「未経験からエンジニアになりたいけど、本当に転職できるのかな…」そんな不安を抱えていませんか?
実は今、IT業界では深刻な人材不足が続いており、未経験者を積極的に採用する企業が増えています。経済産業省のデータでも、2030年には最大約79万人のIT人材が不足すると予測されており、未経験からエンジニアを目指す方にとって絶好のチャンスなのです。
結論から言えば、適切な準備と転職エージェントの活用により、未経験からでもエンジニア転職は十分可能です。
この記事では、未経験からエンジニア転職を成功させるためのおすすめエージェント5選と、転職前に準備すべきこと、実際の成功事例まで詳しく解説します。あなたの新しいキャリアの第一歩を、今日から始めましょう。
結論:未経験からエンジニアへの転職は十分可能です。IT業界の深刻な人材不足を背景に、多くの企業が未経験者を歓迎しています。
ただし、年齢や準備状況によって難易度は変わるため、現状を正しく理解した上で適切な対策を取ることが重要です。
IT業界の人材不足が追い風に
IT業界は現在、深刻な人材不足に直面しています。経済産業省の調査によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されています。この状況は、未経験者にとって大きなチャンスです。
DX(デジタルトランスフォーメーション)推進により、あらゆる業界でITシステムの導入が進んでおり、エンジニアの需要は右肩上がりです。IT業界の有効求人倍率は10倍を超えることも珍しくなく、完全な売り手市場となっています。
実際、大手転職サイトのdodaやマイナビ転職では、「未経験歓迎」のエンジニア求人が7,000件以上掲載されており(2025年10月時点)、企業側も未経験者の受け入れ体制を整えています。
未経験者採用が増えている3つの理由
未経験者の採用が増加している背景には、以下の3つの理由があります。
1. 企業の育成体制が整ってきた
多くのIT企業が、未経験者向けの研修プログラムを充実させています。入社後3〜6ヶ月の研修期間を設け、プログラミングの基礎からシステム開発の実務まで、段階的に学べる環境が整備されています。
2. ポテンシャル採用の重視
即戦力だけでなく、学習意欲や将来性を評価する「ポテンシャル採用」が主流になっています。特に20代〜30代前半では、専門知識よりも「成長したい」という熱意やコミュニケーション能力が重視される傾向にあります。
3. オンライン学習環境の充実
ProgateやUdemyなど、低コストで質の高いプログラミング学習ができるサービスが普及しました。これにより、転職前に基礎スキルを身につけやすくなり、企業側も「独学で基礎を学んだ未経験者」を採用しやすくなっています。
ただし、年齢や準備状況で難易度は変わる
未経験からの転職は可能ですが、年齢や準備状況によって難易度は大きく異なります。
20代前半〜30代前半が有利な理由
この年齢層は「ポテンシャル採用」の対象となりやすく、最も転職成功率が高いです。企業は長期的な育成を前提に採用するため、若さと学習意欲があれば、スキルがなくても十分にチャンスがあります。
30代後半以降でも可能だが戦略が必要
30代後半以降の場合、ポテンシャルだけではなく、前職での経験やマネジメントスキルなど「プラスアルファの価値」が求められます。ただし、不可能ではありません。プログラミングの基礎学習を徹底し、ポートフォリオを作成するなど、より入念な準備が必要です。
完全未経験と独学経験者の差
全く何も勉強していない「完全未経験」と、独学で基礎を学んだ「未経験者」では、採用される確率が大きく変わります。最低でも3ヶ月程度の学習期間を設け、HTMLやCSS、JavaScriptなどの基礎を習得しておくことが推奨されます。
転職エージェント選びは、未経験からのエンジニア転職成功の鍵を握ります。適切なエージェントを選ぶことで、求人の質や転職サポートの充実度が大きく変わります。
ここでは、未経験者が転職エージェントを選ぶ際にチェックすべき5つのポイントを解説します。
未経験者向けの求人数が豊富か
最も重要なのは、「未経験歓迎」の求人をどれだけ保有しているかです。総求人数が多くても、未経験者向けの求人が少なければ意味がありません。
