サーチコンソールのエラーが消えない原因と解決方法【完全ガイド】
「サーチコンソールでエラーを修正したのに、数週間経っても消えない…」このような悩みを抱えていませんか?エラーが消えない主な原因は、Googlebotの再クロール待ちか、根本的な問題が解決されていないことです。本記事では、エラーが消えない3つの理由から、エラータイプ別の具体的な解決方法、消去までの期間まで徹底解説します。この記事を読めば、あなたのサイトのエラーを確実に解消し、SEO評価を改善できます。今すぐ実践できる対処法をチェックしましょう。
目次
サーチコンソールのエラーが消えない3つの主な理由
サーチコンソールのエラーが消えない理由は、大きく分けて3つあります。修正したのにエラーが残り続ける場合、これらのいずれかが原因となっているケースがほとんどです。
理由1:Googlebotの再クロールが完了していない
結論から言うと、エラー修正後も即座には消えず、Googlebotが再クロールして確認するまで数日から数週間かかります。
Googleのクローラーは、インターネット上のすべてのページを常時監視しているわけではありません。サイトの規模や重要度、更新頻度によってクロール頻度が異なります。例えば、大規模なニュースサイトは1日に何度もクロールされますが、小規模な個人ブログは数週間に1度程度のこともあります。
クロール頻度に影響する要因は以下の通りです。
- サイトの信頼性と権威性
- 更新頻度の高さ
- サイトマップの最適化状況
- サイトの規模とページ数
- サーバーの応答速度
つまり、エラーを修正しても、Googlebotがそのページを再度訪問して「修正されている」と確認するまでは、サーチコンソール上にエラーが表示され続けるのです。この待機期間中は焦らず、定期的にURL検査ツールで状態を確認することが重要です。
理由2:エラーの根本原因が解決されていない
表面的な修正だけでは不十分で、エラーの根本原因を解決していないケースが非常に多く見られます。
例えば、404エラーが発生している特定のURLにリダイレクトを設定しても、サイト内の他のページから同じ削除済みURLへのリンクが残っていれば、Googlebotは引き続きそのURLをクロールしようとします。結果として、エラーは消えません。
根本原因が残る典型的なパターンは以下の通りです。
| エラータイプ | 表面的な修正 | 残る根本原因 |
|---|---|---|
| 404エラー | 1つのURLをリダイレクト | サイト内の他のページに同じリンクが残存 |
| サーバーエラー | 一時的なサーバー再起動 | プラグインの競合や設定ミスが未解決 |
| リダイレクトエラー | 直接リダイレクトに変更 | 他のページでチェーン構造が残る |
| noindex問題 | メタタグを削除 | robots.txtでのブロックが残る |
複数箇所に同じ問題が存在している可能性も考慮する必要があります。1つのページを修正しても、テンプレートやプラグインレベルで同じ設定ミスがあれば、サイト全体で問題が継続します。
理由3:Googleのインデックス更新の遅延
Googlebotがクロールして修正を確認しても、Googleのデータベースに反映されるまでにタイムラグがあります。
Googleのインデックスシステムは複雑で、クロール→処理→インデックス反映という段階を経ます。サーチコンソールの「修正を検証」をクリックした後も、検証プロセス自体に数日から2週間程度かかります。さらに、検証ステータスが「合格」になっても、実際にエラーリストから消えるまでには追加の時間が必要です。
検証ステータスの意味は以下の通りです。
- 開始前: 検証リクエストがまだ処理されていない状態
- 保留中: Googlebotがクロールを実行中
- 合格: 修正が確認され、問題が解決された状態
- 不合格: 問題が依然として存在すると判断された状態
このプロセスは自動化されており、人為的に早めることはできません。焦らずに待つことが重要です。
エラーが消えるまでの期間はどれくらい?
エラーが消えるまでの期間は、エラーの種類とサイトの状況によって大きく異なります。一般的な目安と、消去を早めるための方法を解説します。
エラータイプ別の平均消去期間
結論として、エラータイプによって消去までの期間は数日から1ヶ月以上と幅があります。
各エラータイプの平均的な消去期間は以下の通りです。
| エラータイプ | 平均消去期間 | 理由 |
|---|---|---|
| 404エラー | 2週間〜1ヶ月 | 外部リンクからのアクセスが続く場合が多い |
| サーバーエラー(5xx) | 数日〜2週間 | 修正後の確認が比較的早い |
| リダイレクトエラー | 1週間〜3週間 | リダイレクトチェーンの検証に時間がかかる |
| クロールブロック系 | 数日〜1ヶ月 | robots.txtやnoindexの再確認に時間を要する |
| ソフト404 | 2週間〜1ヶ月 | ステータスコードの正確性確認に時間がかかる |
404エラーは特に消えにくい傾向があります。これは、削除したページへの外部リンクが存在する場合、Googlebotが定期的にそのURLを訪問し続けるためです。外部サイトからのリンクはコントロールできないため、消去に時間がかかります。
サーバーエラーは比較的早く消えます。修正後にGooglebotが正常にアクセスできることを確認すれば、すぐに問題なしと判断されるためです。
重要なポイントは、これらはあくまで平均的な期間であり、サイトのクロール頻度や問題の複雑さによって大きく変動することです。
消去を早める方法
積極的にGooglebotに修正を知らせることで、エラーの消去を早めることができます。
以下の3つの方法が特に効果的です。
1. URL検査ツールでインデックス登録をリクエスト
サーチコンソールのURL検査ツールで対象URLを入力し、「インデックス登録をリクエスト」をクリックします。これにより、Googlebotが優先的にそのページをクロールします。ただし、リクエスト回数には制限があるため(1日あたり約10〜15件)、重要なページから優先的に実行してください。
2. サイトマップの再送信
sitemap.xmlを最新の状態に更新し、サーチコンソールから再送信します。修正済みのページがサイトマップに含まれていることを確認し、削除したページは完全に除外してください。サイトマップ経由でGooglebotに最新の構造を伝えることで、クロールの優先順位が上がります。
3. Fetch as Googleの活用
URL検査ツール内の「公開URLをテスト」機能を使用すると、現在のページ状態をリアルタイムで確認できます。この機能はFetch as Googleと同様の役割を果たし、修正が正しく反映されているかを即座に確認できます。問題がなければ、そのままインデックス登録リクエストを送信しましょう。
これらの方法を組み合わせることで、通常よりも数日から1週間程度早くエラーを消去できる可能性があります。
サーチコンソールでエラーを確認する正しい手順
エラーを適切に解決するには、まず正確に問題を把握する必要があります。サーチコンソールでエラーを確認する3つのステップを解説します。
ステップ1:エラーの種類と詳細を把握する
