エンジニアの職務経歴書の書き方|通過率を上げる5つのポイント【サンプル付き】

エンジニアの転職活動において、職務経歴書は採用の合否を左右する最重要書類です。しかし「技術スキルをどう書けば伝わるのか」「プロジェクト経験をどう整理すればいいのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

実は、採用担当者が職務経歴書で見ているポイントは明確です。技術力、問題解決力、そしてチームでの貢献度。これらを具体的に、わかりやすく伝えることが書類選考通過の鍵となります。

この記事では、エンジニアの職務経歴書作成における5つの重要ポイントを、実際のサンプルとテンプレート付きで徹底解説します。読み終わる頃には、採用担当者の目に留まる職務経歴書の書き方が明確になり、すぐに作成を始められるでしょう。


エンジニアの職務経歴書で採用担当者が見る5つのポイント

採用担当者は職務経歴書から「この人材が自社で活躍できるか」を判断しています。エンジニア採用において特に重視される5つのポイントを理解することで、効果的な職務経歴書が作成できます。

技術スキルの具体性と実務経験年数

技術スキルは、エンジニア採用において最も基本的かつ重要な評価項目です。採用担当者は、単に「Java」「Python」といった言語名だけでなく、実務でどの程度使いこなせるのかを知りたいと考えています。

効果的な記載方法として、以下の要素を含めることが重要です。

  • 使用言語・フレームワークの明記:「Java(Spring Boot)実務5年」のように具体的に
  • バージョン情報の重要性:「React 18系」「AWS EC2/RDS」など詳細に記載
  • 実務経験年数の併記:「Python(Django) 実務3年」と年数を明示
  • 担当した開発規模:「月間100万PVのWebサービス開発」など規模感を数値化

単に技術名を羅列するのではなく、プロジェクトでどのように活用したかを具体的に示すことで、採用担当者はあなたの技術レベルを正確に把握できます。また、最新のバージョンや技術トレンドへの対応力をアピールすることで、キャッチアップ能力の高さも伝わります。

プロジェクト規模と担当した役割

プロジェクトの規模と自身の役割を明確に示すことで、採用担当者はあなたの経験値と責任範囲を理解できます。エンジニアの実力は、携わったプロジェクトの大きさと担当領域の広さによって測られることが多いためです。

記載すべき具体的な情報は以下の通りです。

  • チーム規模:「開発チーム8名(うちエンジニア5名)」
  • プロジェクト期間:「2023年4月〜2024年3月(12ヶ月)」
  • 予算規模:「総予算5,000万円のプロジェクト」(可能な範囲で)
  • システム規模:「月間アクティブユーザー10万人」「データベース規模50万レコード」
  • 自分の貢献度:「バックエンド開発の60%を担当」「3名のチームリーダーとして進行管理」

数値を用いることで、あなたの経験を客観的に評価できるようになります。特に、チーム内での自分のポジションや果たした役割を明確にすることで、マネジメント能力やリーダーシップもアピールできます。

問題解決能力とその実績

エンジニアの本質的な価値は、技術を使って課題を解決することにあります。採用担当者は「どんな問題に直面し、どのように解決したか」という具体的なエピソードから、あなたの問題解決能力を判断しています。

効果的なアピール方法として、以下の構成で記載することをおすすめします。

  • 具体的な課題:「レスポンス速度が平均3秒かかり、離脱率が高い」
  • 実施した解決策:「データベースのインデックス最適化とキャッシュ機構の導入」
  • ビジネスインパクト:「レスポンス速度を1秒以下に改善し、離脱率を20%削減」
  • 使用した技術:「Redis導入、SQL最適化、CDN活用」

このように、課題→解決策→成果を具体的な数値とともに示すことで、あなたの技術的判断力と実行力が明確に伝わります。特にビジネスへの貢献を数値化できると、技術だけでなくビジネス感覚も評価されます。

最新技術へのキャッチアップ姿勢

IT業界は技術の進化が速く、継続的な学習が不可欠です。採用担当者は、あなたが最新技術にどのように対応しているかを重視しています。自己学習の習慣や新技術への適応力は、将来的な成長可能性を示す重要な指標だからです。

アピールすべき要素は以下の通りです。

  • 継続的な学習の証明:「週末にReactの最新機能を個人プロジェクトで実践」
  • 技術トレンドへの適応力:「業務で使用していなかったNext.jsを独学で習得し、社内勉強会で共有」
  • 資格取得:「AWS認定ソリューションアーキテクト取得(2024年3月)」
  • 技術コミュニティへの参加:「定期的にQiitaで技術記事を投稿(月2本ペース)」
  • OSS貢献:「GitHubで○○プロジェクトに3件のPRをマージ」

技術書の読書やオンライン学習だけでなく、実際にコードを書いて試している姿勢を示すことが重要です。また、学んだことをアウトプットする習慣があることも、チーム内での知識共有能力として評価されます。

コミュニケーション能力とチームワーク

エンジニアは技術職ですが、現代の開発現場ではチームでの協働が不可欠です。採用担当者は、あなたがチーム内外でどのようにコミュニケーションを取り、プロジェクトを前に進めてきたかを確認しています。

評価される具体的な経験には以下のようなものがあります。

  • コードレビュー経験:「週に平均10件のコードレビューを実施」
  • メンタリング実績:「新人エンジニア2名の技術指導を担当」
  • ステークホルダーとの調整:「営業部門と週次ミーティングを実施し、要件定義をリード」
  • ドキュメンテーション:「技術仕様書、運用マニュアルを作成し、チーム内で共有」
  • 勉強会の開催:「月1回の社内勉強会を企画・運営」

