「ARKのサーバーを起動したのに、いつまで経っても立ち上がらない…」そんな状況でお困りではありませんか。せっかくフレンドとマルチプレイの予定を組んでいたのに、サーバーが動かないとかなり焦りますよね。ARKサーバーが立ち上がらない原因は、単なる起動待ちからMOD不整合、設定ファイルの破損、アップデート後の不具合まで多岐にわたります。この記事では、ARK: Survival Evolved(ASE)とARK: Survival Ascended(ASA)の両方に対応し、症状の切り分け方から具体的な対処手順までを網羅的に解説します。今まさにサーバートラブルに直面している方は、この記事を上から順に読み進めることで、原因の特定と解決にたどり着けます。
ARKサーバーが立ち上がらないと感じたとき、最初にやるべきことは「本当にトラブルが起きているのかどうか」の切り分けです。ARKのサーバーは、一般的なゲームと比べて起動にかなりの時間がかかる仕様となっています。焦ってサーバーを何度も再起動してしまうと、かえってセーブデータの破損などを招く恐れがあります。
まずは以下の3つのポイントを順番に確認してください。この3つだけで「ただ遅いだけ」なのか「本当にエラーが発生しているのか」を判断できます。判断できてから具体的な対処に移ることで、無駄な操作によるデータ損失のリスクを最小限に抑えることができます。
起動には5〜30分かかる|「遅いだけ」と「本当の失敗」を見分ける方法
結論として、ARKサーバーは起動に5〜30分かかるのが正常です。「立ち上がらない」と感じる多くのケースは、実は起動途中の待ち時間にすぎません。
ARKのサーバーは、マップデータの読み込み、MODのロード、セーブデータの展開など、複数の重い処理を起動時に一括で行います。特に以下の条件に該当する場合は、起動時間がさらに長くなります。
| 条件 | 起動時間の目安 |
|---|---|
| 小型マップ・MODなし | 約5〜10分 |
| 大型マップ(The Island等) | 約10〜20分 |
| MODを複数導入している | 約15〜30分 |
| 初回起動・インストール直後 | 最大30分以上 |
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起動中はサーバーのコンソール画面(黒いウィンドウ)にログが流れ続けます。ログが流れている間は正常に処理中です。「Full Startup」や「Server is ready」といったメッセージが表示されれば起動完了です。逆に、ログが完全に止まったまま10分以上動かない場合や、同じメッセージを繰り返している場合は、何らかのエラーが発生している可能性があります。まずは最低10分、MODが多い環境では30分は待ってから判断してください。
管理画面のステータス表示を確認する(Error・Starting・Unknown)
結論として、管理画面に表示されるステータスの種類によって、原因の方向性を絞り込めます。
レンタルサーバー(Nitrado、ConoHa、XServer VPSなど)を利用している場合、管理パネルにサーバーの稼働状態が表示されます。自前サーバーの場合も、ARK Server Manager(ASM)やWindowsGSMなどの管理ツールでステータスを確認できます。各ステータスの意味は以下の通りです。
| ステータス表示 | 意味 | 主な原因 |
|---|---|---|
| Running(稼働中) | 正常動作中 | 問題なし |
| Starting(起動中) | 起動処理の途中 | 起動遅延、RCON接続失敗、設定エラー |
| Error(エラー) | 起動に失敗している | ファイル欠損、破損、実行ファイル不足 |
| Unknown(不明) | 状態を取得できない | インストール途中、サーバー移行中 |
| Stopped(停止中) | サーバーが停止している | 手動停止、またはクラッシュ後の停止 |
「Error」が表示されている場合は、サーバーの実行ファイルや重要なゲームファイルが不足している可能性が高いです。「Starting」のまま長時間止まっている場合は、RCON(リモート管理接続)の失敗や設定ファイルの問題が考えられます。「Unknown」はインストールが完了していない状態であることが多いため、20分程度待ってから再確認してください。
ゲーム本体・サーバー・MODのバージョンが一致しているか確認する
結論として、ARKのサーバーが立ち上がらない原因のうち、最も多いものの一つがバージョンの不一致です。
ARKでは、ゲームクライアント(プレイヤー側)、サーバープログラム、そしてMODの3つがそれぞれ独立したアップデートサイクルを持っています。この3者のバージョンがずれると、サーバーが正常に起動しなかったり、起動しても接続できなかったりします。
バージョン不一致が起こりやすい主なタイミングは以下の通りです。
- ゲーム本体がSteam経由で自動更新されたが、サーバー側は手動更新のまま古いバージョンだった
- サーバーを最新版に更新したが、導入しているMODが新バージョンに対応していなかった
- 大型アップデートの直後に、MOD開発者の対応が追いついておらず不整合が発生した
