「マイクラでマルチプレイがしたいけど、サーバーの立て方がわからない」「友達と自分だけのワールドで遊びたい」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、マイクラサーバーの立て方は意外と簡単で、初心者でも30分程度で構築できます。自宅PCでもレンタルサーバーでも、あなたに合った方法を選べば、すぐに友達と専用ワールドで遊べるようになります。
この記事では、マイクラサーバーの立て方を自宅PC・VPS・レンタルサーバー別に画像付きで徹底解説します。Java版・統合版の違い、必要スペック、ポート開放の方法まで、初心者が躓きやすいポイントを丁寧に説明しています。
記事を読み終える頃には、あなたも自分専用のマイクラサーバーを立てて、友達と自由に遊べるようになっています。さっそく始めましょう!
マイクラサーバーとは、複数のプレイヤーが同時に同じワールドで遊ぶための専用環境のことです。サーバーを立てることで、公式のRealms(有料サービス)を使わずに、自分だけのマルチプレイ環境を構築できます。
サーバーを立てる最大のメリットは、自由度の高さとコストパフォーマンスです。公式のRealmsは月額料金がかかりますが、自分でサーバーを立てれば、自宅PCなら無料、レンタルサーバーでも月500円程度から運用できます。また、MODやプラグインを自由に導入でき、ゲームルールや設定を細かくカスタマイズできるため、より自分好みのマルチプレイ環境を作れます。
ただし、サーバー構築には多少の技術的知識が必要です。この記事では、初心者でも理解できるよう、専門用語を避けて丁寧に解説していきます。
マイクラサーバーを立てるメリット
マイクラサーバーを自分で立てる主なメリットは4つあります。
1. コストを大幅に削減できる
公式のRealmsは月額470円〜940円かかりますが、自宅PCなら電気代のみ、VPSでも月500円〜1,000円程度で運用できます。年間で考えると数千円の節約になります。
2. MODやプラグインを自由に導入できる
公式Realmsでは使えないMODやプラグインを、サーバーに自由にインストールできます。工業化MODや便利系プラグインを入れることで、バニラとは全く違う遊び方が可能になります。
3. プレイ人数やワールド設定を自由に変更できる
Realmsは最大11人までですが、自分でサーバーを立てれば、スペック次第で20人以上の同時プレイも可能です。また、難易度やゲームモード、PvPの有効/無効なども自由に設定できます。
4. 24時間稼働させられる
VPSやレンタルサーバーを使えば、自分がオフラインでも友達がいつでもログインしてプレイできます。自宅PCの場合も、起動しておけば同様に24時間運用が可能です。
自分専用サーバーでできること
自分専用サーバーを立てることで、通常のマルチプレイでは実現できない様々なカスタマイズが可能になります。
ワールドの完全管理
サーバー管理者として、ワールドのバックアップを好きなタイミングで取得できます。また、複数のワールドを作成して切り替えることも可能です。重要な建築物を作る前にバックアップを取っておけば、失敗しても元に戻せます。
権限管理とセキュリティ
ホワイトリスト機能を使えば、登録したプレイヤーだけが参加できる完全招待制のサーバーにできます。また、OP権限を特定のプレイヤーに付与することで、管理を分担することも可能です。荒らし対策にも有効です。
パフォーマンス調整
サーバーの設定ファイル(server.properties)を編集することで、描画距離やエンティティ数を調整し、快適なプレイ環境を維持できます。重くなってきたら設定を変更するだけで改善できます。
イベントやミニゲームの開催
プラグインを導入すれば、PvPアリーナや経済システム、ミニゲームなどを実装できます。友達同士でオリジナルのイベントを企画して楽しめます。
サーバー構築に必要な時間と費用の目安
サーバー構築にかかる時間と費用は、選択する方法によって大きく異なります。
自宅PCで構築する場合
- 所要時間: 30分〜1時間
- 初期費用: 0円(PCが既にある場合)
- 月額費用: 電気代のみ(24時間稼働で月500円〜1,000円程度)
- メリット: 初期費用がかからない、スペックを自由に増強できる
- デメリット: ポート開放が必要、自宅のインターネット回線に依存
VPS・レンタルサーバーで構築する場合
- 所要時間: 10分〜30分(テンプレート使用時)
- 初期費用: 0円〜3,000円程度(サービスによる)
- 月額費用: 500円〜2,000円程度
- メリット: ポート開放不要、24時間安定稼働、設定が簡単
- デメリット: 月額費用がかかる、スペック変更に追加料金
推奨する選び方
- 2〜5人の少人数で遊ぶ → 自宅PC or 低スペックVPS(月500円〜)
- 6〜10人で遊ぶ → 中スペックVPS(月1,000円〜)
- 11人以上 or MOD多数 → 高スペックVPS(月2,000円〜)
初めてサーバーを立てる方には、ConoHa for GAMEやLolipop for Gamersなどのゲーム特化型VPSがおすすめです。テンプレートを選ぶだけで自動セットアップされるため、技術的な知識がなくても10分程度で構築できます。
マイクラサーバーを立てる前に、必ず決めておくべき重要なポイントが3つあります。これを最初に決めておかないと、途中で構築方法を変更する手間が発生したり、スペック不足で快適にプレイできなくなったりします。
まず決めるべきは、Java版か統合版(Bedrock版)のどちらでサーバーを立てるかです。次に、自宅PCで構築するか、VPS・レンタルサーバーを使うかを選択します。最後に、何人くらいで遊ぶのか、MODを導入するかを明確にします。
これらを事前に決めることで、最適な構築方法とスペックを選べるため、無駄なコストや時間を削減できます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
Java版か統合版(Bedrock版)かを選ぶ
マイクラには「Java版」と「統合版(Bedrock版)」の2種類があり、サーバーの立て方が異なります。まずは自分がどちらのバージョンでプレイしているかを確認しましょう。
Java版の特徴
- PC(Windows/Mac/Linux)でプレイできる
- MODの種類が圧倒的に多い(Forge、Fabric対応)
- サーバー構築の情報が豊富
- プラグインでサーバーを拡張しやすい
- PC版マインクラフトの元祖バージョン
統合版(Bedrock版)の特徴
- Windows、Xbox、PlayStation、Switch、スマホ・タブレットでクロスプレイ可能
- 動作が軽く、低スペック端末でも快適
- MODは少ないが、アドオンで拡張可能
- モバイル端末でもマルチプレイできる
Java版と統合版の違いと選び方
どちらを選ぶべきか?
MODを使いたい場合、または友達全員がPC版でプレイしている場合は「Java版」を選びましょう。工業化MODやミニゲーム系MODを導入できるため、遊びの幅が大きく広がります。
一方、スマホやSwitchのプレイヤーと一緒に遊びたい場合は「統合版」を選ぶ必要があります。統合版は異なるデバイス間でクロスプレイできるため、PCとスマホのプレイヤーが同じサーバーで遊べます。
互換性の注意点 Java版と統合版には互換性がありません。Java版サーバーには統合版プレイヤーは参加できず、その逆も同様です。友達と遊ぶ前に、全員がどちらのバージョンを持っているか必ず確認してください。
バージョンによる機能の違い
Java版と統合版では、ゲーム内の仕様にも細かな違いがあります。
レッドストーン回路の挙動 Java版の方がレッドストーン回路の動作が複雑で、上級者向けの装置を作りやすい傾向にあります。統合版は挙動がシンプルなため、初心者向けです。
コマンドとアドオン Java版はサーバープラグイン(Spigot、Paper等)が充実しており、経済システムや保護機能を簡単に追加できます。統合版はアドオンで拡張しますが、Java版のMODほど多彩ではありません。
パフォーマンス 統合版の方が最適化されており、同じスペックのサーバーでも快適に動作します。Java版はメモリ消費が多めですが、設定次第で改善可能です。
自宅PCかレンタルサーバーかを選ぶ
サーバーを構築する環境として、自宅PCを使う方法とVPS・レンタルサーバーを使う方法があります。それぞれメリット・デメリットを理解して選びましょう。
判断基準
- 初期費用を抑えたい → 自宅PC
- 設定の簡単さを優先 → レンタルサーバー
- 24時間安定稼働させたい → VPS
- 友達が多く高負荷になる → 高スペックVPS
自宅に使っていないPCがあり、多少の技術的な設定ができる方は自宅PCでの構築がコスト面で有利です。一方、設定に自信がない方や、安定したサーバー運用を求める方はレンタルサーバーをおすすめします。
自宅PCのメリット・デメリット
メリット
- 初期費用がほぼゼロ(既存PCを活用)
- 月額費用が電気代のみで経済的
- スペックを自由にアップグレード可能(メモリ増設など)
- データの完全な物理管理ができる
- インターネット回線速度が速ければ快適
デメリット
- ルーターのポート開放が必要で設定が複雑
- 自宅のグローバルIPアドレスを公開する必要がある
- PCを常時起動させると電気代がかかる(月500円〜1,000円程度)
- 停電やPCの不具合でサーバーが停止する
- インターネット回線が不安定だと接続が切れやすい
レンタルサーバー(VPS)のメリット・デメリット
メリット
- ポート開放が不要で設定が簡単
- 24時間365日安定稼働
- テンプレート機能で自動セットアップ可能
- サーバー事業者のサポートを受けられる
- 自宅のIPアドレスを公開しなくて済む
デメリット
- 月額費用がかかる(500円〜2,000円程度)
- スペック変更に追加料金が必要な場合がある
- サーバー事業者の障害で停止するリスク
- データが自分の手元にない
結局どちらがおすすめ?
自宅PCがおすすめな人
- 余っているPCがあり、電気代を気にしない
- ネットワーク設定やポート開放ができる
- 初期費用を極力抑えたい
- 2〜3人の少人数でたまに遊ぶ程度
レンタルサーバーがおすすめな人
- 初めてサーバーを立てる初心者
- ポート開放などの設定が不安
- 友達がいつでもログインできる環境を作りたい
- 安定した接続を重視する
初心者には、ConoHa for GAMEやLolipop for Gamersなどのゲーム特化型VPSを強くおすすめします。「Minecraft」テンプレートを選ぶだけで自動的にサーバーが構築され、管理画面から簡単に操作できるため、技術的な知識がほとんどなくても10分程度で完了します。
プレイ人数とMOD導入の有無を決める
サーバーのスペックを決める上で、同時接続人数とMODの有無は非常に重要です。この2つによって必要なメモリやCPU性能が大きく変わります。
同時接続人数による必要スペックの目安 人数が増えるほど、サーバーの負荷が高くなります。特に全員が同じエリアで活動すると、エンティティやブロック更新の処理が集中し、ラグが発生しやすくなります。
MODの影響 MOD無しのバニラサーバーと比べて、MOD入りサーバーは1.5〜3倍のメモリとCPU性能が必要です。特に工業化MOD(IndustrialCraft、BuildCraft等)は処理が重く、高スペックが求められます。
人数別の必要スペック目安表
以下の表を参考に、適切なスペックを選びましょう。
| プレイ人数 | バニラ(MOD無し) | MOD少量(5個程度) | MOD多数(10個以上) |
|---|---|---|---|
| 2〜5人 | メモリ2GB / CPU 2コア | メモリ4GB / CPU 2コア | メモリ6GB / CPU 4コア |
| 6〜10人 | メモリ4GB / CPU 2コア | メモリ6GB / CPU 4コア | メモリ8GB / CPU 4コア |
| 11〜20人 | メモリ6GB / CPU 4コア | メモリ8GB / CPU 4コア | メモリ12GB / CPU 6コア |
| 21人以上 | メモリ8GB以上 / CPU 6コア以上 | メモリ12GB以上 / CPU 6コア以上 | メモリ16GB以上 / CPU 8コア以上 |
ストレージ容量の目安
- バニラサーバー: 10GB〜20GB
- MOD入りサーバー: 30GB〜50GB
- 大規模ワールド: 50GB以上
ワールドサイズは時間経過とともに増加するため、余裕を持った容量を確保しましょう。
MOD導入時の注意点
MODを導入する場合、以下の点に注意が必要です。
サーバー側とクライアント側の両方にMODが必要 工業化MODなど、ゲーム内容を変更するMODは、サーバーとプレイヤー全員のクライアントの両方に同じバージョンのMODをインストールする必要があります。バージョンが異なると接続できません。
MODローダーの選択
- Forge: 最も多くのMODに対応。工業化MODや大型MODはほぼForge対応。
- Fabric: 軽量で高速。最近のMODはFabric対応も増えている。
- Spigot/Paper: プラグイン対応。サーバー管理系の機能追加に便利。
MODとプラグインは併用できないため、どちらを優先するか事前に決めましょう。
メモリ割り当ての設定 MOD入りサーバーは起動時にメモリ割り当てを指定する必要があります。起動コマンドで -Xmx4G(4GBの場合)のように指定します。メモリ不足だとサーバーがクラッシュします。
互換性の確認 複数のMODを導入する場合、MOD同士の競合が発生する可能性があります。事前にMOD配布ページで互換性を確認し、テストサーバーで動作確認してから本番環境に導入しましょう。
自宅PCでマイクラサーバーを立てる方法は、初期費用を抑えられる最もコストパフォーマンスの高い選択肢です。WindowsパソコンでJava版サーバーを構築する手順を、初心者でも理解できるように画像付きで解説します。
自宅PCでサーバーを立てる場合、主な作業は7つのステップに分かれます。Javaのインストール、サーバーファイルのダウンロード、初回起動、設定ファイルの編集、ポート開放、そして接続確認という流れです。作業時間は慣れていれば30分程度、初めての方でも1時間あれば完了します。
重要なポイントは、ルーターのポート開放設定です。この設定を正しく行わないと、外部の友達がサーバーに接続できません。ただし、同じネットワーク内(同じWi-Fi)の友達となら、ポート開放なしでも遊べます。それでは詳しい手順を見ていきましょう。
必要なPCスペックと推奨環境
自宅PCでマイクラサーバーを快適に動かすには、最低限のスペックを満たす必要があります。スペック不足だとサーバーが頻繁にクラッシュしたり、ラグが発生して快適にプレイできません。
最低スペック(2〜3人・バニラ)
- CPU: Intel Core i3以上 または AMD Ryzen 3以上
- メモリ: 4GB以上(サーバー用に2GB割り当て)
- ストレージ: 空き容量20GB以上
- OS: Windows 10/11(64bit版)
- インターネット回線: 下り30Mbps以上
推奨スペック(5〜10人・MOD少量)
- CPU: Intel Core i5以上 または AMD Ryzen 5以上
- メモリ: 8GB以上(サーバー用に4GB割り当て)
- ストレージ: SSD推奨、空き容量50GB以上
- OS: Windows 10/11(64bit版)
- インターネット回線: 下り50Mbps以上、上り10Mbps以上
高スペック環境(10人以上・MOD多数)
- CPU: Intel Core i7以上 または AMD Ryzen 7以上
- メモリ: 16GB以上(サーバー用に8GB割り当て)
- ストレージ: NVMe SSD推奨、空き容量100GB以上
- OS: Windows 10/11(64bit版)
