法人向けレンタルサーバー選びで「セキュリティは大丈夫だろうか」「サーバー障害でビジネスが止まったらどうしよう」と不安を感じていませんか?
企業のWebサイトやシステムを支えるサーバー選びは、ビジネスの成否を左右する重要な意思決定です。個人向けサーバーとは異なり、法人向けには高い安定性、充実したセキュリティ、手厚いサポート体制が求められます。
この記事では、50社以上のサーバー導入支援を行ってきた経験をもとに、2026年最新の法人向けレンタルサーバーおすすめ10選を徹底比較します。選び方の7つのチェックポイントから用途別・業種別の最適なサーバーまで、初めてサーバーを選ぶ方にもわかりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたの会社に最適なレンタルサーバーが見つかり、安心してビジネスを加速できます。
法人向けレンタルサーバーとは、企業のビジネス利用に特化した高品質なサーバーサービスです。個人向けサーバーと比較して、セキュリティ、サポート、安定性の面で大きな差があります。
企業のWebサイトやシステムは24時間365日稼働する必要があり、障害が発生すれば売上損失や信用低下に直結します。そのため法人向けサーバーでは、99.99%以上の稼働率保証、専任技術者による電話サポート、定期的な自動バックアップなど、ビジネス継続を支える機能が標準装備されています。
月額料金は個人向けより高額ですが、万が一のトラブル時の損失を考えれば、投資対効果の高い選択といえます。
法人向けレンタルサーバーの定義と特徴
法人向けレンタルサーバーは、企業利用に必要な機能とサポート体制を備えたサーバーサービスです。最大の特徴は、ビジネスの継続性を最優先に設計されている点にあります。
具体的には、以下の機能が標準で提供されます。
主要機能:
- 99.99%以上の稼働率保証(SLA)
- 24時間365日の監視体制
- WAF・SSL・不正アクセス検知などの多層セキュリティ
- 自動バックアップと迅速な復旧対応
- 電話・メール・チャットによる技術サポート
- 複数サイト・マルチドメイン対応
- ビジネスメール機能の充実
これらの機能により、企業は技術的な不安なくWebサイト運営に専念できます。特にコーポレートサイトやECサイトなど、売上に直結するサイトでは、法人向けサーバーの選択が必須といえます。サーバー障害による機会損失を防ぎ、顧客の信頼を維持することが、法人向けサーバー最大の価値です。
個人向けレンタルサーバーとの5つの違い
法人向けと個人向けレンタルサーバーには、明確な5つの違いがあります。これらの違いを理解することで、適切なサーバー選択が可能になります。
1. セキュリティレベルの差 法人向けはWAF(Webアプリケーションファイアウォール)、IPS/IDS(不正侵入検知・防御システム)、DDoS攻撃対策が標準装備されています。個人向けは基本的なSSLのみの場合が多く、追加のセキュリティ対策は有料オプションです。企業情報や顧客データを扱う法人では、多層防御が不可欠です。
2. サポート体制の違い 法人向けは電話サポート(平日9:00-18:00以上)が標準で、緊急時は24時間対応可能なサービスもあります。技術的な質問にも専任エンジニアが即座に対応します。個人向けはメールやチャットのみで、回答まで数日かかるケースもあります。
3. SLA(サービス品質保証)の有無 法人向けは稼働率99.99%以上を保証し、未達成時は返金対応があります。個人向けにSLA設定はなく、障害時の補償もありません。ビジネスでは稼働率保証が重要な契約条件となります。
4. バックアップ・復旧体制 法人向けは毎日自動バックアップが標準で、過去14日分以上保持されます。データ復旧も迅速に対応します。個人向けは週1回程度のバックアップで、復旧は自己責任となるケースが多いです。
5. 複数サイト運用の柔軟性 法人向けはマルチドメイン無制限、データベース複数設置、リソース配分の調整が可能です。個人向けはドメイン数やデータベース数に制限があり、拡張性に限界があります。
法人向けレンタルサーバーを選ぶ際は、7つの重要ポイントを必ずチェックしてください。これらの基準を満たすサーバーを選ぶことで、ビジネスの安定運営が実現します。
多くの企業が価格だけで選んで失敗していますが、実際には稼働率、セキュリティ、サポート品質が最も重要です。月額数千円の差で年間数百万円の損失リスクが変わることを理解し、総合的に判断しましょう。
以下、各チェックポイントを詳しく解説します。初めてサーバーを選ぶ方でも、この7つを押さえれば失敗することはありません。
安定性・稼働率(99.99%以上が目安)
サーバーの安定性は法人利用で最も重要な要素です。稼働率99.99%以上を保証するサーバーを選びましょう。
稼働率99.99%とは、年間のダウンタイムが約52分以内に収まることを意味します。一方、99.9%では年間約8.7時間のダウンタイムが発生する可能性があります。ECサイトで時間あたり100万円の売上がある場合、この差は年間数百万円の損失につながります。
稼働率の確認ポイント:
- SLA(サービス品質保証)で稼働率が明記されているか
- 24時間365日の監視体制があるか
- 冗長化構成(複数サーバーでの分散配置)がされているか
- 過去の障害履歴が公開されているか
大手サーバー会社では、データセンターの電源・ネットワーク・空調すべてを冗長化し、単一障害点を排除しています。また国内の複数拠点にデータセンターを持つサービスなら、災害時のリスク分散も可能です。
稼働率保証に加えて、障害時の対応速度も確認しましょう。問題検知から復旧までの目標時間(RTO)が明示されているサービスが理想的です。
セキュリティ対策の充実度
企業サイトには顧客情報や機密データが保存されるため、多層的なセキュリティ対策が必須です。最低限、以下の4つの機能を備えたサーバーを選びましょう。
必須のセキュリティ機能:
WAF(Webアプリケーションファイアウォール) SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなど、Webアプリケーションへの攻撃を防御します。WordPressなどCMSを使用する場合は特に重要です。法人向けサーバーでは標準装備されていますが、個人向けでは有料オプションのケースが多いです。
SSL証明書の提供 通信の暗号化に必要なSSL証明書が無料で提供されるか確認しましょう。企業サイトでは実在証明型のSSL(EV SSL)の利用も検討すべきです。アドレスバーに企業名が表示され、信頼性が向上します。
不正アクセス検知・防御機能 IPS/IDS(侵入検知・防御システム)により、不正なアクセスをリアルタイムで検知しブロックします。管理画面への総当たり攻撃や、不正ログイン試行を自動的に遮断する機能は必須です。
ウイルス・マルウェア対策 メールサーバーのウイルススキャン、マルウェア検知機能が標準装備されているか確認します。特にビジネスメールを利用する場合、スパムフィルターとウイルスチェックの精度が業務効率に影響します。
セキュリティ対策は「導入して終わり」ではなく、定期的なアップデートと脆弱性対応が行われているかも重要なポイントです。
サポート体制の質
トラブル発生時に迅速なサポートを受けられるかは、ビジネスの継続性に直結します。法人向けサーバーでは、サポート品質が料金に見合っているか必ず確認しましょう。
サポート体制のチェックポイント:
電話サポートの対応時間 最低でも平日9:00-18:00の電話サポートは必須です。理想は24時間365日対応ですが、夜間・休日対応が可能なサービスを選ぶと安心です。問い合わせから初回応答までの時間(レスポンスタイム)が明示されているサービスが信頼できます。
専任担当者の有無 上位プランでは専任の技術担当者が付くサービスもあります。自社の環境を理解した担当者に相談できるため、トラブル解決が迅速になります。複数サイトを運営する企業や、カスタマイズが必要な場合は専任担当者付きプランを検討しましょう。
技術的な問い合わせへの対応力 サポートスタッフの技術レベルも重要です。WordPress、Laravel、データベース設定など、技術的な質問に的確に回答できるスタッフがいるか確認します。口コミや評判サイトで「サポートの質」に関する評価をチェックすることをおすすめします。
サポートチャネルの多様性 電話以外にも、メール、チャット、リモートサポートなど複数の問い合わせ方法があると便利です。緊急度に応じて使い分けられます。
無料お試し期間中に実際にサポートに問い合わせて、対応品質を確認することも有効な方法です。
バックアップ・復旧体制
データ損失は企業にとって致命的なリスクです。自動バックアップと迅速な復旧体制が整ったサーバーを選びましょう。
バックアップ機能の確認ポイント:
- 自動バックアップの頻度(理想は毎日)
- バックアップデータの保存期間(14日以上推奨)
- バックアップデータの保存場所(別拠点への遠隔バックアップが理想)
- 復旧にかかる時間と手順
- バックアップからの復元が無料か有料か
法人向けサーバーでは、毎日自動バックアップが標準装備されています。過去14日分や30日分のデータを保持し、任意の日付に復元できる機能が一般的です。重要なのは、バックアップデータが本番サーバーとは別の場所に保存されていることです。同じデータセンター内では、災害時に同時に失われるリスクがあります。
また、復旧手順が簡単であることも重要です。管理画面から数クリックで復元できるサービスと、サポートに依頼が必要なサービスでは、復旧時間に大きな差が生まれます。緊急時の復旧時間目標(RTO)とデータ損失許容時間(RPO)が明示されているサービスを選びましょう。
スケーラビリティ(拡張性)
ビジネスの成長に合わせてサーバーリソースを拡張できる柔軟性が重要です。将来を見据えた選択をしましょう。
拡張性のチェックポイント:
プラン変更の柔軟性 アクセス数の増加に応じて、下位プランから上位プランへスムーズにアップグレードできるか確認します。データ移行が不要で、管理画面から即座にプラン変更できるサービスが理想です。また、ダウングレードにも対応しているかもポイントです。
VPS・専用サーバーへの移行容易性 共用サーバーで始めても、将来的にVPS(仮想専用サーバー)や専用サーバーへの移行が必要になるケースがあります。同じサービス会社でVPSや専用サーバーも提供しているなら、移行時の手間とコストを削減できます。移行支援サービスの有無も確認しましょう。
リソース配分の確認 CPU、メモリ、ストレージ、転送量の上限を確認します。共用サーバーでも、他ユーザーの影響を受けにくい「リソース保証型」のプランを選ぶと安定性が向上します。特にメディアサイトやECサイトでは、転送量無制限のプランを選ぶことをおすすめします。
マルチドメイン・データベース数 複数のWebサイトを運営する予定がある場合、マルチドメインとデータベースの数に制限がないか確認します。法人向けサーバーは基本的に無制限ですが、プランによって異なる場合があります。
スタートアップ企業では最小構成から始めて、成長に合わせて拡張できるサーバーが最適です。
表示速度・パフォーマンス
Webサイトの表示速度は、ユーザー体験とSEO評価の両面で極めて重要です。高速なサーバーを選ぶことで、コンバージョン率とGoogle検索順位が向上します。
パフォーマンスを左右する要素:
ストレージタイプ(SSD/NVMe) ストレージは必ずSSD以上を選びましょう。従来のHDDと比較して、SSDは読み書き速度が10倍以上高速です。さらに高速なNVMe SSDを採用しているサーバーなら、WordPressなどデータベースを多用するサイトで大幅な速度向上が期待できます。
転送量制限の有無 転送量無制限のプランを選ぶことをおすすめします。制限があると、アクセス集中時にサイトが表示されなくなるリスクがあります。特にメディアサイトやECサイトでは、転送量は重要な選定基準です。
CDN対応 CDN(コンテンツデリバリネットワーク)対応サーバーなら、画像や動画などの静的コンテンツを世界中に分散配置し、ユーザーに最も近いサーバーから配信します。海外からのアクセスが多いサイトや、大容量コンテンツを扱うサイトでは必須の機能です。
HTTP/2・HTTP/3対応 最新の通信プロトコルに対応しているか確認します。HTTP/2以降では複数ファイルの同時読み込みが可能になり、表示速度が大幅に向上します。
PHPバージョンと高速化機能 最新バージョンのPHPに対応し、OPcacheなどの高速化機能が有効になっているサーバーを選びましょう。WordPressサイトでは、PHP7.4以降で顕著な速度改善が見られます。
Google PageSpeed Insightsで90点以上を目指すなら、サーバーのパフォーマンスが基盤となります。
コストパフォーマンス
料金だけでなく、提供される機能とサポート内容を総合的に評価してコストパフォーマンスを判断しましょう。
コスト評価のポイント:
初期費用・月額料金 初期費用は無料または3,000円程度が一般的です。月額料金は共用サーバーで3,000円〜10,000円程度が相場です。年間契約で割引があるサービスも多いですが、まずは月額契約で試すことをおすすめします。
契約期間による割引 多くのサーバーでは、6ヶ月契約、1年契約、3年契約で月額料金が割引されます。例えば、月額5,000円のサービスが年間契約で月額4,000円になるケースもあります。ただし、長期契約前に無料お試しで十分に検証しましょう。
追加費用の透明性 基本料金に含まれる機能と、有料オプションの内容を明確に確認します。以下は有料オプションになりやすい項目です:
- バックアップからの復元作業
- 電話サポートの延長対応
- 上位SSL証明書
- 独自IPアドレス
- サーバー移転代行
