲーション・フッター・サイドバーからの導線を整備することが挙げられます。
内部リンクが集中しているページは、検索エンジンから「サイト内で重要なページ」と認識される傾向にあります。上位表示を狙いたいページには、関連ページから意図的に内部リンクを集約しましょう。
外部対策|被リンク獲得と指名検索の増やし方
外部対策は、自社サイト以外の外部サイトからリンク(被リンク)や言及(サイテーション)を獲得するための施策です。Googleは、外部サイトからのリンクを「そのサイトへの投票」のように捉えており、質の高い被リンクが多いサイトほど信頼性が高いと評価する傾向にあります。
自然な被リンクの増やし方
被リンクを獲得するための正しいアプローチは、「リンクされる価値のあるコンテンツを作る」ことです。具体的な方法として、独自調査やアンケート結果をまとめたオリジナルデータを公開すること、業界の専門知識をわかりやすくまとめた解説記事を作成すること、他社が引用・参照したくなるインフォグラフィックや図解を制作すること、プレスリリースや取材協力を通じてメディア露出を増やすこと、セミナー・ウェビナーの登壇や業界イベントへの参加を通じて認知を拡大することが有効です。
サイテーションと指名検索
サイテーション(言及)とは、リンクは張られていないものの、自社名やサービス名がWeb上やSNSで言及されている状態を指します。サイテーションが増えることで、Googleが「この企業やサイトは認知度が高い」と判断し、間接的にSEO評価の向上につながると考えられています。
指名検索(ブランド名やサービス名での直接検索)を増やすことも重要な外部対策です。SNSでの情報発信、オフラインイベントの実施、広告でのブランド認知拡大など、多角的なアプローチでブランドの認知度を高めましょう。
NGな手法
被リンクの購入や自作自演のリンク構築は、Googleのスパムポリシーに違反する行為です。発覚した場合、手動による対策(ペナルティ)が適用され、検索順位が大幅に下落するリスクがあります。被リンクはあくまで「良質なコンテンツの結果として自然に集まるもの」と捉え、不自然な手法は避けてください。
→ 関連記事:サーチコンソールでスパムリンクを削除する方法
Googleコアアップデートへの対応
Googleコアアップデートとは、Googleが年に数回実施する検索アルゴリズムの大規模な更新のことです。コアアップデートが実施されると、多くのWebサイトで検索順位の大幅な変動が発生します。順位が下落した場合でも、正しい対処法を知っていれば回復の可能性は十分にあります。
コアアップデートとは何か
コアアップデートは、特定のサイトやページをターゲットにしたものではなく、検索結果全体の品質向上を目的とした変更です。Googleは「コアアップデートで順位が下がったとしても、必ずしもサイトに問題があるとは限らない」と述べています。以前は過小評価されていたページが再評価された結果、相対的に他のページの順位が下がることもあります。
順位変動時のチェックリスト
コアアップデート後に順位が下落した場合、以下の項目を確認してください。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 影響範囲の特定 | 下落したのはサイト全体か、特定のページ・カテゴリーか |
| 検索意図との合致 | 対象キーワードの検索結果に変化はあるか。上位に表示されるコンテンツの傾向が変わっていないか |
| コンテンツの品質 | E-E-A-Tの観点で、経験・専門性・権威性・信頼性を示せているか |
| 情報の鮮度 | 古い情報が放置されていないか。最新の情報に更新されているか |
| ユーザー体験 | 表示速度やモバイル対応に問題はないか。広告がコンテンツを妨げていないか |
| 競合分析 | 新たに上位表示されたページが自社にない情報を持っていないか |
回復のための具体的アクション
順位回復には、短期的なテクニックではなく、コンテンツの根本的な品質向上が必要です。コアアップデートの影響からの回復には通常数か月から次回のコアアップデートまでの期間がかかることが多いため、焦らず着実に改善を重ねることが重要です。
具体的なアクションとして、下落したページのコンテンツを検索意図に合わせてリライトすること、一次情報や専門家の知見を追加してE-E-A-Tを強化すること、低品質なページの統合や削除を行いサイト全体の品質を底上げすること、ユーザー体験の改善(表示速度、モバイル対応、広告配置の見直し)に取り組むことが挙げられます。