確認方法としては、まずSteamライブラリでARK本体のバージョン番号を確認します。次に、サーバー側のバージョンをSteamCMDや管理パネルで確認し、両者が一致しているかを比較してください。MODについては、Steamワークショップの各MODページで最終更新日を確認し、ゲーム本体のアップデートより古い場合は不整合が疑われます。
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ARKサーバーの起動トラブルは、表面的には「立ち上がらない」と一言で表現されますが、実際に起きている症状は複数のパターンに分かれます。このセクションでは、代表的な5つの症状パターン別に原因と対処の方向性を解説します。自分の状況がどのパターンに当てはまるかを特定することで、次の手順セクションでの対処をスムーズに進められます。
ステータスが「Error」で起動失敗する場合(ファイル欠損・破損)
結論として、「Error」ステータスはサーバーの実行ファイルや重要ファイルが欠損・破損していることを示しています。
この症状は、サーバープログラム自体が正常に動作開始できない状態です。主な原因としては、SteamCMDでのアップデートが途中で中断された、手動でファイルを削除してしまった、ディスク容量の不足でファイルが不完全に保存された、といったケースが挙げられます。
対処の方向性は明確で、まず管理パネルやコマンドラインから「Stop」→「Start」を試してください。一時的なエラーであればこれで復旧します。それでも解消しない場合は、SteamCMDでサーバーを再インストール(validate付きで更新)するか、レンタルサーバーの場合は管理パネルの「再インストール」「Steam更新」機能を使います。この操作により、欠けたファイルが自動的に補完されます。セーブデータは通常Savedフォルダに保存されているため、サーバーの再インストールだけではセーブデータは消えません。ただし念のためバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
「Starting」のまま長時間止まる場合(RCON接続・大型マップ・設定問題)
結論として、「Starting」のまま30分以上止まる場合は、起動遅延ではなく設定やRCON接続に問題がある可能性が高いです。
RCON(Remote Console)とは、サーバーをリモートで管理するためのプロトコルです。AMP、WindowsGSMなどの管理ツールがRCON経由でサーバーの起動完了を検知しようとしますが、RCON接続に失敗すると「まだ起動中」と判定され続け、ステータスが「Starting」のまま止まります。実際にはサーバー自体は起動しており、ゲームから直接IPアドレスを指定すれば接続できるケースもあります。
CubeCodersのフォーラムでも報告されているように、ARK: Survival Ascended(ASA)のサーバーでは、初回起動時にRCON接続が失敗するのは既知の問題です。対処としては、インスタンス(サーバーインスタンス全体)を数回再起動することで解消されることがあります。また、GameUserSettings.iniのRCONPort設定を削除することで起動できたという報告もあるため、設定ファイルの見直しも有効です。
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起動直後にクラッシュ・即落ちする場合(MOD不整合・設定ファイル破損)
結論として、サーバーが起動してすぐに落ちる場合は、MODの不整合か設定ファイルの記述エラーがほぼ確実に原因です。
具体的には、コンソール画面(黒いウィンドウ)が一瞬開いてすぐに閉じる、または数秒〜数十秒で強制終了する症状です。この場合、サーバーのログフォルダにある「ShooterGame.log」や「crashstack.log」にエラーの詳細が記録されています。
MODが原因の場合は、特定のMODがアップデート後にサーバーと互換性を失っている可能性があります。対処としては、まずMODをすべて外した状態で起動を試みてください。MODなしで起動できれば、MODを1つずつ追加して原因のMODを特定します。設定ファイルが原因の場合は、GameUserSettings.iniやGame.iniに不正な値や構文エラーが含まれていることがあります。最近設定を変更した覚えがある場合は、その変更を元に戻すか、設定ファイルをリネームして初期状態で起動してみてください。
アップデート・パッチ後に起動しなくなった場合(ActiveMods/ActiveMapMods問題)
結論として、パッチ適用直後に突然サーバーが起動しなくなった場合は、設定ファイル内のMOD関連パラメータが原因であることが多いです。
2025年3月のASAパッチ後に多数報告されたケースでは、GameUserSettings.ini内の「ActiveMapMods=0」という記述が起動失敗の原因となりました。このパッチはAstraeos(元MOD→DLC化)に関連するサーバー修正を含んでおり、ActiveMapModsの値がパッチの処理と衝突して起動ループを引き起こしていました。
対処方法は、GameUserSettings.iniを開き、以下の記述を探して削除または空にすることです。
ActiveMods=(この行を確認)
ActiveMapMods=0(この行を削除または空にする)