見積もりを取る際は、自社に必要な機能をすべて含めた総額で比較することが重要です。一見安価でも、必要な機能を追加すると高額になるケースがあります。
投資対効果の考え方 月額5,000円のサーバーと8,000円のサーバーで悩む場合、年間差額は36,000円です。しかし、サーバー障害で1時間サイトが停止した場合の損失が10万円を超えるなら、高品質なサーバーを選ぶべきです。特にECサイトや予約システムでは、安定性への投資が売上に直結します。
コストパフォーマンスは「安さ」ではなく「費用対効果」で判断しましょう。
法人向けレンタルサーバーの中から、実績・機能・コストパフォーマンスに優れた10サービスを厳選しました。各サービスの特徴と、どのような企業におすすめかを詳しく解説します。
選定基準は、稼働率99.99%以上、充実したセキュリティ機能、電話サポート対応、自動バックアップ標準装備の4点です。実際の導入企業の評判も参考にしています。
比較表|料金・機能・サポートを一覧で確認
主要な法人向けレンタルサーバー10選を、重要な項目で比較しました。自社のニーズに合ったサーバーを見つける参考にしてください。
| サービス名 | 月額料金(税込) | 初期費用 | ストレージ | 転送量 | 稼働率保証 | 電話サポート | 無料お試し |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エックスサーバービジネス | 3,762円〜 | 16,500円 | 300GB〜 | 無制限 | 99.99% | 平日10-18時 | 14日間 |
| さくらのレンタルサーバー | 2,619円〜 | 無料 | 300GB〜 | 無制限 | 99.99% | 平日10-18時 | 14日間 |
| CPIレンタルサーバー | 4,840円〜 | 無料 | 300GB〜(SSD) | 無制限 | 99.95% | 平日10-18時 | 10日間 |
| カゴヤ・ジャパン | 1,650円〜 | 無料 | 100GB〜 | 無制限 | 99.9% | 平日10-17時 | 2週間 |
| お名前.com | 1,430円〜 | 無料 | 400GB〜 | 無制限 | – | 24時間365日 | なし |
| WebARENA SuiteX | 1,540円〜 | 無料 | 300GB〜 | 無制限 | – | 平日10-17時 | 2ヶ月間 |
| ロリポップ!エンタープライズ | 2,200円〜 | 無料 | 1.2TB | 無制限 | – | メール・チャットのみ | 10日間 |
| ヘテムル | 1,100円〜 | 無料 | 500GB〜 | 無制限 | – | メール・チャットのみ | 15日間 |
| iCLUSTA+ | 1,551円〜 | 5,500円 | 300GB〜 | 無制限 | 99.9% | 平日10-18時 | 10日間 |
| WADAX | 1,320円〜 | 3,300円 | 100GB〜 | 無制限 | 99.9% | 平日10-18時 | なし |
比較表の見方:
- 月額料金は最安プランの価格です。上位プランではより充実した機能が利用できます
- 初期費用はキャンペーンで無料になる場合があります
- 稼働率保証のないサービスでも、実際の稼働率は高水準を維持しています
- 電話サポートの時間外でも、メールやチャットで対応可能なサービスが多いです
それでは、各サービスの詳細を見ていきましょう。
1位:エックスサーバービジネス
エックスサーバービジネスは、法人向けレンタルサーバーの中で最も高い評価を得ているサービスです。国内シェアNo.1のエックスサーバーの法人向けプランとして、圧倒的な安定性と充実したサポート体制を提供しています。
基本情報・料金プラン
- スタンダード:月額3,762円(税込)/300GB/マルチドメイン無制限
- プレミアム:月額7,524円(税込)/400GB/リソース2倍
- エンタープライズ:月額15,048円(税込)/500GB/リソース4倍
- 初期費用:16,500円(キャンペーンで無料になる場合あり)
- 無料お試し:14日間
おすすめポイント
- 業界最高水準の稼働率99.99%保証:独自の監視体制と冗長化構成により、障害リスクを最小化しています。万が一未達成の場合は返金対応があります。
- 圧倒的な表示速度:最新のAMD EPYC™プロセッサーとNVMe SSDを採用し、WordPress表示速度が従来比2倍以上に向上。Google PageSpeed Insightsで高スコアを獲得しやすい環境です。
- セキュリティ対策が充実:WAF、不正アクセス防御、SSL証明書無料、マルウェア検知など多層防御を標準装備。WordPressセキュリティ設定も自動で最適化されます。
- 無料設定代行サービス:サーバー設定やWordPressインストールなど、初期設定を無料で代行してくれるため、技術者がいない企業でも安心です。
- 手厚いサポート体制:専任スタッフによる電話サポート(平日10:00-18:00)、メール24時間受付、設定代行サービスなど、初心者からプロまで満足できるサポート体制です。
こんな企業におすすめ
- WordPressでコーポレートサイトやメディアを運営する企業
- ECサイトやオンライン予約システムなど、高い稼働率が求められる企業
- 技術者がいない中小企業(無料設定代行で安心)
- SEO対策を重視し、サイト速度を最優先する企業
デメリット・注意点
- 初期費用16,500円が必要(キャンペーン時は無料)
- 月額料金は他社と比較してやや高額
- 電話サポートが平日のみ(緊急時はメールで24時間対応可)
実際の利用者の口コミ 「5年間使用していますが、サーバー障害は一度もありません。WordPressの表示速度が速く、Google検索順位も向上しました」(Web制作会社)
「技術的な質問にも的確に答えてくれるサポートが素晴らしい。初心者でも安心して運用できます」(不動産会社)
2位:さくらのレンタルサーバー ビジネスプラン
さくらのレンタルサーバーは、1996年創業の老舗サーバー会社です。ビジネスプランでは、法人利用に必要な機能を低価格で提供し、コストパフォーマンスに優れています。
基本情報・料金プラン
- ビジネス:月額2,619円(税込)/300GB/マルチドメイン無制限
- ビジネスプロ:月額4,714円(税込)/500GB/リソース2倍
- マネージド:月額13,200円(税込)/700GB/専用リソース
- 初期費用:無料
- 無料お試し:14日間
おすすめポイント
- コストパフォーマンスが抜群:初期費用無料、月額2,619円から利用可能で、同スペックの他社サービスと比較して30%以上安価です。
- 国内データセンター運営の安心感:さくらインターネットは東京・大阪・石狩に自社データセンターを保有。24時間365日の有人監視体制で稼働率99.99%を実現しています。
- 老舗ならではの安定性:26年以上の運営実績があり、大手企業から中小企業まで幅広い導入実績があります。技術的な知見の蓄積が豊富です。
- 充実したバックアップ機能:自動バックアップが8世代分保存され、任意の時点に復元可能です。データベースも個別にバックアップされるため、復旧の柔軟性が高いです。
- WordPressに最適化:WordPress高速化機能(モジュール版PHP、APCu、OPcache)が標準装備され、快適な表示速度を実現します。
こんな企業におすすめ
- コストを抑えて法人向けサーバーを導入したい中小企業
- 複数のWebサイトを運営する企業(マルチドメイン無制限)
- 長期的に安定した運営実績のあるサーバーを求める企業
- WordPress専用サーバーを検討している企業
デメリット・注意点
- 管理画面が初心者には少し分かりにくい
- 電話サポートは平日10:00-18:00のみ
- 最新技術の導入スピードは他社より遅め
実際の利用者の口コミ 「価格と機能のバランスが良く、長年使い続けています。大きなトラブルもなく安定しています」(製造業)
「複数サイトを運営していますが、この価格でマルチドメイン無制限は助かります」(士業事務所)
3位:CPIレンタルサーバー
CPIレンタルサーバーは、KDDIグループが運営する法人専用レンタルサーバーです。大手企業の導入実績が多く、エンタープライズレベルのサービス品質を提供しています。
基本情報・料金プラン
- シェアードプランACE01:月額4,840円(税込)/300GB(SSD)
- 初期費用:無料
- 無料お試し:10日間
おすすめポイント
- 大手企業も採用する信頼性:KDDIグループの安定した基盤により、上場企業や官公庁など3,000社以上の導入実績があります。
- SmartRelease機能で安全な更新:テスト環境と本番環境が標準で用意され、テスト確認後にワンクリックで本番反映できます。大規模サイトの更新作業が安全かつ効率的に行えます。
- 高速・安定のオールSSD:全プランでSSDを採用し、データベースアクセスが高速です。WordPressやEC-CUBEなど、データベースを多用するシステムで威力を発揮します。
- 専任技術者による電話サポート:経験豊富な技術者が直接対応するため、高度な技術的質問にも即座に回答が得られます。
- セキュリティ対策が標準装備:WAF、IPS、不正ログイン防止、Web改ざん検知など、エンタープライズグレードのセキュリティ機能が標準です。
こんな企業におすすめ
- 上場企業や大手企業など、高い信頼性が求められる企業
- テスト環境と本番環境を分けて運用したい企業
- 複雑なWebシステムやデータベースを多用する企業
- 予算に余裕があり、最高品質のサービスを求める企業
デメリット・注意点
- 月額料金が他社より高額(最低4,840円〜)
- 小規模サイトには機能過多になる可能性がある
- 無料お試し期間が10日間と短め
実際の利用者の口コミ 「SmartRelease機能のおかげで、サイト更新時のトラブルが激減しました。大規模サイト運営には最適です」(上場企業)
「サポートの技術レベルが高く、複雑な質問にも的確に答えてくれます。料金に見合った価値があります」(Web制作会社)
4位:カゴヤ・ジャパン
カゴヤ・ジャパンは、1998年創業の老舗サーバー会社です。自社データセンターを京都と東京に保有し、低価格ながら高品質なサービスを提供しています。
基本情報・料金プラン
- S12プラン:月額1,650円(税込)/100GB
- S22プラン:月額2,640円(税込)/200GB
- S32プラン:月額4,840円(税込)/300GB
- 初期費用:無料(一部プランで3,300円)
- 無料お試し:2週間
おすすめポイント
- 低価格で法人向け機能を提供:月額1,650円から法人向けサーバーが利用でき、初期費用も無料。コストを抑えたいスタートアップに最適です。
- WordPress専用プランあり:WordPressに最適化された専用プランでは、表示速度が通常プランの3倍以上に向上します。SEO対策を重視する企業におすすめです。
- 自社データセンターの安心感:京都と東京に自社データセンターを保有し、24時間365日の有人監視体制で稼働率99.9%以上を維持しています。
- 柔軟なプラン変更:アクセス数の増加に応じて、管理画面から即座にプラン変更が可能。ビジネスの成長に合わせてスケールアップできます。
- メール機能が充実:ビジネスメールに必要な機能(迷惑メールフィルター、ウイルスチェック、メーリングリスト)が標準装備されています。
こんな企業におすすめ
- 予算を抑えて法人向けサーバーを導入したいスタートアップ
- WordPressでブログやメディアを運営する企業
- 京都・大阪エリアの企業(低レイテンシ接続が可能)
- ビジネスメールを重視する企業
デメリット・注意点
- 最下位プランはストレージが100GBと少なめ
- 電話サポートは平日10:00-17:00と短め
- 管理画面が古く、初心者には使いにくい場合がある
実際の利用者の口コミ 「この価格で法人向け機能が使えるのはコスパ最高。小規模サイトには十分です」(スタートアップ企業)
「WordPress専用プランに変更したら、表示速度が劇的に改善しました」(コンサルティング会社)
5位:お名前.com レンタルサーバー
お名前.comは、GMOインターネットグループが運営する総合インターネットサービスです。ドメイン登録サービスと連携したレンタルサーバーを提供しています。
基本情報・料金プラン
- RSプラン:月額1,430円(税込)/400GB/マルチドメイン無制限
- 初期費用:無料
- 無料お試し:なし(ドメイン同時申込みで初月無料)
おすすめポイント
- ドメインとサーバーを一元管理:お名前.comでドメインを取得している場合、サーバーとまとめて管理できるため、DNS設定などが簡単です。
- 24時間365日電話サポート:法人向けサーバーでは珍しい、24時間365日の電話サポートを提供。夜間や休日のトラブルにも対応できます。
- 大容量ストレージ:月額1,430円で400GBの大容量ストレージが利用可能。画像や動画を多用するサイトに最適です。
- WordPress簡単インストール:管理画面からワンクリックでWordPressをインストールでき、初心者でも簡単にサイト構築ができます。
- 無料独自SSL:Let’s Encryptの無料SSL証明書が標準で利用でき、複数ドメインすべてに適用可能です。
こんな企業におすすめ
- お名前.comでドメインを管理している企業
- 24時間サポートが必要な企業(夜間営業のECサイトなど)
- 大容量ストレージが必要な企業
- シンプルな構成でコストを抑えたい企業
デメリット・注意点
- 無料お試し期間がない
- 稼働率保証(SLA)の明記がない
- 管理画面がドメイン管理と統合されており、初心者には複雑