IT・Web業界に特化したエージェントは、業界とのつながりが深く、未経験者向けの求人も豊富に扱っています。エージェントの公式サイトで「未経験歓迎」の条件で検索し、実際の求人数を確認しましょう。
また、求人の質も重要です。単に「未経験OK」と書いてあるだけでなく、研修制度が充実しているか、SES(客先常駐)だけでなく自社開発の求人もあるかなど、詳細を確認してください。
学習サポートやスクール連携があるか
未経験者にとって、学習サポートの有無は大きな差を生みます。一部のエージェントでは、無料のプログラミングスクールや学習カリキュラムを提供しています。
例えば、ワークポートは無料エンジニアスクール「みんスク」を運営しており、転職活動と並行してスキルを習得できます。このような学習支援があるエージェントを選ぶと、転職の成功率が高まります。
スキルアップ支援の内容も確認しましょう。オンライン学習教材の提供、勉強会の開催、資格取得支援など、具体的なサポート内容をチェックしてください。
書類添削・面接対策が充実しているか
未経験者の場合、経験をアピールできないため、志望動機や自己PRの書き方が合否を左右します。書類添削や面接対策が充実しているエージェントを選びましょう。
特に重要なのは、「未経験者特有のアピール方法」を教えてくれるかどうかです。前職での経験をどうIT業界に結びつけるか、学習意欲をどう伝えるかなど、具体的なアドバイスをもらえるエージェントが理想的です。
模擬面接を実施してくれるエージェントもあります。実際の面接を想定した練習ができれば、本番での緊張も和らぎます。
キャリアアドバイザーの専門性
エージェントのキャリアアドバイザーが、IT業界の知識を持っているかは非常に重要です。IT業界出身のアドバイザーがいるエージェントなら、技術的な質問にも答えられますし、業界の実情に基づいたアドバイスがもらえます。
また、未経験者の転職支援実績が豊富なアドバイザーがいるかも確認しましょう。実績のあるアドバイザーなら、あなたの状況に応じた的確なアドバイスができます。
初回面談で、アドバイザーの専門性や相性を見極めることが大切です。
転職後のフォロー体制
転職はゴールではなく、スタートです。入社後のフォロー体制が整っているエージェントを選びましょう。
入社後に相談できる窓口があるか、定期的なフォローアップがあるかなど、アフターサポートの内容を確認してください。特に未経験者の場合、入社後に不安を感じることも多いため、継続的なサポートがあると安心です。
また、そのエージェント経由で転職した人の定着率が高いかも、一つの指標になります。定着率が高いということは、適切なマッチングができている証拠です。
ここからは、未経験者のエンジニア転職に特に強いエージェントを5社厳選して紹介します。それぞれの特徴や強みを比較しながら、あなたに合ったエージェントを見つけてください。
ワークポート|IT・Web業界に強い転職決定人数No.1
特徴:
ワークポートは、IT・Web・ゲーム業界に特化した老舗の転職エージェントです。創業以来20年以上、IT業界の転職支援に注力しており、業界内での信頼も厚い企業です。
最大の特徴は、無料エンジニアスクール「みんスク」との連携です。転職活動と並行してプログラミングの基礎を学べるため、完全未経験の方でも安心して利用できます。
未経験者向けの求人が豊富で、大手からベンチャーまで幅広い企業とのパイプがあります。スピード感のある転職支援にも定評があり、最短1ヶ月で内定を獲得した事例もあります。
転職コンシェルジュと呼ばれる専任のアドバイザーが、書類作成から面接対策まで手厚くサポートしてくれます。
- IT業界の幅広い職種を見たい人
- スピード重視で転職したい人
- 無料でプログラミングを学びながら転職活動したい人
- 「未経験でも親身に相談に乗ってくれて、3社の内定をもらえました」(20代・元営業)
- 「みんスクで基礎を学べたので、面接で自信を持って話せました」(20代・元事務)
キャリア相談、面接対策、条件交渉など、あなたの転職成功まで伴走 ワークポート
type転職エージェント|エンジニア転職に特化したサポート
特徴:
type転職エージェントは、首都圏のIT・エンジニア求人に強みを持つエージェントです。特筆すべきは年収アップ率71%という高い実績です。