変更後にサーバーを再起動すれば、正常に起動する可能性があります。このように、アップデート後のトラブルは設定ファイルとパッチの相互作用で発生することがあるため、パッチノートの確認と設定ファイルの見直しをセットで行うことが重要です。
無限再起動ループに入る場合(セーブデータ破損・メモリ不足)
結論として、サーバーが起動→落ちる→起動を繰り返す「無限再起動ループ」は、セーブデータの破損またはサーバーのメモリ不足が主な原因です。
Nitradoのレンタルサーバーなどで報告が多いこの症状では、ログに「SQL database is corrupt and the save game is compromised」といったエラーメッセージが記録されていることがあります。これはゲームのセーブデータを管理しているデータベースが壊れていることを示しています。
対処としては、まずサーバーのログファイル(ShooterGame.log)の最終行付近でエラーメッセージを確認してください。セーブデータ破損が原因の場合、バックアップからの復元が最も確実な方法です。レンタルサーバーでは管理パネルから前日分などのバックアップに復元する機能が用意されていることが多く、復元後に正常起動できるケースがほとんどです。メモリ不足が原因の場合は、サーバーのプランをアップグレードするか、導入しているMODの数を減らしてメモリ使用量を抑えてください。
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ここからは、症状にかかわらず汎用的に使える対処手順を、試すべき順番で解説します。基本的には手順1から順番に試していき、起動できた時点で完了です。上の症状別セクションで原因の見当がついている方は、該当する手順から始めても構いません。
手順①|サーバーの停止→再起動を試す
結論として、最も簡単で最初に試すべき対処は、サーバーの停止と再起動です。
一時的な不具合やプロセスの異常終了が原因であれば、サーバーを一度完全に停止させてから再度起動するだけで解消することがあります。レンタルサーバーの場合は管理パネルから「Stop」→しばらく待ってから「Start」を実行してください。自前サーバーの場合は、ARK Server Manager(ASM)で「停止」をクリックするか、タスクマネージャーでARKのサーバープロセス(ShooterGameServer.exe)を終了させてから再度起動します。
重要なのは、「Restart(再起動)」ボタンだけでなく「Stop(停止)」→「Start(起動)」の2段階で行うことです。再起動ボタンではプロセスが完全に終了しないまま次の起動が始まり、ポートの競合などが発生することがあります。また、サーバーを停止してから起動するまでに30秒〜1分ほど間を空けることで、リソースの解放が確実に行われます。
手順②|SteamCMDまたは管理パネルでサーバーを最新版に更新する
結論として、サーバーを最新バージョンに更新することで、ファイル欠損やバージョン不一致に起因するトラブルの多くが解消します。
自前サーバーの場合は、SteamCMDを使って以下のコマンドでサーバーを更新します。
steamcmd +login anonymous +app_update 376030 validate +quit
※376030はARK: Survival Evolved Dedicated Serverのアプリ IDです。ASAの場合はアプリIDが異なります(2430930)。「validate」オプションをつけることで、既存ファイルの整合性チェックが行われ、欠損や破損しているファイルが自動的に再ダウンロードされます。
レンタルサーバーの場合は、管理パネルに用意されている「Steam Update」「サーバー更新」「再インストール」などのボタンをクリックするだけで同等の処理が実行されます。更新後は再度サーバーを起動し、正常に立ち上がるかを確認してください。
手順③|MODをすべて外して起動確認する
結論として、MODを一旦すべて外した状態で起動を試みることが、原因切り分けの最も確実な方法です。
MODが原因でサーバーが起動しない場合、特定のMODだけが問題であっても、そのMODの読み込み時にサーバー全体がクラッシュします。そのため、まずはMODをすべて外して「素のARK」で起動できるかを確認することが重要です。
起動パラメータ(起動コマンドやバッチファイル)からMOD指定を削除するか、GameUserSettings.iniのActiveMods行をコメントアウトまたは削除してください。MODなしで起動できた場合は、MODを1つずつ追加しながら起動テストを行い、問題のMODを特定します。なお、MODを外した状態で起動すると、MODで追加されたアイテムや建築物がセーブデータから消えてしまう場合があります。MODを外す前に必ずセーブデータのバックアップを取っておいてください。
📖 関連記事: ARK MODサーバーの入れ方完全ガイド|トラブル対処法付き
手順④|設定ファイル(GameUserSettings.ini)のMOD関連記述を見直す
結論として、GameUserSettings.iniの記述ミスや不正な値が起動失敗の直接的な原因になっていることがあります。
特に確認すべき項目は以下の通りです。