- 他社からの乗り換えでドメイン移管が必要な場合がある
実際の利用者の口コミ 「ドメインとサーバーをまとめて管理できるので便利。DNS設定で迷うことがなくなりました」(小売業)
「24時間電話サポートは本当に助かります。深夜のトラブルにも対応してもらえました」(ECサイト運営)
6位:WebARENA SuiteX
WebARENA SuiteXは、NTTPCコミュニケーションズが運営する法人向けレンタルサーバーです。NTTグループの信頼性と、低価格を両立したサービスです。
基本情報・料金プラン
- スタンダード:月額1,540円(税込)/300GB
- 初期費用:無料
- 無料お試し:2ヶ月間(業界最長)
おすすめポイント
- 業界最長の2ヶ月間無料お試し:じっくり検証してから導入できるため、失敗リスクを最小化できます。本番環境に近い条件でテストが可能です。
- NTTグループの安定基盤:NTTPCコミュニケーションズが運営するため、ネットワーク品質と安定性が高水準です。大手企業の導入実績も豊富です。
- 低価格で充実した機能:月額1,540円でマルチドメイン無制限、データベース50個、メールアカウント無制限など、十分な機能が利用できます。
- セキュリティ対策が標準:WAF、不正ログイン防止、ウイルスチェック、スパムフィルターなど、基本的なセキュリティ機能は標準装備です。
- WordPress簡単インストール機能:管理画面から数クリックでWordPressをインストールでき、初期設定も自動で行われます。
こんな企業におすすめ
- じっくり検証してからサーバーを選びたい企業(2ヶ月お試し)
- NTTグループの信頼性を重視する企業
- 複数サイトを運営する企業(マルチドメイン無制限)
- コストを抑えたいスタートアップ
デメリット・注意点
- 電話サポートが平日10:00-17:00と短い
- 稼働率保証(SLA)の明記がない
- 最新技術の導入は他社より遅れ気味
- ストレージがHDD+SSDのハイブリッド構成(完全SSDではない)
実際の利用者の口コミ 「2ヶ月間無料で試せたので、本番導入前に十分検証できました。安心して契約できました」(IT企業)
「NTTグループという安心感があります。価格も手頃で満足しています」(士業事務所)
公式サイト https://web.arena.ne.jp/suitex/
7位:ロリポップ!エンタープライズ
ロリポップ!は、GMOペパボが運営する老舗レンタルサーバーです。エンタープライズプランでは、法人利用に対応した高性能サーバーを提供しています。
基本情報・料金プラン
- エンタープライズ:月額2,200円(税込)/1.2TB/マルチドメイン無制限
- 初期費用:無料
- 無料お試し:10日間
おすすめポイント
- 圧倒的な大容量ストレージ:月額2,200円で1.2TBの超大容量ストレージが利用可能。動画や高解像度画像を大量に扱うサイトに最適です。
- 高速表示を実現する最新技術:LiteSpeed Webサーバー採用により、WordPress表示速度が従来の3倍以上に向上。SEO対策にも効果的です。
- 転送量無制限:アクセスが集中しても安心の転送量無制限。メディアサイトやキャンペーンサイトに最適です。
- WordPressに特化した高速化:LiteSpeed Cache、OPcache、HTTP/3など、WordPress高速化に必要な機能が標準装備されています。
- 低価格で高性能:月額2,200円という低価格ながら、エンタープライズレベルの性能を提供。コストパフォーマンスが非常に高いです。
こんな企業におすすめ
- 大量の画像や動画を扱うメディアサイト運営企業
- WordPress表示速度を最優先する企業
- アクセス数が多く、転送量が心配な企業
- 予算を抑えつつ高性能サーバーを求める企業
デメリット・注意点
- 電話サポートがなく、メール・チャットのみ
- 法人向け専用プランではなく、個人向けの上位プラン
- SLA(稼働率保証)の明記がない
- 請求書払いや見積書発行に対応していない
実際の利用者の口コミ 「1.2TBのストレージはこの価格帯では驚異的。動画メディアを運営していますが余裕です」(メディア運営会社)
「LiteSpeedのおかげでWordPressが驚くほど速くなりました。SEO効果も実感しています」(アフィリエイター)
8位:ヘテムル
ヘテムルは、GMOペパボが運営する高性能レンタルサーバーです。デザイナーやクリエイター向けに最適化されたサービスを提供しています。
基本情報・料金プラン
- ベーシック:月額1,100円(税込)/500GB
- 初期費用:無料
- 無料お試し:15日間
おすすめポイント
- 大容量ストレージを低価格で提供:月額1,100円で500GBのストレージが利用でき、ポートフォリオサイトや画像中心のサイトに最適です。
- 高速表示を実現:オールSSD環境とHTTP/2対応により、高速なサイト表示を実現。LiteSpeedは未採用ですが、十分な性能があります。
- マルチドメイン無制限:複数のWebサイトを1つのサーバーで運用可能。ドメインごとに個別のWordPressをインストールできます。
- 簡単バックアップ:管理画面から簡単にバックアップと復元が可能。誤操作時のリカバリーも安心です。
- デザイナー・クリエイター向け機能:Webフォント、画像最適化、Git対応など、クリエイティブ業務に便利な機能が充実しています。
こんな企業におすすめ
- デザイン会社やクリエイティブ業界の企業
- ポートフォリオサイトを運営するフリーランス
- 画像を大量に使用するサイト運営企業
- 複数のプロジェクトサイトを運営する企業
デメリット・注意点
- 電話サポートがなく、メール・チャットのみ
- 法人向け専用機能が少ない
- SLA(稼働率保証)の明記がない
- ビジネスメール機能が標準的
実際の利用者の口コミ 「デザイン会社で使っていますが、クライアントサイトを複数運用するのに便利です」(デザイン会社)
「この価格で500GBは魅力的。ポートフォリオサイトには十分すぎます」(フリーランスデザイナー)
企業サイトや人気サイトの運用実績多数!月額1100円〜の高スペックレンタルサーバーヘテムル
9位:iCLUSTA+
iCLUSTA+は、GMOグローバルサイン・HDが運営する法人向けレンタルサーバーです。高い安定性とセキュリティを提供し、官公庁や金融機関の導入実績もあります。
基本情報・料金プラン
- ミニ:月額1,551円(税込)/300GB
- レギュラー:月額2,453円(税込)/500GB
- プロ:月額4,664円(税込)/700GB
- 初期費用:5,500円
- 無料お試し:10日間
おすすめポイント
- 高い稼働率99.9%保証:冗長化構成と24時間監視により、安定したサービスを提供。SLAで明確に保証されています。
- 金融機関レベルのセキュリティ:GMOグローバルサインのSSL証明書発行事業のノウハウを活かした、高度なセキュリティ対策を実施しています。
- 官公庁・金融機関の導入実績:セキュリティと安定性が評価され、官公庁や金融機関での導入実績が豊富です。
- 専任技術者によるサポート:技術的な質問に対して、専任の技術者が直接対応。高度な質問にも的確に回答します。
- 柔軟なプラン変更:ビジネスの成長に合わせて、プランのアップグレード・ダウングレードが可能です。
こんな企業におすすめ
- 高いセキュリティが求められる業種(金融、医療、士業)
- 官公庁や公的機関
- 個人情報を大量に扱う企業
- 安定性を最優先する企業
デメリット・注意点
- 初期費用5,500円が必要
- 月額料金がやや高め
- 管理画面が機能重視で、初心者には複雑
- 最新技術の導入は保守的
実際の利用者の口コミ 「金融機関で使用していますが、セキュリティと安定性は申し分ありません」(金融機関)
「サポートの技術レベルが高く、専門的な質問にも即座に回答してくれます」(システム開発会社)
10位:WADAX
WADAXは、GMOグローバルサイン・HDが運営する法人専用レンタルサーバーです。高品質なサービスと充実したサポートを、比較的低価格で提供しています。
基本情報・料金プラン
- TypeS:月額1,320円(税込)/100GB
- TypeM:月額2,200円(税込)/200GB
- TypeL:月額3,300円(税込)/300GB
- 初期費用:3,300円
- 無料お試し:なし
おすすめポイント
- 法人専用サーバー:個人利用を排除し、ビジネス利用のみに特化。同じサーバー内の他ユーザーの影響を受けにくい環境です。
- 電話サポートが充実:平日10:00-18:00の電話サポートに加え、技術的な質問には専任エンジニアが対応します。
- 稼働率99.9%保証:SLAで稼働率を明確に保証し、未達成時は返金対応があります。
- セキュリティ証明書付き:GMOグローバルサインのSSL証明書が優待価格で購入でき、企業認証型SSL(EV SSL)も利用可能です。
- メールセキュリティが充実:迷惑メールフィルター、ウイルスチェック、送信ドメイン認証など、ビジネスメールに必要な機能が標準装備されています。
こんな企業におすすめ
- 法人専用環境を求める企業
- メールセキュリティを重視する企業
- EV SSL証明書が必要な企業
- 少人数の企業やスタートアップ
デメリット・注意点
- 初期費用3,300円が必要
- 無料お試し期間がない
- 最下位プランはストレージが100GBと少なめ
- 知名度が低く、情報が少ない
実際の利用者の口コミ 「法人専用なので安心感があります。個人利用者の影響を受けないのが良いです」(コンサルティング会社)
「メールセキュリティがしっかりしていて、迷惑メールがほとんど届きません」(士業事務所)
公式サイト https://www.wadax.ne.jp/
Webサイトの用途によって、最適なレンタルサーバーは異なります。ここでは、用途別におすすめのサーバーと選定ポイントを解説します。
自社のWebサイトがどの用途に該当するかを確認し、それに適したサーバーを選ぶことで、コストパフォーマンスと満足度が向上します。複数の用途を兼ねる場合は、最も重要な用途を優先して選定しましょう。
コーポレートサイト運営におすすめのサーバー
コーポレートサイトは企業の顔であり、信頼性と安定性が最重要です。おすすめはエックスサーバービジネスまたはさくらのレンタルサーバー ビジネスプランです。
コーポレートサイトでは、以下の要素を重視してサーバーを選びましょう。
重視すべきポイント:
- 稼働率99.99%以上:企業サイトが表示されない時間は、信用損失に直結します
- SSL証明書:企業認証型SSL(OV SSL)やEV SSLが利用できるか確認
- セキュリティ対策:WAF、不正アクセス防御などの標準装備
- 表示速度:3秒以上かかるとユーザーの離脱率が上昇します
- サポート品質:緊急時に電話で即座に相談できる体制
推奨サーバー:
- エックスサーバービジネス(スタンダード):月額3,762円/稼働率99.99%保証/無料設定代行サービス付き
- さくらのレンタルサーバー(ビジネス):月額2,619円/老舗の安定性/コスパ重視なら最適
- CPIレンタルサーバー:月額4,840円/大手企業実績多数/予算に余裕がある場合
コーポレートサイトでは、デザインや更新頻度よりも「常に正常に表示されること」が最優先です。稼働率保証のあるサーバーを選びましょう。
ECサイト運営におすすめのサーバー
ECサイトでは、サーバー障害が直接売上損失につながるため、最高レベルの安定性とセキュリティが求められます。おすすめはエックスサーバービジネス(プレミアム以上)またはCPIレンタルサーバーです。
重視すべきポイント:
稼働率とパフォーマンス ECサイトでは、1時間のダウンタイムが数十万円〜数百万円の機会損失につながります。稼働率99.99%以上かつ、アクセス集中時にも安定したパフォーマンスを維持できるサーバーが必須です。リソース保証型の共用サーバー、またはVPSの利用を検討しましょう。
PCI DSS準拠の重要性 クレジットカード情報を扱う場合、PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)への準拠が推奨されます。決済代行サービス(Stripe、PAY.JPなど)を利用する場合でも、サーバー側のセキュリティ対策は重要です。
決済システム連携 使用する決済システム(楽天ペイ、Amazon Pay、PayPal等)との連携が問題なく動作するか、導入前に確認しましょう。PHPバージョンやデータベースの要件を満たしているか確認が必要です。
SSLは必須 ECサイトでは、全ページをHTTPS化することが必須です。できれば企業認証型SSL(OV SSL)以上を導入し、顧客に安心感を与えましょう。
推奨サーバー:
- エックスサーバービジネス(プレミアム):月額7,524円/リソース2倍/高負荷にも対応
- CPIレンタルサーバー:月額4,840円〜/SmartRelease機能で安全な更新作業
- カゴヤ・ジャパン(VPS):月額1万円台から/専用リソースで確実な動作保証
ECサイトでは「安物買いの銭失い」にならないよう、十分な予算を確保してサーバーを選ぶことをおすすめします。
WordPressサイト運営におすすめのサーバー
WordPressサイトでは、表示速度とセキュリティが重要です。おすすめはエックスサーバービジネス、ロリポップ!エンタープライズ、またはカゴヤWordPress専用サーバーです。
WordPress高速化機能の確認ポイント:
PHP高速化機能
- 最新PHPバージョン(PHP8.1以上)対応
- OPcache有効化(PHPコードをキャッシュ)
- APCu対応(データベースクエリ結果をキャッシュ)