未経験者向けの丁寧なカウンセリングに定評があり、一人ひとりの適性を見極めた上で、最適な求人を紹介してくれます。キャリアアドバイザーの面談時間が長く、じっくりと相談できるのが特徴です。
IT・Web業界に精通したキャリアアドバイザーが多数在籍しており、技術的な質問にも的確に答えてくれます。また、応募書類の添削や面接対策も充実しており、未経験者でも自信を持って選考に臨めます。
転職フェアやセミナーも定期的に開催しており、企業の採用担当者と直接話せる機会も提供しています。
こんな人におすすめ:
- 関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)で転職を考えている人
- じっくり相談しながら転職活動を進めたい人
- 年収アップを目指したい人
利用者の口コミ:
- 「カウンセリングが丁寧で、自分の適性に合った職種を提案してもらえました」(20代・元販売)
- 「書類添削が細かく、内定率が上がりました」(30代・元営業)
ITエンジニア・営業職・ハイクラスの求人・転職に強い転職エージェント type転職エージェント
doda|求人数の多さと手厚いサポートが魅力
特徴:
dodaは業界最大級の求人数を誇る総合型転職エージェントです。公開求人だけで20万件以上、そのうちIT・通信業界の未経験歓迎求人も豊富に扱っています。
求人数が多いため、地方での転職を考えている方にも対応できます。また、大手企業からベンチャー企業まで、幅広い選択肢から選べるのが魅力です。
転職フェアやセミナーも頻繁に開催しており、企業研究の機会が豊富です。オンライン面談にも対応しているため、忙しい方でも利用しやすい環境が整っています。
キャリアアドバイザーのサポートも手厚く、応募書類の添削、面接対策、年収交渉まで、トータルでサポートしてくれます。
- とにかく多くの求人を見たい人
- 地方での転職も視野に入れている人
- 大手の安心感を求める人
- 「求人数が多く、自分に合った企業を見つけられました」(20代・元接客)
- 「地方の求人も豊富で、地元で転職できました」(30代・元製造)
リクルートエージェント|業界最多の求人数とノウハウ
特徴:
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1を誇る業界最大手のエージェントです。長年の実績に基づく転職ノウハウと、業界最多の求人数が強みです。
非公開求人が豊富で、他のエージェントでは見られない優良企業の求人にも出会えます。全国に拠点があり、地方求人も充実しているため、どの地域でも利用しやすいです。
IT業界専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、業界の動向や企業の内情にも詳しいです。また、職務経歴書の自動作成ツールや面接力向上セミナーなど、転職活動をサポートするツールも充実しています。
大手ならではの企業との太いパイプがあり、条件交渉にも強いのが特徴です。
- 大手の安心感を求める人
- 幅広い選択肢から選びたい人
- 非公開求人に興味がある人
- 「非公開求人で大手IT企業に転職できました」(20代・元事務)
- 「職務経歴書の作成ツールが便利でした」(30代・元営業)
リクルートエージェントが支援実績トップクラス リクルートエージェント
マイナビIT AGENT|20代・30代前半の未経験者に強い
特徴:
マイナビIT AGENTは、20代・第二新卒の転職に強いマイナビグループのIT特化型エージェントです。若手のポテンシャル採用に特に強みを持っています。
IT業界専任のキャリアアドバイザーが、一人ひとりの適性を見極めて最適な求人を紹介してくれます。中小企業やベンチャー企業の優良求人も多数保有しており、大手にはない魅力的な企業に出会えます。
応募書類の添削や面接対策も丁寧で、未経験者でも自信を持って選考に臨めます。また、企業の社風や働き方についても詳しく教えてくれるため、入社後のミスマッチを防げます。
若手向けの転職フェアやセミナーも定期的に開催しており、企業との接点を増やせます。
- 20代でキャリアチェンジしたい人
- ベンチャー・中小企業も検討したい人
- 第二新卒として転職したい人
- 「20代の転職に強く、親身にサポートしてもらえました」(20代・新卒3年目)