技術的なコミュニケーション(コードレビュー、技術文書作成)と、非技術者との調整能力の両方をアピールできると、より幅広い役割で活躍できる人材として評価されます。


エンジニア職務経歴書の基本構成【全体像】

職務経歴書は、決まった構成に沿って作成することで、採用担当者が必要な情報を素早く把握できます。ここでは、エンジニアの職務経歴書に必須の項目と、効果的なレイアウトについて解説します。

職務経歴書に必須の項目一覧

エンジニアの職務経歴書には、以下の6つの項目を必ず含めましょう。これらは採用担当者が最低限確認したい情報であり、欠けていると評価が困難になります。

必須項目

  1. 職務要約(150〜200字)
    • これまでの経歴を簡潔にまとめた要約文
    • 経験年数、主要な技術領域、代表的な実績を含める
  2. 職務経歴(時系列または逆編年体)
    • 所属企業・部署名、在籍期間
    • 担当したプロジェクトの詳細
    • 使用技術、担当フェーズ、チーム規模
  3. 活かせる技術・スキル
    • プログラミング言語
    • フレームワーク・ライブラリ
    • データベース、インフラ・クラウド
    • 開発ツール
  4. 資格・認定
    • 取得年月と資格名
    • IT関連資格を優先的に記載
  5. 自己PR(300〜400字×2〜3項目)
    • 強みと具体的なエピソード
    • 応募企業で活かせる経験
  6. 今後のキャリアプラン(任意だが推奨)
    • 実現したい技術的な目標
    • 中長期的なキャリアビジョン

これらの項目を漏れなく記載することで、採用担当者はあなたの全体像を理解し、適切に評価できます。

推奨される記載順序とレイアウト

職務経歴書の視認性は、書類選考の通過率に直接影響します。採用担当者は1日に数十枚の職務経歴書を確認するため、パッと見て理解しやすいレイアウトが重要です。

推奨される記載順序

  1. 氏名・連絡先(ヘッダー)
  2. 職務要約
  3. 職務経歴(最も重要なため前半に配置)
  4. 活かせる技術・スキル
  5. 資格・認定
  6. 自己PR
  7. 今後のキャリアプラン

レイアウトのポイント

  • A4用紙2〜3枚が最適:1枚だと情報不足、4枚以上は冗長
  • フォント:游ゴシック、メイリオなど読みやすいもの(10.5〜11pt)
  • 余白:上下左右20〜25mm程度
  • 見出し:太字・下線で強調し、階層を明確に
  • 箇条書きの活用:長文よりも箇条書きで簡潔に
  • 表の使用:プロジェクト経歴は表形式にすると見やすい

特に、職務経歴は情報量が多くなりがちなため、プロジェクトごとに枠で区切るなど、視覚的に分かりやすくする工夫が効果的です。

2-3. 履歴書との違いと使い分け

履歴書と職務経歴書は、どちらも選考書類ですが、目的と記載内容が異なります。この違いを理解することで、それぞれの書類を効果的に活用できます。

履歴書の役割

  • 基本的な個人情報の確認
  • 学歴・職歴の年表的な把握
  • 公式な証明書類としての位置づけ
  • フォーマットは定型(JIS規格など)

職務経歴書の役割

  • 業務内容と実績の詳細な説明
  • スキルと経験のアピール
  • 自己PRと志望動機の表明
  • フォーマットは自由(個性を出せる)

記載内容の違い

項目履歴書職務経歴書
学歴○必須△補足程度
職歴○会社名・期間のみ○詳細な業務内容
プロジェクト詳細×記載しない○最重要項目
技術スキル△簡単に○詳細に一覧化
自己PR△簡潔に○具体的に
志望動機○必須△任意

エンジニア転職では、職務経歴書の方が重視される傾向にあります。履歴書は基本情報の確認用と割り切り、職務経歴書に力を入れることをおすすめします。


【項目別】エンジニア職務経歴書の書き方

ここからは、職務経歴書の各項目について、具体的な書き方とコツを詳しく解説します。実際の記載例も交えながら、採用担当者に響く書き方をマスターしましょう。

職務要約の書き方|150字で経歴を凝縮

職務要約は、職務経歴書の冒頭に配置する「あなたのダイジェスト」です。採用担当者は、この150〜200字を読んで、詳細を確認するかどうかを判断します。つまり、最も重要な「つかみ」の部分と言えます。

記載すべき要素

  1. エンジニアとしての総経験年数
  2. 主要な技術領域・専門分野
  3. 最も訴求したい実績(数値で示す)
  4. 現在のポジション・役割

良い例

Webアプリケーション開発エンジニアとして6年の実務経験があります。主にバックエンド開発を担当し、Java(Spring Boot)とPythonを使用した大規模Webサービスの設計・開発に従事してきました。直近のプロジェクトでは、月間100万PVのECサイトのリニューアルにおいて、パフォーマンス改善により処理速度を40%向上させました。チームリーダーとして4名のメンバーをマネジメントした経験もあります。(187字)

悪い例

これまで複数の会社でシステム開発に携わってきました。様々な言語を使用した経験があり、チームでの開発も得意です。今後はさらにスキルアップを目指していきたいと考えています。