→ 関連記事:Googleコアアップデートの影響と対策
SEO分析に使えるツール一覧
SEO対策を効果的に進めるには、データに基づいた意思決定が不可欠です。無料ツールから有料ツールまで、目的に応じたSEO分析ツールを使い分けることで、施策の精度と効率が大幅に向上します。
| ツール名 | 種類 | 主な用途 | 費用 |
|---|---|---|---|
| Google Search Console | 無料 | 検索パフォーマンス分析、インデックス状況確認、クエリ発見 | 無料 |
| GA4(Googleアナリティクス4) | 無料 | サイト内のユーザー行動分析、コンバージョン計測 | 無料 |
| Google PageSpeed Insights | 無料 | Core Web Vitalsの測定、表示速度の改善提案 | 無料 |
| Microsoft Clarity | 無料 | ヒートマップ、セッション録画によるユーザー行動の可視化 | 無料 |
| Googleキーワードプランナー | 無料 | キーワードの検索ボリュームや競合性の調査 | 無料(広告アカウント必要) |
| Ahrefs | 有料 | 被リンク分析、競合調査、キーワード調査、コンテンツギャップ分析 | 月額約$99〜 |
| SEMrush | 有料 | キーワード調査、サイト監査、競合分析、広告調査 | 月額約$129〜 |
| ミエルカ | 有料 | 検索意図分析、コンテンツ改善提案、共起語分析(日本語特化) | 要問い合わせ |
| GRC | 有料 | 検索順位の自動追跡・記録 | 月額約495円〜 |
SEO初心者は、まずGoogle Search ConsoleとGA4の導入から始めましょう。この2つのツールだけでも、どのキーワードからアクセスが来ているか、ページごとの検索順位やクリック率、ユーザーのサイト内での行動などを把握できます。ヒートマップツールのMicrosoft Clarityは無料で高機能なため、ユーザーがページのどこで離脱しているか、どのリンクがクリックされているかを視覚的に確認でき、コンテンツ改善のヒントが得られます。
→ 関連記事:SEO分析ツール徹底比較15選、Microsoft Clarityの使い方
ECサイトのSEO対策
ECサイトは、一般的なブログやコーポレートサイトとは異なるSEO上の課題を抱えています。商品ページが大量に存在し、絞り込み機能やカラー・サイズのバリエーションによって重複コンテンツが発生しやすいことが、ECサイト特有の大きな問題です。
ファセットナビゲーションへの対応
ファセットナビゲーション(価格帯・ブランド・サイズなどの絞り込み機能)は、ユーザーの利便性向上に貢献する一方で、絞り込み条件の組み合わせによって大量のURLが自動生成されるという問題があります。これらのURLの多くは内容が類似しており、検索エンジンのクロールバジェットを無駄に消費します。
対策として、SEO上インデックスさせたい組み合わせのみ残し、それ以外はrobots.txtでのクロール制御、canonicalタグによるURL正規化、またはnoindexタグの設定で対応します。Googleの公式ブログ「ファセット ナビゲーションのベスト プラクティスと5つのワーストプラクティス」も参考にすべき資料です。
商品ページの重複対策
色違い・サイズ違いの商品ページは、説明文や画像がほぼ同一になりがちです。このような重複コンテンツの対策には、canonicalタグで代表ページを指定する方法、バリエーション情報を1ページにまとめる方法、各バリエーションページに固有の説明文やレビューを追加する方法があります。
カテゴリー構造の最適化
ECサイトでは、カテゴリーページが重要なランディングページになります。商品カテゴリーの階層を論理的に整理し、パンくずリストで階層構造を明示することで、ユーザーと検索エンジンの両方にとってわかりやすいサイト構造を実現できます。カテゴリーページにはユニークな説明文を設け、単なる商品一覧にとどまらない価値あるコンテンツにすることが上位表示のポイントです。
→ 関連記事:ECサイトのSEO対策完全ガイド
SEO × GA4|データを使ったPDCA改善サイクル
SEO対策は一度やって終わりではなく、データに基づいて継続的に改善し続けることが成果を出す秘訣です。Google Search ConsoleとGA4を組み合わせることで、「検索流入の入口」から「サイト内のユーザー行動」まで一貫した分析が可能になります。
SEOのPDCA改善サイクルは次の5ステップで回します。