- 「ベンチャー企業の良い求人を紹介してもらえました」(20代・元販売)
エージェント5社の比較表
| エージェント名 | 求人数 | 未経験者向け | 対応地域 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| ワークポート | ◎ | ◎ | 全国 | IT特化・スクール連携 | |
| type転職エージェント | ○ | ◎ | 首都圏中心 | 年収アップ率高・丁寧な対応 | |
| doda | ◎ | ○ | 全国 | 求人数最多級・地方も強い | |
| リクルートエージェント | ◎ | ○ | 全国 | 実績No.1・非公開求人豊富 | |
| マイナビIT AGENT | ○ | ◎ | 全国 | 20代に強い・ベンチャーも豊富 |
複数登録がおすすめ: 転職エージェントは2〜3社併用することで、より多くの求人に出会え、比較検討もしやすくなります。特に、IT特化型(ワークポート、type転職エージェント、マイナビIT AGENT)と総合型(doda、リクルートエージェント)を組み合わせると効果的です。
実際に未経験からエンジニアへの転職を成功させた方の体験談を紹介します。どのような準備をして、どうやって転職を実現したのか、リアルな事例から学びましょう。
体験談①:27歳・元営業職がWebエンジニアへ(学習期間6ヶ月)
転職前の状況
大学卒業後、広告代理店で営業として5年間勤務していたAさん(27歳・男性)。激務に疲れ、もっと専門性の高いスキルを身につけたいと考え、エンジニア転職を決意しました。
プログラミングの知識はゼロで、「本当に自分にできるのか」という不安もありましたが、IT業界の将来性と働き方の改善を求めて、一歩を踏み出しました。
学習方法と使用したエージェント
まずはProgateで HTML、CSS、JavaScriptの基礎を3ヶ月かけて学習。その後、Udemyのオンライン講座でReactを学び、簡単なWebアプリを3つ作成してポートフォリオとしてGitHubに公開しました。
平日は仕事後に2時間、休日は5〜6時間を学習に充て、合計で約500時間の勉強をしました。
転職エージェントは、ワークポートとtype転職エージェントの2社を利用。特にワークポートの「みんスク」で実践的なスキルを学べたことが大きかったそうです。
転職活動の期間と苦労したこと
転職活動期間は約2ヶ月。10社に応募し、5社で書類選考を通過、3社から内定を獲得しました。
最も苦労したのは、面接で「なぜ営業からエンジニアなのか」を説得力を持って説明することでした。エージェントのアドバイスを受けて、「営業経験で培ったコミュニケーション能力を活かし、クライアントと開発チームの橋渡しができるエンジニアになりたい」というストーリーを作り上げました。
転職後の年収・働き方
転職先は、Webサービスを自社開発する従業員50名のベンチャー企業。年収は前職の480万円から400万円にダウンしましたが、残業は月10時間程度に減り、ワークライフバランスが大幅に改善しました。
入社後3ヶ月の研修期間を経て、現在は実務でReactを使った開発に携わっています。「年収は下がったけど、スキルが身につく実感があり、転職して本当に良かった」とAさんは語ります。
体験談②:32歳・元事務職がインフラエンジニアへ(学習期間4ヶ月)
転職前の状況
メーカーの事務職として8年間勤務していたBさん(32歳・女性)。ルーティンワークに飽き、もっと専門性を高めたいと考えていました。
エンジニアに興味を持ったきっかけは、社内のシステムトラブルでSEの方と接する機会があり、「こんな仕事もあるんだ」と知ったことでした。30代での転職に不安もありましたが、「今やらないと後悔する」と決断しました。
学習方法と使用したエージェント
Bさんが選んだのは、Webエンジニアではなくインフラエンジニアの道。プログラミングよりもネットワークやサーバーの知識が必要な職種で、比較的未経験者でも転職しやすいと聞いたからです。
Udemyでネットワークの基礎を学び、LinuC(Linux技術者認定)レベル1の資格を取得しました。また、AWSの無料枠を使って実際にサーバーを構築する経験も積みました。
使用したエージェントは、dodaとマイナビIT AGENTの2社。特にマイナビIT AGENTのアドバイザーが、30代女性の転職に理解があり、心強かったそうです。