悪い例では、具体性に欠け、何ができるのかが全く伝わりません。数値や固有名詞を使い、あなた独自の価値を明確に示すことが重要です。

コピペ可能なテンプレート

[専門分野]エンジニアとして[X]年の実務経験があります。主に[技術領域]を担当し、[使用技術]を使用した[システムの種類]の開発に従事してきました。直近のプロジェクトでは、[プロジェクト概要]において、[具体的な成果・数値]を達成しました。[役割・ポジション]として[追加の実績]した経験もあります。

職務経歴の書き方|プロジェクト単位で整理

職務経歴は、職務経歴書の中核となる部分です。採用担当者は、ここからあなたの技術レベル、経験の幅、成長過程を読み取ります。プロジェクト単位で整理することで、何をどのように成し遂げたかが明確に伝わります。

基本フォーマット

各プロジェクトについて、以下の項目を記載します。

項目記載内容
プロジェクト名・期間「○○サービスリニューアル(2023年4月〜2024年3月)」
プロジェクト概要システムの目的、規模、予算など
使用技術言語・FW・DB・インフラを詳細に
開発環境OS、IDE、バージョン管理ツールなど
チーム規模「開発チーム8名(PL1名、SE3名、PG4名)」
担当フェーズと役割設計・実装・テスト等、どこを担当したか
実績・成果数値で示せる成果、解決した課題

記載のコツ:STAR法の活用

STAR法とは、以下の4要素で経験を構造化する手法です。

  • Situation(状況):どんなプロジェクトだったか
  • Task(課題):どんな問題があったか
  • Action(行動):どう対処したか
  • Result(結果):どんな成果が出たか

STAR法を使った記載例

【Webアプリケーション高速化プロジェクト】2023年6月〜2023年12月

[Situation]
月間50万PVの社内業務システムにおいて、ページ読み込み速度の遅さがユーザーから多数報告されていた。

[Task]
レスポンスタイムを平均5秒から2秒以下に短縮することが求められた。

[Action]
・データベースクエリの分析とインデックス最適化
・Redis導入による頻繁にアクセスされるデータのキャッシュ化
・フロントエンドの画像最適化とCDN導入
・N+1問題の解消とバッチ処理の最適化

[Result]
・平均レスポンスタイムを1.8秒に短縮(64%改善)
・サーバー負荷を30%削減
・ユーザー満足度調査で「使いやすさ」の評価が20ポイント向上

定量的な成果の書き方

数値化できる実績は必ず記載しましょう。

  • パフォーマンス:「処理速度40%向上」「メモリ使用量30%削減」
  • ビジネス貢献:「月間PV数20%増加」「コンバージョン率15%改善」
  • コスト削減:「インフラコスト月20万円削減」「工数30%短縮」
  • 品質向上:「バグ発生率50%減少」「テストカバレッジ80%達成」

複数プロジェクトの優先順位付け

すべてのプロジェクトを詳細に書くと冗長になります。以下の基準で優先順位を付けましょう。

  1. 最も応募企業の求人内容に関連性が高いもの
  2. 技術的に高度、または規模が大きいもの
  3. 直近(過去3年以内)のプロジェクト
  4. 明確な成果・数値が示せるもの

優先度の高いプロジェクトは詳細に、それ以外は簡潔にまとめることで、メリハリのある職務経歴書になります。

経験年数別の書き方

経験年数によって、アピールすべきポイントが異なります。

1〜3年目:学習姿勢と成長過程を重視

  • 研修やOJTで学んだこと
  • 初めて任された業務での工夫
  • 技術的な成長のエピソード
  • 先輩からのフィードバックを活かした改善例

記載例:

配属後3ヶ月間の研修でJava基礎とSpring Frameworkを学習後、実プロジェクトにアサイン。当初はコードレビューで多くの指摘を受けましたが、指摘内容をノートにまとめて復習し、3ヶ月後には指摘件数を70%削減しました。

4〜7年目:技術的深さと問題解決力

  • 専門技術の深堀り
  • 複雑な問題の解決事例
  • 後輩育成やレビュー経験
  • 技術的な提案や改善の実施

記載例:

レガシーシステムのマイクロサービス化を主導。モノリシックなアーキテクチャから、Docker+Kubernetesを使用したマイクロサービスへの移行を段階的に実施。デプロイ時間を2時間から15分に短縮し、開発効率を大幅に向上させました。

8年目以降:マネジメントやアーキテクチャ設計

  • プロジェクト全体の設計・アーキテクチャ
  • チームマネジメント、メンバー育成
  • 経営層への技術的な提案
  • 組織横断的な技術標準化の推進

記載例:

開発チーム12名のテックリードとして、技術選定からアーキテクチャ設計、開発プロセスの整備まで一貫して担当。アジャイル開発の導入により、リリースサイクルを月次から週次に短縮し、ビジネス要求への対応速度を向上させました。

3-3. 技術スキル・開発環境の書き方|一覧性と実務レベル

技術スキルセクションは、採用担当者が「この人は必要な技術を持っているか」を素早く判断するための重要な部分です。一覧性を重視し、カテゴリ別に整理することで、あなたの技術の幅と深さが一目で伝わります。

カテゴリ別整理法

技術スキルは、以下のようにカテゴリ分けして記載します。

【プログラミング言語】
・Java:実務5年(Spring Boot, Spring MVC)
・Python:実務3年(Django, Flask, FastAPI)
・JavaScript/TypeScript:実務4年(ES6+)
・SQL:実務5年(MySQL, PostgreSQL)