- インターネット回線: 下り100Mbps以上、上り30Mbps以上
重要な注意点 サーバーとクライアント(自分のプレイ)を同じPCで動かす場合、上記スペックの1.5倍程度が必要です。例えば、5人で遊ぶ場合、推奨スペックの8GBではなく12GB以上のメモリが理想的です。別のPCでサーバーを動かせるなら、そちらの方が快適です。
STEP1: Java(JDK)のインストール方法
マイクラサーバーを動かすには、まずJava(JDK)をインストールする必要があります。Javaはプログラムを実行するための基盤ソフトウェアで、これがないとサーバーファイルを起動できません。
インストールするJavaのバージョン マイクラのバージョンによって必要なJavaが異なります。
- マイクラ 1.17以降: Java 17以上
- マイクラ 1.16以前: Java 8または11
最新版で遊ぶ場合、Java 17または21をインストールしましょう。OpenJDK(無料版Java)を使うのが一般的です。
OpenJDKのダウンロードとインストール
手順1: OpenJDKをダウンロード
- Microsoftの公式サイト(https://www.microsoft.com/openjdk)にアクセス
- 「OpenJDK 17」または「OpenJDK 21」を選択
- 「Windows x64 msi」をクリックしてダウンロード
手順2: インストーラーを実行
- ダウンロードした
.msiファイルをダブルクリック - インストールウィザードが開いたら「Next」をクリック
- インストール先はデフォルトのまま「Next」
- 「Install」をクリックしてインストール開始
- 完了したら「Finish」をクリック
インストールは3〜5分程度で完了します。特別な設定は不要で、デフォルトのままで問題ありません。
動作確認コマンドの実行
Javaが正しくインストールされたか確認しましょう。
確認手順
- キーボードで「Windows + R」を押す
- 「cmd」と入力してEnterキー(コマンドプロンプトが起動)
java -versionと入力してEnterキー
正常な場合の表示例
openjdk version "17.0.9" 2023-10-17
OpenJDK Runtime Environment (build 17.0.9+8-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 17.0.9+8-LTS, mixed mode, sharing)
上記のようにバージョン情報が表示されればインストール成功です。「’java’は、内部コマンドまたは外部コマンド…として認識されていません」と表示される場合、インストールに失敗しているか、環境変数の設定が必要です。その場合は、PCを再起動してから再度確認してください。
STEP2: サーバーファイル(server.jar)のダウンロード
Javaのインストールが完了したら、次にマイクラの公式サーバーファイルをダウンロードします。このファイルがサーバーの本体です。
サーバーファイルはMojangの公式サイトから無料でダウンロードできます。バージョンは自分がプレイしているマイクラのバージョンと同じものを選びましょう。バージョンが異なると接続できません。
Mojang公式サイトからの取得方法
手順1: 公式サイトにアクセス
- ブラウザで「minecraft server download」と検索
- Mojang公式サイト(minecraft.net/download/server)にアクセス
- 最新バージョンの「Download minecraft_server.X.XX.X.jar」をクリック
特定バージョンをダウンロードしたい場合 最新版ではなく特定のバージョン(例: 1.20.1)が必要な場合:
- 公式サイトではなく、直接URLを入力
- 例:
https://piston-data.mojang.com/v1/objects/84194a2f286ef7c14ed7ce0090dba59902951553/server.jar - バージョンごとのURLはマイクラWikiで確認できます
ダウンロード後の確認 ダウンロードフォルダに server.jar または minecraft_server.1.XX.X.jar という名前のファイルがあればOKです。ファイルサイズは約40〜50MB程度です。
専用フォルダの作成と配置
サーバーファイルを動かす専用フォルダを作成しましょう。デスクトップや適当な場所に置くと、後で管理が大変になります。
推奨フォルダ構成
C:\MinecraftServer\
└ server.jar
手順
- Cドライブ直下に「MinecraftServer」フォルダを新規作成
- ダウンロードした
server.jarをこのフォルダに移動 - 必要に応じてファイル名を
server.jarに変更(短い方が後の作業が楽)
このフォルダが今後のサーバーのホームディレクトリになります。設定ファイルやワールドデータもすべてこのフォルダ内に作成されます。
STEP3: サーバーの初回起動とEULA同意
サーバーファイルの準備ができたら、初回起動を行います。初回起動では、サーバーに必要な設定ファイルが自動生成されます。
ただし、初回起動は意図的に失敗させます。これはMojangの利用規約(EULA)に同意するための手順です。同意しないとサーバーは起動しません。
コマンドプロンプトでの実行方法
手順1: コマンドプロンプトを開く
- エクスプローラーで
C:\MinecraftServerフォルダを開く - フォルダ内の何もないところで「Shift + 右クリック」
- 「ターミナルで開く」または「PowerShellウィンドウをここに開く」を選択
手順2: 起動コマンドを実行 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
java -Xmx2G -Xms2G -jar server.jar nogui
コマンドの意味
java: Javaプログラムを実行-Xmx2G: 最大メモリを2GBに設定-Xms2G: 初期メモリを2GBに設定-jar server.jar: server.jarファイルを実行nogui: グラフィカルインターフェースなしで起動
初回起動時の表示
[Server] INFO: You need to agree to the EULA in order to run the server.
[Server] INFO: Go to eula.txt for more info.
このメッセージが表示されたら正常です。数秒後にサーバーが自動的に停止します。
eula.txtの編集手順
初回起動後、フォルダ内にeula.txtというファイルが作成されます。このファイルを編集して利用規約に同意します。
手順
C:\MinecraftServerフォルダ内のeula.txtを右クリック- 「プログラムから開く」→「メモ帳」を選択
eula=falseという行をeula=trueに変更- ファイルを保存して閉じる
eula.txtの内容(変更後)
#By changing the setting below to TRUE you are indicating your agreement to our EULA
eula=true
これでEULAへの同意が完了しました。次回起動時からサーバーが正常に起動します。
STEP4: server.propertiesの設定とカスタマイズ
サーバーの詳細設定を行うため、server.propertiesファイルを編集します。このファイルで、難易度、ゲームモード、最大プレイヤー数、ポート番号など、サーバーの動作を細かくカスタマイズできます。
初回起動後、フォルダ内に自動生成されたserver.propertiesをメモ帳で開きましょう。設定項目は50項目以上ありますが、最初に変更すべき重要な項目だけを解説します。
主要設定項目の解説(ポート・難易度・白リスト等)
必ず確認すべき設定項目
| 設定項目 | デフォルト値 | 説明 | 推奨設定 |
|---|---|---|---|
| server-port | 25565 | サーバーのポート番号 | 変更不要(デフォルトのまま) |
| max-players | 20 | 最大同時接続人数 | 実際の人数+2〜3人 |
| difficulty | easy | 難易度(peaceful/easy/normal/hard) | normalまたはhard |
| gamemode | survival | ゲームモード(survival/creative/adventure) | 好みに応じて |
| pvp | true | PvP(対人戦)の有効/無効 | falseに変更推奨 |
| white-list | false | ホワイトリストの有効/無効 | trueに変更推奨 |
| spawn-protection | 16 | スポーン地点の保護範囲 | 0に変更(保護なし) |
| view-distance | 10 | 描画距離(チャンク数) | 8〜10が適切 |
その他の重要設定
online-mode=true: 正規版チェック(必ずtrueにする)enable-command-block=false: コマンドブロック使用可否motd=A Minecraft Server: サーバー一覧に表示される名前
設定を変更したら、ファイルを上書き保存してください。設定は次回のサーバー起動時に反映されます。
おすすめの初期設定
初めてサーバーを立てる方向けの推奨設定を紹介します。
友達だけで遊ぶ場合の推奨設定
max-players=10
difficulty=normal
gamemode=survival
pvp=false
white-list=true
spawn-protection=0
view-distance=8
設定理由
pvp=false: 誤って友達を攻撃してしまうトラブルを防止white-list=true: 登録した友達だけが参加可能(荒らし防止)spawn-protection=0: スポーン地点でも建築できるようにview-distance=8: サーバー負荷を軽減しつつ快適な視界を確保
MODサーバーの場合の追加設定 MODを導入する場合、以下も設定します。
allow-flight=true
一部のMODで飛行機能を使うため、allow-flight=trueに変更しないとキックされる場合があります。
設定ファイルはサーバー稼働中でも編集できますが、反映にはサーバーの再起動が必要です。
STEP5: サーバーの本起動と動作確認
EULA同意と設定ファイルの編集が完了したら、サーバーを本格的に起動しましょう。今度は正常に起動し、ワールドが生成されます。
起動コマンドの実行 再度コマンドプロンプトまたはPowerShellを開き、以下を実行します。
java -Xmx2G -Xms2G -jar server.jar nogui
起動プロセス 初回の本起動時は、ワールド生成に2〜5分かかります。以下のようなログが流れます。
[Server thread/INFO]: Starting minecraft server version 1.20.4
[Server thread/INFO]: Loading properties
[Server thread/INFO]: Preparing level "world"
[Server thread/INFO]: Preparing start region for dimension minecraft:overworld
[Server thread/INFO]: Time elapsed: 2345 ms
[Server thread/INFO]: Done (23.456s)! For help, type "help"
Doneと表示されたら起動完了です。この時点でサーバーは稼働しており、接続可能な状態になっています。
動作確認方法
- マイクラのランチャーを起動
- 「マルチプレイ」を選択
- 「サーバーを追加」をクリック
- サーバーアドレスに
localhostと入力 - 「完了」→サーバーに接続
同じPC内からならlocalhostで接続できます。正常にワールドに入れれば、サーバーは正しく動作しています。
サーバーの停止方法 コマンドプロンプトでstopと入力してEnterキーを押すと、安全にサーバーが停止します。ウィンドウを×で閉じるとデータが破損する可能性があるため、必ずstopコマンドで停止してください。
STEP6: ルーターのポート開放設定
外部の友達がサーバーに接続するには、ルーターのポート開放設定が必要です。これはインターネットからの通信を、サーバーが動いているPCに転送するための設定です。
ポート開放をしないと、同じネットワーク内(同じWi-Fi)の人しか接続できません。離れた場所にいる友達と遊ぶには必須の作業です。
ポート開放が必要な理由
インターネットからの通信は、通常ルーターで遮断されます。これはセキュリティ上の防御機能です。ポート開放は、特定のポート(マイクラの場合25565番)だけを通過させる設定です。
イメージ図
友達のPC → インターネット → あなたのルーター → サーバーPC
↑
ここでポート25565を開放する
ポート開放により、ルーターが「25565番ポートへの通信だけは、サーバーPCに転送する」と認識します。
ルーター別のポート開放手順
ルーターのメーカーや機種によって設定方法が異なりますが、基本的な流れは共通です。
事前準備: サーバーPCのローカルIPアドレスを確認
- コマンドプロンプトで
ipconfigと入力 - 「IPv4 アドレス」の項目を確認(例: 192.168.1.10)
- このアドレスをメモする
ルーター設定画面へのアクセス
- ブラウザで
192.168.1.1または192.168.0.1にアクセス - ルーターの管理画面にログイン(ID/パスワードはルーター裏面に記載)
ポート開放の設定(一般的な手順)
- 「詳細設定」または「ポートフォワーディング」を選択
- 新規ルールを追加
- 以下の情報を入力:
- サービス名: Minecraft(任意)
- プロトコル: TCP
- 外部ポート: 25565
- 内部ポート: 25565
- 転送先IPアドレス: サーバーPCのローカルIP(例: 192.168.1.10)
- 設定を保存
主要ルーターメーカー別の設定場所
- Buffalo: 詳細設定 → セキュリティ → ポート変換
- NEC(Aterm): 詳細設定 → ポートマッピング設定
- TP-Link: 詳細設定 → NAT転送 → 仮想サーバー
- ELECOM: 詳細設定 → ポート転送
設定後、ルーターを再起動すると確実に反映されます。
Windowsファイアウォールの設定
ルーターのポート開放に加えて、Windows側のファイアウォールでも許可設定が必要です。
手順
- 「Windowsセキュリティ」を開く
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリック
- 「詳細設定」をクリック
- 左側の「受信の規則」を選択
- 右側の「新しい規則」をクリック
- 「ポート」を選択して「次へ」
- 「TCP」を選択、「特定のローカルポート」に
25565と入力 - 「接続を許可する」を選択
- すべてのプロファイル(ドメイン、プライベート、パブリック)にチェック
- 規則名に「Minecraft Server」と入力して完了
これでWindowsファイアウォールも25565番ポートを許可します。
STEP7: マルチプレイでの接続方法
ポート開放が完了したら、実際に友達を招待して接続テストを行いましょう。接続方法は、同じネットワーク内からか、外部からかで異なります。
サーバーが正常に動作していても、IPアドレスやポート番号を間違えると接続できません。友達に伝える情報を正確に確認しましょう。