| 設定項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| ActiveMods | MOD IDが正しいか、カンマ区切りの形式が正しいか |
| ActiveMapMods | 不要な値(特に「0」)が入っていないか。使わない場合は行ごと削除 |
| RCONEnabled / RCONPort | RCON を使わない場合は記述を削除するか、False に設定 |
| SessionName | 日本語や特殊文字が含まれていないか |
設定ファイルの場所は、サーバーのインストールディレクトリ配下の「ShooterGame/Saved/Config/WindowsServer/」(Windows環境の場合)または「LinuxServer/」(Linux環境の場合)にあります。レンタルサーバーの場合は、管理パネルのファイルマネージャーやFTP接続で編集できます。
変更を加える前に、必ず設定ファイルのバックアップコピーを作成してください。問題の切り分けのために、設定ファイルをリネームして初期状態で起動を試みるのも有効な方法です。
手順⑤|ゲームファイルの整合性を確認する(Steam検証)
結論として、ゲームファイルの整合性を確認する機能を使うことで、破損ファイルを自動修復できます。
これはクライアント側(プレイヤーのPC)の対処ですが、サーバーへの接続問題に関わる場合に有効です。Steamライブラリでの操作手順は以下の通りです。
- Steamライブラリで「ARK: Survival Evolved」または「ARK: Survival Ascended」を右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「ローカルファイル」タブを開く
- 「ゲームファイルの整合性を確認」をクリック
この操作により、Steamが保有する正規のファイル情報とローカルファイルを比較し、差異があれば自動的にダウンロードし直します。検証には数分〜十数分かかりますが、完了後にゲームを再起動すれば、ファイル破損に起因する接続トラブルが解消されるケースがあります。サーバー側でも同様の整合性チェックが必要な場合は、SteamCMDの「validate」オプションを使ってください。
手順⑥|ログファイルでエラー内容を特定する(確認すべきキーワード一覧)
結論として、ログファイルの確認は原因を正確に特定するための最も重要なステップです。
ARKサーバーのログは「ShooterGame/Saved/Logs/」フォルダに保存されています。主に確認すべきファイルは「ShooterGame.log」と「crashstack.log」(クラッシュ時に生成)です。ログファイルをテキストエディタで開き、以下のキーワードで検索してください。
| ログ内のキーワード | 意味・原因 |
|---|---|
| missing file | ファイルが見つからない(欠損) |
| version mismatch | バージョンの不一致 |
| SQL database is corrupt | セーブデータのデータベース破損 |
| Failed to load map | マップファイルの読み込み失敗 |
| RCON | リモート管理接続の問題 |
| Out of memory | メモリ不足 |
| port already in use | ポートの競合(他のプロセスが使用中) |
| crashstack | クラッシュの原因スタックトレース |
エラーメッセージを特定できれば、対処すべきポイントが明確になります。エラー内容をGoogleで検索する際は、「ARK dedicated server」+エラーメッセージの組み合わせで検索すると、同じ問題に遭遇した人の解決策が見つかることが多いです。
ARKサーバーの運用方法は、大きく「レンタルサーバー」と「自前サーバー」の2つに分かれます。どちらを使用しているかによって、対処の方法やできる範囲が異なるため、それぞれ分けて解説します。
レンタルサーバー(Nitrado・ConoHa・XServer VPS)で起動しない場合の対処法
結論として、レンタルサーバーでは管理パネルの機能を最大限活用するのが最も効率的な対処方法です。
レンタルサーバーの場合、サーバーの実行環境はサービス提供者が管理しているため、OS設定やハードウェアレベルの問題はユーザー側で対処できません。その代わり、管理パネルには以下のような便利な機能が用意されています。
| サービス | 主な対処機能 |
|---|---|
| Nitrado | 再起動、Steam更新、バックアップ復元、ログ確認、設定ファイル編集 |
| ConoHa for GAME | サーバー再起動、セキュリティグループ設定、コンソールアクセス |
| XServer VPS / GAMEs | 起動・停止操作、パケットフィルター設定、マネージャーからの設定変更 |
まずは管理パネルでサーバーが「稼働中」か「停止中」かを確認してください。XServer VPSでは「マインクラフトマネージャー」の各種設定タブでARKサーバーのステータスを確認できます。停止中であれば「起動」ボタンを押すだけで解決するケースもあります。パケットフィルターがONになっている場合はOFFに変更して接続を試みてください。上記の基本操作で解決しない場合は、バックアップからの復元やサーバーの再インストールを検討し、それでもダメならサービス提供者のサポートに問い合わせましょう。