- LiteSpeed / NGINX対応(Apacheより高速)
データベース最適化
- MariaDB 10.4以上(MySQL 5.7以上)
- InnoDB最適化設定
- スロークエリ監視機能
WordPressセキュリティ機能
- WordPress専用WAF設定
- 不正ログイン防止(総当たり攻撃対策)
- プラグイン脆弱性検知
- 自動アップデート対応(オプション)
自動アップデート対応 WordPressコア、プラグイン、テーマの自動アップデート機能があるサーバーなら、セキュリティリスクを軽減できます。ただし、カスタマイズしたサイトでは慎重に設定しましょう。
推奨サーバー:
- エックスサーバービジネス:WordPress高速化に最適化/設定代行サービスあり
- ロリポップ!エンタープライズ:LiteSpeed採用で表示速度3倍/月額2,200円とコスパ◎
- カゴヤ・ジャパン(WordPress専用):WordPress特化プランで高速表示を実現
WordPress初心者なら、「簡単インストール」と「自動バックアップ」機能があるサーバーを選びましょう。
複数サイト運営におすすめのサーバー
複数のWebサイトを1つのサーバーで運営する場合、マルチドメイン対応とリソース配分の柔軟性が重要です。おすすめはさくらのレンタルサーバーまたはエックスサーバービジネスです。
確認すべき機能:
マルチドメイン対応 無制限または十分な数のドメインを設定できるか確認します。法人向けサーバーは基本的にマルチドメイン無制限ですが、念のため確認しましょう。サブドメインも無制限に作成できるサーバーが便利です。
データベース数 WordPressなどCMSを複数サイトで使用する場合、サイト数と同じだけのデータベースが必要です。データベース50個以上作成できるサーバーを選びましょう。
リソース配分の柔軟性 各サイトに適切なリソース(CPU、メモリ)を配分できる機能があると、1つのサイトが他のサイトに影響を与えるリスクを軽減できます。リソース保証型のプラン、またはVPSの検討もおすすめです。
個別SSL証明書設定 各ドメインに個別のSSL証明書を設定できるか確認します。Let’s Encryptの無料SSL証明書を、すべてのドメインに適用できるサーバーが理想的です。
推奨サーバー:
- さくらのレンタルサーバー(ビジネスプロ):月額4,714円/マルチドメイン無制限/データベース200個
- エックスサーバービジネス(スタンダード):月額3,762円/マルチドメイン無制限/データベース無制限
- カゴヤ・ジャパン:月額2,640円〜/複数サイト運営に十分な機能
複数サイト運営では、管理画面の使いやすさも重要です。無料お試し期間中に、サイト追加の手順を確認しておきましょう。
アクセス数が多いメディアサイトにおすすめのサーバー
アクセス数が多いメディアサイトでは、高い処理能力と転送量無制限が必須です。おすすめはエックスサーバービジネス(プレミアム以上)、ロリポップ!エンタープライズ、またはVPS・専用サーバーです。
大規模サイトで確認すべきポイント:
転送量無制限 月間100万PV以上のサイトでは、転送量制限があるサーバーは避けましょう。制限を超えると追加課金、または最悪の場合サイトが停止します。
CPU・メモリリソース 共用サーバーでも、リソース保証型のプランを選ぶことで、他ユーザーの影響を受けにくくなります。月間300万PV以上を目指すなら、VPS(月額2万円〜)への移行を検討しましょう。
CDN対応 画像や動画を多用するメディアサイトでは、CDN(コンテンツデリバリネットワーク)の利用が効果的です。Cloudflare無料プランとの連携が簡単なサーバーを選びましょう。
データベース最適化 記事数が1,000件を超えると、データベースクエリの最適化が重要になります。データベースサーバーが高性能(SSD、十分なメモリ)なサーバーを選びましょう。
アクセス解析連携 GA4(Google Analytics 4)やGoogle Tag Managerとの連携がスムーズか確認します。サーバー側でアクセスログを取得できる機能があると、詳細な分析が可能です。
推奨サーバー:
- エックスサーバービジネス(エンタープライズ):月額15,048円/リソース4倍/大規模サイトに最適
- ロリポップ!エンタープライズ:月額2,200円/1.2TB/転送量無制限/コスパ最強
- VPS(カゴヤ・さくら等):月額2万円〜/専用リソースで確実な動作保証
月間100万PV以上を目指すメディアサイトでは、成長を見越してVPSを検討することをおすすめします。
業種や業界によって、Webサイトに求められる要件は異なります。ここでは、主要な業種別に最適なレンタルサーバーを紹介します。
自社の業種特有のニーズを理解し、それに適したサーバーを選ぶことで、ビジネス目標の達成がスムーズになります。
製造業・BtoB企業向け
製造業やBtoB企業のコーポレートサイトでは、信頼性と安定性が最重要です。取引先や顧客が企業情報を調べる際に、サイトが表示されないことは致命的です。
必要な機能:
- 稼働率99.99%以上の保証
- 企業認証型SSL(EV SSL)対応
- カタログPDFなど大容量ファイルのホスティング
- 問い合わせフォームのセキュリティ対策
- 多言語対応(海外取引先向け)
推奨サーバー:
- エックスサーバービジネス:安定性抜群、無料設定代行で技術者不要
- CPIレンタルサーバー:大手企業実績多数、高い信頼性
- さくらのレンタルサーバー:コスト重視の中小企業に最適
製造業では、製品カタログやCADデータなど大容量ファイルを扱うケースがあります。ストレージ300GB以上、転送量無制限のプランを選びましょう。また、展示会やイベント時にアクセスが集中するため、負荷に強いサーバーが必要です。
BtoB企業のリード獲得には、問い合わせフォームの最適化が重要です。フォーム送信時のSSL暗号化、スパム対策、CRM(HubSpot、Salesforce等)との連携が可能なサーバー環境を整えましょう。
士業(弁護士・税理士等)向け
士業の事務所サイトでは、顧客の個人情報や機密情報を扱うため、高いセキュリティレベルが求められます。また、専門性をアピールするコンテンツマーケティングも重要です。
必要な機能:
- 高度なセキュリティ対策(WAF、不正アクセス防御、ログ監視)
- SSL証明書(企業認証型以上を推奨)
- プライバシーマーク・ISMSに対応したデータ管理
- 問い合わせフォームの暗号化通信
- WordPress等でのブログ運営機能
推奨サーバー:
- CPIレンタルサーバー:高セキュリティ、官公庁実績あり
- iCLUSTA+:金融機関レベルのセキュリティ
- エックスサーバービジネス:バランスの良い選択
士業では、ブログやコラムを通じた情報発信が集客に効果的です。WordPressで専門知識を発信し、SEO対策を行うことで、問い合わせ数を増やせます。そのため、WordPress高速化機能があるサーバーを選びましょう。
顧客からの相談内容は機密性が高いため、問い合わせフォームは必ずSSL暗号化し、フォーム送信内容のバックアップを定期的に取得しましょう。
医療機関向け
医療機関のWebサイトでは、患者の個人情報保護が最優先です。加えて、予約システムやオンライン診療との連携も求められるケースが増えています。
必要な機能:
- 最高レベルのセキュリティ対策
- 個人情報保護法・医療法に準拠したデータ管理
- 予約システムとの連携
- アクセス集中に耐える安定性(特にワクチン予約時など)
- 高齢者にも使いやすい表示速度
推奨サーバー:
- iCLUSTA+:医療機関の導入実績あり、高セキュリティ
- CPIレンタルサーバー:安定性とセキュリティに定評
- エックスサーバービジネス:予約システム連携がスムーズ
医療機関では、診療予約システム(Airリザーブ、RESERVAなど)との連携が必要なケースがあります。使用する予約システムの動作環境(PHPバージョン、データベース要件)を満たすサーバーを選びましょう。
また、ワクチン予約開始時など、短期間にアクセスが集中するケースがあります。こうした場合でもサイトがダウンしない、リソース保証型のプランまたはVPSの利用を検討しましょう。
厚生労働省のガイドラインに準拠した個人情報管理が必須です。SSL証明書、WAF、定期バックアップなどの基本的なセキュリティ対策は必ず実施してください。
不動産業界向け
不動産業界のWebサイトでは、物件情報の掲載と更新頻度が高く、画像を大量に使用します。また、物件検索機能や問い合わせフォームの使いやすさが重要です。
必要な機能:
- 大容量ストレージ(物件画像・動画保存用)
- 転送量無制限(物件画像の表示に必要)
- データベース高速化(物件検索機能の快適動作)
- 不動産ポータルサイトとのデータ連携
- スマートフォン表示の最適化
推奨サーバー:
- ロリポップ!エンタープライズ:1.2TBの大容量、転送量無制限
- エックスサーバービジネス:高速表示でユーザー体験向上
- さくらのレンタルサーバー:コスパ重視の中小不動産会社に最適
不動産サイトでは、物件ごとに10〜30枚の画像を掲載するため、ストレージ容量が重要です。500GB以上、できれば1TB以上のプランを選びましょう。
物件検索機能を実装する場合、データベースのパフォーマンスが重要です。SSD採用、データベースサーバーの高性能化がされているサーバーを選びましょう。WordPress + 不動産プラグインで構築するケースが多いため、WordPress高速化機能も確認してください。
SUUMOやHOME’Sなどのポータルサイトとデータ連携する場合、API連携がスムーズに動作するか確認しましょう。PHPバージョンやcURL対応状況を事前にチェックが必要です。
デジタルマーケティング会社向け
デジタルマーケティング会社では、複数のクライアントサイトを運営し、データ分析ツールとの連携が必須です。柔軟性と拡張性が求められます。
必要な機能:
- マルチドメイン無制限(複数クライアントサイト運営)
- GA4・GTM・HubSpotなどマーケティングツールとの連携
- ステージング環境(テスト環境)の提供
- Git対応(バージョン管理)
- 高速表示(SEO対策・広告運用の効果向上)
推奨サーバー:
- CPIレンタルサーバー:SmartRelease機能でテスト環境完備
- エックスサーバービジネス:マーケティングツール連携がスムーズ
- さくらのレンタルサーバー:複数サイト運営のコスパ◎
デジタルマーケティング会社では、クライアントごとに個別のWebサイトを運営するケースが多いです。マルチドメイン無制限、データベース無制限のサーバーを選びましょう。
GA4やGoogle Tag Managerとの連携は必須です。タグ設定が適切に動作するか、無料お試し期間中に検証しましょう。HubSpotやSalesforceなどのMA/CRMツールとの連携も多いため、API連携がスムーズなサーバー環境が必要です。
クライアントサイトの更新前に、ステージング環境でテストできる機能があると安心です。CPIのSmartRelease機能のように、テスト環境と本番環境を切り替えられるサーバーが理想的です。
SEO対策や広告運用の効果を最大化するため、サイト表示速度は重要な指標です。NVMe SSD採用、HTTP/3対応など、最新の高速化技術を導入しているサーバーを選びましょう。
法人向けレンタルサーバーにおいて、セキュリティ対策は最優先事項です。顧客情報の漏洩や不正アクセスは、企業の信用を失墜させ、最悪の場合は訴訟や賠償責任に発展します。
ここでは、サーバー選定時に確認すべきセキュリティ機能と、導入後に実施すべき対策を解説します。技術的な知識がない方でも理解できるよう、わかりやすく説明します。
必須のセキュリティ機能チェックリスト
法人向けレンタルサーバーを選ぶ際に、必ず確認すべきセキュリティ機能をリスト化しました。これらの機能が標準装備されているサーバーを選びましょう。
基本セキュリティ機能:
1. WAF(Webアプリケーションファイアウォール) Webサイトへの攻撃(SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング等)を自動的に検知・ブロックします。WordPressなどCMSを使用する場合は必須の機能です。設定不要で自動防御してくれるタイプが理想的です。
2. 不正アクセス防止機能 管理画面への総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)を検知し、自動的にIPアドレスをブロックする機能です。WordPressの管理画面やFTPアクセスを保護します。
3. SSL証明書の無料提供 Let’s Encryptなどの無料SSL証明書が標準で提供され、簡単に設定できるか確認します。すべてのページをHTTPS化することがセキュリティの基本です。
4. DDoS攻撃対策 大量のアクセスでサーバーをダウンさせるDDoS攻撃に対する防御機能です。法人向けサーバーでは標準装備されていることが多いですが、明記されているか確認しましょう。
5. ウイルス・マルウェアスキャン メールサーバーのウイルスチェック、アップロードファイルのマルウェア検知機能が標準装備されているか確認します。
6. アクセスログ・監査ログの取得 不正アクセスの痕跡を追跡できるよう、詳細なアクセスログが記録・保存されているか確認します。万が一の際の原因究明に必要です。
7. ファイアウォール設定 不要なポートを閉じ、必要な通信のみを許可する設定がされているか確認します。多くのサーバーでは自動設定されていますが、カスタマイズ可能か確認すると良いでしょう。
チェックリスト:
- □ WAF標準装備
- □ 不正ログイン防止機能あり
- □ 無料SSL証明書提供
