Looker Studio(ルッカースタジオ)は、Googleが提供する完全無料のBI(データ可視化)ツールです。GA4やスプレッドシートのデータを接続するだけで、プログラミング知識がなくてもプロレベルのダッシュボードやレポートを作成できます。
本記事では、Looker Studioの基本操作からデータ接続、グラフ作成、レポート共有、さらにはGemini AIを活用した最新機能まで、画面キャプチャ付きのステップバイステップで解説します。
この記事でわかること:
- Looker Studioとは何か、他のBIツールとどう違うのか
- データソースの接続から最初のレポートを作成するまでの全手順
- 見やすいダッシュボードを作るためのグラフ選定・デザインのコツ
- チームやクライアントへのレポート共有・自動配信の設定方法
- よくあるエラーの原因と解決方法
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Looker Studio(旧:Googleデータポータル)は、Googleが提供するクラウドベースの無料BIツールです。Googleアカウントさえあれば誰でもすぐに利用を開始でき、800種類以上のデータソースからデータを取り込んで、グラフや表として可視化できます。
かつては「Googleデータポータル(Google Data Studio)」という名称でしたが、2022年10月に「Looker Studio」にリブランドされました。名称は変わりましたが、無料で使える点や基本機能に変更はありません。
Looker Studioの主な特徴は、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でダッシュボードを構築できること、GA4やGoogle広告・Search ConsoleなどのGoogle製品とネイティブに連携できること、作成したレポートをURLで共有したりPDFでエクスポートしたりできること、そしてリアルタイムでデータが更新されるため手動での更新作業が不要であることの4点です。
企業向けの有料版として「Looker Studio Pro」も用意されていますが、無料版でも機能制限はほぼなく、個人利用から小規模チームでの活用まで十分に対応できます。
公式サイト: Looker Studio(Google Cloud)
Looker Studioの主な活用シーン
Looker Studioは以下のような業務シーンで幅広く活用されています。
マーケティング分析: GA4のデータを接続してセッション数・コンバージョン数・流入経路などを可視化し、施策の効果を定量的に振り返ることができます。
売上管理: スプレッドシートやデータベースに蓄積した売上データをグラフ化し、日次・月次の推移や商品別・担当者別のパフォーマンスを一目で把握できます。
SEO分析: Search Console(サーチコンソール)のデータを接続して、検索クエリ別のクリック数・表示回数・掲載順位の変動を追跡できます。
定期レポートの自動配信: スケジュール配信機能を使えば、毎週・毎月のレポートを指定したメールアドレスに自動送信でき、手動での配信作業が不要になります。
データ可視化ツールの選択で迷っている方向けに、主要なBIツールとLooker Studioの違いを整理します。
| 比較項目 | Looker Studio | Tableau | Power BI | Qlik Sense |
|---|---|---|---|---|
| 価格 | 完全無料(Pro版は有料) | 月額75ドル〜 | 月額10ドル〜 | 月額30ドル〜 |
| GA4連携 | ネイティブ対応(ワンクリック) | 要カスタム設定 | 要カスタム設定 | 要カスタム設定 |
| 学習難易度 | 低い(初心者向け) | 高い(上級者向け) | 中程度 | 高い(上級者向け) |
| データ更新 | リアルタイム | 設定による | 設定による | 設定による |
| 日本語UI対応 | 完全対応 | 部分対応 | 完全対応 | 部分対応 |
| データソース数 | 800種類以上 | 多数 | 多数 | 多数 |
| AI支援機能 | Gemini連携(Pro版) | Einstein対応 | Copilot対応 | 独自AI |
| Excel直接接続 | 対応(.xlsx/.xls) | 対応 | 対応 | 対応 |