自前サーバー(ASM・SteamCMD・WindowsGSM)で起動しない場合の対処法
結論として、自前サーバーではファイルの直接操作と起動パラメータの確認が対処の中心になります。
自前でサーバーを運用している場合、レンタルサーバーとは異なり、設定やファイルのすべてに自分でアクセスできます。その反面、問題の原因も多岐にわたるため、体系的な切り分けが重要です。
ARK Server Manager(ASM)を使用している場合、ASM起動直後はサーバーの準備処理が行われるため「開始」ボタンがすぐには押せません。ボタンが有効になるまで待ってから起動してください。サーバーが起動すると黒いコンソールウィンドウが表示されますが、このウィンドウを閉じるとサーバーが保存されずに終了してしまうため注意が必要です。
SteamCMDで直接運用している場合は、起動バッチファイルのパラメータを確認してください。マップ名の指定ミス、MOD IDの記述ミス、ポート番号の重複などがないかをチェックします。WindowsGSMやAMPなどの管理ツールを使用している場合は、RCON接続の問題でステータスが「Starting」のまま止まる既知の問題があるため、インスタンスを数回再起動することで解消される場合があります。
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ポート開放・ファイアウォール設定・SteamCMD更新…
これらの手間をすべてスキップできるのがテンプレート対応レンタルサーバーです。
ConoHa for GAME ▶ XServer GAMEs(無料あり)▶ARKには「ARK: Survival Evolved(ASE)」と「ARK: Survival Ascended(ASA)」の2つのバージョンが存在し、それぞれ固有のサーバートラブルがあります。自分がプレイしているバージョンに合った情報を確認してください。
ARK: Survival Evolved(ASE)特有の起動トラブル
結論として、ASEは2017年の正式リリースから長い歴史を持つため、古い情報やバージョン更新の停滞に起因するトラブルが特徴的です。
ASEのSteamアプリID(サーバー)は376030です。Genesis 2以降の大型アップデートでサーバーバージョンが大幅に変わった経緯があり、古い起動バッチファイルやASMのプロファイルをそのまま使い続けているとバージョン不一致が起こりやすくなっています。
ASEで特に多い起動トラブルとしては、BattlEye(アンチチートソフト)関連の問題があります。サーバー側でBattlEyeを有効にしている場合、クライアント側にもBattlEye Launcherが正しくインストールされていないと接続できません。XServer VPSのFAQでも、BattlEye Launcherのインストールとファイアウォール許可設定の確認が推奨されています。また、ASEの公式サーバーは段階的に縮小されているため、個人サーバーへの依存度が高まっており、自前運用でのトラブルが増加傾向にあります。
ARK: Survival Ascended(ASA)特有の起動トラブル
結論として、ASAはUnreal Engine 5ベースの新作であり、頻繁なアップデートとMODのDLC化に伴うトラブルが特徴的です。
ASAのSteamアプリID(サーバー)は2430930です。ASEと比べてサーバーの要求スペックが大幅に高く、メモリ8GB以上を推奨する環境も珍しくありません。メモリ不足による起動失敗やクラッシュが、ASEよりも発生しやすくなっています。
ASA固有のトラブルとして特筆すべきは、2025年3月のパッチで発生したActiveMapMods問題です。AstraeosがMODからDLCに移行した際、GameUserSettings.ini内の「ActiveMapMods=0」という記述がサーバーの起動ループを引き起こしました。この問題は、該当行を削除するだけで解消されます。また、ASAではMODの証明書(certificate)関連の問題も報告されており、特定のMODを有効にするとサーバーが起動しないケースがあります。MODなしで起動できるがMODを1つでも追加すると起動しない場合は、証明書の問題を疑ってください。
サーバー自体は正常に起動しているのに、外部から接続できない場合は、ポート開放やファイアウォールの設定に問題がある可能性があります。このセクションはサーバーが「起動はしているが接続できない」ケースに該当する方向けです。
ARKサーバーで必要なポート番号一覧(7777/7778/27015)
結論として、ARKサーバーでは最低3つのポートを開放する必要があります。
| ポート番号 | プロトコル | 用途 |
|---|---|---|
| 7777 | UDP | ゲーム接続用メインポート |
| 7778 | UDP | ゲーム接続用サブポート(rawソケット) |
| 27015 | UDP | Steamクエリポート(サーバーリスト表示用) |
| 27020 | TCP | RCON管理ポート(リモート管理を使う場合のみ) |