- □ DDoS攻撃対策明記
- □ ウイルス・マルウェアスキャンあり
- □ アクセスログ取得・保存
- □ ファイアウォール設定可能
これらの機能がすべて標準装備されているサーバーを選ぶことで、基本的なセキュリティリスクは大幅に軽減されます。
SSL証明書の種類と選び方
SSL証明書は、Webサイトとユーザー間の通信を暗号化し、データを保護する技術です。法人サイトでは、サイトの信頼性を示すためにも適切なSSL証明書の選択が重要です。
SSL証明書の3つの種類:
1. ドメイン認証型SSL(DV SSL)
- 認証レベル:低(ドメイン所有者の確認のみ)
- 発行速度:即日〜数時間
- 費用:無料〜年間数千円(Let’s Encryptは無料)
- 表示:南京錠アイコンのみ
- 適用サイト:個人ブログ、小規模サイト
ドメインの所有権のみを確認するシンプルな証明書です。Let’s Encryptなどの無料SSL証明書はこのタイプです。個人情報を扱わないコーポレートサイトなら、DV SSLで十分なケースもあります。
2. 企業認証型SSL(OV SSL)
- 認証レベル:中(企業の実在性を確認)
- 発行速度:3〜7日程度
- 費用:年間3万円〜10万円
- 表示:南京錠アイコン + 企業名(証明書情報で確認可能)
- 適用サイト:コーポレートサイト、BtoBサイト、会員サイト
登記情報や電話確認により、企業の実在性を認証します。証明書の詳細情報で企業名が確認できるため、なりすましサイトと区別できます。一般的な法人サイトではOV SSLの導入を推奨します。
3. EV SSL(Extended Validation SSL)
- 認証レベル:高(厳格な企業審査)
- 発行速度:7〜14日程度
- 費用:年間10万円〜30万円
- 表示:南京錠アイコン + アドレスバーに企業名表示(ブラウザによる)
- 適用サイト:ECサイト、金融機関、官公庁
最も厳格な審査を経て発行される証明書です。一部のブラウザではアドレスバーに企業名が表示され、最高レベルの信頼性を示せます。ECサイトや金融機関など、顧客の個人情報や決済情報を扱うサイトでは必須です。
法人サイトの選び方:
- コーポレートサイト(問い合わせフォームのみ):DV SSLまたはOV SSL
- BtoBサイト(見積依頼等):OV SSL推奨
- ECサイト・会員サイト:OV SSL以上、理想はEV SSL
- 金融・医療・士業:EV SSL推奨
最近はすべてのWebサイトでHTTPS化が標準となっています。まずは無料のDV SSLでHTTPS化し、ビジネスの成長に合わせてOV SSLやEV SSLへグレードアップすることも可能です。
WAF(Webアプリケーションファイアウォール)の重要性
WAF(Webアプリケーションファイアウォール)は、Webアプリケーションへの攻撃を防御する重要なセキュリティ機能です。特にWordPressなどCMSを使用する場合、WAFは必須といえます。
WAFが防御する主な攻撃:
SQLインジェクション攻撃 データベースに不正なSQL文を送信し、データを盗み取ったり改ざんしたりする攻撃です。顧客情報や管理者パスワードが漏洩する危険があります。WAFはSQL文のパターンを検知し、不正なリクエストをブロックします。
クロスサイトスクリプティング(XSS) Webサイトに悪意のあるスクリプトを埋め込み、訪問者のブラウザで実行させる攻撃です。訪問者のCookie情報を盗んだり、偽のログイン画面を表示したりします。WAFは不正なスクリプトコードを検知してブロックします。
ディレクトリトラバーサル攻撃 本来アクセスできないディレクトリにアクセスし、機密ファイルを閲覧する攻撃です。設定ファイルやデータベースパスワードが漏洩する危険があります。
コマンドインジェクション サーバー上で任意のコマンドを実行させる攻撃です。サーバーを完全に乗っ取られる可能性がある、極めて危険な攻撃です。
WAFの設定ポイント:
法人向けレンタルサーバーでは、WAFは標準装備されていることが多いですが、以下のポイントを確認しましょう。
- 自動有効化されているか:設定不要で自動的に防御してくれるタイプが理想です
- 誤検知対策:正常なアクセスを攻撃と誤認識しないよう調整されているか
- ログ取得機能:ブロックした攻撃の記録を確認できるか
- カスタマイズ可能性:特定のIPアドレスをホワイトリスト登録できるか
WAFの注意点:
WAFは万能ではありません。以下の対策も併せて実施しましょう。
- WordPressやプラグインを常に最新バージョンに更新
- 管理画面のログインパスワードを複雑なものに設定
- 不要なプラグインは削除する
- 定期的なバックアップの実施
WAFはセキュリティの「基礎」であり、これだけで完璧ではありません。しかし、多くの一般的な攻撃を自動的に防いでくれるため、法人サイトでは必須の機能です。
定期的なセキュリティ診断の実施
サーバー契約後も、定期的なセキュリティ診断を実施し、脆弱性を早期に発見することが重要です。セキュリティは「導入して終わり」ではなく、継続的な監視と改善が必要です。
実施すべきセキュリティ診断:
1. 脆弱性スキャン(月1回推奨) Webサイトの脆弱性を自動的にスキャンし、問題点を報告するサービスです。無料ツールでも基本的なチェックが可能です。
- 無料ツール:OWASP ZAP、Nikto、OpenVAS
- 有料サービス:サイバーセキュリティクラウド、ラック、NRIセキュア
月に1回程度、自動スキャンを実施し、発見された脆弱性は速やかに修正しましょう。
2. WordPressセキュリティチェック(週1回推奨) WordPressやプラグインの更新状況、セキュリティ設定を確認します。
- コア・プラグイン・テーマの更新状況確認
- 未使用プラグインの削除
- 管理者権限ユーザーの確認
- ログイン試行ログの確認
3. SSL証明書の有効期限確認(月1回) SSL証明書の有効期限が近づいていないか確認します。Let’s Encryptは自動更新されますが、万が一失敗していた場合に備えて確認しましょう。
4. アクセスログの監視(週1回) 不審なアクセスがないか、サーバーのアクセスログを確認します。以下のような兆候に注意しましょう。
- 同一IPからの大量アクセス
- 管理画面へのログイン失敗の増加
- 存在しないファイルへのアクセス試行
- 海外からの不審なアクセス
5. バックアップの動作確認(月1回) 自動バックアップが正常に実行されているか、実際に復元テストを行います。バックアップデータが破損していて復元できないケースもあるため、定期的な確認が重要です。
6. 外部セキュリティ診断(年1回推奨) 専門のセキュリティ診断会社に依頼し、詳細な診断を受けることを推奨します。費用は30万円〜100万円程度ですが、重大な脆弱性を発見できる可能性があります。
セキュリティ診断のチェックリスト:
- □ 月1回:脆弱性スキャン実施
- □ 週1回:WordPress更新確認
- □ 月1回:SSL証明書有効期限確認
- □ 週1回:アクセスログ監視
- □ 月1回:バックアップ動作確認
- □ 年1回:外部セキュリティ診断
社内体制の構築:
セキュリティ担当者を明確に決め、定期的な診断を習慣化しましょう。中小企業で専任担当者を置けない場合は、Webサイト管理者が兼任する形で構いません。重要なのは「誰が」「いつ」「何を」チェックするかを明確にすることです。
また、万が一セキュリティ事故が発生した場合の対応フローも事前に決めておきましょう。サーバー会社への連絡、顧客への告知、原因調査など、対応手順を文書化しておくことが重要です。
法人向けレンタルサーバーを契約する際には、利用規約やSLAの内容を十分に確認する必要があります。契約後のトラブルを防ぐため、重要なポイントを解説します。
契約書類や規約は専門用語が多く読みづらいですが、後々の紛争を避けるためにも、必ず目を通しましょう。特にSLA(サービス品質保証)の内容は、ビジネスに直接影響するため重要です。
契約前に確認すべき利用規約のポイント
レンタルサーバーの利用規約には、サービスの利用条件や禁止事項が記載されています。契約前に必ず確認すべき重要ポイントを解説します。
確認すべき主要項目:
1. 禁止事項・制限事項 以下のような利用が禁止されていないか確認します。一般的な法人利用では問題ありませんが、特殊な業種では注意が必要です。
- アダルトコンテンツの掲載
- 出会い系サイトの運営
- ファイル共有サービスの提供
- マルチ商法・ネズミ講関連
- 著作権侵害コンテンツの掲載
- 過度な負荷をかける処理
特にメディアサイトやコミュニティサイトでは、ユーザー投稿コンテンツが規約違反になる可能性もあります。投稿監視体制の整備も検討しましょう。
2. リソース制限 共用サーバーの場合、CPU使用率やメモリ使用量に制限があるケースがあります。制限を超えた場合の対応(警告、一時停止、強制解約等)を確認しましょう。
- CPU使用率の上限
- 同時接続数の制限
- プロセス数の制限
- cron(定期実行プログラム)の実行頻度制限
3. データの所有権と責任範囲 サーバー上のデータの所有権は契約者にあること、データ損失時の責任範囲を確認します。多くのサーバー会社は「データ損失の責任は負わない」としているため、自社でのバックアップが重要です。
4. サービス停止・解約条件 どのような場合にサービスが停止または強制解約されるか確認します。
- 規約違反時の対応
- 料金未払い時の猶予期間
- 他ユーザーへの迷惑行為
- サーバーへの過度な負荷
5. 契約期間と自動更新 最低利用期間、契約の自動更新、解約手続きの締切日を確認します。解約忘れによる不要な課金を防ぐため、解約手続きのタイミングは重要です。
6. 料金体系と追加費用 基本料金に含まれるサービス範囲と、有料オプションの費用を明確に確認します。以下は追加費用が発生しやすい項目です。
- バックアップからの復元作業
- 設定代行サービス
- 電話サポートの延長対応
- 独自IPアドレス
- 追加ストレージ・転送量
7. サーバー会社の免責事項 サーバー障害やデータ損失時の責任範囲を確認します。多くの場合、以下のような免責条項があります。
- 不可抗力(災害、戦争等)による障害の免責
- 第三者の攻撃による障害の免責
- データ損失時の賠償責任の制限
これらの免責事項を理解した上で、自社でのバックアップやリスク対策を講じる必要があります。
契約前チェックリスト:
- □ 禁止事項・制限事項の確認
- □ リソース制限の確認
- □ データ所有権・責任範囲の確認
- □ サービス停止・解約条件の確認
- □ 契約期間・自動更新の確認
- □ 料金体系・追加費用の確認
- □ 免責事項の確認
不明点があれば、契約前にサポートに問い合わせて明確にしておきましょう。口頭での回答は記録に残らないため、メールでの回答を依頼することをおすすめします。
SLA(サービス品質保証)の読み解き方
SLA(Service Level Agreement)とは、サーバー会社が提供するサービス品質を保証する契約です。稼働率、サポート対応時間、障害復旧時間などが明記されています。
SLAで確認すべき主要項目:
1. 稼働率保証 サーバーの稼働率(正常に動作している時間の割合)が保証されています。一般的な法人向けサーバーでは、以下のような保証があります。
- 99.9%保証:年間8.7時間のダウンタイム許容
- 99.99%保証:年間52分のダウンタイム許容
- 99.999%保証:年間5分のダウンタイム許容
稼働率の計算方法 稼働率は「(総時間 – ダウンタイム) ÷ 総時間 × 100」で計算されます。ただし、以下は除外されるケースが多いです。
- 計画メンテナンス時間(事前通知あり)
- 不可抗力(災害、戦争等)
- 第三者の攻撃(DDoS攻撃等)
- 契約者起因の障害
除外項目が多い場合、実質的な保証は弱くなります。除外項目もしっかり確認しましょう。
2. 障害時の返金・補償内容 稼働率が保証値を下回った場合の補償内容を確認します。一般的な補償内容は以下の通りです。
- 月額料金の10%〜100%の返金
- 翌月の料金割引
- サービス期間の延長
ただし、返金額は月額料金の範囲内であり、ビジネス上の損失(売上減少、信用低下等)は補償されません。ECサイトなど、ダウンタイムが直接売上に影響する場合は、保証内容だけでなく、実績ベースの稼働率も確認しましょう。
3. サポート対応時間とレスポンスタイム サポートの対応時間と、問い合わせから初回応答までの時間(レスポンスタイム)が明記されているか確認します。
- 電話サポート対応時間(例:平日10:00-18:00)
- メールサポートレスポンスタイム(例:24時間以内)
- 緊急時の対応体制(例:24時間365日緊急ダイヤル)
高額なプランでは、より短いレスポンスタイムや24時間対応が保証されるケースがあります。
4. 計画メンテナンス通知期間 定期メンテナンスを実施する際の事前通知期間を確認します。一般的には、7日前〜14日前に通知されます。深夜帯のメンテナンスが多いですが、24時間営業のECサイトでは影響があります。
5. 障害復旧時間目標(RTO) 障害発生時に、どれくらいの時間でサービスを復旧するかの目標時間です。明記されていない場合もありますが、SLAに含まれている場合は重要な指標です。
- RTO(Recovery Time Objective):復旧時間目標(例:4時間以内)
- RPO(Recovery Point Objective):データ損失許容時間(例:24時間以内のバックアップデータまで復元)
SLA確認のポイント:
SLAは「最低限の保証」であり、実際の品質はそれ以上であることが多いです。以下の方法で、実質的なサービス品質を確認しましょう。