Looker Studioが特に選ばれる理由は、コストゼロで始められることとGoogleエコシステムとの親和性の高さにあります。GA4・Google広告・Search Console・スプレッドシートなど、Webマーケティングで日常的に使うツールとワンクリックで接続できるため、データ抽出の手間が大幅に省けます。
一方で、大量データの高速処理や複雑な統計分析(データマイニングやシミュレーション機能など)が必要な場合は、TableauやPower BIが優位な場面もあります。まずはLooker Studioで試してみて、機能に不足を感じた段階で他のツールを検討するのが合理的なアプローチです。
詳しくは下記の記事でも紹介していますので参考にしてください。
Looker Studioのメリット・デメリット完全ガイド|無料版と有料版の違い・料金・評判も解説
Looker Studioを効率的に操作するために、まず画面の構成要素を把握しておきましょう。画面構成は大きく「ホーム画面」と「レポート編集画面(エディタ)」の2つに分かれます。
ホーム画面の見方
Looker Studioにログインすると最初に表示されるのがホーム画面です。画面左側にナビゲーションメニューがあり、「レポート」「データソース」「エクスプローラー」の3つのセクションに分かれています。
レポート: 作成済みのレポート一覧を確認・管理できます。
データソース: 接続済みのデータソースの管理画面です。
エクスプローラー: Excelのピボットテーブルのように、データを様々なセグメントで素早く分析できる機能です。
画面上部の検索バーを使えば、レポートやデータソースをキーワードで素早く検索できます。レポートが増えてきた際に便利です。

レポート編集画面(エディタ)の構成
レポートを編集する際に使用するエディタ画面は、主に4つのエリアで構成されています。
ツールバー(上部): グラフの追加、テキスト挿入、画像配置、コントロール追加などの操作ボタンが並んでいます。
コンポーネントバー: ツールバー内にあり、追加したいグラフの種類(折れ線グラフ、棒グラフ、テーブルなど)を選択できます。
キャンバス(中央): 実際にレポートのコンテンツを配置する作業領域です。ここにグラフやテキスト、画像をドラッグ&ドロップで配置していきます。
プロパティパネル(右側): 選択した要素の詳細設定を行うパネルです。「データ」タブでディメンション・指標を設定し、「スタイル」タブで色・フォント・凡例などを調整します。

表示モードと編集モードの切り替え
Looker Studioには「表示モード」と「編集モード」の2つのモードがあります。画面右上の「表示」ボタンと「編集」ボタンで切り替えることができます。
編集モードではレポートのレイアウト変更やグラフの追加・修正が可能です。表示モードでは閲覧者としてレポートを確認でき、フィルター操作や期間変更などのインタラクティブな操作を試すことができます。
共有相手に「閲覧者」権限を付与した場合は表示モードのみが提供されるため、誤ってレポートを編集されてしまう心配はありません。
「Looker Studioの画面が英語で表示されてしまう」「UIが英語なので使い方がわからない」という声をよく聞きます。Looker Studioの表示言語は、Googleアカウントの言語設定に連動しています。日本語にするには、以下の手順でGoogleアカウントの設定を変更してください。
日本語化の手順:
- Googleアカウント設定(myaccount.google.com)にアクセスする
- 左メニューから「個人情報」を選択する
- 「ウェブ向けの全般設定」セクションの「言語」をクリックする
- 言語一覧から「日本語」を選択して保存する
- Looker Studioのページを再読み込み(F5キーまたはCtrl+R)する
設定後にLooker Studioを再読み込みすれば、日本語UIで表示されます。
すぐに日本語にしたい場合の簡易方法: URLに ?hl=ja パラメータを追加することで、一時的にLooker Studioの表示言語を日本語に変更することも可能です。たとえば、https://lookerstudio.google.com/?hl=ja とアクセスすれば、Googleアカウントの設定を変えなくても日本語で表示されます。ただし、この方法はブラウザのセッション限定なので、恒久的に日本語にしたい場合はGoogleアカウントの言語設定を変更してください。
Looker Studioの編集作業を効率化するショートカットキーを紹介します。一般的なアプリケーションと同じ操作体系なので、すぐに覚えられるはずです。
| 操作 | Windows | Mac | 用途 |
