今回はLooker Studioの表の使い方について解説します。Looker Studioのグラフの中でも使用頻度が高いので、効率的にレポートを作成することができるようになります。
Looker Studioでは、47個(2024年11月時程)のグラフでデフォルトで用意されております。その中でも表組・棒グラフ・円グラフ・スパークライン・折線グラフは最もレポートの中で使われるものになります。今回はその「表」のみのご紹介をします。
Looker Studioで使用できる表は大きくは2つの種類があります。
単純な表組みの形式のものとピボットテーブルの2つがあります。まずは、それぞれの違いについて説明します。
通常の表組
通常の表組は、行と列でデータを単純に表示させます。一般的にエクセルの行と列の関係になります。
行と列でデータを可視化するため、大量にあるデータを集計する(クロス)場合などには不向きです。
各データを単純に表示させたい場合やデータ量が大きくない場合は、表組みの表示で良いです。
ピボットテーブル
一方ピボットテーブルは、大量のデータがあり集計などが必要な場合に、向いております。行と列の両方にディメンションを設定することができるため、データを多角的に分析・可視化することができます。
表示させたいデータに合わせて、表組みかピボットテーブルを使用するか判断してください。
データに対して適切なグラフを使用しないと、ディメンションでエラーや指標でエラーになりレポートが表示されません。
1. 基本テーブル
基本のテーブルは一般的なテーブルになります。それぞのデータを表組として表示させるためのものになります。
下記の図は一番シンプルなものになりますので、ここから見た目の変更を行うことで見やすいテーブルにすることができます。
表示オプション
- ページネーション
- ソート機能
- 検索フィルター
が使用できます。テーブルを設置するとデフォルトで使用できる状態になっておりますので、特に設定しなくても使用できます。
デザインカスタマイズ
- ヘッダーのスタイリング
- 行の高さ調整
- セルの配置設定
- テーブル内スクロール設定
- フォントのサイズ、色変更
- 線の太さ、色の変更
- 背景の色
見た目の変更はテーブルの最初の行のレイアウトを変更する(色・フォント・サイズ・線など)ことができます。
シンプルにデータだけを表示させる際に、よく使うので覚えておいてください。
基本テーブルのレイアウト違い
基本テーブルはレイアウト他にも2つのレイアウトがあり、棒付きデータ表・ヒートマップ付きデータ表があります。
レイアウトを変更したパータンの例が下記になります。
棒付きデータ表
各データが数値ではなく棒グラフでセル内に表示されます。このセル内に数値を設定することも可能ですので、基本テーブルよりかなり見やすい表になります。
ヒートマップ付きデータ表
セル自体に色が付きデータの多い少ないと色で判断することができます。
データが多い場合且つ細かいデータを見る必要がない場合は、ヒートマップを使用してください。
2. ピボットテーブル
特徴と機能
- 多次元データの分析
- ドリルダウン機能
- 集計方法のカスタマイズ
活用シーン
- クロス集計分析
- 階層構造のデータ表示
- トレンド分析
ピボットテーブルを使用する時は、複数のデータを混在させて表組として表示させたい時に使用します。
多次元になるデータをまとめる時には必ずピボットテーブルでの表示になります。
Looker Studioで基本的なテーブルやピボットテーブルなどの設定方法がわからないやレポートに関してお悩みの方は弊社の無料レポートを参考にしてください。
1. 効果的な列の配置
優先度による配置
- 重要な指標を左側に配置
- 補足情報を右側に配置
- グルーピングによる視認性向上
上記の表のように左に重要なデータを設定して右に行くほど優先度が低い情報として表示させることで、わかりにくいデータになります。また人の目は左から右に流れるため、重要な情報は左に設置することが望ましいとされてます。
データ型による整列
- 数値データの右寄せ
- テキストデータの左寄せ
- 日付データの中央寄せ
データの並びを認識しやすいように日付データは必ず一番左に設置してください。
2. ヘッダーデザイン
スタイル設定
- フォントの強調
- 背景色の設定
- ボーダーラインの調整
マルチレベルヘッダー
- 大分類・小分類の設定
- ヘッダーの結合
- 階層構造の表現
よりテーブルを見やすくするために、データなどに合わせて上記の装飾を追加してください。
Looker Studioで基本的なテーブルやピボットテーブルなどの設定方法がわからないやレポートに関してお悩みの方は弊社の無料レポートを参考にしてください。
1. 動的な行数制御
条件付き表示
- フィルター条件による表示制御
- 閾値による表示/非表示
- データ量に応じた自動調整
- データの有無に合わせた表示
表示させるデータを限定する場合やデータがない時の表示の設定を行うとより見やすくなります。
ページネーション設定
- 1ページあたりの表示件数
- ページ送りの形式
- 合計件数の表示
Looker Studioで基本的なテーブルやピボットテーブルなどの設定方法がわからないやレポートに関してお悩みの方は弊社の無料レポートを参考にしてください。