【フレームワーク・ライブラリ】
・フロントエンド:React 18(実務2年)、Vue.js 3(実務1年)、Next.js
・バックエンド:Spring Boot、Django、Express.js
・テスト:JUnit、pytest、Jest

【データベース】
・RDB:MySQL(5年)、PostgreSQL(3年)、Oracle
・NoSQL:MongoDB(2年)、Redis(キャッシュサーバーとして2年)
・設計:ER図作成、正規化、インデックス最適化

【インフラ・クラウド】
・AWS:EC2、RDS、S3、CloudFront、Lambda(実務3年)
・コンテナ:Docker、Kubernetes(実務2年)
・CI/CD:GitHub Actions、Jenkins
・監視:CloudWatch、Datadog

【開発ツール・その他】
・バージョン管理:Git、GitHub、GitLab
・プロジェクト管理:Jira、Backlog、Notion
・コミュニケーション:Slack、Microsoft Teams
・OS:Linux(Ubuntu、CentOS)、macOS

スキルレベルの表現方法

技術スキルには、必ず実務経験年数を併記しましょう。「5段階評価」は避けるべきです。

推奨:実務経験年数を併記

・Java:実務5年(業務システム開発で主に使用)
・AWS:実務3年(EC2、RDS、S3を中心に運用経験あり)

非推奨:5段階評価

・Java:★★★★☆
・AWS:★★★☆☆

5段階評価を避ける理由:

  • 評価基準が人によって異なり、客観性に欠ける
  • 採用担当者が正確なレベルを判断できない
  • 自己評価の甘さ・厳しさが企業とマッチしない可能性

実務経験年数と、どのような用途で使用したかを具体的に示す方が、はるかに有益な情報となります。

スキルの優先順位

  • 応募企業の求人票に記載されている技術を優先的に配置
  • 実務経験年数が長いものを上位に
  • 最新技術や需要の高い技術は強調

資格・認定の書き方

資格は、技術力を客観的に証明する有効な手段です。特にIT関連資格は、採用担当者があなたの技術レベルを判断する際の参考になります。

エンジニアに有利な資格一覧

クラウド関連
  • AWS認定ソリューションアーキテクト(アソシエイト/プロフェッショナル)
  • AWS認定デベロッパー
  • Google Cloud Professional Cloud Architect
  • Microsoft Azure Administrator
国家資格
  • 応用情報技術者
  • 基本情報技術者
  • データベーススペシャリスト
  • ネットワークスペシャリスト
  • 情報処理安全確保支援士
ベンダー資格
  • Oracle認定Javaプログラマ(Silver/Gold)
  • Linux技術者認定(LPIC、LinuC)
  • Cisco技術者認定(CCNA、CCNP)

その他

  • PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)
  • TOEIC(700点以上でグローバル企業に有利)

資格の優先順位

すべての資格を記載するのではなく、以下の優先順位で選別しましょう。

  1. 応募企業の業務に直接関連する資格
  2. 難易度が高く、専門性を示せる資格
  3. 取得年月が新しい資格(5年以内)
  4. IT業界で広く認知されている資格

記載例

【保有資格】
・AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(2023年10月取得)
・応用情報技術者(2021年6月取得)
・Oracle認定Javaプログラマ Silver SE 11(2020年3月取得)
・TOEIC 780点(2022年12月受験)

資格は、取得年月とともに記載し、新しいものから順に並べるのが一般的です。

自己PRの書き方|差別化できる3つの要素

自己PRは、職務経歴書の中で唯一「主観」を述べられる部分です。ここで、あなたの人柄、仕事への姿勢、強みを具体的に伝えることで、他の候補者との差別化を図ります。

構成のポイント

効果的な自己PRには、以下の3要素が必要です。

  1. 強みの明確化
    • 技術力:「○○の技術に精通」
    • 問題解決力:「複雑な課題を解決できる」
    • 学習意欲:「新技術への適応が早い」
  2. 具体的なエピソード
    • 強みを発揮した実際の出来事
    • STAR法で構造化
    • 数値を使った成果の提示
  3. 応募企業への貢献イメージ
    • 「この強みを御社でどう活かすか」
    • 求人票の内容と結びつける
    • 中長期的な貢献の展望

文字数と構成

  • 1つの自己PR:300〜400字程度
  • 2〜3個の自己PRを作成
  • 結論→根拠→展望の流れで書く

自己PR例1:技術力

【バックエンド開発における高いパフォーマンスチューニング能力】

これまでの開発経験の中で、システムのパフォーマンス最適化を得意としてきました。特に、直近のプロジェクトでは、月間100万リクエストを処理するAPIサーバーにおいて、レスポンスタイムが平均3秒と遅い問題に直面しました。

データベースクエリの詳細な分析を行い、N+1問題の解消、適切なインデックスの追加、Redisによるキャッシュ層の実装を段階的に実施した結果、レスポンスタイムを平均0.8秒まで短縮することに成功しました。この改善により、サーバーコストも月額30万円削減できました。

御社の○○サービスにおいても、大規模トラフィックに対応する堅牢なバックエンドシステムの構築に貢献できると考えております。(318字)

自己PR例2:問題解決力

【技術的負債の解消とチーム生産性向上】

入社3年目に、レガシーコードが蓄積し、新機能開発のスピードが低下していた状況に直面しました。私は自発的にリファクタリング計画を立案し、経営層にプレゼンを実施。承認を得て、3ヶ月間のリファクタリングプロジェクトをリードしました。