サーチコンソールの「インデックス」>「ページ」レポートで、すべてのエラーを網羅的に確認できます。
具体的な確認手順は以下の通りです。
- サーチコンソールにログイン
- 左側メニューから「インデックス」>「ページ」を選択
- 「ページがインデックスに登録されなかった理由」セクションでエラーを確認
- 各エラー項目をクリックして詳細を表示
エラーURL一覧の見方のポイントは以下です。
- エラータイプ: どのような問題が発生しているか
- 影響を受けるURL数: 同じエラーが発生しているページ数
- 最終クロール日時: Googlebotが最後にアクセスした日時
- 検出日: エラーが最初に検出された日
最終クロール日時を確認することで、エラーが古いものか最近発生したものかを判断できます。最終クロールが数週間前の場合、すでに修正済みでも再クロール待ちの可能性があります。
エラー件数が多い場合は、優先順位をつけて対応することが重要です。まずは影響度の高いエラーから着手しましょう。
ステップ2:URL検査ツールで個別診断
特定のURLについて詳細な診断を行うには、URL検査ツールが最適です。
URL検査ツールの使い方は以下の通りです。
- サーチコンソール上部の検索バーに対象URLを入力
- 「Enter」キーを押して検査を開始
- 結果画面で「インデックス登録の状況」を確認
- 「公開URLをテスト」をクリックしてライブテストを実行
ライブテストでは、現在のページ状態をリアルタイムで取得します。これにより、修正後の状態を即座に確認できます。Googlebotから見たページの表示内容や、HTTPステータスコード、robots.txtの制限なども確認可能です。
現在の状態と前回のクロール結果を比較することで、修正が正しく反映されているかを判断できます。ライブテストで問題がなければ、「インデックス登録をリクエスト」を実行して再クロールを促しましょう。
スクリーンショットでの視覚確認も重要です。URL検査ツールでは、Googlebotが実際に取得したページのスクリーンショットを表示できます。これにより、JavaScriptの読み込みエラーやCSSの問題なども発見できます。
ステップ3:エラーの優先順位を決める
すべてのエラーを同時に対応するのは非効率なため、影響度に応じて優先順位をつけましょう。
影響度が高いエラーの判断基準は以下の通りです。
- 現在アクセス可能で重要なページのエラー: トップページや主要コンテンツページ
- トラフィックが多いページのエラー: Google Analyticsでアクセス数を確認
- コンバージョンに関わるページのエラー: 商品ページや問い合わせフォーム
- 大量に発生しているエラー: 数百件以上のURL数
- 最近発生したエラー: 新しい問題ほど早急な対応が必要
逆に、放置しても問題ないエラーの判断基準もあります。
- 意図的に削除したページの404エラー(適切にリダイレクト設定済み)
- テスト環境や開発環境のURL
- 古いURLで外部リンクもない場合
- 重複コンテンツで正規URLが存在する場合
エラー一覧をExcelやスプレッドシートにエクスポートし、優先度を明記して管理することをおすすめします。これにより、計画的に対応を進められます。
エラータイプ別の原因と解決方法
サーチコンソールで表示される主要なエラータイプごとに、具体的な原因と解決方法を詳しく解説します。
404エラー・ソフト404エラーが消えない場合
404エラーとソフト404エラーは、ページが存在しないことを示すエラーですが、原因と対処法は異なります。
原因
404エラーの主な原因は以下の通りです。
- 削除したページへの内部リンクが残っている
- 外部サイトからのリンクが存在する
- タイプミスしたURLへのアクセスが続いている
- 古いサイトマップに削除済みURLが含まれている
ソフト404エラーは、404ステータスコードが正しく返されず、200(正常)を返しているのにページが存在しない状態です。例えば、「ページが見つかりません」というコンテンツを表示しながら、ステータスコードは200を返している場合に発生します。
解決方法
404エラーへの対処法は、ページの重要度によって異なります。
重要なページの場合:
- 301リダイレクトを設定して、関連性の高い別ページに誘導
- .htaccessファイル(Apache)またはnginx設定で実装
- WordPressの場合はプラグイン(Redirection等)を活用
# .htaccessでの301リダイレクト例
Redirect 301 /old-page.html https://example.com/new-page.html
削除予定のページの場合:
- サイト内の内部リンクをすべて削除
- sitemap.xmlから該当URLを除外
- 404ステータスコードが正しく返されることを確認
ソフト404エラーの解決方法は、サーバー設定の見直しが必要です。
- 存在しないページで404ステータスコードを返すよう設定
- エラーページのコンテンツ量を極端に少なくしない(200文字以上推奨)
- カスタム404ページを作成し、適切なステータスコードを返す
内部リンクの修正には、Screaming Frog SEO Spiderなどのツールが便利です。サイト全体をクロールして、削除済みURLへのリンクを一括で発見できます。
サーバーエラー(5xx)が消えない場合
サーバーエラーは、サーバー側の問題でページが表示できない状態を示し、SEOに最も悪影響を与えるエラーです。
原因
サーバーエラーの主な原因は以下の通りです。
- サーバーの負荷や不安定性(アクセス集中、リソース不足)
- .htaccessファイルやPHPの設定ミス
- WordPressプラグインやテーマの競合
- データベース接続エラー
- PHPのメモリ上限超過
- サーバーのタイムアウト設定
特にWordPressサイトでは、プラグインの更新後にサーバーエラーが発生するケースが多く見られます。
解決方法
サーバーエラーの解決は、原因の特定から始めます。
1. サーバーログの確認
ホスティング会社の管理画面からエラーログを確認します。エラーメッセージから具体的な原因を特定できます。
- cPanelの場合: 「エラーログ」メニューを確認
- Xserverの場合: サーバーパネルの「エラーログ」を確認
2. プラグインの無効化テスト(WordPress)
- FTPでサイトにアクセス
- /wp-content/plugins/フォルダ名を変更(例:plugins_backup)
- サイトが正常に表示されるか確認
- プラグインフォルダを1つずつ戻して原因を特定
3. PHPメモリ上限の引き上げ
wp-config.phpに以下を追加します。
define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');
または、php.iniファイルで設定します。
memory_limit = 256M
max_execution_time = 300
4. .htaccessファイルの確認
.htaccessの記述ミスがないか確認します。一時的にファイル名を変更して、エラーが解消されるか確認しましょう。