|---|---|---|---|
| コピー | Ctrl+C | Cmd+C | 選択した要素のコピー |
| 貼り付け | Ctrl+V | Cmd+V | コピーした要素の貼り付け |
| 元に戻す | Ctrl+Z | Cmd+Z | 直前の操作を取り消し |
| やり直し | Ctrl+Y | Cmd+Y | 取り消した操作の再実行 |
| 全選択 | Ctrl+A | Cmd+A | ページ上の全要素を選択 |
| 削除 | Delete | Delete | 選択した要素を削除 |
| 複製 | Ctrl+D | Cmd+D | 選択した要素を複製 |
複数人で同時にレポートを編集する場合は、同じ要素を同時に変更するとコンフリクトが発生する可能性があります。編集範囲をページ単位で分担するなどの運用ルールを決めておくとスムーズです。
ここからは、実際にLooker Studioでレポートを作成する手順を解説します。GA4のデータを使った基本的なレポートを例に、5つのステップで進めていきます。
ステップ1:Looker Studioにログインする
Looker Studioにアクセスし、Googleアカウントでログインします。初回利用時は利用規約への同意が求められるので、内容を確認してから同意してください。
ログインすると先ほど説明したホーム画面が表示されます。
ステップ2:新規レポートを作成しデータソースを接続する
ホーム画面の左上にある「作成」ボタンをクリックし、「レポート」を選択します。するとデータソースの選択画面が表示されるので、接続したいサービスを選びましょう。
Looker Studioでよく使われるデータソースは以下の通りです。
Google Analytics 4(GA4): Webサイトのアクセスデータ。セッション数、ページビュー、コンバージョンなどを可視化できます。
Googleスプレッドシート: 売上データや顧客リストなど、手動で管理しているデータを可視化するのに便利です。
Search Console: 検索クエリ別のクリック数・表示回数・掲載順位を分析できます。
BigQuery: 大規模なデータ分析に使用するGoogleのデータウェアハウスサービスです。
CSVファイルのアップロード: ローカルにあるCSVデータを直接アップロードして可視化できます。
GA4を接続する場合は、「Google アナリティクス」を選択し、接続したい「アカウント」→「プロパティ」を指定して「追加」をクリックします。確認のポップアップで「レポートに追加」をクリックすれば、データソースの接続は完了です。
データソースの接続に関する詳しい手順は、下記の記事でスクリーンショット付きで解説しています。
【完全ガイド】Looker Studioの使い方マスター わかりやすいスクショ付き解説
Looker StudioでGA4のデータを可視化する際、そもそもGA4側で正しくデータが
取れていなければ、どれだけ綺麗なダッシュボードを作っても意味がありません。
「GA4のデータが正しく取得できているかを確認したい」という方は、
InnoMarkの無料GA4診断で設定の健全性をチェックしておくと安心です。
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ステップ3:グラフを追加してデータを可視化する
データソースを接続すると、キャンバスに自動で表が1つ配置された状態になります。ここからグラフを追加していきましょう。
ツールバーの「グラフを追加」ボタンをクリックすると、利用可能なグラフタイプの一覧が表示されます。目的に合ったグラフを選択し、キャンバス上でクリックまたはドラッグして配置します。
グラフを配置したら、右側のプロパティパネルで表示内容を設定します。「データ」タブでは、ディメンション(分析軸:日付、ページ、デバイスなど)と指標(数値:セッション数、PV数、CV数など)を設定します。「スタイル」タブでは、色やフォントサイズ、凡例の表示位置などを調整できます。
たとえばGA4のデータで「日別のセッション数推移」を表示したい場合は、折れ線グラフを選択し、ディメンションに「日付」、指標に「セッション」を設定するだけです。
ステップ4:レポートタイトル・テキスト・画像を配置する
グラフだけでは、レポートを閲覧する人に何のデータなのかが伝わりにくい場合があります。テキストや画像を追加して、見やすいレポートに仕上げましょう。