転職活動の期間と苦労したこと
転職活動期間は約3ヶ月。15社に応募し、7社で書類選考を通過、2社から内定を獲得しました。
苦労したのは、年齢によるハードルです。何社かは「30代は厳しい」と断られましたが、資格取得やAWSでの実践経験をアピールすることで、「学習意欲が高い」と評価してもらえました。
転職後の年収・働き方
転職先は、ITインフラの運用・保守を行うSIer企業。年収は前職の380万円から350万円と若干ダウンしましたが、スキルが身につくことと、将来的な年収アップの可能性を考えて選びました。
入社後は先輩エンジニアのもとで、サーバーの運用監視業務からスタート。「最初は覚えることが多くて大変だったけど、少しずつできることが増えていくのが楽しい」とBさんは語ります。
体験談③:24歳・既卒からSIerへ(学習期間3ヶ月)
転職前の状況
大学卒業後、就職活動がうまくいかず、アルバイトをしていたCさん(24歳・男性)。将来に不安を感じ、手に職をつけたいと考えてエンジニアを目指すことにしました。
文系出身で、プログラミングは大学の授業で少し触った程度。「既卒でスキルもない自分が本当に正社員になれるのか」という不安がありましたが、IT業界の人材不足を知り、チャレンジすることを決めました。
学習方法と使用したエージェント
まずはProgate、ドットインストールで基礎学習を2ヶ月間。その後、簡単な在庫管理システムを作成し、ポートフォリオとしてまとめました。
また、基本情報技術者試験の勉強もし、合格することができました。この資格が、既卒という不利な状況を補う武器になったそうです。
使用したエージェントは、リクルートエージェントとワークポート。特にワークポートは既卒にも積極的で、多くの求人を紹介してもらえました。
転職活動の期間と苦労したこと
転職活動期間は約1.5ヶ月。8社に応募し、6社で書類選考を通過、2社から内定を獲得しました。
既卒というハードルはありましたが、基本情報技術者試験の資格と、ポートフォリオが評価され、意外とスムーズに内定をもらえました。面接では、「なぜ既卒になったのか」「今後どうキャリアを築きたいのか」を正直に話したことが良かったそうです。
転職後の年収・働き方
転職先は、中堅SIer企業。年収は320万円からのスタートで、決して高くはありませんが、研修制度が充実しており、未経験者でも安心して働ける環境でした。
入社後3ヶ月の研修でJavaを学び、現在は業務システムの開発プロジェクトにアシスタントとして参加しています。「既卒から正社員のエンジニアになれて、本当に嬉しい。これから頑張ってスキルを磨きたい」とCさんは意気込んでいます。
成功者に共通する3つのポイント
3人の体験談から見えてくる、未経験からエンジニア転職に成功するための共通ポイントをまとめます。
1. 基礎学習を怠らなかった
3人とも、最低3ヶ月はしっかりと基礎学習に時間を割いています。完全未経験で応募するのではなく、独学で基礎を学んでから転職活動を始めることが重要です。
2. ポートフォリオを作成した
学んだことを実際に形にして見せることで、学習意欲と実力をアピールできます。簡単なものでも構わないので、自分で作った成果物を持っておくことが大切です。
3. 複数のエージェントを併用した
一つのエージェントだけでなく、2〜3社を併用することで、より多くの求人に出会え、比較検討もできます。それぞれのエージェントの強みを活かして、効率的に転職活動を進めることが成功のカギです。
転職を成功させるには、事前の準備が不可欠です。ここでは、未経験からエンジニアを目指す方が、転職前に必ず準備すべき5つのことを解説します。
プログラミングの基礎学習(最低3ヶ月)
未経験からエンジニアを目指すなら、最低3ヶ月間はプログラミングの基礎学習に時間を充てましょう。完全未経験で応募するよりも、基礎を学んでからのほうが圧倒的に採用されやすくなります。
学ぶべき言語の選び方
目指す職種によって、学ぶべき言語は異なります。
- Webエンジニア志望: HTML、CSS、JavaScript、React(またはVue.js)
- バックエンド志望: Python、Java、Ruby、PHP
- インフラエンジニア志望: Linux、ネットワークの基礎知識、AWS