5. ホスティング会社への問い合わせ
上記の方法で解決しない場合、サーバー側の問題の可能性があります。ホスティング会社のサポートに詳細なエラーログを提供して相談してください。
サーバーエラーは放置すると、Googleからの評価が大きく下がります。最優先で対応しましょう。
リダイレクトエラーが消えない場合
リダイレクトエラーは、ページの転送設定に問題があることを示し、ユーザー体験とSEOの両方に悪影響を与えます。
原因
リダイレクトエラーの主な原因は以下の通りです。
- リダイレクトチェーンが長すぎる(5回以上の連続リダイレクト)
- リダイレクトループが発生(AからB、BからAへの相互リダイレクト)
- 無効なURLや存在しないURLへのリダイレクト
- HTTPとHTTPSの混在によるリダイレクト問題
- 一時的な302リダイレクトの長期使用
リダイレクトチェーンの例: URL A → URL B → URL C → URL D → URL E
このように複数回転送されると、Googlebotはクロールを中断します。
解決方法
リダイレクトエラーの解決には、リダイレクト構造の最適化が必要です。
1. リダイレクトチェーンの短縮
すべてのリダイレクトを最終到達URLへの直接リダイレクトに変更します。
変更前:
Redirect 301 /page1 /page2
Redirect 301 /page2 /page3
変更後:
Redirect 301 /page1 /page3
Redirect 301 /page2 /page3
2. リダイレクトループの解消
リダイレクト設定を見直し、循環参照を削除します。Redirect Checkerなどのオンラインツールでループを検出できます。
3. 最終到達URLへの直接リダイレクト
中間ページを経由せず、直接最終URLにリダイレクトすることで、転送回数を最小限に抑えます。
4. 301リダイレクトの使用
一時的な302リダイレクトではなく、恒久的な301リダイレクトを使用します。301はSEO評価を引き継ぎますが、302は引き継ぎません。
5. HTTPSへの統一
HTTPとHTTPSが混在している場合、すべてHTTPSに統一します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]
リダイレクト設定変更後は、必ずURL検査ツールで動作を確認してください。
クロールされましたがインデックス登録されませんでした
このエラーは、Googlebotがページをクロールしたものの、インデックスに登録しなかったことを示します。
原因
インデックス登録されない主な原因は以下の通りです。
- noindexタグが設定されている
- robots.txtでクロールがブロックされている
- 低品質コンテンツと判断された(文字数が極端に少ない、内容が薄い)
- 重複コンテンツの可能性(他のページと類似度が高い)
- ページの読み込み速度が遅い
- モバイルフレンドリーでない
特に、WordPressで「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っている場合、サイト全体がnoindexになります。
解決方法
インデックス登録されない問題の解決方法は、原因によって異なります。
1. メタタグの確認と修正
ページのHTMLソースを確認し、以下のタグがないか確認します。
<meta name="robots" content="noindex">
このタグがある場合は削除します。WordPressの場合、「設定」>「表示設定」で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックを外します。
2. robots.txtの設定見直し
サイトのrobots.txtファイル(https://example.com/robots.txt)を確認します。
問題のある設定例:
User-agent: *
Disallow: /important-page/
すべてのページをクロール可能にする設定:
User-agent: *
Allow: /
3. コンテンツの質と量の改善
低品質コンテンツと判断されている場合、以下を改善します。
- 文字数を増やす(最低800文字以上推奨)
- オリジナルコンテンツを追加
- 画像や動画などのメディアを充実
- ユーザーにとって価値のある情報を提供
4. canonicalタグの適切な設定
重複コンテンツがある場合、正規URLをcanonicalタグで指定します。
<link rel="canonical" href="https://example.com/original-page/">
重要なのは、canonicalタグが自分自身を指しているか、正しい正規URLを指しているかを確認することです。
5. ページ速度の改善
PageSpeed Insightsでページ速度を測定し、以下を最適化します。
- 画像の圧縮
- CSSとJavaScriptの最小化
- キャッシュの活用
- サーバー応答時間の短縮
これらの改善後、URL検査ツールで「インデックス登録をリクエスト」を実行してください。
ページにリダイレクトがあります
このエラーは、インデックス対象のURLが別のURLにリダイレクトされていることを示します。
原因
リダイレクトがあるエラーの主な原因は以下の通りです。
- 一時的な302リダイレクトの使用
- JavaScriptによるリダイレクト(クライアントサイド)
- meta refreshタグによるリダイレクト
- 意図しないリダイレクトの設定
Googleは、インデックス対象のURLが直接アクセス可能であることを推奨しています。リダイレクトされているページは、最終到達URLがインデックス対象となります。
解決方法
このエラーの解決方法は、リダイレクトの目的によって異なります。
1. 301リダイレクトへの変更
一時的な302リダイレクトを使用している場合、恒久的な301リダイレクトに変更します。
# 302から301へ変更
Redirect 301 /old-page https://example.com/new-page
2. サーバーサイドでのリダイレクト実装
JavaScriptやmeta refreshタグではなく、サーバーサイドでリダイレクトを実装します。
削除すべきJavaScriptリダイレクト:
window.location.href = "https://example.com/new-page";
削除すべきmeta refreshタグ:
<meta http-equiv="refresh" content="0; url=https://example.com/new-page">
これらをサーバーサイドの301リダイレクトに置き換えます。
3. リダイレクトが不要な場合は削除
意図しないリダイレクトが設定されている場合、完全に削除します。.htaccessやnginx設定ファイルを確認し、不要なリダイレクトルールを削除してください。
4. 正規URLをサイトマップに登録
リダイレクト元のURLではなく、最終到達URL(正規URL)をsitemap.xmlに登録します。Googlebotは最終URLをインデックス対象とするため、最初から正しいURLをサイトマップに含めることが重要です。