まず「クエリ発見」の段階です。Google Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで、表示回数が多いがクリック率が低いクエリ、11〜20位に位置するクエリ、意図せずランクインしている新しいクエリを発見します。これらが改善の起点になります。
次に「ページ行動分析」の段階です。GA4で対象ページのエンゲージメント率、平均エンゲージメント時間、直帰率、コンバージョン率などを確認します。さらにMicrosoft Clarityのヒートマップやセッション録画で、ユーザーがページ内でどのように行動しているかを可視化します。
3つ目は「仮説立案」です。データから浮かび上がった課題に対して、「タイトルを改善すればクリック率が上がるのではないか」「コンテンツにFAQセクションを追加すれば検索意図への網羅性が高まるのではないか」「内部リンクを追加すれば関連ページへの回遊が増えるのではないか」といった仮説を立てます。
4つ目は「リライト・改善実施」です。立てた仮説に基づいて、タイトル・メタディスクリプションの改善、コンテンツの加筆・修正、見出し構成の見直し、内部リンクの追加などを実行します。
最後に「再検証」です。改善実施後、2〜4週間の期間をおいてSearch ConsoleとGA4で効果を検証します。改善が見られた場合はその方法論を他ページにも横展開し、効果がなかった場合は仮説を見直して再度改善を行います。
この5ステップのサイクルを月次で回し続けることが、SEOで安定的な成果を出し続けるための基本です。
→ 関連記事:GA4完全ガイド
SEO対策のやり方12ステップ(実践チェックリスト)
SEO対策を体系的に進めるための実践チェックリストを12ステップにまとめました。各ステップは本記事の該当セクションと対応しており、1つずつ着実に取り組むことで、SEOの基盤から応用までを網羅的にカバーできます。
| ステップ | やること | 対応セクション |
|---|---|---|
| 1 | Google Search ConsoleとGA4を導入・設定する | SEO分析に使えるツール一覧 |
| 2 | サイトのクロール・インデックス状況を確認する | SEOとは?検索エンジンの仕組みと基本原則 |
| 3 | XMLサイトマップを作成しSearch Consoleから送信する | テクニカルSEO |
| 4 | Core Web Vitalsを測定し、表示速度の問題を改善する | テクニカルSEO |
| 5 | モバイル対応を確認し、レスポンシブデザインを実装する | テクニカルSEO |
| 6 | ターゲットキーワードを選定する | コンテンツSEO |
| 7 | 検索意図に応える見出し構成を作成し、記事を執筆する | コンテンツSEO |
| 8 | タイトルタグ・メタディスクリプション・見出しタグを最適化する | コンテンツSEO |
| 9 | 内部リンク設計を見直し、サイロ構造を整備する | 内部対策 |
| 10 | パンくずリストと構造化データを実装する | テクニカルSEO/内部対策 |
| 11 | 被リンク獲得のためのコンテンツ戦略を実行する | 外部対策 |
| 12 | Search ConsoleとGA4のデータを分析し、PDCAサイクルを回す | SEO × GA4 |
まずStep 1〜5のテクニカルな基盤整備を完了させ、次にStep 6〜8のコンテンツ制作に進み、Step 9〜11でサイト構造と外部評価を強化し、Step 12で継続的な改善サイクルを確立するという流れが効果的です。
→ 関連記事:SEO対策のやり方12ステップ
よくある質問
SEO対策は自分で(無料で)できますか?
SEO対策は自分で実施できます。Google Search Console、GA4、Googleキーワードプランナーなど、Googleが提供する無料ツールだけでも、キーワード選定からコンテンツ制作、効果測定までの一連のプロセスを回すことが可能です。特にコンテンツSEO(良質な記事の作成)は、自社の専門知識を活かして取り組むことでむしろ外注よりも高い品質のコンテンツを生み出せるケースも少なくありません。ただし、大規模サイトのテクニカルSEOや被リンク戦略など、専門的な知識が必要な領域については、SEOコンサルタントや専門会社への相談を検討することも有効です。まずは本記事の12ステップチェックリストに沿って、できることから着手してみましょう。
SEO対策の効果が出るまでにどれくらいかかりますか?