どの言語を選ぶか迷ったら、求人数の多いJavaやPython、Web系ならJavaScriptを選ぶのが無難です。
おすすめの学習サイト
独学で学習するなら、以下のサイトがおすすめです。
- Progate: 初心者向けで、ブラウザ上でコードを書きながら学べる。最初の一歩に最適。
- ドットインストール: 3分の動画でサクサク学べる。幅広い言語に対応。
- Udemy: 有料だが、実践的なカリキュラムが豊富。セール時に購入するとお得。
- paizaラーニング: ゲーム感覚でプログラミングを学べる。
学習時間の目安
未経験からエンジニアとして実務レベルに到達するには、1,000時間以上の学習が必要と言われています。ただし、転職活動の段階では、そこまで必要ありません。
- 1日2時間×3ヶ月=約180時間
- 1日3時間×3ヶ月=約270時間
このくらいの学習量で基礎は習得できます。平日は1〜2時間、休日は3〜5時間を目安に、継続的に学習しましょう。
ポートフォリオ(成果物)の作成
学んだことを形にして見せることが、未経験者にとって最大のアピールポイントになります。
なぜポートフォリオが必要か
実務経験がない未経験者は、「何ができるのか」を口で説明するだけでは伝わりません。実際に動くものを作って見せることで、スキルと学習意欲を証明できます。
企業の採用担当者は、ポートフォリオを見て「この人は本当に学習しているんだな」「この人なら入社後も成長してくれそうだ」と判断します。
未経験者向けの作品例
完璧なものを作る必要はありません。以下のような簡単なものでも十分です。
- Todoアプリ: タスクの追加・削除・完了ができるシンプルなアプリ
- ブログサイト: 記事の投稿・表示ができる簡易ブログ
- 天気予報アプリ: APIを使って天気情報を表示するアプリ
- ポートフォリオサイト: 自分のスキルや経歴をまとめたWebサイト
重要なのは、「自分で考えて作った」ということです。教材の丸写しではなく、オリジナル要素を入れましょう。
GitHubの活用方法
作成した成果物は、GitHubにアップロードしましょう。GitHubは、エンジニアにとってのポートフォリオサイトです。
- コードをGitHubに公開する
- README.mdに、作品の説明や使用技術を記載する
- 応募書類にGitHubのURLを記載する
これだけで、あなたの印象は大きく変わります。
IT業界・エンジニア職種の理解を深める
エンジニアと一口に言っても、職種は多岐にわたります。自分がどの職種を目指すのか、明確にしておきましょう。
Webエンジニア、インフラエンジニア等の違い
- Webエンジニア: WebサイトやWebアプリケーションを開発する。フロントエンド(見た目)とバックエンド(サーバー側)に分かれる。
- インフラエンジニア: サーバーやネットワークの構築・運用を行う。プログラミングより、システム全体の設計・管理が中心。
- SIer系SE: 企業向けのシステム開発を行う。要件定義から設計、開発、保守まで幅広く担当。
- テストエンジニア: システムの品質保証を行う。バグを見つける仕事で、未経験者でも入りやすい。
自分に合った職種の見極め方
- コーディングが好き→Webエンジニア
- システム全体を見渡すのが好き→インフラエンジニア
- 顧客と関わりたい→SIer系SE
- 地道な作業が得意→テストエンジニア
自分の性格や興味に合わせて、職種を選びましょう。
業界研究の方法
IT業界の動向や、企業の情報を調べることも重要です。
- 企業のHPや採用ページをチェック
- IT系のニュースサイト(TechCrunch、ITmedia等)を読む
- 転職会議やOpenWorkで、企業の口コミを確認
- 転職エージェントに業界動向を聞く
情報収集をしっかり行うことで、面接でも説得力のある話ができます。
転職理由・志望動機の明確化
未経験者の面接では、「なぜエンジニアになりたいのか」を必ず聞かれます。説得力のある転職理由と志望動機を準備しましょう。
面接で必ず聞かれる質問
- なぜエンジニアになりたいのですか?
- 未経験からのキャリアチェンジで、不安はありませんか?
- 今後、どのようなエンジニアになりたいですか?
- 前職での経験をどう活かせますか?