リダイレクトの目的が正当である場合(サイト移転、URL変更など)、このエラーは問題ありません。Googleは自動的に最終URLをインデックスします。
「修正を検証」をクリックしても消えない時の対処法
サーチコンソールで「修正を検証」を実行しても、エラーが消えないケースは頻繁に発生します。検証プロセスの仕組みを理解し、適切に対処しましょう。
検証プロセスの仕組みを理解する
「修正を検証」をクリックしても、即座にエラーが消えるわけではなく、Googleの検証プロセスが完了するまで数日から2週間かかります。
検証プロセスの流れは以下の通りです。
- 開始前ステータス: 検証リクエストが送信され、キューに追加された状態
- 保留中ステータス: Googlebotがサンプルページをクロールして確認中
- 合格ステータス: すべてのサンプルページで問題が解決されたと確認
- 不合格ステータス: 一部または全てのページで問題が依然として存在
検証には通常数日から2週間かかりますが、エラーの種類やURL数によって期間は変動します。大量のURLがある場合、検証に1ヶ月以上かかることもあります。
重要なポイントは、検証中も新たなクロールは継続されることです。検証プロセスとは別に、通常のクロールでもページの状態は更新されます。そのため、検証を待たずに自然にエラーが消えることもあります。
検証が失敗する主な理由
検証が「不合格」になる場合、修正が不完全か、新たな問題が発生している可能性があります。
検証が失敗する典型的な理由は以下の通りです。
1. 修正が不完全
- 一部のページでのみ修正が適用され、他のページで問題が残っている
- 修正内容が根本的な解決になっていない
- .htaccessやrobots.txtの記述ミスが残っている
2. 別のエラーが新たに発生
- 修正作業中に新しい問題を引き起こしている
- プラグインの更新によって別のエラーが発生
- サーバー設定の変更による副作用
3. タイミングの問題
- 修正直後に検証を実行したため、キャッシュが残っている
- DNSの伝播が完了していない(ドメイン変更の場合)
- CDNのキャッシュクリアが必要
検証が失敗した場合、エラーの詳細を再度確認し、問題を完全に解決してから再度「修正を検証」をクリックしてください。焦って何度もクリックしても効果はありません。
検証を待たずに確認する方法
検証プロセスを待たずに、修正が正しく反映されているかを確認する方法があります。
1. URL検査ツールのライブテスト
URL検査ツールで「公開URLをテスト」を実行すると、現在のページ状態をリアルタイムで取得できます。これにより、修正が正しく適用されているかを即座に確認可能です。
ライブテストの確認ポイント:
- HTTPステータスコード(200が正常)
- インデックス登録の可否
- ページの読み込み状況
- robots.txtのブロック有無
2. 外部クローラーツールの活用
以下のツールを使用して、Googlebotの視点でページを確認できます。
- Screaming Frog SEO Spider: サイト全体をクロールしてエラーを検出
- Ahrefs Site Audit: 包括的なサイト診断とエラーレポート
- Sitebulb: 詳細なクロール分析とエラー可視化
これらのツールは、Googlebotが遭遇する問題を事前に発見できます。
3. サーバーログでのGooglebotアクセス確認
サーバーログを確認して、Googlebotが実際に修正後のページにアクセスしているかを確認します。
ログの確認ポイント:
- Googlebotのアクセス日時
- アクセスしたURL
- HTTPステータスコード
- ユーザーエージェント(Googlebot/2.1など)
サーバーログは、cPanelやサーバー管理画面の「アクセスログ」から確認できます。Googlebotのアクセスがあり、200ステータスを返していれば、修正は正しく認識されています。
これらの方法で問題がないことを確認できれば、後は検証プロセスの完了を待つだけです。焦らず、数週間は様子を見ましょう。
どうしてもエラーが消えない場合の最終手段
すべての対処法を試してもエラーが消えない場合、以下の最終手段を検討してください。ただし、これらの方法は慎重に実行する必要があります。
方法1:sitemap.xmlから完全に削除
問題のURLをsitemap.xmlから完全に削除し、Googlebotにクロールさせないようにします。
サイトマップ編集の具体的手順は以下の通りです。
- FTPまたはファイルマネージャーでsitemap.xmlを開く
- 問題のURLが含まれる<url>タグを削除
- WordPressの場合、SEOプラグイン(Yoast SEO、All in One SEO等)の設定で除外
- 編集したサイトマップをサーバーにアップロード
- サーチコンソールでサイトマップを再送信
サイトマップからURLを削除すると、Googlebotはそのページの優先度を下げます。結果として、クロール頻度が減り、エラーも表示されなくなります。
再送信後の確認方法:
- サーチコンソールの「サイトマップ」レポートで送信状況を確認
- 「送信されたURL数」が減少していることを確認
- 数日後にエラー件数が減少しているか確認
インデックス削除リクエストは、サイトマップ削除だけでは不十分な場合に検討します。ただし、完全にページを削除する場合のみ使用してください。
方法2:robots.txtで明示的にブロック
robots.txtファイルでURLをブロックし、Googlebotのアクセスを完全に拒否します。
Disallowの正しい記述方法は以下の通りです。
User-agent: Googlebot
Disallow: /problem-page/
Disallow: /error-directory/
特定のファイルタイプをブロックする場合:
User-agent: *
Disallow: /*.pdf$
robots.txtは、サイトのルートディレクトリ(https://example.com/robots.txt)に配置します。
ブロック後の確認手順:
- robots.txtの変更をサーバーにアップロード
- サーチコンソールの「robots.txtテスター」で動作確認
- ブロックしたいURLを入力して「テスト」をクリック
- 「ブロック済み」と表示されることを確認
注意点として、robots.txtでブロックしてもインデックスからは削除されません。すでにインデックスされているページをインデックスから削除したい場合は、noindexタグを使用するか、URL削除ツールを併用する必要があります。
方法3:Googleへの直接報告
上記の方法でも解決しない場合、Googleに直接問題を報告できます。
サーチコンソールのフィードバック機能を使用します。
- サーチコンソールの右上にあるフィードバックアイコンをクリック
- 問題の詳細を記述(エラータイプ、対処した内容、消えない理由など)
- 該当するURLを具体的に記載
- スクリーンショットを添付(任意)
- 送信して回答を待つ
フィードバックの記述例:
サーチコンソールで404エラーが表示されている以下のURLについて、
2024年12月10日に301リダイレクトを設定し、sitemap.xmlからも削除しましたが、
1ヶ月以上経過してもエラーが消えません。
URL検査ツールのライブテストでは問題なく、正しくリダイレクトされています。
該当URL: https://example.com/old-page
Google検索セントラルコミュニティの活用も有効です。
- URL: https://support.google.com/webmasters/community
- 他のサイト運営者やGoogleの専門家から助言を得られる
- 過去の類似事例を検索できる
- 回答が数日以内に得られることが多い
コミュニティでの質問の際は、具体的な情報(URL、エラータイプ、対処内容、経過期間)を明記すると、的確な助言が得られやすくなります。
方法4:古いURLの削除リクエスト
完全にページを削除し、インデックスからも削除したい場合、URL削除ツールを使用します。
URL削除ツールの使い方は以下の通りです。
- サーチコンソールの「削除」メニューを選択
- 「新しいリクエスト」をクリック
- 削除したいURLを入力
- 削除タイプを選択(URLのみ、またはキャッシュもクリア)
- リクエストを送信
一時的削除と永久削除の違いを理解することが重要です。
| 削除タイプ | 有効期間 | 用途 |
|---|---|---|
| 一時的削除 | 約6ヶ月 | テスト用や緊急対応 |
| 永久削除 | 恒久的 | ページ削除+noindexタグ設定が必要 |
一時的削除は、URL削除ツールでリクエストするだけで実行できます。ただし、6ヶ月後には再びインデックスされる可能性があります。
永久削除には、以下の両方が必要です。
- ページを実際に削除するか、404/410ステータスを返す
- URL削除ツールでリクエスト
または、ページが存在する状態で永久的にインデックスから除外する場合:
- ページにnoindexタグを追加
- URL削除ツールでリクエスト
リクエスト後の処理期間は通常1〜3日です。ステータスは「削除」メニューで確認できます。承認されると、検索結果から即座に削除されます。
注意点として、URL削除ツールは最終手段です。通常は、適切なリダイレクトやrobots.txt設定で対応することをおすすめします。削除すると元に戻すのが困難なため、慎重に判断してください。
エラーを放置するとSEOに悪影響はある?
エラーを放置した場合のSEOへの影響は、エラータイプや規模によって異なります。影響度を正しく理解し、優先順位をつけて対応しましょう。
影響があるエラーと影響が少ないエラー
結論として、現在存在するページのエラーや大量発生しているエラーは、SEOに深刻な悪影響を与えます。
SEOに影響が大きいエラーは以下の通りです。
| エラータイプ | SEOへの影響度 | 理由 |
|---|---|---|
| サーバーエラー(5xx) | 非常に大 | Googlebotがアクセスできず、インデックスから削除される可能性 |
| 大量の404エラー | 大 | クロールバジェットの浪費、サイト全体の評価低下 |
| ページ速度遅延 | 大 | ユーザー体験の悪化、ランキング低下 |
| モバイル非対応 | 大 | モバイルファーストインデックスの時代に致命的 |
| 重複コンテンツ | 中〜大 | 検索結果での順位競合、評価の分散 |
逆に、SEOへの影響が少ないエラーもあります。
- 意図的に削除したページの404エラー(適切に処理済み)
- テスト環境やステージング環境のURL
- 外部リンクのない古いURL
- 既に301リダイレクト設定済みのURL
クロールバジェットへの影響も重要です。Googlebotは各サイトに対して1日あたりのクロール回数に制限を設けています。大量のエラーURLをクロールすると、重要なページがクロールされなくなり、新しいコンテンツがインデックスされにくくなります。
サイト全体の評価への影響として、エラーが多いサイトは「管理が行き届いていない」「品質が低い」と判断される可能性があります。特に、サーバーエラーが頻発するサイトは、ユーザーに悪い体験を提供していると見なされ、ランキングが低下します。
ユーザー体験への影響も見逃せません。404エラーページに到達したユーザーの約90%は、そのサイトから離脱すると言われています。コンバージョン機会の損失にも直結します。
優先的に対応すべきエラー
現在も存在し、トラフィックがあるページのエラーは、最優先で対応する必要があります。
優先的に対応すべきエラーの判断基準は以下の通りです。
1. 現在も存在するページのエラー
- トップページや主要カテゴリページ
- 最新の記事ページ
- 商品ページやサービス紹介ページ
これらのページでエラーが発生すると、直接的に収益や集客に影響します。URL検査ツールで即座に確認し、問題があれば最優先で修正してください。
2. 重要なコンバージョンページのエラー
- 問い合わせフォーム
- 購入ページ
- 会員登録ページ
- 資料請求ページ
これらのページでエラーが発生すると、ビジネス機会を直接的に損失します。Google Analyticsでコンバージョンページを特定し、エラーがないか定期的にチェックしましょう。
3. 大量に発生しているエラー
数百件、数千件規模のエラーは、サイト全体の構造的な問題を示している可能性があります。
大量発生の典型的な原因:
- テンプレートやテーマの問題
- プラグインの不具合
- サイト移転時のリダイレクト漏れ
- robots.txtやnoindexの一括設定ミス
大量エラーの場合、個別対応ではなく、根本原因を特定して一括解決することが効率的です。
4. 最近発生したエラー
古いエラーよりも、最近発生したエラーのほうが、現在の問題を示している可能性が高く、対応の緊急度も高くなります。サーチコンソールの「検出日」を確認し、最近発生したエラーから優先的に対応してください。
放置しても問題ないケース
すべてのエラーを0にする必要はなく、放置しても問題ないケースもあります。
放置しても良いエラーの判断基準は以下の通りです。
1. 意図的に削除したページの404
適切に301リダイレクトを設定済み、またはリダイレクト先がない場合、404エラーは正常な状態です。sitemap.xmlから除外し、内部リンクを削除していれば、エラー表示が残っていても問題ありません。
2. 古いURLの自然な減衰
数年前のURLで、外部リンクもトラフィックもない場合、Googlebotのクロール頻度は自然に低下し、いずれエラー表示も消えます。無理に対処する必要はありません。
3. テスト環境のURL
開発用やステージング用のURLがサーチコンソールに表示されることがあります。本番環境に影響しないため、放置しても問題ありません。ただし、robots.txtで明示的にブロックしておくことを推奨します。
4. 重複コンテンツの正規化済みURL
canonicalタグで正規URLを指定済みの場合、重複コンテンツのエラーは無視して構いません。Googleは自動的に正規URLをインデックスします。