ツールバーの「テキスト」ボタンでテキストボックスを追加し、レポートタイトルやセクション見出し、補足説明などを記載します。「画像」ボタンでは、企業ロゴや説明用の画像をアップロードして配置できます。
レポートの完成度を高めるために、ヘッダーエリアにはレポートタイトルと日付範囲フィルターを配置しておくのがおすすめです(フィルターの設定方法は後述します)。
ステップ5:レポートに名前を付けて保存する
画面左上の「無題のレポート」をクリックし、わかりやすい名前を付けてください。Looker Studioはクラウドベースのツールなので、編集内容は自動的にGoogleドライブに保存されます。
これで最初のレポートの作成は完了です。
Tip: レポートのゼロからの作成に時間をかけたくない場合は、弊社が無料で配布しているGA4レポートテンプレートをご活用ください。テンプレートをコピーしてGA4のデータソースを差し替えるだけで、すぐに本格的なレポートが使えます。
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データを効果的に伝えるために、適切な可視化手法の選択が重要です。
1. 情報の階層化
レポート構成の基本
├── ヘッダー(タイトル・日付フィルター)
├── KPIサマリー(重要指標)
├── メインコンテンツ(詳細グラフ)
└── 補足情報(注釈・更新日)
目的に応じたグラフ・チャートの選び方
データの種類と伝えたい内容に応じて、最適なグラフを選択します。地理データの頻度は少ないですが、それ以外のグラフはよく使うので、適切なデータを適切なグラフで表示させてください。
| データの種類 | 推奨グラフ | 使用例 |
|---|---|---|
| 時系列データ | 折れ線グラフ | PV推移、売上推移 |
| 構成比 | 円グラフ、ドーナツグラフ | デバイス別訪問数、チャネル別CV比率 |
| 比較 | 棒グラフ、横棒グラフ | 商品別売上、ページ別PV |
| 相関関係 | 散布図 | 広告費と売上の関係 |
| 地理データ | 地図チャート | 地域別訪問者数 |
| 数値の分布 | ヒストグラム(2026年1月追加) | セッション時間の分布、購入金額帯の分布 |
| KPI表示 | スコアカード | 総セッション数、CVR、売上合計 |
表示させたいデータの構造を理解しておくことでグラフ化させやすくなります。たとえば「月別で出すことができるデータなのか」「割合のみ取得できるデータなのか」を事前に判断することが、適切なグラフ選択の第一歩です。
なお、Looker Studioではデフォルトでレーダーチャートに対応していません。 レーダーチャートを使いたい場合は「コミュニティビジュアライゼーション」という拡張機能を利用する必要があります。コミュニティビジュアライゼーションはサードパーティが開発したグラフコンポーネントで、エディタの「グラフを追加」→「コミュニティビジュアライゼーション」から検索・追加できます。
カラーパレットとデザインの最適化
視覚的な効果を高めるためのデザインの工夫についてご紹介します。
- カラーの選択
- ブランドカラーの活用
- 色相の統一性を保つ
- コントラストの確保
- レイアウト
- 情報の階層構造を明確に
- 余白の効果的な活用
- グリッドシステムの利用
カラーは全体的に濃い色を使うとどこが強調するべきポイントかどうか判断がつかなくなるため、薄い色と合わせて使ってください。
インタラクティブ機能の活用方法
Looker Studioのレポートを触る人が使いやすいUI/UXにする活用法をご紹介します。
フィルターの機能は必須の機能になります。フィルターで過去のデータや振り返る際には検索として使用することがかなりあります。過去データとの比較は分析する上ではないと困る機能のためどのレポートにも実装しておいてください。
- フィルター連動
- 日付範囲セレクター
- ドロップダウンリスト
- チェックボックス
- ドリルダウン機能
- 詳細データの展開
- 階層型データの表示
効果的なレポート作成の基盤となるデータソース連携について解説します。
GA4との連携設定と注意点
GA4(Google Analytics 4)との連携は最も一般的な使用例です。
- 基本的な連携手順
- GA4アカウントの選択
- プロパティの指定
- データストリームの設定
- 必要な指標とディメンションの選択
- 主な注意点
- サンプリング対策:データ量が多い場合の対処
- 権限設定:適切なアクセス権の付与
- データの鮮度:更新頻度の確認
無料のGA4のレポートを提供しておりますので参考までにご利用ください。