未経験者が語るべきポイント
未経験者は、以下の3つを軸に志望動機を組み立てましょう。
- なぜエンジニアなのか(理由)
- 何を学んできたのか(実績)
- どうなりたいのか(ビジョン)
例: 「前職の営業で、ITツールの導入に関わり、テクノロジーの可能性に魅了されました。(理由)そこから独学でプログラミングを学び、簡単なWebアプリを作成しました。(実績)今後は、ユーザーに価値を提供できるサービスを開発できるエンジニアになりたいと考えています。(ビジョン)」
NGな転職理由
- 「今の仕事が嫌だから」→ネガティブな理由はNG
- 「年収が上がりそうだから」→お金だけが目的と思われる
- 「楽そうだから」→エンジニアの仕事を理解していない
ポジティブで、前向きな理由を準備しましょう。
転職活動の期間とスケジュール設定
転職活動には、ある程度の時間がかかります。計画的に進めることが重要です。
平均的な転職期間(3〜6ヶ月)
未経験からのエンジニア転職は、以下のようなスケジュールで進めるのが一般的です。
- 1〜3ヶ月目: 基礎学習、ポートフォリオ作成
- 4〜5ヶ月目: 転職エージェント登録、求人応募、書類選考
- 5〜6ヶ月目: 面接、内定、入社準備
焦らず、計画的に進めましょう。
在職中と退職後、どちらが良いか
経済的な余裕があるなら、在職中に転職活動を進めるのがおすすめです。
在職中のメリット:
- 収入が途絶えない
- 焦らず、じっくり求人を選べる
退職後のメリット:
- 学習時間を十分に確保できる
- 面接の日程調整がしやすい
ただし、退職後は収入がなくなるため、最低でも6ヶ月分の生活費を貯めてから退職しましょう。
資金計画の立て方
退職後に転職活動をする場合、必要な資金を計算しておきましょう。
- 生活費: 月20万円×6ヶ月=120万円
- 学習費: スクール代など30万円
- 合計: 150万円
この程度の資金があれば、安心して転職活動に専念できます。
未経験からエンジニアを目指す方から、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- 何歳まで未経験から転職できますか?
-
20代〜30代前半が最もチャンスが多いですが、30代後半以降でも不可能ではありません。
年齢別の難易度
- 20代前半: 最も有利。ポテンシャル採用の対象。
- 20代後半〜30代前半: まだ十分にチャンス。ただし、基礎学習は必須。
- 30代後半: ハードルは上がるが、前職の経験とスキル次第で可能。
- 40代以降: かなり厳しいが、特定の分野で専門性があれば道はある。
30代以降の戦略
30代以降の方は、以下の点を意識しましょう。
- 前職の経験を活かせる職種を選ぶ(例:営業経験→SIer SE)
- 資格取得で基礎知識をアピール
- ポートフォリオで実力を示す
- インフラエンジニアなど、比較的年齢に寛容な職種を選ぶ
年齢はハンデになりますが、しっかり準備すれば道は開けます。
- 文系出身でもエンジニアになれますか?
-
文系・理系は関係ありません。実際、多くの文系出身エンジニアが活躍しています。
文系・理系は関係ない理由
エンジニアの仕事は、数学や物理の深い知識を必要としません(一部の専門分野を除く)。必要なのは、論理的思考力と、継続的に学習する姿勢です。
実際、Web系のベンチャー企業では、文系出身のエンジニアが多く活躍しています。
実際の文系出身エンジニアの割合
IT業界では、文系出身のエンジニアは全体の3〜4割程度と言われています。特にWeb系やSIer系では、文系出身者も珍しくありません。
大切なのは、「文系だから」と諦めるのではなく、「自分にもできる」と信じて学習を始めることです。
- 独学とプログラミングスクール、どちらが良いですか?
-
結論:時間と予算に応じて選びましょう。独学でも十分可能ですが、スクールは効率的です。
それぞれのメリット・デメリット
独学のメリット:
- 費用が安い(無料〜数万円)
- 自分のペースで学べる
独学のデメリット:
- 挫折しやすい
- 質問できる人がいない
- 何を学ぶべきかわからない
スクールのメリット:
- 体系的に学べる
- メンターに質問できる
- 転職サポートがある
スクールのデメリット:
- 費用が高い(30万〜80万円)
- 決められたカリキュラムに縛られる
選び方の基準
- 時間に余裕がある、費用を抑えたい → 独学
- 短期間で転職したい、サポートが欲しい → スクール
どちらを選んでも、重要なのは「継続すること」です。
- 転職エージェントは何社利用すべきですか?
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結論:2〜3社の併用が推奨されます。
推奨は2〜3社の理由
1社だけでは、求人の選択肢が限られます。複数のエージェントを利用することで、より多くの求人に出会え、比較検討もできます。
ただし、4社以上になると管理が大変になるため、2〜3社が最適です。
複数利用のメリット
- より多くの求人に出会える
- エージェントの対応を比較できる
- 一つのエージェントが合わなくても安心
おすすめの組み合わせ
- IT特化型(ワークポート、type転職エージェント、マイナビIT AGENT)から1〜2社
- 総合型(doda、リクルートエージェント)から1社
この組み合わせで、幅広い求人をカバーできます。
- 年収はどのくらい下がりますか?