SEO対策の効果が目に見える形で現れるまでには、一般的に3〜6か月程度かかります。新規ドメインの場合は、Googleからの信頼を獲得するまでにさらに時間が必要で、1年以上かかるケースもあります。ただし、既存サイトのタイトルタグやメタディスクリプションの改善、既存記事のリライトなどは、比較的短期間(数週間〜1か月程度)で効果が見えることもあります。SEOは広告と異なり即効性がないものの、一度上位表示を獲得すると広告費をかけずに安定した集客が見込めるため、中長期的な投資として捉えることが大切です。Googleも公式に「成果が出るまで通常は4か月から1年かかる」と述べています。
コンテンツをAI(生成AI)で作成してもSEO上問題ありませんか?
Googleは、AIで生成されたコンテンツ自体を禁止していません。Googleが重視しているのは「コンテンツがどのように作られたか」ではなく「コンテンツがユーザーにとって有益かどうか」です。GoogleのGary Illyes氏も「AIコンテンツかどうかは問題ではなく、品質が重要だ」と繰り返し発言しています。ただし、AIが生成した文章をそのまま大量に公開するだけでは、独自性や専門性に欠ける低品質なコンテンツとみなされるリスクがあります。AIはあくまで執筆の補助ツールとして活用し、自社の経験や専門知識に基づく一次情報、独自の見解、具体的な事例などを必ず加えて、ユーザーにとって価値のあるコンテンツに仕上げることが重要です。
被リンクを購入するのはNGですか?
被リンクの購入はGoogleのスパムポリシーに明確に違反しており、絶対に避けるべきです。Googleは「検索結果のランキングを操作するためのリンクの売買」をスパム行為として定義しています。被リンクの購入が発覚した場合、手動による対策(ペナルティ)が適用され、サイト全体の検索順位が大幅に下落する可能性があります。被リンクは、質の高いコンテンツを作成した結果として自然に集まるものです。短期的なリンク購入よりも、長期的にリンクされる価値のあるコンテンツ資産を作ることに投資しましょう。
SEO対策にかかる費用の相場はどのくらいですか?
SEO対策の費用は、自社で実施する場合は人件費のみで済みます。外部のSEOコンサルティング会社に依頼する場合の費用相場は、月額10万円〜50万円程度が一般的なゾーンです。大規模サイトの技術的なSEOコンサルティングや、コンテンツ制作を含む包括的な支援の場合は月額50万円〜100万円以上になることもあります。費用体系は「月額固定型」「成果報酬型」「スポット型」の3パターンが主流です。まずは無料のGoogleツールを活用して自社で基本的な対策を行い、専門的な課題が見つかった段階でプロに相談するという進め方がコスト効率の面でおすすめです。
まとめ|SEO施策の優先順位マップ
SEO対策は多岐にわたるため、すべてを一度に実行するのは現実的ではありません。以下の優先順位マップに沿って、フェーズごとに取り組みを進めましょう。
| フェーズ | 期間 | 取り組む施策 |
|---|---|---|
| すぐやる | 1〜2週間 | Search Console・GA4の導入、サイトマップ送信、タイトルタグ・メタディスクリプションの最適化、重大なテクニカルエラーの修正 |
| 1か月以内 | 2〜4週間 | Core Web Vitalsの改善、モバイル対応の確認・修正、キーワード選定と最初の記事作成、内部リンク設計の見直し、パンくずリストの実装 |
| 3か月以内 | 1〜3か月 | コンテンツSEOの本格運用(定期的な記事公開)、構造化データの実装、被リンク獲得戦略の立案・実行、既存記事のリライト、PDCAサイクルの確立 |
SEO対策は「一度設定すれば終わり」ではなく、継続的な改善と検証を繰り返すことで成果が最大化されます。まずは「すぐやる」フェーズの施策から着手し、データを見ながら次のフェーズへと進んでいきましょう。
SEOの取り組みに迷った際は、Googleが公式に提供している「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」や「Google検索品質評価ガイドライン」を改めて読み返すことをおすすめします。Googleの考え方を正しく理解することが、長期的にSEOで成果を出し続けるための最も確実な方法です。
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