テストコードのカバレッジを30%から85%に向上させ、モジュールの責任範囲を明確化することで、コードの保守性が大幅に改善。その結果、新機能開発の工数が平均40%削減され、チーム全体の生産性が向上しました。

御社でも、技術的課題を見つけ、チーム全体の生産性向上に貢献したいと考えております。(285字)

自己PR例3:学習意欲

【継続的な技術学習とアウトプット習慣】

IT業界の技術進化に対応するため、継続的な学習を習慣化しています。毎週末は最低3時間を技術学習に充て、新しい言語やフレームワークを個人プロジェクトで実践しています。

直近では、業務で使用していなかったTypeScript+Next.jsを独学で習得し、個人でWebアプリケーションを開発。その経験を社内勉強会で共有したところ、チーム内で次期プロジェクトでの採用が決定しました。また、学んだ内容をQiitaで月2本ペースで記事投稿しており、累計5,000いいねを獲得しています。

御社のような最新技術を積極的に導入する環境で、さらなる成長を実現したいと考えております。(289字)

自己PRは、職務経歴の内容と重複しないよう注意しましょう。職務経歴では「何をしたか」、自己PRでは「どんな強みがあり、どう活かすか」という視点の違いを意識することが重要です。


【コピペOK】エンジニア職務経歴書のサンプル・テンプレート

ここでは、実際に使用できる職務経歴書のサンプルを、エンジニアの職種別に紹介します。これらをベースに、自分の経験を当てはめて作成することで、効率的に職務経歴書を完成させることができます。

Webエンジニア向けサンプル(フルスタック)

職務経歴書
                                2025年10月22日現在
氏名:山田 太郎

【職務要約】
Webアプリケーション開発エンジニアとして6年の実務経験があります。主にフルスタック開発を担当し、React+Node.jsを使用したSPA開発、AWS上でのインフラ構築まで幅広く経験してきました。直近のプロジェクトでは、月間50万PVのBtoB SaaSサービスの新規開発をリードし、ローンチから6ヶ月で契約社数100社を達成しました。(168字)

【職務経歴】

■株式会社○○(2022年4月〜現在)
事業内容:BtoB SaaSサービスの開発・運営
資本金:5億円 / 従業員数:150名
雇用形態:正社員

●プロジェクト名:○○SaaS新規開発プロジェクト
期間:2023年1月〜2024年12月(24ヶ月)

【プロジェクト概要】
中小企業向けの業務管理SaaSサービスの新規開発。顧客管理、案件管理、請求書発行機能を統合したWebアプリケーション。

【開発環境】
・言語:TypeScript、Python
・フロントエンド:React 18、Next.js 14、TailwindCSS
・バックエンド:Node.js(Express)、FastAPI
・データベース:PostgreSQL、Redis
・インフラ:AWS(EC2、RDS、S3、CloudFront、Lambda)
・その他:Docker、GitHub Actions、Stripe(決済連携)

【チーム規模】
開発チーム8名(PL1名、フロントエンド3名、バックエンド3名、デザイナー1名)

【担当フェーズ・役割】
・要件定義〜設計〜実装〜テスト〜運用まで一貫して担当
・フロントエンド開発のリードエンジニアとして、設計方針の決定とコードレビュー
・バックエンドAPI設計とデータベース設計
・AWS上でのインフラ構築とCI/CDパイプラインの整備

【実績・成果】
・ユーザビリティを重視したUI/UX設計により、ユーザー満足度調査で平均4.5/5.0を獲得
・ページ読み込み速度を平均1.2秒以内に最適化(Lighthouse スコア95点以上)
・自動テストのカバレッジ85%を達成し、本番環境での致命的バグゼロを実現
・ローンチから6ヶ月で契約社数100社、月間ARR 3,000万円を達成

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■株式会社△△(2019年4月〜2022年3月)
事業内容:受託Web開発
資本金:3,000万円 / 従業員数:50名
雇用形態:正社員

●プロジェクト名:ECサイトリニューアルプロジェクト
期間:2021年4月〜2022年2月(11ヶ月)

【プロジェクト概要】
アパレル企業のECサイトのフルリニューアル。レスポンシブ対応とパフォーマンス改善が主な要件。

【開発環境】
・言語:JavaScript、PHP
・フロントエンド:Vue.js 2、Nuxt.js
・バックエンド:Laravel 8
・データベース:MySQL
・インフラ:AWS(EC2、RDS、S3、CloudFront)

【チーム規模】
開発チーム5名(PL1名、エンジニア3名、デザイナー1名)

【担当フェーズ・役割】
・フロントエンド開発全般(設計、実装、テスト)
・既存データのマイグレーション設計・実装
・パフォーマンスチューニング

【実績・成果】
・モバイルファーストなレスポンシブデザインを実装し、モバイルからのCV率が20%向上
・画像最適化とCDN導入により、ページ読み込み速度を50%改善
・SEO対策を実施し、オーガニック流入が30%増加

【活かせる技術・スキル】

【プログラミング言語】
・TypeScript/JavaScript:実務5年(React、Node.js での開発経験豊富)
・Python:実務3年(Django、FastAPI)
・PHP:実務2年(Laravel)
・SQL:実務6年(PostgreSQL、MySQL)

【フロントエンド】
・React 18:実務4年(Hooks、Context API、カスタムフック設計)
・Next.js 14:実務2年(App Router、SSR/SSG/ISR)
・Vue.js 2/3:実務2年
・TailwindCSS、styled-components