重要なのは、「エラーゼロ」を目指すことではなく、「ユーザーとSEOに影響のあるエラーを優先的に解決すること」です。完璧を求めすぎず、効果の高いエラーから順番に対処しましょう。
エラーを予防するための日常的なチェックポイント
エラーが発生してから対処するのではなく、日頃からチェックして予防することが重要です。効率的な監視方法を解説します。
定期的にサーチコンソールを確認する習慣
週に1回、サーチコンソールをチェックする習慣をつけることで、問題の早期発見と迅速な対応が可能になります。
週次チェックで確認すべきポイントは以下の通りです。
確認項目と頻度:
| 確認項目 | 推奨頻度 | 確認内容 |
|---|---|---|
| インデックスステータス | 週1回 | エラー件数の増減 |
| カバレッジレポート | 週1回 | 新規エラーの有無 |
| パフォーマンスレポート | 週1回 | 検索トラフィックの変動 |
| セキュリティ問題 | 週1回 | マルウェアや侵害の警告 |
| モバイルユーザビリティ | 月1回 | モバイル対応の問題 |
| ページエクスペリエンス | 月1回 | Core Web Vitalsの状況 |
週次チェックの具体的な手順:
- サーチコンソールにログイン
- 「インデックス」>「ページ」で全体のエラー件数を確認
- 前週と比較して件数が増加していないかチェック
- 新規エラーがある場合、エラー詳細を確認
- 重要度が高いエラーはすぐに対処
- スプレッドシートに記録して推移を追跡
アラート通知の設定方法も活用しましょう。
サーチコンソールでは、重要な問題が発生した際にメール通知を受け取れます。
- サーチコンソールの「設定」を開く
- 「メール設定」を選択
- 受信したいアラートの種類を選択
- サイトの問題
- 手動による対策
- セキュリティの問題
- 通知先のメールアドレスを確認
- 設定を保存
これにより、重大な問題が発生した際に即座に気づけます。
サイト更新時の注意点
サイトやコンテンツを更新する際、事前チェックを行うことでエラーの発生を防げます。
サイト更新時の注意点は以下の通りです。
1. リダイレクト設定の事前確認
URLを変更する場合、必ず301リダイレクトを設定してから実行します。
チェックリスト:
- 旧URLから新URLへの301リダイレクト設定
- リダイレクトチェーンが発生していないか確認
- ライブテストでリダイレクトの動作確認
- sitemap.xmlに新URLを追加、旧URLを削除
2. 内部リンクの整合性チェック
ページを削除・移動する際は、そのページへのリンクをすべて修正します。
確認方法:
- WordPress管理画面の「投稿一覧」で検索
- Screaming Frog等のツールでサイト全体をクロール
- Google検索で「site:example.com “旧URL”」と検索して残存リンクを発見
3. 更新後のURL検査
重要なページを更新した後は、必ずURL検査ツールで確認します。
確認項目:
- インデックス登録が可能か
- ページが正しく読み込まれるか
- モバイル版も問題ないか
- 構造化データにエラーがないか
サイト移転やドメイン変更の場合は、特に慎重な対応が必要です。
- 移転前にサイト全体のバックアップ
- 301リダイレクトの一括設定
- サーチコンソールでアドレス変更ツールを使用
- 新旧両方のサーチコンソールで監視
- 移転後1ヶ月は毎日エラーチェック
便利な監視ツールの活用
サーチコンソールだけでなく、専用ツールを併用することで、より包括的なエラー監視が可能になります。
おすすめの監視ツールは以下の通りです。
1. Screaming Frog SEO Spider
無料版では500URLまでクロール可能な、最も人気のあるSEOツールです。
主な機能:
- サイト全体のエラーを一括検出
- 404エラー、リダイレクト、重複コンテンツの発見
- ページタイトル、メタディスクリプションのチェック
- 内部リンク構造の可視化
- sitemap.xmlの自動生成
使い方:
- ツールをダウンロード・インストール
- サイトURLを入力してクロール開始
- 「Response Codes」タブでエラーを確認
- エラーURLをCSVでエクスポート
- 優先順位をつけて対処
2. Ahrefs Site Audit
有料ツールですが、最も包括的なサイト診断が可能です。
主な機能:
- 100以上のSEO項目を自動チェック
- クロールバジェットの最適化提案
- ページ速度とCore Web Vitalsの測定
- 自動定期クロール(週次・月次)
- エラーの優先度自動判定
料金:
- Liteプラン: $129/月(5,000URLまで)
- Standardプラン: $249/月(50,000URLまで)
3. その他おすすめツール
| ツール名 | 料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Sitebulb | $35/月 | 詳細なクロール分析と視覚的レポート |
| Semrush Site Audit | $119.95/月 | 競合分析とSEOチェックを統合 |
| Sitechecker | $29/月〜 | シンプルで使いやすい監視ツール |
| Google Analytics | 無料 | トラフィックとエラーページの関連分析 |
| Uptime Robot | 無料〜 | サーバーダウンの即時通知 |
これらのツールを組み合わせることで、サーチコンソールでは発見できない問題も早期に検出できます。
定期的な監視と予防的な対応により、エラーの発生を最小限に抑え、SEOパフォーマンスを維持できます。サイトの規模や重要度に応じて、適切なツールと監視頻度を設定しましょう。
よくある質問(FAQ)
サーチコンソールのエラーに関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1: エラーを修正してから何日待てばいい?
A: エラータイプによって異なりますが、通常2週間から1ヶ月程度待つ必要があります。
修正後にエラーが消えるまでの期間は、以下の要因によって変動します。
- サイトのクロール頻度: 大規模で更新頻度の高いサイトは数日、小規模サイトは数週間
- エラーの種類: サーバーエラーは比較的早く(数日〜2週間)、404エラーは遅い(2週間〜1ヶ月)
- 影響を受けるURL数: 大量のURLがある場合、検証に1ヶ月以上かかることも
- 外部リンクの有無: 外部サイトからのリンクがあると、クロールが継続され消えにくい
目安として、修正後2週間は様子を見てください。2週間経過してもエラーが残る場合、以下を確認しましょう。
- URL検査ツールで最新のクロール日時を確認
- ライブテストで修正が正しく反映されているか確認
- 問題がなければ「インデックス登録をリクエスト」を実行
- さらに2週間待機
合計で4週間(1ヶ月)待ってもエラーが消えない場合は、根本原因が解決されていない可能性が高いため、再度詳細な診断が必要です。
焦って何度も「修正を検証」をクリックしても効果はありません。検証プロセスは自動化されており、重複リクエストは処理されません。忍耐強く待つことが重要です。
Q2: 修正を検証を何度もクリックしても大丈夫?