- 過去の障害履歴を確認:公式サイトで障害情報が公開されている場合、頻度と復旧時間を確認
- 口コミ・評判を調査:実際の利用者のレビューで、サポート品質や安定性を確認
- 無料お試しで検証:お試し期間中に、実際のサポート対応を体験する
SLAはサーバー選定の重要な判断材料ですが、数値だけでなく、実績と評判も総合的に評価しましょう。
解約時の注意点とデータ移行
サーバーを解約する際には、データの移行とドメイン設定の移行を計画的に行う必要があります。解約タイミングを誤ると、Webサイトが表示されなくなるリスクがあります。
解約前に確認すべき事項:
1. 解約手続きの締切日 多くのサーバーでは、契約更新日の7日前〜30日前までに解約申請が必要です。締切を過ぎると、翌月分(または翌年分)の料金が発生します。
- 解約申請の締切日を確認
- 自動更新の停止手続き
- 解約後のデータ保存期間(通常は即時削除または7日程度保存)
2. データのバックアップ 解約前に、必ずすべてのデータをバックアップしましょう。解約後はサーバーにアクセスできなくなります。
バックアップすべきデータ:
- Webサイトのファイル(HTML、CSS、JavaScript、画像等)
- データベース(MySQLのダンプファイル)
- メールデータ(メールボックス内のメール)
- メール設定情報(アカウント、パスワード等)
- 各種設定ファイル(.htaccess等)
3. ドメインの移管準備 ドメインとサーバーを同じ会社で契約している場合、ドメインの移管手続きも必要です。ドメインの移管には5〜10日程度かかるため、サーバー解約の2週間前には開始しましょう。
4. メールアドレスの移行 サーバー付属のメールアドレスを使用している場合、新しいサーバーへの移行が必要です。移行期間中は、両方のサーバーで同じメールアドレスを設定し、メールの取りこぼしを防ぎましょう。
データ移行の基本ステップ:
ステップ1:新サーバーの契約と設定
- 新しいサーバーを契約し、初期設定を完了
- Webサイトファイルとデータベースをアップロード
- 動作確認(hostsファイル編集で新サーバーにアクセス)
ステップ2:DNS切り替え準備
- 新サーバーのIPアドレスを確認
- DNS設定の変更内容を準備
- TTL(Time To Live)を短く設定(24時間前)
ステップ3:DNS切り替え実施
- DNSレコードを新サーバーのIPアドレスに変更
- 変更反映まで24〜48時間待機
- 新旧両方のサーバーを並行稼働
ステップ4:動作確認と旧サーバー解約
- 新サーバーでWebサイトが正常に表示されるか確認
- メール送受信の確認
- 旧サーバーへのアクセスがなくなったことを確認(アクセスログ)
- 旧サーバーを解約
移行時の注意点:
- DNS切り替え中は新旧両方のサーバーを稼働させる
- メールは新旧両方で受信できるよう設定
- 移行作業は平日の昼間に実施(トラブル時にサポートを受けられる)
- 重要なサイトでは、予告なく移行せず事前に告知
解約チェックリスト:
- □ 解約締切日の確認
- □ すべてのデータをバックアップ
- □ ドメイン移管手続き開始(必要な場合)
- □ 新サーバーへの移行完了
- □ DNS切り替え完了・動作確認
- □ 旧サーバーへのアクセスがないことを確認
- □ 解約手続き実施
計画的に移行作業を行えば、ダウンタイムなしでサーバーを乗り換えることが可能です。不安がある場合は、サーバー会社の移行代行サービス(有料)を利用することも検討しましょう。
既存のサーバーから新しいサーバーへ乗り換える際は、計画的な移行作業が必要です。ダウンタイムを最小限に抑え、データを安全に移行する手順を解説します。
サーバー移行は、Webサイトが停止するリスクがあるため、慎重に計画し実行する必要があります。特にECサイトや予約システムなど、停止が許されないサイトでは、入念な準備が不可欠です。
サーバー移行の基本ステップ
サーバー移行は、大きく分けて5つのステップで実施します。各ステップを確実に実行することで、安全な移行が可能です。
ステップ1:移行計画の策定(移行1ヶ月前)
まず、移行の全体計画を立てます。以下の項目を明確にしましょう。
計画項目:
- 移行日時の決定(平日昼間を推奨、トラブル時にサポートを受けられる)
- 移行作業の担当者決定
- 移行するデータの洗い出し
- 移行後の動作確認項目リスト作成
- 関係者への通知(社内、顧客への告知が必要な場合)
移行作業は通常2〜5日かかります。余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
ステップ2:新サーバーの契約と環境構築(移行2週間前)
新しいサーバーを契約し、Webサイトを動作させるための環境を構築します。
実施内容:
- 新サーバーの契約(無料お試し期間を活用)
- 管理画面へのログイン、初期設定
- ドメイン設定(仮のサブドメインで設定)
- データベースの作成
- PHPバージョン、各種モジュールの設定確認
この段階では、まだ本番ドメインは新サーバーに向けません。
ステップ3:データ移行とテスト(移行1週間前)
旧サーバーからデータをコピーし、新サーバーで動作確認を行います。
データ移行手順:
- 旧サーバーのWebファイルをダウンロード(FTP/SFTP)
- 旧サーバーのデータベースをエクスポート(phpMyAdmin等)
- 新サーバーにWebファイルをアップロード
- 新サーバーにデータベースをインポート
- 設定ファイル(wp-config.php等)のデータベース接続情報を修正
動作確認方法: hostsファイルを編集して、自分のPCからのみ新サーバーにアクセスできるようにします。これにより、一般ユーザーには影響なくテストが可能です。
- Windows: C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
- Mac/Linux: /etc/hosts
hostsファイルに以下を追加:
新サーバーのIPアドレス あなたのドメイン.com
ブラウザでWebサイトにアクセスし、すべてのページが正常に表示されるか確認します。
ステップ4:DNS切り替え(移行当日)
DNSレコードを変更し、ドメインを新サーバーに向けます。これにより、すべてのアクセスが新サーバーに向かうようになります。
DNS切り替え手順:
- DNSのTTL(Time To Live)を300秒(5分)に短縮(24時間前に実施)
- DNSレコードを新サーバーのIPアドレスに変更
- 変更反映を待つ(通常24〜48時間、TTL短縮により数時間に短縮可能)
- 新旧両サーバーを並行稼働(この間は両方にアクセスが分散)
ステップ5:動作確認と旧サーバー解約(移行1週間後)
DNS切り替えが完全に反映され、すべてのアクセスが新サーバーに向かっていることを確認します。
確認項目:
- 各種ブラウザ・デバイスでの表示確認
- フォーム送信機能の確認
- EC機能(カート、決済)の確認
- メール送受信の確認
- アクセス解析(GA4等)の動作確認
- 旧サーバーのアクセスログ確認(アクセスがなくなったか)
すべて問題なければ、旧サーバーを解約します。ただし、念のため1ヶ月程度は旧サーバーも維持しておくことを推奨します。
移行チェックリスト:
- □ 移行計画書作成
- □ 新サーバー契約・環境構築
- □ データ移行完了
- □ hostsファイルでの動作確認
- □ DNS TTL短縮(24時間前)
- □ DNS切り替え実施
- □ 新旧並行稼働期間の監視
- □ 全機能の動作確認
- □ 旧サーバー解約
ダウンタイムを最小限にする方法
サーバー移行時のダウンタイム(サイトが表示されない時間)を最小限に抑えるための具体的なテクニックを解説します。
ダウンタイムゼロを目指す移行方法:
1. DNS TTLの事前短縮 DNS切り替えの24〜48時間前に、TTL(Time To Live)を300秒(5分)に短縮します。TTLとは、DNSレコードがキャッシュされる時間です。
通常、TTLは3600秒(1時間)〜86400秒(24時間)に設定されています。これを短縮することで、DNS変更がより早く反映されます。
設定手順:
- ドメイン管理画面にログイン
- DNSレコード設定画面を開く
- Aレコード・CNAMEレコードのTTLを300秒に変更
- 24時間待機(既存のキャッシュが消えるのを待つ)
- DNS切り替えを実施
2. 新旧サーバーの並行稼働 DNS切り替え中は、新旧両方のサーバーで同じコンテンツを配信します。ユーザーのDNSキャッシュ状況により、新旧どちらにアクセスするか分かれますが、どちらでも同じコンテンツが表示されるため、ユーザーへの影響はありません。
実施方法:
- DNS切り替え前に、旧サーバーから新サーバーへもう一度データをコピー
- 新旧で完全に同じコンテンツにする
- DNS切り替え後48時間は、両方のサーバーを稼働維持
3. CloudflareなどCDNの活用 CloudflareなどのCDNサービスを経由することで、DNS切り替えによるダウンタイムを完全にゼロにできます。
Cloudflare活用の手順:
- Cloudflareにドメインを登録
- DNSをCloudflareのネームサーバーに変更
- CloudflareのDNS設定で旧サーバーを向ける
- 新サーバーの準備完了後、CloudflareのDNS設定を変更
- Cloudflareのキャッシュをクリア
Cloudflareを経由すると、DNS変更が即座に反映されるため、ダウンタイムがほぼゼロになります。
4. メンテナンスモードの活用 どうしてもダウンタイムが発生する場合は、メンテナンスページを表示してユーザーに告知します。
実施方法:
- メンテナンスページ(HTML)を作成
- 移行作業中、メンテナンスページを表示
- 作業完了後、通常ページに切り替え
WordPressの場合、「WP Maintenance Mode」などのプラグインで簡単にメンテナンスモードにできます。
5. 深夜・早朝の移行作業 アクセスが少ない時間帯(深夜2:00〜5:00など)に移行作業を実施することで、影響を受けるユーザー数を最小化できます。ただし、トラブル発生時にサポートを受けられないリスクもあるため、技術的に自信がない場合は平日昼間の作業を推奨します。
ダウンタイム最小化チェックリスト:
- □ DNS TTL事前短縮(24〜48時間前)
- □ 新旧サーバー並行稼働の準備
- □ Cloudflare等CDNの活用検討
- □ メンテナンスページの準備
- □ アクセスが少ない時間帯での作業
これらの方法を組み合わせることで、ダウンタイムをほぼゼロに近づけることが可能です。
DNS切り替えのタイミング
DNS切り替えは、サーバー移行で最も重要かつ慎重に行うべき作業です。タイミングを誤ると、Webサイトが表示されなくなったり、メールが届かなくなったりします。
DNS切り替えの最適なタイミング:
タイミング1:新サーバーの動作確認完了後 新サーバーですべての機能が正常に動作することを確認してから、DNS切り替えを実施します。動作確認が不十分なまま切り替えると、新サーバーで問題が発覚しても、すぐに旧サーバーに戻せません。
確認項目:
- すべてのページが表示される
- フォーム送信が機能する
- データベース連携が機能する
- メール送受信が機能する
- SSL証明書が正しく設定されている
- 画像・動画がすべて表示される
タイミング2:アクセスが少ない時間帯 BtoB企業なら平日昼間、BtoC企業なら深夜帯など、自社サイトのアクセスが少ない時間帯を選びます。Google Analyticsのアクセス時間帯レポートで確認しましょう。
タイミング3:サポート対応時間内(推奨) トラブル発生時にサーバー会社のサポートを受けられる時間帯(平日10:00〜18:00など)に作業することを推奨します。深夜作業は影響ユーザーは少ないですが、トラブル時に孤立するリスクがあります。
DNS切り替えの具体的手順:
手順1:TTLの短縮(24時間前) DNSレコードのTTLを300秒(5分)に短縮します。既存のキャッシュが消えるまで24時間待機します。
手順2:新サーバーの最終確認(切り替え直前)
- Webサイトの動作確認
- メール設定の確認
- SSL証明書の確認
- データベース接続の確認
手順3:DNSレコードの変更 ドメイン管理画面で、以下のレコードを新サーバーのIPアドレスに変更します。
- Aレコード:ドメインのIPアドレス
- CNAMEレコード:wwwサブドメインの設定
- MXレコード:メールサーバーの設定(メールサーバーも移行する場合)
手順4:反映待機と監視 DNS変更後、反映まで通常24〜48時間かかります。TTLを短縮している場合は、数時間で反映されることもあります。
監視方法:
- 定期的にWebサイトにアクセスし、新サーバーに接続されているか確認
- nslookupコマンドで、DNSが新しいIPアドレスを返すか確認
- 新旧両方のサーバーのアクセスログを監視
# DNSの反映確認コマンド
nslookup yourdomain.com
手順5:全反映の確認 DNS変更から48時間後、すべてのアクセスが新サーバーに向かっていることを確認します。
- 旧サーバーのアクセスログがゼロになったか確認
- 各種ブラウザ・デバイスで新サーバーに接続されるか確認
- メールの送受信が正常か確認
トラブル時の対応:
DNS切り替え後に問題が発覚した場合、すぐに旧サーバーのIPアドレスに戻すことができます。ただし、反映には再び時間がかかるため、新サーバーの問題を修正する方が早いケースもあります。
よくあるトラブル:
- SSL証明書のエラー:新サーバーでSSL証明書が正しく設定されていない
- メールが届かない:MXレコードの設定ミス