Looker Studioで日々のレポート作成業務の工数を削減できます。
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Googleスプレッドシートの活用方法
スプレッドシートとも連携が可能でシートのデータを可視化することができます。
スプレッドシートを作成時にlooker studioで表示させやすい構成にしておく必要があります。
結合などは行わないで、1行ごとにデータを表示させる構成にする必要があります。横に伸ばしてデータを表示させるとlooker studioで表示が難しくなります。
スプレッドシートと連携してlooker Studioでデータを表示させる時は、セルの結合などは行わないようにしてください。データのずれが発生します。
| 機能 | メリット | 活用シーン |
|---|---|---|
| 自動更新 | データの最新性確保 | 定期レポート |
| 数式連携 | 柔軟なデータ加工 | カスタム指標 |
| セル参照 | 動的なデータ表示 | KPI管理 |
Looker Studioのメリット・デメリット完全ガイド|無料版と有料版の違い・料金・評判も解説
メリットしては、looker studioで表示させることで簡単にレポート化することができます。
またシンプルなデータ構造にすることで管理がしやすくなります。
複数データソースの組み合わせて深い分析
異なるソースのデータを組み合わせてlooker studioで分析することもできます。
例えばGA4のデータと広告のデータとサーチコンソールのデータを組み合わせてユーザーの行動分析をすることもできます。
- データブレンドの基本設定
- 結合キーの選択
- メトリクスの設定
- ディメンションの調整
- 主な活用例
- GA4とスプレッドシートの統合
- 広告データと売上データの結合
- オフラインデータとオンラインデータの統合
- 注意点とベストプラクティス
- データ型の統一
- 日付範囲の整合性確保
- パフォーマンスへの影響考慮
複数のデータを組み合わせることでデータ量が多くなり、制限がかかる場合があります。その時は計算方法やデータの参照方法を変更してパフォーマンスの改善を行う必要あります。
見やすく効果的なレポートを作成するためのデザインテクニックを解説します。
Looker Studio棒グラフの作り方|見やすいデザインと効果的な設定のコツ
レイアウトの設計とコンポーネントの配置
効果的なレポートレイアウトの基本原則をご紹介します。ルールを決めておくことでレポートを見る人が理解しやすくなります。
- 情報の優先順位付け
- 重要なKPIを上部に配置(可視化しておく)
- 関連情報のグルーピング(グループして理解しやすく)
- ユーザーの閲覧動線を意識(大ききデータから小さいデータに)
- グリッドシステムの活用
- 整列とスペーシング
- レスポンシブデザイン対応
- 一貫性のある配置
フィルターとコントロールの効果的な使用
フィルターやコントロールを使うことでユーザー操作性を向上させるとともに、データを効率的に参照することができます。
| コントロール種類 | 使用場面 | 設定のポイント |
|---|---|---|
| 日付範囲 | 期間分析 | デフォルト値の設定 |
| ドロップダウン | カテゴリ選択 | 複数選択の可否 |
| スライダー | 数値範囲 | 最小/最大値の調整 |
ブランドに合わせたデザインのカスタマイズ
企業のブランドカラーなどの反映はクライアントへ提出する際などは、クライアント用のカラーに合わせると良いです。
- テーマのカスタマイズ
- カラーパレットの設定
- フォントファミリーの選択
- ロゴや画像の配置
- スタイルテンプレート
- 一貫したデザインの適用
- 再利用可能なコンポーネント
- グローバルテーマの設定
実務で活用できる具体的なテクニックと注意点を解説します。
効果的なダッシュボードの作り方
優れたダッシュボードの作成ポイントは大きく2つになります。基本構造(データの構造)と見た目の部分の2つになります。
基本構造のデータはデータをページごとにわかりやすく区分けしてページ単位で表示させることです。
例えば、ユーザーの属性に関するレポートページに、サイト全体のアクセス数などは、情報として一貫性がないため、分けて表示させるほうが良いです。このような構造を意識してデータをグループ化してページに表示させることで、BIツールとして分析しやすいデータになります。