同一PCからの接続(localhost)
サーバーと同じPCでプレイする場合、最もシンプルな接続方法です。
手順
- マイクラランチャーを起動
- 「マルチプレイ」を選択
- 「サーバーを追加」をクリック
- サーバーアドレスに
localhostと入力 - 「完了」をクリックしてサーバーリストに追加
- サーバーをダブルクリックして接続
localhostは自分自身のPCを指す特別なアドレスです。ポート番号を変更していない場合、ポート指定は不要です。
外部からの接続(グローバルIP)
外部の友達が接続する場合、あなたのグローバルIPアドレスが必要です。
グローバルIPアドレスの確認方法
- ブラウザで「確認くん」(https://www.ugtop.com/spill.shtml)にアクセス
- 「あなたのIPアドレス」に表示される数字がグローバルIP(例: 123.456.78.90)
- この数字を友達に伝える
友達側の接続手順
- マイクラランチャーの「マルチプレイ」を選択
- 「サーバーを追加」をクリック
- サーバーアドレスに
123.456.78.90:25565と入力 - 「完了」をクリックして接続
ポート番号(25565)はコロン:の後に記載します。デフォルトの25565番を使っている場合、:25565は省略可能です。
IPアドレスの確認方法
ローカルIPアドレス(同じネットワーク内の接続用)
- Windows: コマンドプロンプトで
ipconfig実行 → IPv4アドレス - 例: 192.168.1.10
グローバルIPアドレス(外部からの接続用)
- 確認サイト「確認くん」または「CMAN」で確認
- 例: 123.456.78.90
接続できない場合のチェックリスト
- [ ] サーバーが起動しているか確認
- [ ] ファイアウォールで25565番ポートを許可しているか
- [ ] ルーターでポート開放設定が正しいか
- [ ] グローバルIPアドレスが正しいか
- [ ] サーバー側の
server.propertiesでonline-mode=trueになっているか
特に、グローバルIPアドレスは変動する場合があるため、接続できなくなったら再確認してください。固定IPサービス(有料)を契約すると、IPアドレスが変わらなくなり便利です。
レンタルサーバー(VPS)を使う方法は、自宅PCでの構築よりも圧倒的に簡単で、初心者に最もおすすめです。ポート開放が不要で、管理画面から数クリックでサーバーが起動します。
VPSとは「Virtual Private Server(仮想専用サーバー)」の略で、サーバー事業者が提供するクラウド上の仮想PCのようなものです。24時間365日稼働し、安定した回線速度でマルチプレイを楽しめます。
代表的なゲーム特化型VPSとして、ConoHa for GAME、Lolipop for Gamers、さくらのVPS、Xserver VPSがあります。どれも「Minecraft」テンプレートを選ぶだけで自動的にサーバーが構築されるため、技術的な知識がほとんど必要ありません。料金は月500円〜2,000円程度で、プレイ人数やMODの有無に応じてプランを選びます。
おすすめのレンタルサーバー比較
ゲーム特化型VPSは複数ありますが、それぞれ料金体系や機能が異なります。自分の用途に合ったサービスを選びましょう。
選び方のポイント
- 初心者向け: 管理画面が分かりやすく、テンプレートが充実しているサービス
- コスト重視: 月額料金が安く、無駄なオプションがないプラン
- 性能重視: CPUやメモリのスペックが高く、大人数でも快適なプラン
以下、主要4サービスの詳細を比較します。
ConoHa for GAME
特徴 ConoHa for GAMEは、GMOインターネットが提供するゲーム特化型VPSで、マイクラサーバー構築において最も人気のあるサービスです。管理画面が非常に分かりやすく、初心者でも迷わず設定できます。
料金プラン
| プラン | メモリ | CPU | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 2GB | 3コア | 1,065円 | 2〜5人 |
| 4GB | 4GB | 4コア | 2,408円 | 5〜10人 |
| 8GB | 8GB | 6コア | 4,828円 | 10〜20人 |
GMOインターネットの【ConoHa】VPSサーバーはこちら
メリット
- Minecraftテンプレートが豊富(Java版、統合版、MODパック対応)
- 管理画面からワンクリックでサーバー起動・停止可能
- 自動バックアップ機能あり(有料オプション)
- 初回登録時に最大1ヶ月無料クーポンがもらえる
デメリット
- 他サービスと比べて若干料金が高め
- 長期契約割引がない(時間課金制)
おすすめ度: 初めてVPSを使う方、とにかく簡単に構築したい方に最適です。
Lolipop for Gamers
特徴 Lolipop for Gamersは、GMOペパボが提供するゲーム特化型VPSで、シンプルな料金体系と分かりやすい管理画面が特徴です。
料金プラン
| プラン | メモリ | CPU | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 2GB | 3コア | 768円 | 2〜5人 |
| 4GB | 4GB | 4コア | 1,782円 | 5〜10人 |
| 8GB | 8GB | 6コア | 3,564円 | 10〜20人 |
メリット
- 料金が安い(ConoHaより20〜30%安価)
- Java版・統合版の両方に対応
- 管理画面がシンプルで使いやすい
- 10日間の無料お試し期間あり
デメリット
- MODテンプレートの種類がやや少ない
- サポート対応がConoHaより遅め
おすすめ度: コストを抑えたい方、バニラサーバーを立てたい方におすすめです。
さくらのVPS
特徴 さくらのVPSは、老舗サーバー事業者のさくらインターネットが提供するVPSサービスです。信頼性が高く、長期運用に適しています。
料金プラン
| プラン | メモリ | CPU | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 2GB | 3コア | 1,594円 | 2〜5人 |
| 4GB | 4GB | 4コア | 3,227円 | 5〜10人 |
| 8GB | 8GB | 6コア | 6,454円 | 10〜20人 |
メリット
- 運営会社の信頼性が高い
- スタートアップスクリプトでMinecraftを自動インストール
- 長期契約で割引あり(年払いで2ヶ月分無料)
デメリット
- 月額料金が他サービスより高め
- 管理画面がやや複雑で初心者には難しい
おすすめ度: 技術的な知識がある方、長期運用を考えている方向けです。
Xserver VPS
特徴 Xserver VPSは、エックスサーバーが提供する比較的新しいVPSサービスです。高性能CPUを搭載し、処理速度が速いのが特徴です。
料金プラン
| プラン | メモリ | CPU | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 2GB | 3コア | 1,150円 | 2〜5人 |
| 4GB | 4GB | 4コア | 2,200円 | 5〜10人 |
| 8GB | 8GB | 6コア | 4,400円 | 10〜20人 |
メリット
- CPU性能が高く、MODサーバーでも快適
- Minecraftマネージャーで簡単管理
- 12ヶ月契約で大幅割引(約30%オフ)
デメリット
- 新しいサービスのため情報が少ない
- 無料お試し期間がない
おすすめ度: 高性能を求める方、長期契約でコストを抑えたい方におすすめです。
料金・性能比較表
総合比較
| サービス | 2GBプラン月額 | 管理画面の使いやすさ | MOD対応 | 無料期間 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| ConoHa for GAME | 1,065円 | あり | |||
| Lolipop for Gamers | 768円 | あり | |||
| さくらのVPS | 1,594円 | なし | |||
| Xserver VPS | 1,150円 | なし |
結論
- 初心者なら「ConoHa for GAME」または「Lolipop for Gamers」
- コスト重視なら「Lolipop for Gamers」
- 性能重視なら「Xserver VPS」
- 信頼性重視なら「さくらのVPS」
どのサービスも基本的な機能は同じなので、予算と求める機能で選びましょう。
ConoHa for GAMEでの構築手順(最も簡単)
ConoHa for GAMEは、初心者に最もおすすめのVPSサービスです。管理画面が直感的で、Minecraftテンプレートを選ぶだけで自動的にサーバーが構築されます。作業時間はわずか10分程度です。
ここでは、アカウント登録からサーバー起動、友達との接続までの全手順を画像付きで解説します。技術的な知識がなくても、この手順通りに進めれば確実にサーバーを立てられます。
アカウント登録からプラン選択まで
手順1: ConoHa for GAMEにアクセス
- ブラウザで「ConoHa for GAME」と検索
- 公式サイトにアクセス
- 「今すぐお申し込み」ボタンをクリック
手順2: アカウント情報の入力
- メールアドレスを入力(GmailなどのフリーメールでOK)
- パスワードを設定(8文字以上、英数字記号を含む)
- 「次へ」をクリック
手順3: 個人情報の入力 以下の情報を入力します。
- 氏名(本名)
- 生年月日
- 郵便番号・住所
- 電話番号(携帯電話でOK)
手順4: SMS認証
- 携帯電話番号を入力
- 「SMS認証」をクリック
- SMSで届いた4桁の認証コードを入力
- 「送信」をクリック
手順5: 支払い方法の登録 以下のいずれかを選択します。
- クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB等)
- ConoHaチャージ(コンビニ払い、銀行振込等)
クレジットカードが最も簡単で、すぐにサーバーを利用開始できます。
手順6: プランの選択
- サーバーの種類で「Minecraft」を選択
- メモリプランを選択(推奨: 2〜5人なら2GB、6〜10人なら4GB)
- リージョン(地域)は「東京」を選択
- 契約期間を選択(時間課金または長期契約)
料金の目安
- 2GBプラン: 月額1,065円(時間課金なら1時間2.2円)
- 4GBプラン: 月額2,408円(時間課金なら1時間5.0円)
時間課金は使った分だけ請求されるため、まずはテストで使ってみるのに便利です。
Minecraftイメージの選択と設定
プラン選択後、Minecraftのバージョンとイメージ(テンプレート)を選びます。
手順1: イメージタイプの選択 「アプリケーション」タブで以下から選択:
- Minecraft Java版: 最も一般的な選択肢
- Minecraft 統合版(Bedrock): スマホやSwitchと遊ぶ場合
- Minecraft Java版 Forge: MODを使う場合
- Minecraft Java版 Paper: プラグインを使う場合
手順2: バージョンの選択
- 最新バージョン: 最新の機能で遊べる
- 特定バージョン(例: 1.20.1): 友達と同じバージョンに合わせる
手順3: rootパスワードの設定 サーバーにログインするためのパスワードを設定します。
- 9文字以上、英大文字・小文字・数字を含む
- このパスワードは後で使うので必ずメモする
手順4: ネームタグの設定(任意) サーバーに分かりやすい名前を付けます(例: MyMinecraftServer)。 複数のサーバーを立てる場合に便利です。
すべて入力したら「追加」ボタンをクリックします。
サーバー作成とワンクリック起動
設定が完了すると、自動的にサーバーの構築が始まります。
構築プロセス
- サーバーの作成開始(ステータスが「起動中」と表示)
- OSとMinecraftのインストール(約3〜5分)
- 構築完了(ステータスが「稼働中」に変わる)
完了後の確認事項 構築が完了すると、以下の情報が表示されます。
- IPアドレス: サーバーに接続するためのアドレス(例: 123.45.67.89)
- rootパスワード: 先ほど設定したパスワード
- ネームタグ: 設定した名前
IPアドレスをメモまたはコピーしておきましょう。これが友達に伝えるサーバーアドレスになります。
サーバーの起動確認 管理画面の「サーバー」タブで、以下を確認します。
- ステータス: 稼働中(緑色)
- Minecraft: 起動中
この状態になっていれば、すでにサーバーは稼働しており、接続可能です。
管理画面からの操作方法
ConoHa for GAMEの管理画面では、サーバーの起動・停止やバックアップなど、様々な操作ができます。
基本操作
- サーバーの起動: 「起動」ボタンをクリック
- サーバーの停止: 「停止」ボタンをクリック(マイクラ内で
/stopコマンドも推奨) - 再起動: 「再起動」ボタンをクリック
コンソール画面の使い方 管理画面から「コンソール」をクリックすると、サーバーのログが表示されます。
- プレイヤーのログイン/ログアウト
- エラーメッセージ
- サーバーコマンドの実行結果
コンソールでコマンドを直接入力することも可能です(例: op プレイヤー名 でOP権限付与)。
ファイルマネージャー 「ファイルマネージャー」から、サーバーのファイルを直接編集できます。
server.properties: サーバー設定の変更whitelist.json: ホワイトリストの編集- ワールドデータのダウンロード・アップロード
自動バックアップ設定(オプション) 「イメージ保存」機能を使えば、サーバーの状態を丸ごとバックアップできます。
- 保存容量: 1イメージあたり100GB
- 料金: 無料(標準機能)
- 復元: イメージから簡単に復元可能
定期的にバックアップを取っておくと、トラブル時に安心です。
Lolipop for Gamersでの構築手順
Lolipop for Gamersは、ConoHaと並んで初心者におすすめのVPSです。料金が安く、10日間の無料お試し期間があるため、気軽に始められます。
構築手順はConoHaと似ていますが、管理画面のデザインや用語が若干異なります。ここではLolipop独自の部分を中心に解説します。
テンプレート選択とインストール
手順1: アカウント登録
- Lolipop for Gamers公式サイト(https://gamers.lolipop.jp/)にアクセス
- 「10日間無料お試し」ボタンをクリック
- メールアドレスとパスワードを設定
手順2: プラン選択 以下のプランから選択します。
- 2GBプラン: 月額768円
- 4GBプラン: 月額1,782円
- 8GBプラン: 月額3,564円
手順3: テンプレートの選択 「アプリケーションテンプレート」から選択:
- Minecraft Java版: PC版マイクラ
- Minecraft 統合版: スマホ・Switch対応
手順4: サーバー名とrootパスワードの設定
- サーバー名: 管理用の名前(例: MyServer)
- rootパスワード: ログイン用パスワード(9文字以上)
手順5: お申し込み内容の確認 内容を確認して「お申し込み」をクリックすると、自動的にサーバーが構築されます。
Java版・統合版の選び方
Lolipop for Gamersでは、申し込み時にJava版か統合版を選ぶ必要があります。
Java版を選ぶべき人
- PC版でプレイしている
- MODを使いたい
- プラグインでサーバーをカスタマイズしたい
統合版を選ぶべき人
- スマホやタブレットでプレイしている
- SwitchやPS5のプレイヤーと遊びたい