- 画像が表示されない:画像ファイルの転送漏れ
- データベース接続エラー:設定ファイルの修正漏れ
これらのトラブルは、事前の動作確認で発見できます。DNS切り替え前の動作確認を入念に行いましょう。
移行後の動作確認チェックリスト
DNS切り替え後、すべての機能が正常に動作しているか、体系的に確認する必要があります。以下のチェックリストを使用して、漏れなく確認しましょう。
基本動作の確認:
□ Webサイトの表示
- トップページが正常に表示される
- すべてのページが正常に表示される(サイトマップを参照)
- 画像・動画がすべて表示される
- レイアウト崩れがない
□ SSL証明書の動作
- HTTPSでアクセスできる
- ブラウザのアドレスバーに南京錠アイコンが表示される
- SSL証明書のエラーが出ない
- すべてのページでHTTPSが機能する
□ フォーム機能
- 問い合わせフォームが送信できる
- 送信後の確認メールが届く
- フォームデータがデータベースに保存される(ある場合)
- スパム対策(reCAPTCHA等)が機能する
□ 検索機能
- サイト内検索が機能する
- 検索結果が正しく表示される
- 絞り込み機能が動作する(ある場合)
□ 会員機能(ある場合)
- ログインができる
- 会員情報が正しく表示される
- 会員限定ページが表示される
- ログアウトができる
WordPress固有の確認:
□ 管理画面
- 管理画面にログインできる
- 記事の投稿・編集ができる
- メディアのアップロードができる
- プラグインが正常に動作する
□ パーマリンク設定
- .htaccessが正しく動作している
- パーマリンク(URL構造)が維持されている
- 旧URLから新URLへのリダイレクトが機能する(URL変更した場合)
□ プラグイン
- すべてのプラグインが有効化されている
- プラグインの設定が引き継がれている
- キャッシュプラグインが機能する
ECサイト固有の確認:
□ 商品表示
- すべての商品が表示される
- 商品画像が表示される
- 在庫数が正しく表示される
- 商品カテゴリ・絞り込みが機能する
□ カート機能
- 商品をカートに追加できる
- カート内容が正しく表示される
- 数量変更ができる
- カートから削除できる
□ 決済機能
- 決済ページに進める
- クレジットカード決済が機能する(テストモード)
- その他決済手段が機能する
- 決済完了メールが届く
メール関連の確認:
□ メール送信
- フォームからのメールが送信される
- 自動返信メールが届く
- 管理者宛メールが届く
- メール本文が正しく表示される
□ メール受信
- 既存のメールアドレスでメールを受信できる
- 新しいメールアドレスでメールを受信できる
- メールソフト(Outlook等)で送受信できる
- Webメールでアクセスできる
外部サービス連携の確認:
□ Google Analytics・Tag Manager
- GA4のトラッキングコードが機能する
- リアルタイムレポートにアクセスが表示される
- コンバージョンが計測される
- GTMのタグが発火する
□ 広告タグ
- Google広告のタグが機能する
- Facebook広告のタグが機能する
- その他広告タグが機能する
- コンバージョン計測が機能する
□ CRM/MA連携
- HubSpotのフォーム連携が機能する
- Salesforceへのデータ連携が機能する
- その他CRM/MAツールとの連携が機能する
パフォーマンスの確認:
□ 表示速度
- Google PageSpeed Insightsでスコア確認
- 旧サーバーと同等以上の速度か確認
- すべてのページで3秒以内に表示されるか確認
□ 負荷テスト
- 同時アクセス数をシミュレーション
- アクセス集中時にサーバーがダウンしないか確認
- データベース接続が安定しているか確認
SEO関連の確認:
□ インデックス状況
- Google Search Consoleにサイトマップ送信
- インデックス状況の確認
- クロールエラーの確認
- 検索順位の変動確認(1週間後)
□ リダイレクト
- 旧URLから新URLへの301リダイレクトが機能する(URL変更した場合)
- wwwありなしのリダイレクトが機能する
- httpからhttpsへのリダイレクトが機能する
最終確認:
□ 旧サーバーのアクセスログ確認
- 旧サーバーへのアクセスがゼロになったか確認
- 48時間以上アクセスがなければ完全移行完了
□ バックアップの実施
- 新サーバーでバックアップを取得
- バックアップからの復元テストを実施
□ 関係者への報告
- 移行完了の報告(社内、クライアント)
- 問題がなかったことの確認
このチェックリストを印刷し、1項目ずつチェックしながら確認作業を進めましょう。確認漏れがあると、後で重大な問題が発覚する可能性があります。
法人向けレンタルサーバーの選定や運用に関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。初めてサーバーを選ぶ方が疑問に感じやすいポイントを網羅しています。
- 法人向けと個人向けの料金差は妥当?
-
A: はい、法人向けと個人向けの料金差は、提供される価値を考えると妥当です。
法人向けレンタルサーバーは個人向けより月額2,000円〜5,000円程度高額ですが、この差額には明確な理由があります。
料金差の主な理由:
法人向けサーバーでは、稼働率99.99%以上のSLA保証、専任技術者による電話サポート、24時間365日の監視体制、自動バックアップと迅速な復旧対応など、ビジネス継続に必要な機能が標準装備されています。一方、個人向けサーバーではこれらの機能が省略されているか、有料オプションとなっています。
コスト対効果の考え方:
例えば、ECサイトで1時間あたり10万円の売上がある場合、サーバー障害で1時間停止すれば10万円の損失が発生します。月額3,000円の差額(年間36,000円)は、わずか20分程度のダウンタイム損失に相当します。法人向けサーバーの稼働率保証があれば、この損失リスクを大幅に削減できるため、投資対効果は極めて高いといえます。
また、サポート品質の差も重要です。深夜にサーバートラブルが発生した際、個人向けサーバーではメール返信まで数日かかることもありますが、法人向けサーバーなら電話で即座に相談できます。この時間差が、ビジネス機会の損失や顧客の信頼低下につながる可能性を考えれば、料金差は十分に妥当といえます。
判断基準:
月間売上が50万円以上ある企業、顧客データを扱う企業、サーバー停止が事業に直接影響する企業では、法人向けサーバーへの投資は必須です。一方、情報発信のみのブログや、売上に直結しないコーポレートサイトであれば、個人向けの上位プランでも対応可能なケースがあります。
重要なのは「安さ」ではなく「費用対効果」です。自社のWebサイトがビジネスに与える影響を評価し、適切なサーバーを選びましょう。
- 共用サーバーとVPSどちらを選ぶべき?
-
A: 月間アクセス数、予算、技術力によって選択が変わります。一般的には月間30万PV以下なら共用サーバー、それ以上ならVPSを検討しましょう。
共用サーバーとVPS(仮想専用サーバー)にはそれぞれメリット・デメリットがあり、自社の状況に応じて選択する必要があります。
共用サーバーがおすすめのケース:
共用サーバーは、複数の企業が1台のサーバーを共有して利用するサービスです。月額3,000円〜10,000円程度で利用でき、サーバー管理の知識が不要です。WordPressや一般的なWebサイトなら、管理画面から簡単に設定できます。
以下のような企業に最適です:
- 月間アクセス数が30万PV以下
- WordPressなど一般的なCMSを使用
- サーバー管理の技術者がいない
- 初期費用を抑えたい
- まずは小規模に始めたい
法人向け共用サーバーでは、他ユーザーの影響を受けにくい「リソース保証型」プランを選ぶことで、安定性が向上します。エックスサーバービジネスやさくらのレンタルサーバーのビジネスプランなら、月間100万PV程度まで対応可能です。
VPSがおすすめのケース:
VPSは、1台のサーバーを仮想的に複数に分割し、専用サーバーのように利用できるサービスです。月額2,000円〜20,000円程度で、自由度が高い反面、サーバー管理の知識が必要です。
以下のような企業に最適です:
- 月間アクセス数が30万PV以上
- 複雑なWebアプリケーションを開発
- 特定のソフトウェアをインストールする必要がある
- サーバー管理の技術者がいる
- 専用のリソースを確保したい
VPSでは、CPU・メモリ・ストレージが専有されるため、他ユーザーの影響を一切受けません。また、root権限が付与されるため、任意のソフトウェアをインストールできます。Dockerを使ったコンテナ運用や、Node.jsアプリケーションの稼働など、共用サーバーでは不可能な構成も実現できます。
移行タイミング:
共用サーバーで始めて、ビジネスの成長に合わせてVPSに移行するのが一般的です。以下の兆候が見られたら、VPSへの移行を検討しましょう:
- サーバーの応答速度が遅くなってきた
- アクセス集中時に503エラーが発生する
- 共用サーバーの制限(プロセス数、同時接続数等)に引っかかる
- より高度なカスタマイズが必要になった
多くのサーバー会社では、共用サーバーからVPSへの移行支援サービスを提供しています。データ移行も比較的スムーズに行えるため、まずは共用サーバーから始めることをおすすめします。
マネージドVPSという選択肢:
技術者がいないがVPSの性能が欲しい場合、「マネージドVPS」という選択肢があります。サーバー管理をサービス会社が代行してくれるため、共用サーバー並みの手軽さでVPSの性能を利用できます。月額15,000円〜30,000円程度と高額ですが、技術者の採用コストを考えれば妥当な選択肢です。
- 無料お試し期間で確認すべきポイントは?
-
A: 表示速度、管理画面の使いやすさ、サポート品質、実際の機能を必ず確認しましょう。本番と同じ条件でテストすることが重要です。
無料お試し期間(10日〜2ヶ月)は、サーバーを実際に体験できる貴重な機会です。契約後に「思っていたのと違う」とならないよう、以下のポイントを入念に確認しましょう。
1. 表示速度の計測(最重要)
実際にWebサイトをアップロードし、表示速度を計測します。Google PageSpeed Insightsで90点以上を目指しましょう。
確認手順:
- WordPressをインストール(または既存サイトをアップロード)
- 実際の画像やコンテンツを配置
- Google PageSpeed Insightsで計測
- 複数の時間帯で計測(昼間、夜間、週末)
- スマートフォン・PCの両方で確認
表示速度はサーバーの性能に大きく依存します。お試し期間中に遅いと感じた場合、本契約後も改善しません。必ず確認しましょう。
2. 管理画面の使いやすさ
毎日使用する管理画面の使い勝手を確認します。直感的に操作できるか、必要な機能にすぐアクセスできるかをチェックしましょう。
確認項目:
- ログイン方法はわかりやすいか
- ドメイン設定は簡単か
- データベース作成は簡単か
- FTP/SFTP接続情報は見つけやすいか
- SSL証明書の設定は簡単か
- バックアップの取得・復元は簡単か
初心者向けの管理画面と、エンジニア向けの高機能管理画面では、使い勝手が大きく異なります。自社の技術レベルに合った管理画面を選びましょう。
3. サポート品質の確認(必須)
お試し期間中に、実際にサポートに問い合わせてみましょう。対応の速さ、丁寧さ、技術レベルを確認できます。
確認方法:
- 技術的な質問をメールで送信し、返信時間を計測
- 電話サポートに問い合わせ、対応品質を確認
- チャットサポートの反応速度を確認
- 複雑な質問にも的確に回答できるか確認
「WordPressでプラグインが動作しない」「メール設定がうまくいかない」など、具体的な技術的質問をして、サポートの質を見極めましょう。
4. 実際の機能を試す
カタログスペックだけでなく、実際に使ってみて機能を確認します。
確認項目:
- WordPressの自動インストール機能
- 自動バックアップの設定と動作
- SSL証明書の設定
- メールアカウントの作成と送受信
- データベースのパフォーマンス
- FTP/SFTPの接続速度
- セキュリティ機能(WAF等)の動作
特に、自動バックアップからの復元テストは必ず実施しましょう。バックアップは取得されていても、復元できなければ意味がありません。
5. 負荷テストの実施
可能であれば、アクセス集中時の動作も確認します。ApacheBenchやJMeterなどのツールで、簡易的な負荷テストを実施しましょう。
# ApacheBenchでの簡易負荷テスト例 ab -n 1000 -c 10 https://yourdomain.com/同時に10ユーザーが1000回アクセスした場合の応答時間を確認できます。
6. 移行のしやすさを確認
既存サイトがある場合、移行作業の手順と難易度を確認します。移行代行サービスがある場合は、費用と内容を確認しましょう。
お試し期間中のチェックリスト:
- □ 表示速度を複数回計測
- □ 管理画面の操作性確認
- □ サポートに実際に問い合わせ
- □ WordPress等のインストールと動作確認
- □ バックアップと復元のテスト
- □ メール送受信の確認
- □ SSL証明書の設定確認
- □ 負荷テストの実施(可能なら)
お試し期間は「とりあえず契約してみる」のではなく、「本当にこのサーバーで良いか確認する」ための期間です。十分に時間をかけて検証しましょう。
- サーバー会社が倒産したらどうなる?