- 基本構造
- 概要セクション(KPIサマリー)
- 詳細分析セクション
- アクションにつながる洞察表示
- ビジュアルの選択
- スコアカード:重要なKPI表示
- タイムシリーズ:トレンド把握
- テーブル:詳細データの提供
| 目的 | 推奨コンポーネント | 表示するデータ |
|---|---|---|
| 概況把握 | スコアカード | 主要KPI |
| トレンド分析 | 時系列グラフ | 経時変化 |
| 詳細確認 | テーブル | 生データ |
パフォーマンス最適化のコツ
looker Studioではデータの制限があるため制限に引っかかってデータが表示されないということが多々あります。
そうならないように表示させるデータはシンプルにしておくと制限がかかりにくくなります。
- データ量の最適化
- 必要な指標を絞り込みして表示させる
- 計算フィールドで複雑な計算を行わない
- レイアウトの効率化
- コンポーネント数の適正化
- 複雑な計算の最小化
レポートのページ数も100P以上は作成することができない仕様になっているためご注意ください。
チームでの効果的な活用のための共有設定とコラボレーション方法を解説します。
アクセス権限の設定と管理
有料版ではグループ(組織)でアクセス権を付与できますが、無料版ではできないため注意してアクセス権を付与してください。
特にレポートをコピーした際には、共有していたユーザーの設定もそのままコピーできるため注意してください。
- 権限レベルの種類
- 閲覧者:レポートの表示のみ
- 編集者:レポートの編集が可能
- 管理者:権限の設定も可能
レポートのコピーや共有方法については下記の記事でも紹介しておりますので、参考にしてください。
共有オプションの使い分け
状況に応じた適切な共有方法を紹介します。大きく3つの共有方法がありますが、よく使うのは、リンク共有・スケジュール配信の2つになります。
| 共有方法 | 用途 | メリット |
|---|---|---|
| リンク共有 | 一時的な共有 | 簡単な設定 |
| 埋め込み | Webサイト表示 | シームレスな統合 |
| スケジュール配信 | 定期レポート | 自動化可能 |
定期的なレポート配信の自動化
レポートを自動的に配信することができます。配信スケジュールの設定と誰に対して行うかを設定できます。この自動配信設定で手動での配信が不要になります。
- 配信設定の基本
- 配信スケジュールの設定
- 受信者リストの管理
Looker Studioを使用する際によく遭遇する問題とその解決方法を解説します。
データ接続の問題と解決方法
一番多くあるのがデータデータが表示されないなどの接続に関してのエラーになります。
- 接続エラーの種類と対策
- 認証エラー:権限の再確認
- タイムアウト:接続設定の見直し
- データ制限:サンプリング設定の調整
- よくあるエラーメッセージ
| エラー内容 | 主な原因 | 解決方法 |
|---|---|---|
| 認証エラー | 権限不足 | アクセス権の付与 |
| 接続タイムアウト | データ量過多 | クエリの最適化 |
| データ制限 | 制限超過 | フィルター追加 |
【すぐ解決】Looker Studioエラー対処法|よくある10の問題と解決手順
データ制限や接続のタイムアウトが多いので、発生した時はページを再度リロードするやページを一度閉じて再度開くと表示させることがあります。
パフォーマンス改善のためのベストプラクティス
レポートの動作速度を向上させる方法として参考例をご紹介します。
- データ処理の最適化
- 不要なフィールドの削除
- 計算式の簡素化
- レポート構造の改善
- コンポーネント数の削減
- フィルターの数やフィルターの条件を簡素化
- 1ページに表示させるグラフ数などの減少
一般的なエラーの対処法
頻出するエラーとその解決手順をご紹介します。データの接続を確認するとともにページをリロードしても表示されない場合はデータ構造やフィルターの設定が誤っていることがありますので再度確認してください。
- データ表示の問題
- データが表示されない
- データソースの接続確認
- フィルター設定の見直し
- キャッシュのクリア
- 計算エラー
- 数式エラー
- 構文の確認
- データ型の統一
- Nullの適切な処理
具体的な業務シーンでのLooker Studioの活用方法を紹介します。looker studioの活用は会社ごとに管理しているデータによって違いがありますが、一般的な活用方法をご紹介します。