- クロスプラットフォームで遊びたい
注意点 一度選んだバージョンは後から変更できません。変更したい場合は、サーバーを再作成する必要があります。友達全員がどのバージョンを持っているか、事前に確認しておきましょう。
IPアドレスの確認と接続
サーバー構築完了後、管理画面で以下を確認します。
IPアドレスの確認方法
- Lolipopの管理画面にログイン
- 「サーバー管理」→「サーバー情報」を開く
- 「IPアドレス(v4)」に表示される数字がサーバーアドレス
マイクラからの接続手順
- マイクラランチャーを起動
- 「マルチプレイ」→「サーバーを追加」
- サーバーアドレスに「IPアドレス」を入力(例: 123.45.67.89)
- サーバー名は自由に設定(例: Lolipopサーバー)
- 「完了」をクリックして接続
ポート番号について デフォルトではポート25565が使われます。ポート番号を変更した場合は、IPアドレスの後にコロンとポート番号を追加します(例: 123.45.67.89:25566)。
接続できない場合
- サーバーが起動しているか確認(管理画面で「稼働中」になっているか)
- IPアドレスが正しいか再確認
- マイクラのバージョンがサーバーと一致しているか確認
Lolipopは10日間無料で試せるため、まずはテストしてから本契約するのがおすすめです。
VPSサーバーでのMOD導入方法
VPSサーバーにMODを導入することで、バニラとは全く違った遊び方ができます。工業化MOD、魔術MOD、ミニゲームMODなど、数千種類のMODから好きなものを選べます。
MOD導入には、MODローダー(ForgeまたはFabric)のインストールが必要です。また、サーバー側だけでなく、プレイヤー全員のクライアント側にも同じMODを入れる必要があります。
Forge/Fabricのインストール
ForgeとFabricの違い
- Forge: 最も多くのMODに対応。工業化MODや大型MODはほぼForge専用。
- Fabric: 軽量で高速。最近のMODはFabric対応も増えている。
どちらを選ぶかは、使いたいMODがどちらに対応しているかで決めます。
ConoHa for GAMEでのForgeインストール手順
方法1: テンプレートを使う(最も簡単)
- サーバー作成時に「Minecraft Java版 Forge」を選択
- Forgeのバージョンを選択(MODが対応しているバージョンに合わせる)
- 自動的にForge入りサーバーが構築される
方法2: 手動でインストール
- ConoHaの管理画面から「コンソール」を開く
- 以下のコマンドを実行:
cd /opt/minecraft_server
wget https://maven.minecraftforge.net/net/minecraftforge/forge/1.20.1-47.2.0/forge-1.20.1-47.2.0-installer.jar
java -jar forge-1.20.1-47.2.0-installer.jar --installServer
- インストール完了後、
run.shファイルが生成される chmod +x run.shで実行権限を付与./run.shでForgeサーバーを起動
Fabricのインストール手順
- Fabric公式サイト(https://fabricmc.net/)から「Installer」をダウンロード
- VPSにアップロード
java -jar fabric-installer.jar serverを実行- Fabricサーバーファイルが生成される
MODファイルの配置
MODローダーのインストールが完了したら、実際にMODを導入します。
MODのダウンロード 信頼できるサイトからMODをダウンロードします。
- CurseForge: 最大のMOD配布サイト(https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods)
- Modrinth: 新しいMOD配布サイト(https://modrinth.com/)
注意点
- マイクラのバージョンと一致するMODを選ぶ(例: 1.20.1用MOD)
- ForgeまたはFabric対応を確認
- 依存MOD(前提MOD)が必要な場合は、それも一緒にダウンロード
サーバーへのMOD配置手順
方法1: ファイルマネージャーを使う(ConoHa)
- 管理画面の「ファイルマネージャー」を開く
/opt/minecraft_server/modsフォルダを開く- 「アップロード」ボタンからMODファイル(.jar)をアップロード
- サーバーを再起動
方法2: SFTPを使う(どのVPSでも可能)
- FileZillaなどのFTPクライアントをダウンロード
- VPSのIPアドレス、ユーザー名(root)、パスワードで接続
/opt/minecraft_server/modsフォルダにMODファイルをドラッグ&ドロップ- サーバーを再起動
クライアント側の設定 サーバーにMODを入れただけでは遊べません。プレイヤー全員も同じMODを入れる必要があります。
- ForgeまたはFabricをクライアントにインストール
.minecraft/modsフォルダに同じMODファイルを配置- ランチャーから「Forge」または「Fabric」プロファイルで起動
- サーバーに接続
MODの動作確認 サーバーログまたはゲーム内で、MODが正しく読み込まれているか確認します。
- コンソールに
Loaded XX modsと表示されればOK - エラーが出た場合、MODの互換性や依存関係を確認
OP権限の付与方法
OP(オペレーター)権限は、サーバー管理者として特別なコマンドを使える権限です。ゲームモード変更、時間変更、テレポートなどが可能になります。
権限レベル OPには4段階の権限レベルがあります。
- レベル1: ブロック保護を無視できる
- レベル2: チートコマンド使用可能
- レベル3: プレイヤー管理コマンド使用可能
- レベル4: サーバー管理コマンド使用可能(最高権限)
OP権限の付与方法
方法1: ゲーム内コマンド サーバー内で以下のコマンドを実行:
/op プレイヤー名
例: /op Notch
方法2: コンソールから VPS管理画面のコンソールで以下を入力:
op プレイヤー名
方法3: ops.jsonファイルを編集
/opt/minecraft_server/ops.jsonを開く- 以下の形式で追加:
[
{
"uuid": "プレイヤーのUUID",
"name": "プレイヤー名",
"level": 4
}
]
- プレイヤーのUUIDは https://mcuuid.net/ で確認可能
OP権限の解除
/deop プレイヤー名
セキュリティ注意 OP権限は強力すぎるため、信頼できる友達だけに付与しましょう。荒らし対策として、ホワイトリストと併用するのがおすすめです。
統合版(Bedrock版)マイクラサーバーは、スマホ、タブレット、Switch、Xbox、PlayStation、そしてWindows 10/11版とクロスプレイできるサーバーです。Java版とは異なる特徴があり、構築方法も少し違います。
統合版の最大の魅力は、デバイスを問わずに友達と遊べることです。PCを持っていない友達でも、スマホやSwitchがあれば一緒にマルチプレイできます。また、Java版よりも動作が軽く、低スペックのデバイスでも快適に遊べます。
ただし、統合版はJava版ほどMODが充実していません。代わりに「アドオン」という形式で機能を拡張できますが、種類はJava版のMODよりも少ないです。プラグインも限定的で、Java版のようなサーバー管理機能は使えない場合があります。
Java版との違いと注意点
統合版とJava版には、見た目は似ていても内部的に大きな違いがあります。サーバーを立てる前に、これらの違いを理解しておきましょう。
技術的な違い
- プログラミング言語: Java版はJava、統合版はC++で書かれている
- パフォーマンス: 統合版の方が最適化されており、同じスペックでも軽快に動作
- レッドストーン回路: 統合版はJava版と挙動が異なる(一部の装置が動かない)
- コマンド: 統合版は一部のコマンドがJava版と異なる、または使えない
互換性の重要な注意点 最も重要なのは、Java版と統合版には一切の互換性がないという点です。
- Java版サーバーには統合版プレイヤーは接続できない
- 統合版サーバーにはJava版プレイヤーは接続できない
- ワールドデータも相互変換は公式には非対応
友達と遊ぶ前に、全員がどちらのバージョンを持っているか必ず確認してください。
どちらを選ぶべきか 以下の判断基準で選びましょう。
| 条件 | 推奨バージョン |
|---|---|
| スマホ・Switch・Xboxのプレイヤーがいる | 統合版 |
| 全員PCでプレイする | Java版 |
| MODを大量に使いたい | Java版 |
| 低スペックデバイスで遊びたい | 統合版 |
| プラグインでサーバー管理したい | Java版 |
| クロスプラットフォームで遊びたい | 統合版 |
統合版サーバーのライセンス要件 統合版サーバーを商用利用(有料サーバー)する場合、Microsoftのパートナープログラムへの登録が必要です。友達同士で無料で遊ぶ分には問題ありません。
統合版サーバーのダウンロードと設定
統合版サーバーは、Microsoftの公式サイトから無料でダウンロードできます。Java版と同様に、Windows、Linux、macOSで動作します。
Windows版での構築手順
手順1: 統合版サーバーのダウンロード
- Microsoftの公式ページ(https://www.minecraft.net/download/server/bedrock)にアクセス
- 「Download」ボタンをクリック
- 利用規約に同意してダウンロード
- ZIPファイル(
bedrock-server-x.x.x.x.zip)がダウンロードされる
手順2: ファイルの解凍と配置
- ダウンロードしたZIPファイルを右クリック→「すべて展開」
C:\BedrockServerなどの分かりやすい場所に展開- 展開されたフォルダには以下のファイルが含まれる:
bedrock_server.exe: サーバー本体server.properties: 設定ファイルpermissions.json: 権限設定allowlist.json: ホワイトリスト
手順3: server.propertiesの編集 メモ帳でserver.propertiesを開き、以下の項目を設定します。
server-name=My Bedrock Server
gamemode=survival
difficulty=normal
max-players=10
online-mode=true
allow-list=false
server-port=19132
view-distance=10
主要設定項目の説明
| 項目 | 説明 | 推奨値 |
|---|---|---|
| server-name | サーバー一覧に表示される名前 | 自由に設定 |
| gamemode | ゲームモード | survival |
| difficulty | 難易度 | normal |
| max-players | 最大プレイヤー数 | 10 |
| allow-list | ホワイトリスト有効化 | true(推奨) |
| server-port | ポート番号 | 19132(デフォルト) |
| view-distance | 描画距離 | 10 |
注意: 統合版のデフォルトポートは19132です。Java版の25565とは異なります。
手順4: サーバーの起動
bedrock_server.exeをダブルクリック- コマンドプロンプトが開き、サーバーが起動
Server startedと表示されれば成功
初回起動時はワールド生成に1〜2分かかります。
Linux版での構築(VPS等)
# 依存パッケージのインストール
sudo apt update
sudo apt install unzip wget -y
# サーバーファイルのダウンロード
wget https://minecraft.azureedge.net/bin-linux/bedrock-server-x.x.x.x.zip
# 解凍と配置
mkdir bedrock-server
unzip bedrock-server-x.x.x.x.zip -d bedrock-server
cd bedrock-server
# ライブラリの権限設定
chmod +x bedrock_server
# 起動
LD_LIBRARY_PATH=. ./bedrock_server
VPSでの統合版サーバー構築 ConoHa for GAMEやLolipop for Gamersでは、「Minecraft 統合版」テンプレートを選択するだけで自動構築されます。自分で設定する必要がないため、初心者には最も簡単です。
クライアント側での接続設定
統合版サーバーへの接続方法は、デバイスによって若干異なります。各デバイス別の接続手順を解説します。
共通の前提条件
- サーバーが起動している
- サーバーのIPアドレスとポート番号を知っている
- 正規版のマイクラ統合版を持っている
サーバー追加方法
Windows 10/11版での接続
- マイクラを起動
- 「遊ぶ」→「サーバー」タブを選択
- 画面下部の「サーバーを追加」をクリック
- 以下を入力:
- サーバー名: 任意の名前(例: 友達のサーバー)
- サーバーアドレス: IPアドレス
- ポート: 19132(デフォルトの場合)
- 「保存」をクリック
- サーバー一覧に表示されたサーバーをクリックして接続
iOS/Android(スマホ・タブレット)での接続
- マイクラを起動
- 「遊ぶ」→「サーバー」タブをタップ
- 「サーバーを追加」をタップ
- サーバー名、アドレス、ポートを入力
- 「保存」をタップして接続
Nintendo Switchでの接続 Switchは標準機能ではカスタムサーバーに直接接続できません。以下の方法で接続可能です。
方法1: 同じネットワーク内ならLAN接続
- SwitchとサーバーPCを同じWi-Fiに接続
- マイクラを起動
- 「遊ぶ」→「フレンド」タブ
- LAN上のゲームとして自動的に表示される
- タップして接続
方法2: BedrockConnectを使う(外部サーバー)
- DNS設定を変更(プライマリDNS: 104.238.130.180)
- マイクラを起動
- 「サーバー」タブに「BedrockConnect」が表示される
- ここからカスタムサーバーのアドレスを入力して接続
PlayStation版での接続 PlayStation版も標準ではカスタムサーバーに接続できませんが、BedrockConnectやDNS変更で可能になります。Switch版と同じ方法が使えます。
Xbox版での接続 Windows版と同じ手順でサーバーを追加できます。
アドレスとポート番号の入力
正しいアドレスとポート番号を入力しないと接続できません。以下のポイントを確認しましょう。
ローカルネットワーク(同じWi-Fi)の場合
- アドレス: サーバーPCのローカルIP(例: 192.168.1.10)
- ポート: 19132
ローカルIPの確認方法:
- Windows:
ipconfigコマンドで確認 - 例: 192.168.1.10
外部ネットワーク(インターネット経由)の場合
- アドレス: サーバーのグローバルIP(例: 123.45.67.89)
- ポート: 19132(ポート開放が必要)
グローバルIPの確認方法:
- 確認くん(https://www.ugtop.com/spill.shtml)で確認
VPSの場合
- アドレス: VPSに割り当てられたIPアドレス
- ポート: 19132(デフォルト)