A: 技術的には問題ありませんが、検証プロセスを早めることはできないため、意味がありません。
「修正を検証」ボタンは、クリックするたびに新しい検証リクエストを送信します。しかし、重要なポイントとして、複数回クリックしても検証速度は変わりません。
検証プロセスの仕組み:
- 1回目のクリック: 検証リクエストがキューに追加される
- 2回目以降のクリック: 既存の検証プロセスが継続中の場合、新しいリクエストは無視されるか、既存のものが上書きされる
- 検証中にクリック: 検証プロセスがリセットされる可能性がある
推奨される使い方:
- エラーを修正後、1回だけ「修正を検証」をクリック
- ステータスが「保留中」になることを確認
- 2週間は待機(何もしない)
- 2週間後に状況を確認
- まだ「保留中」の場合、さらに待機
- 「不合格」になった場合のみ、再度修正して再クリック
何度もクリックすることのデメリット:
- 検証プロセスが途中でリセットされる可能性
- サーチコンソールのシステムに不要な負荷
- 正確な検証期間の追跡が困難になる
Googleは、検証には時間がかかることを公式に認めています。焦らず、通常のクロールプロセスに任せることも有効です。「修正を検証」を使わなくても、Googlebotは定期的にクロールしてエラーの解消を確認します。
Q3: エラー件数が増えているのはなぜ?
A: エラー件数の増加は、新たな問題の発生か、Googlebotのクロール範囲拡大が原因です。
エラーが増加する典型的な理由は以下の通りです。
1. 新たな問題の発生
- サイト更新やプラグイン更新による不具合
- サーバー設定の変更
- テーマやテンプレートの変更による一括エラー
- 新しいページの追加時の設定ミス
2. Googlebotのクロール範囲拡大
- 以前は発見されていなかったページがクロールされた
- サイトマップの更新により新しいURLが発見された
- 内部リンク構造の変更により、深い階層のページが発見された
3. 一時的なサーバー不調
- アクセス集中によるサーバーダウン
- メンテナンス作業中のエラー
- ホスティング会社側の問題
エラー増加時の対処法:
- 増加のタイミングを特定
- サーチコンソールの「検出日」で増加時期を確認
- その時期に行った変更を思い出す(更新、設定変更など)
- エラーの種類を分析
- すべて同じエラータイプか確認
- 同じディレクトリやページタイプか確認
- 共通点を見つける
- URLのパターンを分析
- 共通のテンプレートやプラグインがないか確認
- 根本原因を解決
- テンプレートレベルの問題を修正
- プラグインの設定を見直し
- サーバー設定を最適化
エラー増加が一時的なものかの判断:
サーバーエラーが急増した場合、数日間様子を見てください。一時的なサーバー負荷であれば、自然に解消されます。しかし、1週間以上続く場合は、構造的な問題があると判断し、詳細な調査が必要です。
増加し続けるエラーを放置すると、SEOに深刻な影響を与えるため、早急な対処が必要です。特に、サーバーエラーの大量発生は、Googleからの評価を大きく下げる可能性があります。
Q4: カバレッジレポートとページレポートの違いは?
A: カバレッジレポートは旧バージョンで、現在は「ページ」レポートに統合されています。
Googleサーチコンソールは2021年にインターフェースを更新し、「カバレッジレポート」を「ページ」レポートに変更しました。機能的にはほぼ同じですが、いくつかの改善点があります。
主な違い:
| 項目 | カバレッジレポート(旧) | ページレポート(新) |
|---|---|---|
| 表示場所 | インデックス > カバレッジ | インデックス > ページ |
| データ表示 | 4つのカテゴリ分類 | より詳細な理由別分類 |
| URL検査 | 別画面に遷移 | 統合されて使いやすい |
| フィルター機能 | 基本的な機能 | 強化されたフィルター |
「ページ」レポートで確認できる情報:
- インデックス登録されたページ
- 正常にインデックスされているURL数
- サイトマップ経由/検出経由の内訳
- インデックス登録されなかった理由
- エラーの詳細な理由別リスト
- 各理由に該当するURL数
- 最終クロール日時
- 除外されたページ
- noindexタグによる除外
- robots.txtによるブロック
- 重複コンテンツによる除外
使い方のポイント:
- 「ページがインデックスに登録されなかった理由」セクションで問題を発見
- 各エラー項目をクリックして詳細URLリストを表示
- URL検査ツールと連携してすぐに診断可能
もし旧インターフェースを使用している場合は、新しい「ページ」レポートへの移行を推奨します。より詳細な情報と使いやすいインターフェースで、エラー対応が効率化されます。
Q5: エラーが0件になることはある?