マーケティング分析レポートの作成例
効果的なマーケティング分析の実践。
- 主要指標の可視化
- セッション数とコンバージョンなどのサイトへのアクセス数の可視化
- チャネル別パフォーマンスのCVなどの可視化
- キャンペーン効果測定でCPAなどの分析
- レポート構成のポイント
- トラフィック概況
- ユーザー行動分析
- 目標達成状況
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セールスパフォーマンスの可視化
スプレッドシートなどで売上を管理している場合や自社のDBなどに管理している場合は、looker studioでグラフ化することができます。担当営業マンごとの推移も表示させることも可能です。
| 分析観点 | 使用グラフ | 主要指標 |
|---|---|---|
| 売上推移 | 折れ線グラフ | 日次/月次売上 |
| 商品分析 | パレート図 | 商品別売上 |
| 地域分析 | マップチャート | 地域別実績 |
ウェブサイト分析ダッシュボード
サーチコンソールなどと連携してサイトへの流入分析などになります。GA4とサーチコンソールを合わせて分析することで深い分析をすることができます。
- アクセス解析
- PV/UUトレンド
- 流入経路分析
- 滞在時間分布
- コンバージョン分析
- CVR推移
- ファネル分析
- ページ別離脱率
- ユーザー行動分析
- ヒートマップ連携
- イベントトラッキング
- セグメント別分析
上記以外もDBのデータを参照したり、外部の接続のツールを使うとMeta広告とも連携が可能です。
本記事では、Looker Studioの基本操作からレポート作成、ダッシュボード設計、データ連携、共有方法、トラブルシューティングまで、実務で必要な知識を体系的に解説しました。
Looker Studioを効果的に活用するために特に重要なのは、以下の3つのポイントです。
第一に、データソースの適切な連携です。 GA4・スプレッドシート・Search Consoleなど、分析目的に合ったデータソースを正しく接続することが、すべてのレポート作成の基盤になります。特にスプレッドシートのデータ構造(セル結合をしない、1行1レコードにするなど)には注意してください。
第二に、閲覧者の視点に立ったレポート設計です。 「ヘッダー→メインコンテンツ→補足情報」の3セクション構成を基本に、ページ単位でテーマを分け、適切なグラフタイプを選択します。フィルター機能を実装して閲覧者が自分でデータを絞り込めるようにしておくことも大切です。
第三に、運用にのる仕組みを作ることです。 レポートは作成して終わりではなく、継続的に活用されてこそ価値を発揮します。スケジュール配信で定期的にチームに届ける仕組みを構築し、データやレイアウトの定期的なメンテナンスも忘れずに行ってください。
| フェーズ | 重要ポイント | 確認事項 |
|---|---|---|
| 計画段階 | レポートの目的とターゲットを明確にする | 誰が・何のために・どの指標を見るのか |
| 作成段階 | 見やすさとパフォーマンスを両立する構成 | グラフ選択・レイアウト・フィルター設計 |
| 運用段階 | 継続的に活用される仕組みを作る | 自動配信・定期メンテナンス・フィードバック |
弊社では無料配布のGA4レポートテンプレートを用意しています。テンプレートをベースにカスタマイズすることで、レポート作成の工数を大幅に削減できますので、ぜひご活用ください。
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次のステップと学習リソース
Looker Studioの基本を理解したら、以下のステップでスキルアップを進めてみてください。
計算フィールドの習得: CASE関数やREGEXP_MATCH関数などを使った計算フィールドを活用すると、より柔軟なデータ加工が可能になります。
データブレンドの実践: 複数データソースの統合に挑戦し、GA4×Search Console×スプレッドシートなどクロスデータの分析力を高めましょう。
参考になる学習リソース:
運用や設定でお困りの方はお気軽にご相談ください。
お問い合わせフォームはこちら
Looker Studio使用時の一般的な疑問に答えます。下記以外にもご質問などがありましたらお問い合わせフォームからご連絡ください。
初心者がつまずきやすいポイントと解決策
- Looker Studioは本当に無料で使えますか?