入力例
サーバー名: 友達のサーバー
サーバーアドレス: 123.45.67.89
ポート: 19132
接続できない場合のチェックリスト
- [ ] サーバーが起動しているか
- [ ] IPアドレスが正しいか(グローバルIPか、ローカルIPか確認)
- [ ] ポート番号が正しいか(統合版は19132、Java版は25565)
- [ ] ファイアウォールでポート19132が許可されているか
- [ ] ルーターでポート19132が開放されているか(外部接続の場合)
- [ ]
server.propertiesでonline-mode=trueになっているか
ポート開放の設定(統合版) 自宅PCで統合版サーバーを立てる場合、Java版と同様にポート開放が必要です。ただし、開放するポート番号が**19132番(UDP)**である点が異なります。
ルーター設定で以下を追加:
- プロトコル: UDP
- 外部ポート: 19132
- 内部ポート: 19132
- 転送先IP: サーバーPCのローカルIP
統合版はUDPプロトコルを使用するため、Java版のTCPとは異なる点に注意してください。
マイクラサーバーの構築では、初心者が躓きやすいポイントがいくつかあります。ここでは、最も頻繁に発生するトラブルと、その具体的な解決方法を紹介します。
多くのトラブルは、設定ミス、ポート開放の失敗、メモリ不足、バージョン不一致などが原因です。エラーメッセージを正しく読み取り、適切な対処を行えば、ほとんどの問題は解決できます。
トラブルシューティングの基本は、一つずつ原因を切り分けることです。複数の設定を一度に変更すると、何が原因だったのか分からなくなります。以下の手順を順番に試してください。
サーバーに接続できない時の対処法
「サーバーに接続できません」というエラーは、最も頻繁に発生するトラブルです。原因は多岐にわたりますが、以下の手順で確認していけば必ず解決できます。
まず確認すべき基本事項
- サーバーが起動しているか
- サーバーとクライアントのバージョンが一致しているか
- 正しいIPアドレスを入力しているか
- ポート番号が正しいか(Java版:25565、統合版:19132)
これらを確認してもダメな場合、以下の詳細な対処法を試してください。
ポート開放の確認方法
ポート開放が正しくできていないと、外部から接続できません。以下の手順で確認しましょう。
ポート開放チェッカーで確認
- ブラウザで「ポート開放チェック」と検索
- ポート開放確認ツール(https://www.cman.jp/network/support/port.html)にアクセス
- ポート番号に「25565」(Java版)または「19132」(統合版)を入力
- 「チェック開始」をクリック
結果の見方
- 「ポートは開いています」→ 正常。他の原因を探す
- 「ポートは開いていません」→ ポート開放の設定を見直す
ポート開放の再設定手順
- ルーターの管理画面にログイン(通常は192.168.1.1)
- ポートフォワーディング設定を確認
- 以下を再確認:
- 転送先IPアドレスが正しいか(サーバーPCのローカルIP)
- ポート番号が正しいか(25565または19132)
- プロトコルが正しいか(Java版:TCP、統合版:UDP)
- 設定を保存してルーターを再起動
サーバーPCのローカルIPが変わっていないか確認 ローカルIPは変動する場合があります。
# Windowsの場合
ipconfig
# IPv4アドレスを確認
IPが変わっている場合、ルーターのポート転送設定も更新する必要があります。
IPアドレスの固定化(推奨) ルーター設定でDHCP予約(IPアドレスの固定割り当て)を設定すると、サーバーPCのIPアドレスが変わらなくなり便利です。
ファイアウォール設定のチェック
Windowsファイアウォールがマイクラサーバーをブロックしている可能性があります。
Windowsファイアウォールの確認手順
- 「Windowsセキュリティ」を開く
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリック
- 「詳細設定」をクリック
- 「受信の規則」を確認
マイクラ用のルールがあるか確認 受信の規則に「Minecraft Server」などの名前でルールがあるか確認します。
ルールがない場合、新規作成
- 「新しい規則」をクリック
- 「ポート」を選択→「次へ」
- 「TCP」を選択、ポート番号に「25565」を入力
- 「接続を許可する」を選択
- すべてのプロファイルにチェック
- 名前を「Minecraft Server」として完了
統合版の場合は追加でUDP 統合版はUDPも使用するため、同じ手順でUDPのルールも作成します。
一時的にファイアウォールを無効化してテスト 設定が正しいか確認するため、一時的にファイアウォールを無効化してテストできます。
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」
- アクティブなネットワークのファイアウォールを「オフ」
- サーバーに接続できるか確認
- 確認後、必ず「オン」に戻す
接続できた場合、ファイアウォールが原因です。ルールを正しく設定し直してください。
IPアドレスの間違いを確認
IPアドレスの入力ミスや、グローバルIPとローカルIPの混同が原因の場合があります。
接続元による正しいIPアドレス
| 接続元 | 使用すべきIPアドレス | 例 |
|---|---|---|
| 同じPC | localhost | localhost |
| 同じネットワーク内 | ローカルIP | 192.168.1.10 |
| 外部ネットワーク | グローバルIP | 123.45.67.89 |
| VPS | VPSのIPアドレス | 12.34.56.78 |
間違いの例
- 外部の友達にローカルIP(192.168.x.x)を教えてしまった
- 同じネットワーク内なのにグローバルIPで接続しようとしている
- VPSなのにlocalhostで接続しようとしている
グローバルIPの確認方法 グローバルIPは変動する場合があるため、接続前に毎回確認しましょう。
- 確認くん: https://www.ugtop.com/spill.shtml
- または Google検索で「What is my IP」と検索
ローカルIPの確認方法
# Windowsの場合
ipconfig
# macOS/Linuxの場合
ifconfig
ポート番号の確認 サーバーアドレスにポート番号を含める場合、以下の形式で入力します。
IPアドレス:ポート番号
例: 123.45.67.89:25565
デフォルトポート(Java版:25565、統合版:19132)を使っている場合、ポート番号は省略可能です。
サーバーが重い・ラグい時の対策
サーバーに接続できても、動作が重くてラグが発生する場合があります。これはサーバーのスペック不足、設定の問題、ネットワークの遅延などが原因です。
ラグの種類と原因
- TPS(Tick Per Second)低下: サーバー側の処理が追いつかない→サーバースペック不足
- FPS(Frame Per Second)低下: クライアント側の描画が重い→PC性能不足
- ネットワーク遅延: 通信が遅い→回線速度の問題
ラグの原因を特定するため、まずサーバーのTPS(サーバーの処理速度)を確認しましょう。
TPSの確認方法 サーバーコンソールまたはゲーム内で以下のコマンドを実行:
/tps
理想的なTPSは20.0です。15.0以下になるとラグを感じ始めます。
メモリ割り当ての増やし方
サーバーのメモリ不足は、最も一般的なラグの原因です。メモリ割り当てを増やすことで改善できます。
現在のメモリ使用量を確認 サーバーコンソールで以下のコマンドを実行:
/memory
または、Windows版の場合はタスクマネージャーでjava.exeのメモリ使用量を確認します。
メモリ割り当ての変更方法
自宅PCの場合 起動コマンドの-Xmxと-Xmsを変更します。
変更前:
java -Xmx2G -Xms2G -jar server.jar nogui
変更後(4GBに増やす場合):
java -Xmx4G -Xms4G -jar server.jar nogui
バッチファイルで起動している場合 start.batまたはrun.batをメモ帳で開き、上記のように変更します。
VPS(ConoHa等)の場合
- 管理画面から「スペック変更」を選択
- より大きなメモリプランに変更(例: 2GB→4GB)
- サーバーを再起動
メモリ割り当ての目安
| プレイ人数 | バニラ | MOD少量 | MOD多数 |
|---|---|---|---|
| 2〜5人 | 2GB | 4GB | 6GB |
| 6〜10人 | 4GB | 6GB | 8GB |
| 11〜20人 | 6GB | 8GB | 12GB |
注意点
- PCの物理メモリよりも多く割り当てることはできません
- OSやその他のアプリ用に2〜4GB程度は確保しておく
- 例: 8GBのPCなら、最大6GB程度をサーバーに割り当て
描画距離の調整
サーバーの描画距離(view-distance)を下げると、処理負荷が大幅に軽減されます。
server.propertiesの編集
view-distance=10
この数値を下げることで軽くなります。
推奨設定
- 高スペックサーバー: 10〜12
- 中スペックサーバー: 8〜10
- 低スペックサーバー: 6〜8
view-distanceが6の場合、プレイヤーから6チャンク(96ブロック)先までしか読み込まれません。視界は狭くなりますが、サーバー負荷は大幅に下がります。
simulation-distanceの設定 マイクラ1.18以降では、simulation-distanceという設定も追加されました。
simulation-distance=8
この範囲内でのみ、モブのスポーンや作物の成長などが処理されます。view-distanceよりも小さく設定することで、さらに軽量化できます。
その他の軽量化設定
entity-broadcast-range-percentage=100
max-tick-time=60000
spawn-animals=true
spawn-monsters=true
spawn-npcs=true
entity-broadcast-range-percentage: 低くすると遠くのエンティティが表示されなくなるmax-tick-time: タイムアウトまでの時間(長くすると安定)
プラグインによる最適化
サーバーの最適化プラグインを導入することで、パフォーマンスを大幅に改善できます。
PaperMC/PurpurMCの使用 通常の公式サーバー(Vanilla)ではなく、PaperMCやPurpurMCを使うことで処理速度が向上します。
PaperMCのダウンロード:
- https://papermc.io/downloads にアクセス
- バージョンを選択してダウンロード
paper-x.x.x-xxx.jarをserver.jarと同じように起動
PaperMCは公式サーバーの改良版で、互換性を保ちながら高速化されています。
おすすめ最適化プラグイン
1. ClearLag 不要なエンティティ(ドロップアイテム等)を定期的に削除し、サーバーを軽量化します。
- ダウンロード: https://www.spigotmc.org/resources/clearlagg.68271/
- 機能: アイテム自動削除、モブ制限、メモリ最適化
2. LagAssist サーバーのラグを検知し、自動的に最適化を行います。
- ダウンロード: https://www.spigotmc.org/resources/lagassist.56399/
- 機能: ラグ検知、自動最適化、TPS表示
3. AntiRedstoneClock 無限ループするレッドストーン回路を自動検出して停止し、サーバークラッシュを防ぎます。
- ダウンロード: https://www.spigotmc.org/resources/antiredstoneclock.18557/
プラグインの導入方法
- プラグインファイル(.jar)をダウンロード
- サーバーの
pluginsフォルダに配置 - サーバーを再起動
プラグインを使用するには、PaperMCやSpigotなどのプラグイン対応サーバーが必要です。公式サーバー(Vanilla)ではプラグインは動作しません。
サーバーが起動しない時のチェックポイント
サーバーが起動しない、または起動してもすぐに停止してしまう場合、いくつかの原因が考えられます。エラーメッセージを正しく読み取ることが解決の第一歩です。
起動失敗の主な原因
- Javaのバージョンが合っていない
- メモリ不足
- ポートが既に使用されている
- 設定ファイルの記述ミス
- EULAに同意していない
それぞれの原因と解決方法を詳しく見ていきましょう。
Javaバージョンの確認
マイクラのバージョンによって、必要なJavaのバージョンが異なります。バージョンが合っていないと起動しません。
マイクラバージョン別の必要Java
| マイクラバージョン | 必要なJava |
|---|---|
| 1.17以降 | Java 17以上 |
| 1.12〜1.16 | Java 8または11 |
| 1.11以前 | Java 8 |
現在のJavaバージョンを確認 コマンドプロンプトまたはターミナルで以下を実行:
java -version
表示例:
openjdk version "17.0.9" 2023-10-17
この例ではJava 17がインストールされています。
バージョンが合わない場合の対処法
Windows/macOSの場合
- 現在のJavaをアンインストール
- 必要なバージョンのJavaをダウンロード
- Java 17: https://www.microsoft.com/openjdk
- Java 8: https://adoptium.net/
- インストール後、
java -versionで確認
複数のJavaバージョンを使い分ける場合 起動コマンドで明示的にJavaのパスを指定します。
# Java 17を使う場合
"C:\Program Files\Java\jdk-17\bin\java.exe" -Xmx4G -Xms4G -jar server.jar nogui
# Java 8を使う場合
"C:\Program Files\Java\jdk-8\bin\java.exe" -Xmx4G -Xms4G -jar server.jar nogui
Linuxの場合
# デフォルトのJavaバージョンを変更
sudo update-alternatives --config java
# 表示されたリストから番号を選択
ログファイルの確認方法
サーバーが起動に失敗した場合、ログファイルに詳細なエラーメッセージが記録されています。
ログファイルの場所
- 最新のログ:
logs/latest.log - 過去のログ:
logs/yyyy-mm-dd-1.log.gz
ログの読み方 メモ帳やテキストエディタでlogs/latest.logを開きます。
よくあるエラーメッセージと対処法
エラー1: “Unable to access jarfile server.jar”
Error: Unable to access jarfile server.jar
原因: server.jarファイルが見つからない 対処法:
- ファイル名が正しいか確認(大文字小文字も区別される)
- 起動コマンドを実行しているフォルダが正しいか確認
- server.jarが確実に存在するか確認
エラー2: “Unsupported Java detected”
*** ERROR ***
Unsupported Java detected (xx.x.x). Only up to Java 16 is supported!