7777と7778はゲームプレイに必須のポートです。27015はSteamのサーバーブラウザに表示されるために必要です。RCON(リモート管理)を使用する場合は、27020番ポートのTCP通信も開放が必要です。ポート番号を変更している場合は、変更後の番号に合わせてすべての設定を更新してください。
Windowsファイアウォールの許可設定を確認する手順
結論として、Windowsファイアウォールが ARKサーバーの通信をブロックしている場合、外部からの接続ができません。
確認と設定の手順は以下の通りです。
- Windowsの「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows セキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」を開く
- 「ファイアウォールを介したアプリまたは機能の許可」をクリック
- リストの中に「ShooterGameServer」や「ArkAscendedServer」があるか確認する
- なければ「別のアプリの許可」から手動で追加する
- 追加時にはプライベートとパブリックの両方にチェックを入れる
もしくは、「受信の規則」で新しいルールを作成し、UDPプロトコルで7777、7778、27015の各ポートを明示的に許可する方法もあります。設定後は一度ファイアウォールを無効にした状態で接続を試み、接続できればファイアウォールが原因だったと確定できます。
ルーターのポートフォワーディング設定を確認する手順
結論として、自宅ネットワークでサーバーを公開する場合、ルーター側のポートフォワーディング(ポート転送)設定が必須です。
ルーターの設定画面(多くの場合はブラウザで 192.168.1.1 や 192.168.0.1 にアクセス)を開き、ポートフォワーディングの設定で、ARKサーバーが動作しているPCのローカルIPアドレスに対して7777、7778、27015のUDPポートを転送するルールを作成してください。
PCのローカルIPアドレスが変わると転送先がずれて接続できなくなるため、サーバーPCには固定IPアドレスを設定しておくことをおすすめします。また、IPv6接続(v6プラスやtransixなど)を使用している場合は、通常のポートフォワーディングでは対応できないことがあります。プロバイダーのサポートページで確認するか、レンタルサーバーの利用を検討してください。
BattlEye関連の接続問題への対処
結論として、BattlEyeはARKに搭載されているアンチチートソフトであり、これが原因で接続できないケースがあります。
サーバー側でBattlEyeが有効になっている場合、クライアント側にもBattlEyeが正しくインストールされている必要があります。「You have been kicked by BattlEye」というエラーメッセージが表示される場合は、クライアント側での対処が必要です。
対処手順としては、Steamライブラリから「ゲームファイルの整合性を確認」を実行してBattlEyeの再インストールを行ってください。それでも解消しない場合は、ARK自体を一度アンインストールしてから再インストールする方法も有効です。また、クライアントPCのファイアウォールで BattlEye の通信が許可されているかも確認してください。テスト目的であれば、サーバー側の起動パラメータからBattlEyeを一時的に無効化(-NoBattlEye オプションの追加)して接続を試みることもできます。
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ConoHa for GAME ▶ XServer VPS for Game ▶ここまでの手順をすべて試しても解決しない場合は、より大掛かりな対処が必要になります。データの損失リスクを伴う操作も含まれるため、慎重に進めてください。
セーブデータのバックアップと初期化(再インストール)
結論として、すべての対処を試しても起動できない場合は、セーブデータを退避したうえでサーバーを初期化(再インストール)することが最も確実な最終手段です。
再インストールの前に、以下のフォルダをバックアップしてください。
- ShooterGame/Saved/: セーブデータ、設定ファイル一式
- ShooterGame/Saved/SavedArks/: マップごとのセーブファイル
- ShooterGame/Saved/Config/: GameUserSettings.ini、Game.ini
バックアップを取った後、サーバーのインストールディレクトリを削除し、SteamCMDまたは管理パネルからサーバーを新規インストールします。新規インストール後にサーバーが正常に起動することを確認してから、バックアップしたセーブデータを元の場所に戻します。設定ファイルは問題の原因だった可能性があるため、まずは初期状態の設定で起動してから、必要な設定を1つずつ追加する方法が安全です。
サーバー提供元のサポートへ問い合わせる際に伝えるべき情報
結論として、サポートへの問い合わせ時に適切な情報を提供することで、解決までの時間を大幅に短縮できます。
問い合わせの際に伝えるべき情報は以下の通りです。
- サーバーの種別(ASE / ASA)とバージョン番号
- サーバーの運用環境(Nitrado / ConoHa / XServer VPS / 自前 etc.)