- はい、Googleアカウントがあれば完全無料で利用できます。企業向けの有料版であるLooker Platformとは異なり、Looker Studioは無料のまますべての機能が利用可能です。
- データの更新頻度はどのくらいですか?
- データソースによって異なりますが、基本的には以下の通りです。
・GA4:ほぼリアルタイム
・スプレッドシート:15分~1時間
・BigQuery:設定による(最短15分)
- Looker StudioのUIが英語で表示されます。日本語にするには?
-
Googleアカウントの言語設定を「日本語」に変更してください(手順は本記事の「Looker Studioを日本語表示に設定する方法」セクションを参照)。すぐに変更したい場合は、URLの末尾に
?hl=jaを追加してアクセスする方法もあります。
- レポートの共有方法を教えてください。
-
主な共有方法は3つあります。
・リンクでの共有(メールアドレス指定)
・埋め込みコードの利用(ウェブサイトへの掲載)
・PDFでのエクスポート
データ連携に関する質問と回答
- どのようなデータソースが使えますか?
- 主な対応データソース
・Google製品(GA4、スプレッドシート、Ads等)
・サードパーティー連携(Facebook、Twitter等)
・データベース(BigQuery、MySQL等)
・ファイルアップロード(CSV)
約60個以上のデータソースと連携可能
- データの更新が反映されない場合はどうすればよいですか?
- 以下の手順で対処できます。
・ブラウザのキャッシュクリア
・データソースの更新ボタンクリック
・レポートの更新設定確認
- Looker Studioでレーダーチャートは使えますか?
-
Looker Studioにはデフォルトでレーダーチャート(スパイダーチャート)のグラフタイプは用意されていません。レーダーチャートを使いたい場合は、「コミュニティビジュアライゼーション」機能を利用してサードパーティ製のレーダーチャートコンポーネントを追加できます。エディタの「グラフを追加」→「コミュニティビジュアライゼーション」から検索してください。
高度な機能の活用についての疑問解消
- カスタム計算フィールドの作り方を教えてください。
- カスタム計算フィールドは以下の手順で作成できます。
・データソースの編集画面を開く
・「フィールドを追加」をクリック
・計算式を入力
・名前と形式を設定
計算式はLooker Studioで決められた関数を使用する必要があります。
関数の公式サイトはこちら
- レポートのパフォーマンスを改善するにはどうすればよいですか?
- 主な改善方法
・不要なフィールドの削除
・データフィルターの適切な設定
・ページ分割の活用
弊社ではLooker studioのレポートを無料で配布しておりますので、お気軽にご利用ください。運用や設定でお困りの方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
様々なレポートを取り扱っております。用途やシーンに合わせて、最適なレポートを使っていただくことで、日々のレポート作成やデータ分析のお役に立ちます!
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