原因: Javaのバージョンが新しすぎる、または古すぎる 対処法: 対応するバージョンのJavaをインストール
エラー3: “Exception in thread “main” java.lang.OutOfMemoryError”
Exception in thread "main" java.lang.OutOfMemoryError: Java heap space
原因: メモリ不足 対処法:
- 起動コマンドの
-Xmxを増やす(例: -Xmx2G → -Xmx4G) - PCの物理メモリを増設する
- 他のアプリを終了してメモリを確保
エラー4: “Failed to bind to port”
**** FAILED TO BIND TO PORT!
The exception was: java.net.BindException: Address already in use
原因: ポートが既に使用されている 対処法:
- 別のマイクラサーバーが起動していないか確認
server.propertiesでポート番号を変更(例: 25566)- ポートを使用している他のアプリを終了
エラー5: “You need to agree to the EULA”
You need to agree to the EULA in order to run the server.
Go to eula.txt for more info.
原因: EULAに同意していない 対処法: eula.txtを開き、eula=falseをeula=trueに変更
メモリ不足エラーの解決
メモリ不足は起動失敗の最も一般的な原因の一つです。
メモリ不足の症状
- サーバーが起動してもすぐにクラッシュ
- “OutOfMemoryError”というエラーメッセージ
- ワールド生成中にフリーズ
対処法1: メモリ割り当てを増やす 起動コマンドの-Xmxと-Xmsを増やします。
推奨設定:
# 小規模サーバー(2〜5人)
java -Xmx2G -Xms2G -jar server.jar nogui
# 中規模サーバー(6〜10人)
java -Xmx4G -Xms4G -jar server.jar nogui
# 大規模サーバー(11人以上)
java -Xmx8G -Xms8G -jar server.jar nogui
対処法2: 32bit版Javaから64bit版に変更 32bit版Javaは最大約1.5GBまでしかメモリを使えません。64bit版に変更しましょう。
確認方法:
java -version
64-Bit Server VMと表示されれば64bit版です。表示されない場合は64bit版のJavaをインストールし直してください。
対処法3: 不要なアプリケーションを終了 PCのメモリに余裕がない場合、他のアプリを終了してメモリを確保します。
Windowsタスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)で以下を確認:
- 使用中のメモリ容量
- 不要なアプリケーションを終了
対処法4: バーチャルメモリの設定(最終手段) 物理メモリが不足している場合、バーチャルメモリ(ページファイル)を増やすことで一時的に対処できます。ただし、パフォーマンスは低下します。
Windows設定:
- システムの詳細設定 → パフォーマンス設定
- 詳細設定タブ → 仮想メモリ
- カスタムサイズで増やす(例: 初期8192MB、最大16384MB)
根本的な解決 PCの物理メモリを増設するか、よりスペックの高いVPSに移行することをおすすめします。
マイクラサーバーのスペック選びは、快適なプレイ環境を作る上で最も重要です。スペック不足だとラグが発生し、逆に過剰スペックだとコストが無駄になります。
プレイ人数、MODの有無、プレイスタイルに応じて最適なスペックを選びましょう。ここでは実際の運用データに基づいた具体的な推奨スペックを紹介します。
スペック選びの3つの基準
- 同時接続人数(ピーク時の最大人数)
- MODの数と種類(バニラかMOD入りか)
- 予算(自宅PCか、VPSか)
2-5人の小規模サーバー
2〜5人の友達同士で遊ぶ小規模サーバーは、比較的低スペックでも快適に動作します。
推奨スペック(バニラ)
- CPU: 2コア以上(Intel Core i3 / AMD Ryzen 3相当)
- メモリ: 2〜4GB
- ストレージ: 20GB以上(SSD推奨)
- ネットワーク: 下り30Mbps、上り10Mbps
推奨スペック(MOD少量: 5〜10個)
- CPU: 2〜4コア(Intel Core i5 / AMD Ryzen 5相当)
- メモリ: 4〜6GB
- ストレージ: 30GB以上(SSD推奨)
- ネットワーク: 下り50Mbps、上り10Mbps
自宅PCの場合 余っているデスクトップPCがあれば十分です。ノートPCでも可能ですが、発熱と電力消費に注意が必要です。
VPSの場合 おすすめプラン:
- ConoHa for GAME 2GBプラン: 月額1,065円
- Lolipop for Gamers 2GBプラン: 月額768円
実際の運用例
- プレイヤー3人、バニラサーバー
- メモリ2GB割り当て
- 描画距離10チャンク
- TPS: 19.5〜20.0(快適)
コスト比較
- 自宅PC: 電気代のみ(月500円程度)
- VPS: 月額800〜1,000円
小規模サーバーなら、初心者でも簡単に構築できます。まずは2GBプランから始めて、必要に応じてスペックアップするのがおすすめです。
6-10人の中規模サーバー
6〜10人のサーバーになると、ある程度のスペックが必要になります。全員が同じエリアで活動すると負荷が集中するため、余裕を持ったスペックを選びましょう。
推奨スペック(バニラ)
- CPU: 4コア以上(Intel Core i5 / AMD Ryzen 5相当)
- メモリ: 4〜6GB
- ストレージ: 40GB以上(SSD必須)
- ネットワーク: 下り50Mbps、上り20Mbps
推奨スペック(MOD中量: 10〜30個)
- CPU: 4〜6コア(Intel Core i7 / AMD Ryzen 7相当)
- メモリ: 6〜8GB
- ストレージ: 50GB以上(NVMe SSD推奨)
- ネットワーク: 下り100Mbps、上り30Mbps
自宅PCの場合 専用のサーバーPCを用意するのが理想的です。プレイ用PCとサーバーを同じPCで動かすと、メモリ不足になりやすいです。
VPSの場合 おすすめプラン:
- ConoHa for GAME 4GBプラン: 月額2,408円
- Lolipop for Gamers 4GBプラン: 月額1,782円
- Xserver VPS 4GBプラン: 月額2,200円
実際の運用例
- プレイヤー8人、MOD15個
- メモリ6GB割り当て
- 描画距離10チャンク
- TPS: 18.5〜20.0(快適)
パフォーマンス維持のコツ
- PaperMCなどの最適化サーバーを使用
- プラグインでエンティティ数を制限
- 定期的な再起動(1日1回推奨)
中規模サーバーになると、安定した回線と十分なメモリが重要です。VPSの方が安定運用しやすいため、自宅PCよりVPSをおすすめします。
11人以上の大規模サーバー
11人以上の大規模サーバーでは、高性能なスペックと適切な設定が必須です。プラグインによる負荷分散や最適化が不可欠になります。
推奨スペック(バニラ)
- CPU: 6コア以上(Intel Core i7 / AMD Ryzen 7以上)
- メモリ: 8〜12GB
- ストレージ: 100GB以上(NVMe SSD必須)
- ネットワーク: 下り100Mbps、上り50Mbps
推奨スペック(MOD多量: 30個以上)
- CPU: 8コア以上(Intel Core i9 / AMD Ryzen 9相当)
- メモリ: 12〜16GB
- ストレージ: 150GB以上(NVMe SSD必須)
- ネットワーク: 下り1Gbps、上り100Mbps
自宅PCの場合 個人で運用するには難易度が高く、コストもかかります。専用の高性能PCが必要です。
VPSの場合 おすすめプラン:
- ConoHa for GAME 8GBプラン: 月額4,828円
- Xserver VPS 8GBプラン: 月額4,400円
- さくらのVPS 8GBプラン: 月額6,454円
専用サーバーの検討 20人以上の超大規模サーバーの場合、VPSではなく専用サーバー(物理サーバー)の利用も検討すべきです。
- 月額: 10,000円〜30,000円
- CPU: 8〜16コア
- メモリ: 32〜64GB
実際の運用例
- プレイヤー15人、MOD25個
- メモリ10GB割り当て
- 描画距離8チャンク(軽量化)
- TPS: 17.0〜19.5(やや負荷高め)
大規模サーバー運用のポイント
- ワールドの定期的な最適化
- WorldBorderプラグインでワールドサイズを制限
- 未使用チャンクの削除
- 負荷分散
- 複数のワールドに分散(ロビーサーバー+ゲームサーバー)
- BungeeCordやVelocityで複数サーバーを連携
- プラグインによる最適化
- エンティティ数の制限
- レッドストーン回路の最適化
- 不要なアイテムの自動削除
- 管理体制
- 複数の管理者(OP権限者)を配置
- ルールの明確化と周知
- 荒らし対策(ホワイトリスト、バックアップ)
大規模サーバーは技術的な知識と運用経験が必要です。まずは中規模サーバーで経験を積んでから挑戦することをおすすめします。
MODあり環境の必要スペック
MODサーバーはバニラサーバーよりも大幅に高いスペックが必要です。MODの種類と数によって必要スペックが変わります。
MODの種類別の負荷
軽量MOD(性能への影響が小さい)
- ミニマップMOD(JourneyMap等)
- インベントリ整理MOD(Inventory Tweaks等)
- 見た目変更MOD(OptiFine等)
これらはクライアント側のみで動作し、サーバー負荷はほとんどありません。
中負荷MOD
- 工業化MOD(IndustrialCraft、BuildCraft等)
- 農業拡張MOD(Pam’s HarvestCraft等)
- ダンジョン追加MOD(Roguelike Dungeons等)
サーバーメモリ: バニラの1.5〜2倍必要
高負荷MOD
- 大型工業MOD(Mekanism、Applied Energistics等)
- ディメンション追加MOD(The Twilight Forest等)
- 大規模構造物生成MOD
サーバーメモリ: バニラの2〜3倍必要
MOD数別の推奨スペック
| MOD数 | メモリ | CPU | ストレージ | 月額コスト(VPS) |
|---|---|---|---|---|
| 5〜10個 | 4〜6GB | 4コア | 30GB | 2,000円前後 |
| 11〜30個 | 6〜8GB | 4〜6コア | 50GB | 3,000円前後 |
| 31〜50個 | 8〜12GB | 6〜8コア | 80GB | 5,000円前後 |
| 51個以上 | 12〜16GB | 8コア以上 | 100GB以上 | 8,000円以上 |
MODパック(統合パック)の場合 FTB(Feed The Beast)やATM(All The Mods)などのMODパックは、あらかじめ多数のMODが統合されています。
推奨スペック:
- FTB Academy(初心者向け): 6GB
- FTB Ultimate(中級者向け): 8GB
- ATM6(上級者向け): 10〜12GB
- ATM7/8(最新大型パック): 12〜16GB
起動時間の目安 MODサーバーは起動に時間がかかります。
- バニラサーバー: 30秒〜1分
- MOD 10個: 2〜3分
- MOD 50個: 5〜10分
- 大型MODパック: 10〜15分
起動中はメモリを大量に消費するため、十分なメモリを確保してください。
メモリ・CPU・ストレージの目安表
サーバースペックを選ぶ際の総合的な目安表です。
総合スペック表
| 用途 | プレイ人数 | メモリ | CPU | ストレージ | 月額コスト |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人テスト | 1人 | 1〜2GB | 2コア | 10GB | 500円 |
| 友達と少人数 | 2〜5人 | 2〜4GB | 2〜4コア | 20GB | 1,000円 |
| 中規模コミュニティ | 6〜10人 | 4〜6GB | 4コア | 40GB | 2,000円 |
| 大規模コミュニティ | 11〜20人 | 8〜12GB | 6〜8コア | 80GB | 5,000円 |
| MOD軽量(5〜10個) | 2〜5人 | 4〜6GB | 4コア | 30GB | 2,000円 |
| MOD中量(10〜30個) | 6〜10人 | 6〜8GB | 4〜6コア | 50GB | 3,000円 |
| MOD大量(30個以上) | 6〜10人 | 10〜16GB | 8コア | 100GB | 6,000円 |
| 大型MODパック | 5〜10人 | 12〜16GB | 8コア | 100GB | 8,000円 |
ストレージの選び方
- HDD: 遅いが安価(非推奨)
- SATA SSD: 標準的な速度(最低限これは欲しい)
- NVMe SSD: 高速(大規模サーバーやMOD多数の場合推奨)
CPU選びのポイント マイクラサーバーはシングルスレッド性能が重要です。コア数よりもクロック速度(GHz)が高いCPUを選びましょう。
推奨CPU:
- Intel: Core i5以上(第10世代以降)
- AMD: Ryzen 5以上(3000番台以降)
メモリの注意点
- 必ず余裕を持たせる(使用量の1.5倍程度を確保)
- DDR4以上を推奨
- ECCメモリ(サーバーグレード)ならさらに安定
初めてサーバーを立てる方へのアドバイス 最初は小さめのスペックから始め、必要に応じてアップグレードするのが賢明です。VPSならプラン変更が簡単なので、まずは2GBプランから試してみましょう。
サーバーを立てた後、長期的に快適に運用するためには、適切な設定とプラグインの導入が欠かせません。バックアップ、権限管理、セキュリティ対策など、運用を楽にする方法を紹介します。
サーバー運用で最も重要なのは「データの保護」と「管理の効率化」です。せっかく作ったワールドが消えてしまったり、荒らしに遭ったりすると、すべての努力が水の泡になってしまいます。
ここでは、初心者でも簡単に導入できる基本的な設定から、上級者向けの自動化まで、実用的な方法を解説します。これらを実装することで、安心してサーバーを運用できます。
バックアップの取り方と自動化
バックアップはサーバー運用で最も重要な作業です。定期的にバックアップを取ることで、トラブルが発生しても元の状態に戻せます。
バックアップすべきファイル
worldフォルダ: ワールドデータ(最重要)world_netherフォルダ: ネザーのデータworld_the_endフォルダ: エンドのデータserver.properties: サーバー設定ops.json: OP権限者リストwhitelist.json: ホワイトリストpluginsフォルダ: プラグイン(使用している場合)
手動バックアップの方法(Windows)
手順1: サーバーを一時停止 ワールドデータが壊れないよう、必ずサーバーを停止してからバックアップします。
- サーバーコンソールで
stopコマンドを実行 - または管理画面から「停止」をクリック
手順2: フォルダをコピー
- サーバーフォルダ全体をコピー
- バックアップ専用フォルダに貼り付け
- フォルダ名に日付を入れる(例:
backup_2026-01-10)
手順3: サーバーを再起動 バックアップが完了したらサーバーを再起動します。
圧縮してバックアップ(推奨) 容量を節約するため、ZIPやRARで圧縮してバックアップしましょう。
- バックアップするフォルダを右クリック
- 「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」
- ファイル名を
backup_2026-01-10.zipなどに変更
バックアップの保存先
- 外付けHDD/SSD: 物理的に別のドライブに保存
- クラウドストレージ: Google Drive、Dropbox等
- 別のPCやNAS: ネットワーク経由で保存
最低でも3世代分(直近3回分)は残しておきましょう。
自動バックアップの設定(Windows)
方法1: バッチファイルで自動化 以下の内容でbackup.batを作成します。
@echo off
set BACKUP_DIR=C:\MinecraftBackup
set SERVER_DIR=C:\MinecraftServer
set DATE=%date:~0,4%%date:~5,2%%date:~8,2%
echo Stopping server...