【バックエンド】
・Node.js(Express):実務3年
・FastAPI:実務2年
・RESTful API設計、GraphQL基礎

【データベース・インフラ】
・PostgreSQL:実務4年(インデックス最適化、パフォーマンスチューニング)
・Redis:実務2年(キャッシュサーバー運用)
・AWS:実務4年(EC2、RDS、S3、CloudFront、Lambda、Route53)
・Docker:実務3年(コンテナ化、docker-compose)
・Kubernetes:基礎知識あり(個人学習中)

【その他】
・Git/GitHub:実務6年(GitHub Flow、プルリクエストベースの開発)
・CI/CD:GitHub Actions、CircleCI
・テスト:Jest、pytest、Cypress
・プロジェクト管理:Jira、Notion

【保有資格】
・AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(2023年8月取得)
・応用情報技術者(2021年10月取得)
・TOEIC 750点(2024年1月受験)

【自己PR】

●フルスタック開発による迅速な価値提供
フロントエンドからバックエンド、インフラまで一貫して開発できることが強みです。特に、スタートアップやSaaS企業において、MVP開発からスケールまでを一気通貫で担当できる点が評価されてきました。技術選定から設計、実装、デプロイまで幅広く対応できるため、チーム全体の生産性向上に貢献できます。御社でも、プロダクト開発の初期フェーズから中核メンバーとして貢献したいと考えております。

●ユーザー視点でのUI/UX設計と実装
技術実装だけでなく、ユーザー体験を重視した開発を心がけています。直近のプロジェクトでは、ユーザビリティテストを定期的に実施し、フィードバックを即座に実装に反映する体制を構築。その結果、ユーザー満足度で平均4.5/5.0という高評価を獲得しました。技術力とユーザー視点を両立させ、ビジネス成果に貢献できるエンジニアを目指しています。

【今後のキャリアプラン】
今後は、より大規模なサービスの開発に携わり、マイクロサービスアーキテクチャやクラウドネイティブな開発手法を実践したいと考えています。また、テックリードとして、チーム全体の技術力向上や開発プロセスの改善にも貢献したいと考えております。

以上

インフラエンジニア向けサンプル

職務経歴書
                                2025年10月22日現在
氏名:佐藤 花子

【職務要約】
インフラエンジニアとして5年の実務経験があります。主にAWSを使用したクラウドインフラの設計・構築・運用を担当し、オンプレミスからクラウドへの移行プロジェクトを3件リードしてきました。直近のプロジェクトでは、Kubernetes導入によりデプロイ時間を90%削減し、開発チームの生産性向上に貢献しました。(166字)

【職務経歴】

■株式会社□□(2020年4月〜現在)
事業内容:自社Webサービスの開発・運営
資本金:10億円 / 従業員数:300名
雇用形態:正社員

●プロジェクト名:クラウドネイティブ基盤構築プロジェクト
期間:2023年4月〜2024年12月(21ヶ月)

【プロジェクト概要】
オンプレミスで運用していたWebサービスを、AWS上のKubernetes環境に移行し、CI/CDパイプラインを整備。

【技術環境】
・クラウド:AWS(EKS、EC2、RDS、S3、CloudWatch、ALB)
・コンテナ:Docker、Kubernetes、Helm
・CI/CD:GitHub Actions、ArgoCD
・Infrastructure as Code:Terraform、CloudFormation
・監視:Datadog、Prometheus、Grafana
・OS:Amazon Linux 2、Ubuntu

【チーム規模】
インフラチーム4名(リーダー1名、メンバー3名)

【担当フェーズ・役割】
・AWS環境の設計・構築(VPC設計、セキュリティグループ設計)
・Kubernetes(EKS)クラスタの構築と運用
・Terraformによるインフラのコード化
・CI/CDパイプラインの設計・実装
・監視・アラートの設計と運用

【実績・成果】
・デプロイ時間を2時間から10分に短縮(90%削減)
・Infrastructure as Codeにより、環境構築の工数を70%削減
・オートスケーリング導入により、月間インフラコストを25%削減
・Datadog導入によりMTTR(平均復旧時間)を60%短縮
・稼働率99.9%を1年間維持

【活かせる技術・スキル】

【クラウド(AWS)】
・コンピューティング:EC2、ECS、EKS、Lambda(実務5年)
・ストレージ:S3、EBS、EFS
・データベース:RDS(PostgreSQL、MySQL)、DynamoDB
・ネットワーク:VPC、Route53、CloudFront、ALB、NLB
・監視:CloudWatch、CloudTrail
・セキュリティ:IAM、Security Groups、WAF

【コンテナ・オーケストレーション】
・Docker:実務4年(イメージ作成、マルチステージビルド)
・Kubernetes:実務2年(EKS、Deployment、Service、Ingress、HPA)
・Helm:実務1年(Chart作成、管理)

【Infrastructure as Code】
・Terraform:実務3年(モジュール設計、state管理)
・CloudFormation:実務2年
・Ansible:実務2年(プレイブック作成、自動化)

【CI/CD】
・GitHub Actions:実務2年(ワークフロー設計、セルフホステッドランナー構築)
・Jenkins:実務2年
・ArgoCD:実務1年(GitOps実践)

【監視・ログ管理】
・Datadog:実務2年(APM、ログ管理、カスタムダッシュボード)
・Prometheus + Grafana:実務1年
・Elasticsearch + Kibana:実務2年