- 管理画面に表示されているステータス(Error、Starting等)
- トラブルが発生し始めた日時と、直前に行った操作(アップデート、MOD追加、設定変更など)
- ログファイル(ShooterGame.log)のエラー部分のスクリーンショットまたはテキスト
- すでに試した対処法の一覧
これらの情報を最初の問い合わせ時にまとめて伝えることで、サポート担当者が状況を正確に把握でき、やりとりの往復回数を減らせます。Nitradoなどの海外サービスに問い合わせる場合は、英語での記述が必要になることがあります。翻訳ツールを活用しつつ、上記の項目を箇条書きで簡潔にまとめると伝わりやすくなります。
トラブルの対処だけでなく、「そもそもトラブルを起こさない」ための予防策を日常的に実践することで、安定したサーバー運用が可能になります。
アップデート前にバックアップを取る習慣をつける
結論として、サーバーのアップデート前にバックアップを取ることが、トラブル発生時の復旧を最も確実にします。
ARKは頻繁にパッチがリリースされるゲームであり、パッチ適用後にサーバーが起動しなくなるリスクは常に存在します。アップデート前のバックアップがあれば、問題が発生しても即座に前の状態に戻すことができます。レンタルサーバーでは自動バックアップ機能が用意されていることが多いですが、手動でもSavedフォルダ一式をコピーしておくと安心です。バックアップの頻度としては、最低でもアップデート前には必ず、可能であれば週に1回程度の定期バックアップが理想的です。
MOD導入時はひとつずつ起動確認する
結論として、MODを一度に複数導入するのではなく、1つずつ追加して起動確認を行うことで、問題のMODを即座に特定できます。
複数のMODを同時に追加すると、どのMODが原因で起動しなくなったのか切り分けが困難になります。新しいMODを試す際は、1つ追加→サーバー起動確認→問題なければ次のMODを追加、という手順を守ってください。また、MODの組み合わせによっては競合が発生することもあります。MODの導入順序(ロード順)も起動に影響する場合があるため、MOD作者のドキュメントやSteamワークショップのコメント欄で推奨ロード順を確認しておくことが重要です。
設定変更後は変更箇所をメモし、ログを確認する
結論として、設定変更の記録を残しておくことで、トラブル発生時の原因特定が格段に早くなります。
GameUserSettings.iniやGame.iniの設定を変更する際は、変更日時、変更した項目、変更前の値と変更後の値をメモに残しておいてください。設定変更後にサーバーが起動しなくなった場合、直近の変更を元に戻すだけで解決することが多いです。メモがなければ、どの設定をどう変えたかを思い出す作業に時間を取られてしまいます。加えて、設定変更後の初回起動時にはログファイルを確認し、新たなエラーや警告が出ていないかをチェックする習慣をつけることで、問題の早期発見・対処が可能になります。
- ARKサーバーの起動にどのくらい時間がかかりますか?
-
ARKサーバーの起動には通常5〜30分程度かかります。この時間はサーバーの環境によって大きく変わります。小型マップでMODなしの軽い構成であれば5〜10分程度ですが、The IslandやRagnarokなどの大型マップを使用している場合は10〜20分、さらにMODを複数導入していると20〜30分かかることも珍しくありません。特に初回起動やサーバーの再インストール直後は、マップデータの展開やMODのダウンロード・インストール処理が加わるため、30分以上かかるケースもあります。
起動中はサーバーのコンソール画面(黒いウィンドウ)にログが継続的に流れます。ログが流れ続けている間は正常に処理が進んでいる状態です。「Full Startup」や「Server is ready」といったメッセージが表示されれば起動完了のサインです。まずは最低10分、MOD入り環境では30分は待ってから判断してください。レンタルサーバーの場合は、管理パネルのステータスが「Running(稼働中)」に変わるまで待つのが基本です。30分以上経ってもステータスが変わらない場合は、何らかのエラーが発生している可能性がありますので、ログファイルやステータス表示を確認して原因の切り分けに進んでください。
- MODを外すとセーブデータ(建築物やテイム恐竜)は消えますか?