taskkill /F /IM java.exe
timeout /t 5
echo Creating backup...
xcopy "%SERVER_DIR%\world" "%BACKUP_DIR%\backup_%DATE%\world\" /E /I /Y
xcopy "%SERVER_DIR%\world_nether" "%BACKUP_DIR%\backup_%DATE%\world_nether\" /E /I /Y
xcopy "%SERVER_DIR%\world_the_end" "%BACKUP_DIR%\backup_%DATE%\world_the_end\" /E /I /Y
xcopy "%SERVER_DIR%\server.properties" "%BACKUP_DIR%\backup_%DATE%\" /Y
echo Backup completed!
echo Restarting server...
cd "%SERVER_DIR%"
start java -Xmx4G -Xms4G -jar server.jar nogui
echo Done!
pause
方法2: タスクスケジューラで定期実行
- Windowsの「タスクスケジューラ」を開く
- 「タスクの作成」をクリック
- トリガータブで実行タイミングを設定(例: 毎日午前3時)
- 操作タブで
backup.batを指定 - 「OK」をクリック
これで毎日自動的にバックアップが取られます。
VPSでの自動バックアップ(Linux)
cronを使って定期的にバックアップを取ります。
# バックアップスクリプトの作成
nano /opt/minecraft/backup.sh
以下の内容を記述:
#!/bin/bash
DATE=$(date +%Y%m%d_%H%M%S)
BACKUP_DIR="/opt/minecraft/backups"
SERVER_DIR="/opt/minecraft/server"
mkdir -p $BACKUP_DIR
# サーバーに保存コマンドを送信
screen -S minecraft -p 0 -X stuff "save-all\n"
sleep 5
# バックアップ作成
tar -czf $BACKUP_DIR/backup_$DATE.tar.gz -C $SERVER_DIR world world_nether world_the_end server.properties
# 7日以上前のバックアップを削除
find $BACKUP_DIR -name "backup_*.tar.gz" -mtime +7 -delete
echo "Backup completed: backup_$DATE.tar.gz"
実行権限を付与:
chmod +x /opt/minecraft/backup.sh
cronに登録:
crontab -e
# 毎日午前3時に実行
0 3 * * * /opt/minecraft/backup.sh >> /opt/minecraft/backup.log 2>&1
プラグインによる自動バックアップ より簡単に自動バックアップを実装できるプラグインもあります。
おすすめプラグイン: BackupPlugin
- ダウンロード: https://www.spigotmc.org/resources/backupplugin.85044/
- 機能: 定期自動バックアップ、ワールド復元、クラウド連携
設定例(config.yml):
backup:
interval: 3600 # 1時間ごと(秒単位)
keep: 5 # 保持するバックアップ数
compression: true # 圧縮有効
バックアップは「転ばぬ先の杖」です。面倒でも必ず定期的に取りましょう。
ホワイトリスト(白リスト)の設定方法
ホワイトリストは、登録したプレイヤーだけがサーバーに参加できる機能です。荒らし対策や招待制サーバーに必須の設定です。
ホワイトリストのメリット
- 知らない人が勝手に入ってこない
- 荒らし行為を未然に防止
- プライベートなサーバー環境を維持
- サーバー負荷の制限(人数制限)
ホワイトリストの有効化
方法1: server.propertiesで設定
server.propertiesをメモ帳で開くwhite-list=falseをwhite-list=trueに変更- ファイルを保存
- サーバーを再起動
方法2: ゲーム内コマンド サーバー起動中に以下のコマンドを実行:
/whitelist on
これでホワイトリストが有効になります。
プレイヤーの登録方法
ゲーム内コマンドで追加
/whitelist add プレイヤー名
例:
/whitelist add Notch
/whitelist add Steve
一括で複数人を追加 whitelist.jsonファイルを直接編集します。
- サーバーを停止
whitelist.jsonをメモ帳で開く- 以下の形式で追加:
[
{
"uuid": "069a79f4-44e9-4726-a5be-fca90e38aaf5",
"name": "Notch"
},
{
"uuid": "ec561538-f3fd-461d-aff5-086b22154bce",
"name": "Steve"
}
]
UUIDは https://mcuuid.net/ で確認できます。
プレイヤーの削除
/whitelist remove プレイヤー名
登録リストの確認
/whitelist list
ホワイトリストの一時無効化
/whitelist off
リロード(変更を即座に反映)
/whitelist reload
ホワイトリストの注意点
- プレイヤー名は大文字小文字を区別します
- 正規版アカウントのみ対応(
online-mode=true必須) - ホワイトリスト有効後は、既に接続中のプレイヤーもキックされる場合があります
友達を招待する手順
- 友達からマイクラのユーザー名(Minecraft ID)を聞く
/whitelist add ユーザー名で登録- 友達にサーバーアドレスを伝える
- 友達が接続できるか確認
ホワイトリストは最も簡単で効果的なセキュリティ対策です。必ず設定しましょう。
OP権限の付与と管理
OP(オペレーター)権限は、サーバー管理者として特別なコマンドを使える権限です。ゲームモード変更、時間変更、テレポートなど、強力な機能が使えます。
OP権限でできること
- ゲームモード変更(
/gamemode) - 時間・天候変更(
/time,/weather) - テレポート(
/tp) - プレイヤーのキック・BAN(
/kick,/ban) - ワールド設定変更(
/difficulty,/gamerule) - アイテム付与(
/give) - エンティティ削除(
/kill)
OP権限レベル OPには4段階の権限レベルがあります。
| レベル | 権限内容 |
|---|---|
| 1 | スポーン保護を無視できる |
| 2 | チートコマンドが使える(/give, /time等) |
| 3 | プレイヤー管理コマンドが使える(/kick, /ban等) |
| 4 | サーバー管理コマンドが使える(/stop等、最高権限) |
通常はレベル4を付与します。
OP権限の付与方法
方法1: ゲーム内コマンド サーバー内で以下を実行:
/op プレイヤー名
例:
/op Notch
レベルを指定する場合(デフォルトは4):
/op プレイヤー名 レベル
方法2: サーバーコンソールから サーバーのコンソール画面で直接入力:
op プレイヤー名
方法3: ops.jsonファイルを編集
- サーバーを停止
ops.jsonをメモ帳で開く- 以下の形式で追加:
[
{
"uuid": "069a79f4-44e9-4726-a5be-fca90e38aaf5",
"name": "Notch",
"level": 4,
"bypassesPlayerLimit": false
}
]
OP権限の解除
/deop プレイヤー名
OP一覧の確認 ops.jsonファイルを開くか、以下のコマンド:
/list
OP権限者は名前の前に特殊なマークが表示されます。
OP権限の安全な管理
原則1: 信頼できる人だけに付与 OP権限は非常に強力です。サーバーを破壊することも可能なため、完全に信頼できる人だけに付与しましょう。
原則2: 必要最小限のレベルに すべての機能が必要でない場合、レベル2や3に制限します。
原則3: 定期的に権限を見直す 長期間ログインしていないOP権限者は削除しましょう。
原則4: ログを確認 OPコマンドの使用履歴はlogs/latest.logに記録されます。定期的に確認して不審な操作がないかチェックします。
OP権限の乱用を防ぐプラグイン
- CoreProtect: すべてのブロック変更を記録し、ロールバック可能
- LuckPerms: より細かい権限管理が可能
OP権限は便利ですが、諸刃の剣です。慎重に管理しましょう。
おすすめプラグイン5選
サーバー運用を便利にする、定番かつ実用的なプラグインを5つ紹介します。すべてSpigot/Paper系サーバーで動作します。
プラグインの導入前提 これらのプラグインを使うには、以下のサーバーが必要です。
- Spigot
- Paper(推奨)
- Purpur
公式サーバー(Vanilla)やForgeサーバーでは動作しません。
プラグイン1: EssentialsX(サーバー管理の基本)
機能
- ホームポイント設定(
/home,/sethome) - ワープポイント作成(
/warp,/setwarp) - 経済システム(お金の概念)
- プライベートメッセージ(
/msg) - AFKモード、ニックネーム変更など多数
ダウンロード: https://essentialsx.net/
導入方法
- EssentialsX.jarをダウンロード
pluginsフォルダに配置- サーバーを再起動
基本的な使い方
- ホーム設定:
/sethome 名前 - ホームにテレポート:
/home 名前 - ワープ作成:
/setwarp ワープ名 - ワープ:
/warp ワープ名
サーバー運用の必須プラグインです。
プラグイン2: WorldEdit(建築補助)
機能
- 範囲選択してブロック一括配置
- コピー&ペースト
- 整地、埋め立てが一瞬
- 球体、円柱などの形状を自動生成
ダウンロード: https://enginehub.org/worldedit
基本的な使い方
- 木の斧を手に持つ(
//wand) - 左クリックで始点、右クリックで終点を選択
//set ブロックIDで一括配置
例:
//set stone # 範囲内をすべて石に
//replace dirt grass_block # 土を草ブロックに置換
//copy # 選択範囲をコピー
//paste # 貼り付け
大規模建築や整地に非常に便利です。
プラグイン3: CoreProtect(ブロック履歴・ロールバック)
機能
- すべてのブロック変更を記録
- チェスト開閉履歴の確認
- 荒らしの特定と復元
- 指定時間前の状態に戻す
ダウンロード: https://www.spigotmc.org/resources/coreprotect.8631/
基本的な使い方
- 棒を手に持ち、ブロックを左クリック: その場所の履歴表示
/co rollback u:プレイヤー名 t:1h: 1時間以内のそのプレイヤーの行動を元に戻す/co restore u:プレイヤー名 t:1h: 元に戻したものを再度やり直す
荒らし対策の決定版です。必ず導入しましょう。
プラグイン4: Vault(経済システムの基盤)
機能
- 他のプラグインに経済機能を提供
- 権限管理の統合
- チャット機能の統合
ダウンロード: https://www.spigotmc.org/resources/vault.34315/
注意点 Vault単体では何もできません。EssentialsXなどの経済プラグインと併用します。多くのプラグインがVaultに依存しているため、導入推奨です。
プラグイン5: LuckPerms(詳細な権限管理)
機能
- プレイヤーごとの権限設定
- グループ管理(一般、VIP、管理者など)
- 一時的な権限付与
- Web UIで視覚的に管理可能
ダウンロード: https://luckperms.net/
基本的な使い方
/lp user プレイヤー名 permission set 権限名 true
/lp creategroup VIP
/lp group VIP permission set essentials.home.multiple true
/lp user プレイヤー名 parent add VIP
大規模サーバーや複雑な権限管理が必要な場合に便利です。
その他の便利なプラグイン
- Dynmap: ブラウザでワールドマップを表示
- GriefPrevention: 土地保護システム
- ChestShop: プレイヤー間の取引システム
- Citizens: NPCを作成
プラグインは便利ですが、入れすぎるとサーバーが重くなります。必要なものだけを厳選しましょう。
定期再起動の設定方法
サーバーを長時間稼働させると、メモリリークやエンティティの蓄積で動作が重くなります。定期的な再起動で快適な状態を維持できます。
再起動が必要な理由
- メモリの解放(Java特有のメモリリーク対策)
- エンティティのクリーンアップ
- プラグインの再読み込み
- ログファイルのローテーション
推奨再起動頻度
- 小規模サーバー: 1日1回(深夜)
- 中規模サーバー: 12時間に1回
- 大規模サーバー: 6〜8時間に1回
Windowsでの自動再起動設定
方法1: バッチファイルで無限ループ start.batを以下のように作成:
@echo off
:loop
echo Starting Minecraft Server...