【OS・ミドルウェア】
・Linux:実務5年(Ubuntu、CentOS、Amazon Linux)
・Nginx:実務4年(リバースプロキシ、ロードバランサー設定)
・PostgreSQL、MySQL:実務3年(レプリケーション、バックアップ設計)

【保有資格】
・AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(2024年3月取得)
・AWS認定DevOpsエンジニア – プロフェッショナル(2023年9月取得)
・LinuC レベル2(2021年6月取得)
・応用情報技術者(2020年12月取得)

【自己PR】

●クラウドネイティブな環境構築とコスト最適化
AWSを活用したスケーラブルで可用性の高いインフラ設計を得意としています。特に、適切なアーキテクチャ設計とオートスケーリングの活用により、パフォーマンスを維持しながらコストを25%削減した実績があります。Infrastructure as Codeを徹底し、再現性と保守性の高いインフラを構築することで、チーム全体の生産性向上に貢献できます。

●DevOps文化の推進と開発生産性向上
インフラエンジニアとして、開発チームとの密接な連携を重視しています。CI/CDパイプラインの整備により、デプロイ時間を90%削減し、開発者がインフラを意識せずにサービス開発に集中できる環境を構築しました。今後も、DevOpsの実践を通じて、組織全体の開発スピードと品質向上に貢献したいと考えています。

【今後のキャリアプラン】
今後は、より大規模なクラウドインフラの設計・運用に携わり、マルチクラウド環境やSRE(Site Reliability Engineering)の実践にも挑戦したいと考えています。また、インフラチームのリーダーとして、メンバーの育成やベストプラクティスの確立にも貢献したいと考えております。

以上

フロントエンドエンジニア向けサンプル

職務経歴書
                                2025年10月22日現在
氏名:田中 次郎

【職務要約】
フロントエンドエンジニアとして4年の実務経験があります。主にReact、Vue.jsを使用したSPA開発を担当し、パフォーマンス最適化とアクセシビリティ向上に注力してきました。直近のプロジェクトでは、Core Web Vitals の全指標で「良好」を達成し、ユーザー体験の向上に貢献しました。(160字)

【職務経歴】

■株式会社◇◇(2021年4月〜現在)
事業内容:ECプラットフォームの開発・運営
資本金:15億円 / 従業員数:200名
雇用形態:正社員

●プロジェクト名:ECサイトフロントエンド刷新プロジェクト
期間:2023年6月〜2024年12月(19ヶ月)

【プロジェクト概要】
既存のjQueryベースのECサイトを、Next.jsを使用したモダンなSPAにリプレイス。SEO対策とパフォーマンス向上が主な要件。

【開発環境】
・言語:TypeScript、JavaScript(ES6+)
・フレームワーク:Next.js 14(App Router)、React 18
・状態管理:Zustand、React Query
・スタイリング:TailwindCSS、CSS Modules
・テスト:Jest、React Testing Library、Playwright
・ビルドツール:Turbopack、Webpack
・API連携:GraphQL(Apollo Client)、RESTful API
・その他:Storybook、ESLint、Prettier

【チーム規模】
フロントエンドチーム6名(リーダー1名、シニア2名、ジュニア3名)

【担当フェーズ・役割】
・コンポーネント設計とディレクトリ構成の策定
・共通コンポーネントの実装とStorybookでのドキュメント化
・パフォーマンス最適化(コード分割、画像最適化、プリフェッチ)
・アクセシビリティ対応(WCAG 2.1 AA準拠)
・ジュニアエンジニアのコードレビューとメンタリング

【実績・成果】
・Lighthouse スコアを平均60点から95点に改善
・Core Web Vitals の全指標(LCP、FID、CLS)で「良好」を達成
・ページ読み込み速度を平均4秒から1.2秒に短縮(70%改善)
・コンポーネントの再利用率80%を達成し、開発工数を30%削減
・WCAG 2.1 AA準拠により、アクセシビリティスコア95点以上を達成

【活かせる技術・スキル】

【フロントエンド開発】
・React:実務4年(Hooks、Context API、カスタムフック設計、パフォーマンス最適化)
・Next.js:実務2年(App Router、Pages Router、SSR/SSG/ISR、Middleware)
・Vue.js 3:実務1年(Composition API、Pinia)
・TypeScript:実務4年(型安全な設計、ジェネリクス、ユーティリティ型)

【状態管理】
・Zustand、Recoil:実務2年
・React Query:実務2年(キャッシュ戦略、楽観的更新)
・Redux Toolkit:実務1年

【スタイリング】
・TailwindCSS:実務3年
・CSS Modules、styled-components:実務2年
・レスポンシブデザイン、モバイルファースト設計

【テスト】
・Jest:実務3年(ユニットテスト、スナップショットテスト)
・React Testing Library:実務2年
・Playwright:実務1年(E2Eテスト)

【開発環境・ツール】
・Git/GitHub:実務4年(プルリクエストベースの開発)
・Storybook:実務2年(コンポーネントカタログ、ビジュアルテスト)
・Figma:実務3年(デザインからの実装、デザイナーとの連携)
・Webpack、Vite:実務2年(ビルド最適化)

【パフォーマンス最適化】
・Core Web Vitals最適化
・コード分割、遅延読み込み
・画像最適化(WebP、AVIF、srcset)
・キャッシュ戦略

【アクセシビリティ】
・WCAG 2.1 AA準拠の実装
・スクリーンリーダー対応
・キーボードナビゲーション

【保有資格】
・ウェブデザイン技能検定 2級(2022年9月取得)
・Google Analytics Individual Qualification(2023年3月取得)
・TOEIC 720点(2024年5月受験)