A: 完全に0件にすることは現実的ではなく、その必要もありません。重要なのは影響のあるエラーを解決することです。
エラーを完全にゼロにするのが困難な理由:
- 外部からのアクセス
- 他サイトからのリンク切れ
- ユーザーのブックマークやタイプミス
- クローラーボットによる古いURLへのアクセス
- 過去の履歴
- サイト移転時の旧URL
- 削除した古いコンテンツ
- 実験的に作成したページ
- 技術的な一時エラー
- サーバーの一時的な負荷
- ネットワークの瞬断
- メンテナンス作業中のアクセス
健全なサイトのエラー状況:
| サイト規模 | 許容されるエラー件数の目安 |
|---|---|
| 小規模(〜100ページ) | 0〜10件程度 |
| 中規模(100〜1,000ページ) | 10〜50件程度 |
| 大規模(1,000ページ以上) | 50〜200件程度 |
重要なのは、エラーの「質」です。以下の基準で判断してください。
問題ないエラー:
- 意図的に削除したページの404(適切に処理済み)
- 外部リンクによる古いURLへのアクセス
- テスト環境のURL
- 重複コンテンツ(正規化済み)
問題があるエラー:
- 現在存在するページのエラー
- サーバーエラー(5xx)
- 重要ページのリダイレクトエラー
- 大量に発生している同一エラー
Googleの元社員であるJohn Mueller氏も、「エラーゼロを目指す必要はない」と公式に発言しています。エラーがあること自体は問題ではなく、ユーザーとSEOに影響を与えるエラーを放置することが問題です。
実践的なアプローチ:
- 影響度の高いエラーをリストアップ
- 優先順位をつけて対応
- 定期的に新規エラーをチェック
- 全体のエラー件数が急増していないか監視
エラー件数よりも、サイト全体のパフォーマンス(検索順位、トラフィック、コンバージョン)を重視しましょう。数件のエラーがあっても、サイトのパフォーマンスが良好であれば、SEO上は問題ありません。
まとめ:サーチコンソールのエラーが消えない時の対応チェックリスト
サーチコンソールのエラーが消えない場合の対応方法を、実践的なチェックリスト形式でまとめます。この手順に沿って対応することで、ほとんどのエラーは解決できます。
エラー解決の基本ステップ
ステップ1: エラーの種類と原因を正確に特定する
- [ ] サーチコンソールの「インデックス」>「ページ」でエラーを確認
- [ ] エラータイプ(404、5xx、リダイレクト等)を識別
- [ ] 影響を受けるURL数と最終クロール日時を記録
- [ ] URL検査ツールで個別URLの詳細を確認
- [ ] エラーの優先順位を決定(影響度、URL数、重要性)
ステップ2: 根本原因を完全に解決する
- [ ] 表面的な修正ではなく、根本原因を特定
- [ ] サイト全体で同じ問題が発生していないか確認
- [ ] テンプレートやプラグインレベルの問題を修正
- [ ] 内部リンク、sitemap.xml、robots.txtを適切に更新
- [ ] サーバーログでエラーの詳細を確認
ステップ3: 修正を検証して再クロールを待つ
- [ ] URL検査ツールでライブテストを実行
- [ ] 修正が正しく反映されていることを確認
- [ ] 「修正を検証」ボタンを1回クリック
- [ ] 通常2週間〜1ヶ月の待機期間を設定
- [ ] 焦って何度もクリックしない
ステップ4: URL検査ツールで現在の状態を確認
- [ ] 2週間後に再度URL検査ツールで確認
- [ ] 最終クロール日時が更新されているか確認
- [ ] インデックスステータスが「正常」になっているか確認
- [ ] スクリーンショットで表示内容を視覚的に確認
ステップ5: 必要に応じてインデックス登録をリクエスト
- [ ] ライブテストで問題がないことを確認
- [ ] 「インデックス登録をリクエスト」を実行
- [ ] 1日の上限(約10〜15件)に注意
- [ ] 重要なページから優先的にリクエスト
- [ ] サイトマップの再送信も検討
ステップ6: 定期的なモニタリングで再発を防ぐ
- [ ] 週次でサーチコンソールをチェックする習慣
- [ ] 新規エラーが発生していないか確認
- [ ] エラー件数の推移を記録
- [ ] サイト更新時は事前にリダイレクト設定を確認
- [ ] Screaming Frog等のツールで定期的にサイトをクロール
緊急度別の対応優先順位
最優先(即日対応):
- サーバーエラー(5xx)が現在存在するページで発生
- トップページや主要ページのエラー
- コンバージョンページのエラー
高優先(1週間以内):
- 大量に発生しているエラー(100件以上)
- 最近発生したエラー
- トラフィックが多いページのエラー
中優先(1ヶ月以内):
- 404エラー(適切なリダイレクト未設定)
- リダイレクトエラー
- クロールブロック系のエラー
低優先(余裕があれば):
- 意図的に削除したページの404(リダイレクト済み)
- テスト環境のURL
- 外部リンクのみの古いURL
エラーが消えない場合の最終チェック項目
- [ ] 修正後4週間以上経過しているか
- [ ] URL検査ツールのライブテストで問題なしと表示されるか
- [ ] sitemap.xmlから問題URLを完全に削除したか
- [ ] robots.txtで意図せずブロックしていないか
- [ ] 内部リンクから問題URLへのリンクを完全に削除したか
- [ ] サーバーログでGooglebotのアクセスが確認できるか
- [ ] ページが実際に正常に表示されるか(ブラウザで直接確認)
すべてをチェックしても解決しない場合:
- [ ] sitemap.xmlから完全に削除
- [ ] robots.txtで明示的にブロック
- [ ] サーチコンソールのフィードバック機能で報告
- [ ] Google検索セントラルコミュニティで相談
- [ ] URL削除ツールの使用を検討(最終手段)
成功のための心構え
- 焦らない: エラーが消えるまでには時間がかかることを理解する
- 優先順位をつける: すべてのエラーを一度に解決しようとしない
- 根本原因を解決: 表面的な修正では再発する
- 記録を残す: 対応日時と内容を記録して推移を追跡
- 定期的に監視: 新規エラーの早期発見が重要
サーチコンソールのエラーは、適切に対応すれば必ず解決できます。このチェックリストを参考に、計画的に対応を進めてください。エラーが消えることで、サイトのSEOパフォーマンスが向上し、検索順位とトラフィックの改善につながります。
参考文献・引用元URL
本記事の作成にあたり、以下の信頼性の高い情報源を参考にしています。
Google公式ドキュメント:
- Google Search Central – インデックス登録に関するドキュメント https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing
- Google Search Console ヘルプセンター https://support.google.com/webmasters/
SEO専門メディア・事例:
- PLAN-B「サーチコンソールのクロールエラーとは」 https://www.plan-b.co.jp/blog/seo/66578/
- デジタルマーケティング「Google Search Console クロールエラーの対処法」 https://digital-marketing.jp/seo/google-search-console-crawl-error-handling/
- CREAL「Google Search Console エラー解決ガイド」 https://www.creal.co.jp/column/seo/7575/
技術ドキュメント:
- Googlebot クロールの仕組み – 公式ドキュメント
- robots.txt 仕様 – Google Developers
- HTTPステータスコードの理解 – MDN Web Docs
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本記事が、サーチコンソールのエラー解決のお役に立てば幸いです。エラー対応でお困りの際は、このガイドを何度でもご参照ください。