java -Xmx4G -Xms4G -jar server.jar nogui
echo Server stopped. Restarting in 10 seconds...
timeout /t 10
goto loop
サーバーが停止すると自動的に再起動します。
方法2: タスクスケジューラで定期再起動
- 再起動用バッチファイルを作成(
restart.bat):
@echo off
taskkill /F /IM java.exe
timeout /t 5
cd C:\MinecraftServer
start java -Xmx4G -Xms4G -jar server.jar nogui
- タスクスケジューラで毎日午前3時に実行
Linuxでの自動再起動(VPS)
方法1: cronで定期再起動
# 再起動スクリプトの作成
nano /opt/minecraft/restart.sh
以下を記述:
#!/bin/bash
screen -S minecraft -X stuff "say Server will restart in 1 minute!\n"
sleep 30
screen -S minecraft -X stuff "say Server will restart in 30 seconds!\n"
sleep 20
screen -S minecraft -X stuff "say Server will restart in 10 seconds!\n"
sleep 10
screen -S minecraft -X stuff "stop\n"
sleep 10
screen -dmS minecraft bash -c 'cd /opt/minecraft/server && java -Xmx4G -Xms4G -jar server.jar nogui'
実行権限付与:
chmod +x /opt/minecraft/restart.sh
cronに登録:
crontab -e
# 毎日午前3時に再起動
0 3 * * * /opt/minecraft/restart.sh
方法2: プラグインで自動再起動
RestartPluginの使用
- ダウンロード: https://www.spigotmc.org/resources/restart.26982/
設定例(config.yml):
restart:
time: "03:00" # 午前3時に再起動
warning:
- 300 # 5分前に警告
- 60 # 1分前に警告
- 10 # 10秒前に警告
プレイヤーに事前通知してから再起動するため、プレイ中の突然の切断を防げます。
systemdでの自動再起動(Linux) /etc/systemd/system/minecraft.serviceに以下を追加:
[Service]
Restart=always
RestartSec=10
これでサーバーがクラッシュしても自動的に再起動します。
定期再起動は、サーバーの安定運用に欠かせません。必ず設定しましょう。
マイクラサーバーの構築や運用に関して、初心者が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。実際にサーバーを立てる際に役立つ実用的な情報を紹介します。
これらの質問は、実際に多くの初心者が躓くポイントです。事前に理解しておくことで、スムーズにサーバー運用を始められます。
- サーバー構築にかかる費用は?
-
結論: 自宅PCなら実質無料、VPSなら月額500円〜2,000円程度です。
サーバー構築の費用は、選択する方法によって大きく異なります。初期費用と月額費用の両方を考慮する必要があります。
自宅PCで構築する場合
- 初期費用: 0円(既存PCを使う場合)
- 月額費用: 電気代のみ(24時間稼働で月500〜1,000円程度)
- 追加コスト: なし
自宅に使っていないPCがあれば、最もコストを抑えられます。ただし、ポート開放の設定やセキュリティリスクを理解する必要があります。
初期費用:
- ConoHa/Lolipop: 0円
- さくらのVPS: 0〜3,000円程度
長期契約割引:
- Xserver VPS: 12ヶ月契約で約30%オフ
- さくらのVPS: 年払いで2ヶ月分無料
無料お試し期間:
- ConoHa: 初回登録で最大1ヶ月無料クーポン
- Lolipop: 10日間無料お試し
その他の費用
- ドメイン取得(任意): 年間1,000円〜2,000円
- 固定IPアドレス(自宅PCの場合): プロバイダによるが月額数百円
- バックアップストレージ(任意): VPSオプションで月額数百円
コストパフォーマンスの比較 2〜5人で遊ぶ場合の年間コスト試算:
- 自宅PC: 電気代6,000円/年
- Lolipop 2GBプラン: 9,216円/年
- ConoHa 2GBプラン: 12,780円/年
結論: 初心者やポート開放に不安がある方はVPSがおすすめです。月額1,000円程度なら、友達と割り勘すれば一人200〜300円程度で済みます。
- 無料でサーバーを立てる方法はある?
-
結論: 完全無料の方法はありますが、制限が多く実用的ではありません。
無料でマイクラサーバーを立てる方法はいくつかありますが、それぞれ大きな制限があります。長期運用や快適なプレイを考えると、有料サービスの利用をおすすめします。
方法1: 自宅PCを使う(電気代のみ) 最も現実的な「ほぼ無料」の方法です。
- コスト: 電気代のみ(月500〜1,000円)
- 制限: ポート開放が必要、自宅のIPアドレスを公開、PCを常時起動する必要がある
- 推奨度: ★★★★☆
友達数人で遊ぶ分には十分です。
方法2: Aternos(無料ホスティングサービス) 完全無料のマイクラサーバーホスティングサービスです。
- サイト: https://aternos.org/
- コスト: 完全無料
- 制限:
- 5分間誰もログインしないと自動停止
- 起動に数分待たされる
- 広告が表示される
- スペックが低い(同時接続は5〜10人が限界)
- プラグインやMODの制限あり
- 推奨度: ★★☆☆☆
お試しや短時間のプレイには使えますが、本格的な運用には不向きです。
方法3: Minehut(無料ホスティング) Aternosと同様の無料サービスです。
- サイト: https://minehut.com/
- コスト: 基本無料(有料プランあり)
- 制限:
- 無料版は最大10人まで
- サーバーは使用していないと自動停止
- スペックが限られる
- 推奨度: ★★☆☆☆
方法4: Oracle Cloud Free Tier(上級者向け) Oracleのクラウドサービスの無料枠を使う方法です。
- コスト: 完全無料(永続的)
- スペック:
- ARM CPU 4コア
- メモリ24GB(最大)
- ストレージ200GB
- 制限:
- 設定が非常に複雑(Linux操作必須)
- サポートなし
- 長期間使わないとアカウント削除の可能性
- 推奨度: ★★★☆☆(技術者向け)
エンジニアレベルの知識があれば、非常にコスパが良い選択肢です。
方法5: AWS/GCP無料枠(期間限定)
- AWS: 12ヶ月間の無料枠(t2.micro等)
- GCP: 初回300ドル分のクレジット(90日間)
- 制限: 期間終了後は有料、スペックが低い
- 推奨度: ★★☆☆☆
お試しには良いですが、無料期間終了後の課金に注意が必要です。
無料サービスのデメリット
- サーバーが不安定(頻繁に落ちる)
- スペックが低くラグが発生しやすい
- データ消失のリスク
- カスタマイズの自由度が低い
- 広告表示やブランディング
推奨: 本格的にサーバーを運用するなら、月額1,000円程度のVPSを契約しましょう。友達3〜4人で割り勘すれば、一人あたり月250〜300円で快適に遊べます。無料サービスは「お試し」と割り切って使うのがベストです。
- スマホやタブレットから参加できる?
-
結論: 統合版(Bedrock版)サーバーなら参加可能、Java版サーバーには参加できません。
マイクラにはJava版と統合版(Bedrock版)があり、スマホやタブレットは統合版を使用します。サーバーのバージョンと参加デバイスの関係を理解しましょう。
スマホ・タブレットで参加する方法
統合版サーバーの場合
- マイクラ統合版アプリを起動
- 「遊ぶ」→「サーバー」タブをタップ
- 「サーバーを追加」をタップ
- サーバー情報を入力:
- サーバー名: 任意(例: 友達のサーバー)
- サーバーアドレス: IPアドレス
- ポート: 19132
- 保存してサーバーに接続
同じWi-Fi内の場合(LANゲーム)
- スマホとサーバーを同じWi-Fiに接続
- マイクラを起動
- 「遊ぶ」→「フレンド」タブ
- LAN上のゲームとして自動表示される
- タップして参加
外部から参加する場合
- サーバーのグローバルIPアドレスとポート(19132)が必要
- ポート開放またはVPS利用が前提
Java版サーバーにスマホから参加する方法(非公式・上級者向け) GeyserMCというプラグインを使えば、Java版サーバーに統合版クライアントから参加できます。
GeyserMCの導入(Java版サーバー側)
- GeyserMCプラグインをダウンロード(https://geysermc.org/)
pluginsフォルダに配置- サーバーを再起動
- ポート19132も開放
これでJava版サーバーに統合版クライアント(スマホ等)から参加可能になります。ただし、一部のMODやプラグインは正常に動作しない場合があります。
スマホ・タブレットでのプレイ制限
- 操作性がPC版より劣る(タッチ操作)
- MODが使えない(アドオンのみ)
- 画面が小さい
- 通信量が多い(Wi-Fi推奨)
結論: 友達がスマホやSwitchでプレイしている場合、統合版サーバーを立てましょう。全員PC版なら、MODが充実しているJava版サーバーがおすすめです。
- サーバーのバージョンアップはどうやる?
-
結論: サーバーファイルを新しいバージョンに置き換え、設定とワールドを引き継ぎます。
マイクラは定期的にアップデートされ、新しい機能やブロックが追加されます。サーバーも同じバージョンに更新しないと、新しいバージョンのクライアントから接続できません。
バージョンアップの基本手順
手順1: 必ずバックアップを取る バージョンアップに失敗してもすぐに戻せるよう、事前にバックアップは必須です。
worldフォルダ全体をコピーserver.properties等の設定ファイルもコピー
手順2: 新しいserver.jarをダウンロード Mojang公式サイトから最新バージョンの
server.jarをダウンロードします。- URL: https://www.minecraft.net/download/server
手順3: サーバーを停止
stopコマンドで安全に停止します。
手順4: 古いserver.jarをリネーム 万が一のため、古いファイルは削除せず名前を変更します。
server.jar→server_old.jar
手順5: 新しいserver.jarを配置 ダウンロードした新しい
server.jarをサーバーフォルダに配置します。手順6: サーバーを起動
java -Xmx4G -Xms4G -jar server.jar nogui初回起動時に自動的にワールドが新バージョンに変換されます。
手順7: 動作確認
- ログインできるか確認
- 既存の建築物が壊れていないか確認
- 新機能が使えるか確認
バージョンアップ時の注意点
注意1: ワールドデータの非可逆変換 新バージョンに変換したワールドは、古いバージョンに戻せません。必ずバックアップを取ってから実行してください。
注意2: MODやプラグインの互換性 MODやプラグインは新バージョンに対応していない場合があります。
- 事前に各MOD/プラグインの公式サイトで対応バージョンを確認
- 未対応の場合は更新を待つか、代替を探す
注意3: メジャーアップデート(1.19→1.20等) 大きなバージョンアップでは仕様変更が多く、設定の見直しが必要です。
server.propertiesの新しい設定項目を確認- 廃止された機能がないか確認
VPSでのバージョンアップ
ConoHa for GAMEの場合
- 管理画面から「バージョン変更」を選択
- 新しいバージョンを選ぶ
- 「適用」をクリック
自動的にバージョンアップされます(ただし、カスタム設定は事前にバックアップ推奨)。
手動でバージョンアップする場合(Linux)
cd /opt/minecraft/server mv server.jar server_old.jar wget https://piston-data.mojang.com/v1/objects/新バージョンハッシュ/server.jar systemctl restart minecraft段階的バージョンアップ(推奨) 大きく離れたバージョン(例: 1.16→1.20)にアップデートする場合、段階的に上げると安全です。
- 1.16 → 1.17
- 1.17 → 1.18
- 1.18 → 1.19
- 1.19 → 1.20
各段階でワールドを起動し、問題ないか確認してから次に進みます。
スナップショット版(ベータ版)について スナップショット版は正式リリース前のテスト版です。バグが多く、本番サーバーでの使用は推奨しません。テスト用サーバーで試しましょう。
結論: バージョンアップは必ずバックアップを取ってから実施し、MOD/プラグインの対応を事前確認しましょう。慎重に行えば、問題なくアップデートできます。
マイクラサーバーの立て方には、自宅PC、VPS、AWS/Linuxサーバーなど複数の選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。この記事で紹介した内容を元に、自分の状況に最適な方法を選びましょう。
初心者におすすめの方法 技術的な知識がない初心者には、ConoHa for GAMEやLolipop for Gamersなどのゲーム特化型VPSが最もおすすめです。テンプレートを選ぶだけで10分程度でサーバーが立ち上がり、ポート開放などの複雑な設定が不要です。月額1,000円程度で、友達と割り勘すれば一人あたりの負担も軽くなります。
コストを重視する方 初期費用を抑えたい場合は、自宅PCでの構築がベストです。電気代のみで運用でき、年間コストはVPSとほぼ同等ですが、初期投資が不要です。ただし、ポート開放の設定やセキュリティリスクを理解する必要があります。
本格運用したい方 10人以上の大規模サーバーや、MODを大量に導入したい場合は、高スペックVPSまたはAWS/GCPの専用サーバーを検討しましょう。完全な自由度と高いパフォーマンスが得られます。
サーバー立ち上げ後にやるべきこと サーバーを立てたら、必ず以下を実施してください。
- ホワイトリストを有効化して荒らし対策
- 定期的な自動バックアップの設定
- OP権限の適切な管理
- CoreProtectなどの保護プラグインの導入
これらの基本設定を行うことで、安心してサーバーを運用できます。
最初は小さく始めよう いきなり大規模サーバーを目指すのではなく、まずは2〜5人の小規模サーバーから始めましょう。運用に慣れてから、必要に応じてスペックを上げたり、機能を追加したりすれば十分です。VPSなら後からプラン変更が簡単なので、最初は2GBプランでスタートすることをおすすめします。
マイクラサーバーの構築は、最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事の手順通りに進めれば必ず成功します。友達と自分だけの世界を作って、楽しいマルチプレイライフを満喫してください!