-
結論:未経験者の初年度年収は300〜400万円が目安。前職より下がることが多いです。
未経験者の初年度年収の目安(300〜400万円)
未経験からエンジニアに転職した場合、初年度の年収は以下が相場です。
- SIer系: 300万〜400万円
- Web系ベンチャー: 320万〜450万円
- SES企業: 280万〜350万円
前職の年収が400万円以上の場合、一時的に年収が下がる可能性が高いです。ただし、長期的に見れば、スキルアップとともに年収も上がっていきます。
年収アップのタイミング
- 1〜2年目: スキルを習得し、実務経験を積む期間。年収は据え置き。
- 3年目以降: 一人前のエンジニアとして評価され、年収アップのチャンスが増える。
- 5年目以降: 500万〜700万円も十分可能。リーダーやマネージャーになれば、800万円以上も。
未経験スタートでも、3〜5年でキャッチアップできます。目先の年収だけでなく、将来のキャリアを見据えて判断しましょう。
- ブラック企業を避けるには?
-
結論:企業選びの段階で、しっかりと見極めることが重要です。
見極めるポイント
以下のような特徴がある企業は要注意です。
- 求人に「未経験歓迎」だけで、研修内容が不明
- 平均残業時間が記載されていない
- 離職率が高い(または記載がない)
- SES企業で、客先常駐ばかり
- 面接で給与や待遇の説明が曖昧
エージェントの活用方法
転職エージェントを使えば、企業の内情を教えてもらえます。
- 「この企業の残業時間はどのくらいですか?」
- 「離職率はどのくらいですか?」
- 「未経験者の定着率はどうですか?」
遠慮せずに質問しましょう。優良なエージェントなら、正直に答えてくれます。
また、転職会議やOpenWorkなどの口コミサイトも参考にしてください。ただし、口コミは主観的なので、複数の情報源を総合的に判断しましょう。
- 資格は取得した方が良いですか?
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結論:資格は必須ではありませんが、あると有利です。特に未経験者にはアピールポイントになります。
有利になる資格
以下の資格は、未経験者に推奨されます。
- 基本情報技術者試験: IT全般の基礎知識。最も定番の資格。
- LinuC/LPIC: Linuxの知識。インフラエンジニア志望者向け。
- AWS認定資格: クラウドの知識。需要が高い。
- Oracle認定Javaプログラマー: Javaの知識。SIer志望者向け。
優先順位は実務スキル
資格の取得に時間を使いすぎるのは本末転倒です。最優先は、実際にコードを書いて、ポートフォリオを作ることです。
資格は、学習のモチベーション維持や、基礎知識の証明として活用しましょう。
未経験からエンジニアへの転職は、決して不可能な夢ではありません。IT業界の深刻な人材不足を背景に、多くの企業が未経験者を歓迎しており、今まさに絶好のチャンスです。
成功の鍵は、「事前準備」と「転職エージェントの活用」にあります。
改めて、重要なポイントをおさらいしましょう:
- プログラミングの基礎学習を最低3ヶ月行う
- ポートフォリオを作成して、実力をアピールする
- 転職エージェントを2〜3社併用し、幅広く情報収集する
- 年齢やスキルに応じた、現実的なキャリアプランを立てる
- 志望動機を明確にし、面接対策をしっかり行う
おすすめの転職エージェント5選:
- ワークポート – IT特化・無料スクールあり
- type転職エージェント – エンジニア転職に特化・年収アップ率71%
- doda – 求人数最多級・地方も対応
- リクルートエージェント – 実績No.1・非公開求人豊富
- マイナビIT AGENT – 20代に強い・ベンチャー求人も豊富
未経験からのエンジニア転職は、一歩を踏み出す勇気が必要です。しかし、正しい準備と適切なサポートがあれば、必ず道は開けます。
今日から学習を始めて、新しいキャリアの第一歩を踏み出しましょう。あなたの未来は、あなた自身の行動で変えられます。