-
MODを外すと、そのMODで追加されていたアイテム、建築物、恐竜、エングラムなどはセーブデータから消える可能性があります。これはMODのデータがセーブファイルに紐づいているためで、MODが読み込まれなくなった時点でゲーム側が該当データを処理できなくなるからです。
ただし、バニラ(MODなしの標準機能)に含まれるアイテムや恐竜は影響を受けません。たとえば、MODで追加された特殊な建材で建てた拠点は消えますが、標準の木や石で建てた部分はそのまま残ります。そのため、トラブルシューティングの目的でMODを一時的に外す場合は、必ず事前にセーブデータのバックアップを取ってください。バックアップさえあれば、MODを戻した後にバックアップから復元すれば元の状態に戻せます。
バックアップの対象となるフォルダは「ShooterGame/Saved/SavedArks/」です。このフォルダにマップごとのセーブファイル(.arkや.arktribeなど)が保存されています。フォルダごとコピーして安全な場所に保管しておけば問題ありません。
- レンタルサーバーと自前サーバーのどちらがトラブルが少ないですか?
-
一般的にはレンタルサーバーのほうがトラブルの発生頻度が低く、対処も容易です。レンタルサーバーではOS、ネットワーク、ハードウェアの管理をサービス提供者が行うため、ユーザーはARKのゲーム設定のみに集中できます。ファイアウォールやポート開放の設定も不要(サービス側で設定済み)なケースが多く、セキュリティリスクも低く抑えられます。
自前サーバーは自由度が高い反面、OS設定、ポート開放、ファイアウォール設定、電源管理、ハードウェアの保守など、すべてを自分で管理する必要があります。何か問題が起きた際も自力で解決する必要があり、ネットワークやサーバー管理の知識が求められます。
コスト面では自前サーバーのほうが月額費用は抑えられますが、電気代やPCの消耗、トラブル対応に費やす時間を考慮すると、総合的にはレンタルサーバーのほうが初心者には向いています。Nitrado、ConoHa for GAME、XServer VPS、XServer GAMEsなど、ARKに対応したレンタルサーバーは複数あるため、プレイ人数や予算に合わせて選ぶことをおすすめします。
- ARK: Survival Evolved(ASE)とARK: Survival Ascended(ASA)でサーバーの立て方は違いますか?
-
ASEとASAではサーバーの立て方に違いがあります。最も大きな違いはSteamアプリIDで、ASEのサーバーは「376030」、ASAのサーバーは「2430930」です。SteamCMDでインストールする際のIDを間違えると、まったく別のサーバーがインストールされてしまうため注意が必要です。
また、ASAはUnreal Engine 5ベースで動作するため、サーバーの要求スペックがASEよりも大幅に高くなっています。ASEでは4GBのメモリで動作していた構成でも、ASAでは8GB以上のメモリが必要になることがあります。レンタルサーバーを選ぶ際は、ASA対応プランを選択してください。
設定ファイルの構成は共通点が多いですが、ASA固有の設定項目やMODの管理方法(CurseForge対応など)に違いがあります。ARK Server Manager(ASM)はASE専用のツールであり、ASAには対応していません。ASAのサーバー管理にはASA Server ManagerやWindowsGSM、AMP(CubeCoders)などの別ツールを使用する必要があります。
ARKサーバーが立ち上がらない場合、まず落ち着いて原因を切り分けることが最も重要です。この記事で解説した内容を、解決フローとしてまとめます。
最初に確認すべきは「起動にかかる時間の猶予(10〜30分)」「管理画面のステータス表示」「バージョンの一致」の3点です。この3つだけで、単なる起動待ちなのか本当のトラブルなのかを判断できます。
トラブルと確定した場合は、症状に応じて対処を進めます。「Error」表示ならファイル欠損を疑いSteam更新を実行、「Starting」のまま止まっているならRCONや設定ファイルの問題を確認、即落ちするならMOD不整合を疑いMOD全外しで起動テスト、パッチ後のトラブルならActiveMods/ActiveMapModsの記述を見直す、無限再起動ならバックアップからの復元、という流れが基本です。
対処の順番としては「再起動」→「サーバー更新」→「MOD全外し」→「設定ファイル見直し」→「ファイル整合性確認」→「ログ確認」の順が最も効率的です。
そして、日常的な予防策として「アップデート前のバックアップ」「MODの1つずつ追加」「設定変更のメモ」を習慣化することで、トラブルの発生頻度を減らし、発生してもすぐに復旧できる体制を整えておきましょう。
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