-
A: データは消失し、Webサイトが停止します。大手サーバー会社を選び、定期的に自社でバックアップを取得することが重要です。
レンタルサーバー会社の倒産は稀ですが、可能性はゼロではありません。万が一に備えて、リスク対策を講じておく必要があります。
倒産時に起こること:
サーバー会社が倒産した場合、通常は以下の流れになります。
- サービス停止の予告:倒産発表から数日〜数週間後にサービス停止
- Webサイトが表示されなくなる:サーバーが停止し、アクセスできなくなる
- データの消失:サーバー上のデータにアクセスできなくなる
- メールが届かなくなる:メールサーバーも停止
倒産前に余裕を持って告知されれば、他社サーバーへの移行が可能ですが、突然の倒産では対応する時間がありません。
リスクを最小化する対策:
1. 大手・老舗サーバー会社を選ぶ 財務的に安定した大手企業が運営するサーバーを選びましょう。以下のような企業は倒産リスクが低いといえます:
- 上場企業またはその子会社(GMO、NTT、KDDI等)
- 20年以上の運営実績がある企業
- 導入企業数が公開されており、数万社以上の実績がある企業
小規模な新興サーバー会社は、価格が安い反面、倒産リスクが相対的に高くなります。
2. 定期的な自社バックアップ(必須) サーバー会社の自動バックアップに依存せず、自社でも定期的にバックアップを取得しましょう。
バックアップすべきデータ:
- Webサイトのすべてのファイル(FTP/SFTPでダウンロード)
- データベースのダンプファイル
- メールデータ
- 各種設定ファイル
最低でも月1回、重要なサイトでは週1回のバックアップを推奨します。バックアップデータは、外部ストレージ(Google Drive、Dropbox、自社NAS等)に保存しましょう。
3. ドメインとサーバーを別会社で管理 ドメインとサーバーを同じ会社で契約していると、倒産時にドメインも失う可能性があります。ドメインは別会社(お名前.com、ムームードメイン等)で管理し、サーバーが倒産してもドメインは維持できるようにしましょう。
4. 復旧計画(BCP)の策定 万が一サーバー会社が倒産した場合の対応手順を、事前に文書化しておきます。
復旧計画の内容:
- 緊急連絡先(サーバー会社、ドメイン会社)
- 代替サーバーの候補リスト
- バックアップデータの保存場所
- 復旧作業の担当者と手順
- 顧客への告知方法
5. 契約書の保管 サーバー会社との契約書、利用規約、SLA等の書類は、必ず保管しておきましょう。倒産時の交渉や、損害賠償請求の際に必要になる可能性があります。
実際の倒産事例:
過去には、一部の小規模サーバー会社が突然サービスを停止し、データが消失した事例があります。大手サーバー会社であれば、倒産前に他社への移行期間が設けられるケースが多いですが、確実ではありません。
結論:
サーバー会社の倒産リスクを完全にゼロにはできませんが、大手を選び、定期的なバックアップを取得することで、被害を最小限に抑えられます。特にバックアップは、倒産だけでなく、サーバー障害やデータ消失のリスクにも対応できるため、必ず実施しましょう。
- 海外向けサイトの場合、国内サーバーでいい?
-
A: 海外からのアクセスが多い場合、海外サーバーまたはCDNの併用を検討しましょう。ただし、管理のしやすさを考えると国内サーバー+CDNが最適です。
海外向けWebサイトでは、サーバーの設置場所がユーザー体験に大きく影響します。適切な選択をしましょう。
国内サーバーのメリット・デメリット:
メリット:
- 日本語でのサポートが受けられる
- 料金が円建てで為替リスクがない
- 日本の法律が適用され、契約上のトラブルが少ない
- 管理画面が日本語で使いやすい
- 日本からの管理作業が高速
デメリット:
- 海外からのアクセスが遅い(特にアジア以外)
- 国によっては接続が不安定
- 海外ユーザーの体験が悪化する
日本から北米へのアクセスでは、往復で約200msのレイテンシ(遅延)が発生します。これにより、Webサイトの表示速度が大幅に低下します。
海外サーバーのメリット・デメリット:
メリット:
- ターゲット地域からのアクセスが高速
- 現地のユーザー体験が向上
- 現地のSEOで有利になる可能性
デメリット:
- サポートが英語のみの場合が多い
- 料金がドル建て等で為替リスクがある
- 海外の法律が適用され、トラブル時の対応が複雑
- 日本からの管理作業が遅い
最適な解決策:国内サーバー+CDN
多くの場合、国内サーバーにWebサイトを設置し、CDN(コンテンツデリバリネットワーク)を併用するのが最適解です。
CDNの仕組み: CDNは、Webサイトのコンテンツ(画像、CSS、JavaScriptなど)を世界中のサーバーにキャッシュし、ユーザーに最も近いサーバーから配信します。これにより、海外からのアクセスでも高速表示が可能になります。
おすすめCDNサービス:
- Cloudflare(無料プランあり):世界中にデータセンターを持ち、無料でも十分な機能
- Amazon CloudFront:AWSの高性能CDN、従量課金制
- Fastly:高速で柔軟性が高い、エンタープライズ向け
Cloudflareの導入手順:
- Cloudflareアカウントを作成(無料)
- ドメインを追加
- DNSをCloudflareのネームサーバーに変更
- SSL設定を有効化
- キャッシュ設定を最適化
Cloudflareの無料プランでも、世界200以上の都市にあるデータセンターを利用でき、大幅な高速化が期待できます。
地域別の対応方針:
アジア圏(中国、韓国、台湾等)向け: 国内サーバーで十分なケースが多いです。地理的に近いため、レイテンシも小さく、高速表示が可能です。ただし、中国向けの場合は特別な対応(ICP許可、中国国内サーバー)が必要です。
北米・欧州向け: CDNの併用を強く推奨します。レイテンシが大きいため、CDNなしでは表示速度が著しく低下します。
グローバル向け: 世界中からアクセスがある場合、CDNは必須です。Cloudflareの無料プランから始めて、トラフィックが増えたら有料プランに移行しましょう。
SEOへの影響:
Googleは、サーバーの設置場所よりも「ユーザーからの表示速度」を重視します。そのため、国内サーバー+CDNで高速化すれば、海外SEOでも不利になりません。
むしろ、海外サーバーにすることで日本からの管理作業が遅くなり、運用効率が低下するリスクの方が大きいといえます。特に技術者が日本にいる場合、国内サーバーの方が管理しやすいです。
結論:
海外向けサイトでも、まずは国内サーバー+CDN(Cloudflare無料プラン)から始めることをおすすめします。コストを抑えながら、海外ユーザーにも高速な体験を提供できます。
法人向けレンタルサーバーの選定は、ビジネスの成否を左右する重要な意思決定です。この記事で解説した内容を踏まえて、自社に最適なサーバーを選びましょう。
目的・規模別おすすめサーバー早見表
自社の状況に合わせて、以下の早見表を参考にサーバーを選んでください。
用途・目的別:
| 用途 | おすすめサーバー | 理由 |
|---|---|---|
| コーポレートサイト | エックスサーバービジネス、さくらのレンタルサーバー | 安定性・信頼性重視、設定代行あり |
| ECサイト | エックスサーバービジネス(プレミアム以上)、CPIレンタルサーバー | 高い稼働率保証、決済システム連携が安定 |
| WordPressメディア | エックスサーバービジネス、ロリポップ!エンタープライズ | WordPress高速化機能が充実 |
| 複数サイト運営 | さくらのレンタルサーバー、エックスサーバービジネス | マルチドメイン無制限、コスパ◎ |
| 大規模メディア | エックスサーバービジネス(エンタープライズ)、VPS | 転送量無制限、高リソース |
業種別:
| 業種 | おすすめサーバー | 理由 |
|---|---|---|
| 製造業・BtoB | エックスサーバービジネス、CPIレンタルサーバー | 大容量ファイル対応、高い信頼性 |
| 士業 | CPIレンタルサーバー、iCLUSTA+ | 高セキュリティ、個人情報保護 |
| 医療機関 | iCLUSTA+、CPIレンタルサーバー | 医療機関実績あり、最高レベルのセキュリティ |
| 不動産 | ロリポップ!エンタープライズ、エックスサーバービジネス | 大容量ストレージ、高速表示 |
| デジタルマーケティング | CPIレンタルサーバー、エックスサーバービジネス | ステージング環境、マーケティングツール連携 |
予算別:
| 月額予算 | おすすめサーバー | 内容 |
|---|---|---|
| 〜3,000円 | カゴヤ・ジャパン、WADAX | 低価格で法人向け機能 |
| 3,000円〜5,000円 | エックスサーバービジネス、さくらのレンタルサーバー | バランス型、コスパ◎ |
| 5,000円〜10,000円 | CPIレンタルサーバー、エックスサーバービジネス(プレミアム) | 高機能、大手企業実績 |
| 10,000円〜 | VPS、専用サーバー | 大規模サイト、完全専有リソース |
アクセス数別:
| 月間PV数 | おすすめサーバー | プラン |
|---|---|---|
| 〜10万PV | カゴヤ・ジャパン、さくらのレンタルサーバー | 共用サーバー最下位プラン |
| 10万〜50万PV | エックスサーバービジネス(スタンダード)、さくらのレンタルサーバー(ビジネスプロ) | 共用サーバー中位プラン |
| 50万〜100万PV | エックスサーバービジネス(プレミアム)、ロリポップ!エンタープライズ | 共用サーバー上位プラン |
| 100万PV以上 | エックスサーバービジネス(エンタープライズ)、VPS | 共用サーバー最上位またはVPS |
まずは無料お試しで実際に検証を
サーバー選びで失敗しないための最も確実な方法は、無料お試し期間を活用して実際に検証することです。
お試し期間中に必ず実施すべき5つの検証:
1. 表示速度の計測 Google PageSpeed Insightsで90点以上を目指しましょう。複数の時間帯で計測し、安定して高速表示されるか確認します。
2. 管理画面の操作性確認 毎日使用する管理画面が、自社の技術レベルに合っているか確認します。直感的に操作できるか、必要な機能にすぐアクセスできるかをチェックしましょう。
3. サポート品質の確認 実際に技術的な質問をサポートに問い合わせて、対応の速さと質を確認します。電話・メール・チャットすべて試してみましょう。
4. 実際の機能を試す WordPressのインストール、SSL設定、バックアップと復元、メール送受信など、実際に使用する機能をすべて試します。
5. 移行作業の確認 既存サイトがある場合、移行作業の難易度を確認します。移行代行サービスの有無と費用も確認しましょう。
最終チェックリスト:
契約前に、以下の項目をすべて確認しましょう。
- □ 稼働率99.99%以上の保証があるか
- □ 電話サポートが利用できるか
- □ 自動バックアップが標準装備か
- □ WAF等のセキュリティ機能が充実しているか
- □ 無料SSL証明書が提供されるか
- □ プラン変更が柔軟にできるか
- □ 初期費用・月額料金が予算内か
- □ 無料お試しで満足できたか
- □ 口コミ・評判が良好か
- □ 契約期間と解約条件を確認したか
最後に:
法人向けレンタルサーバーの選定は、「安さ」ではなく「費用対効果」で判断することが重要です。月額数千円の差で、年間数百万円の損失リスクが変わることを理解しましょう。
ビジネスの成長に合わせて、サーバーも柔軟に変更・拡張できる選択をすることで、長期的に最適な環境を維持できます。
まずは無料お試し期間を利用して、実際にサーバーを体験してみてください。この記事が、あなたの会社に最適な法人向けレンタルサーバー選びの一助となれば幸いです。
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