【自己PR】

●ユーザー体験を重視したパフォーマンス最適化
フロントエンド開発において、ユーザー体験を最優先に考えています。Lighthouse や Core Web Vitals を活用した定量的なパフォーマンス測定を行い、画像最適化、コード分割、適切なキャッシュ戦略により、ページ読み込み速度を70%改善した実績があります。技術的な最適化だけでなく、ビジネス指標(CV率、離脱率)への影響も意識し、成果に直結する改善を実現できます。

●アクセシビリティとインクルーシブデザインの実践
すべてのユーザーが快適に利用できるWebアプリケーション開発を心がけています。WCAG 2.1 AA準拠の実装により、スクリーンリーダーやキーボード操作にも対応したアクセシブルなUIを構築してきました。技術力だけでなく、多様なユーザーへの配慮を持ち合わせたエンジニアとして、御社のプロダクト品質向上に貢献したいと考えております。

【今後のキャリアプラン】
今後は、フロントエンドアーキテクトとして、より大規模なアプリケーションの設計に携わりたいと考えています。また、Web標準技術の動向をキャッチアップし、Progressive Web Apps や Web Components など最新技術の導入にも挑戦したいと考えております。

以上

データエンジニア向けサンプル

職務経歴書
                                2025年10月22日現在
氏名:鈴木 一郎

【職務要約】
データエンジニアとして5年の実務経験があります。主にデータパイプラインの設計・構築とデータ基盤の整備を担当し、PythonとAWSを使用した大規模データ処理システムを複数構築してきました。直近のプロジェクトでは、データ処理時間を80%削減し、データ分析チームの生産性を大幅に向上させました。(168字)

【職務経歴】

■株式会社☆☆(2020年4月〜現在)
事業内容:データ分析サービスの提供
資本金:8億円 / 従業員数:180名
雇用形態:正社員

●プロジェクト名:データ基盤刷新プロジェクト
期間:2023年1月〜2024年9月(21ヶ月)

【プロジェクト概要】
オンプレミスで運用していたデータウェアハウスを、AWSのモダンデータスタックに移行。リアルタイムデータ処理基盤を構築。

【技術環境】
・言語:Python、SQL、Scala
・データ処理:Apache Spark、Apache Airflow、dbt
・データウェアハウス:Amazon Redshift、Snowflake
・データレイク:Amazon S3、AWS Glue
・ストリーミング:Amazon Kinesis、Apache Kafka
・BI/可視化:Looker、Tableau
・その他:Docker、Terraform、GitHub Actions

【チーム規模】
データエンジニアリングチーム5名(リーダー1名、メンバー4名)

【担当フェーズ・役割】
・データパイプラインのアーキテクチャ設計
・Apache Airflowを使用したETL/ELTパイプラインの構築
・dbtによるデータモデリングとテストの実装
・Snowflakeのパフォーマンスチューニング
・データ品質監視の仕組み構築

【実績・成果】
・データ処理時間を10時間から2時間に短縮(80%削減)
・データパイプラインの実行成功率を95%から99.5%に改善
・データ品質チェックの自動化により、不正データ流入を90%削減
・リアルタイムデータ処理基盤により、ダッシュボードの更新頻度を日次から5分間隔に改善
・月間データ処理コストを40%削減(Snowflakeのクラスタ最適化)

【活かせる技術・スキル】

【プログラミング・データ処理】
・Python:実務5年(Pandas、NumPy、PySpark)
・SQL:実務5年(複雑なクエリ最適化、ウィンドウ関数、CTEの活用)
・Scala:実務2年(Spark開発)
・Apache Spark:実務3年(大規模データ処理、最適化)

【ワークフロー管理】
・Apache Airflow:実務3年(DAG設計、カスタムオペレーター開発)
・dbt:実務2年(データモデリング、テスト、ドキュメント生成)

【データウェアハウス・レイク】
・Amazon Redshift:実務3年(テーブル設計、クエリ最適化)
・Snowflake:実務2年(ウェアハウス設計、パフォーマンスチューニング)
・Amazon S3:実務5年(データレイク設計、ライフサイクル管理)
・AWS Glue:実務2年(ETL ジョブ、Data Catalog)

【ストリーミング・メッセージング】
・Amazon Kinesis:実務2年(Data Streams、Firehose)
・Apache Kafka:実務1年(基礎知識、個人プロジェクトで使用)

【BI・可視化】
・Looker:実務2年(LookMLによるデータモデリング)
・Tableau:実務3年(ダッシュボード作成、パフォーマンス最適化)
・Google Looker Studio:実務1年

【インフラ・DevOps】
・AWS:実務4年(S3、Redshift、Glue、Lambda、Step Functions)
・Docker:実務3年
・Terraform:実務2年(データ基盤のIaC化)
・GitHub Actions:実務2年(CI/CDパイプライン構築)

【保有資格】
・AWS認定データアナリティクス – スペシャリティ(2023年11月取得)
・Google Cloud Professional Data Engineer(2024年2月取得)
・データベーススペシャリスト(2021年12月取得)
・統計検定2級(2020年6月取得)

【自己PR】

●スケーラブルで信頼性の高いデータパイプライン構築
大規模データを扱うデータパイプラインの設計・構築を得意としています。Apache AirflowとSparkを組み合わせた堅牢なパイプラインにより、実行成功率99.5%を達成しました。データ品質監視とアラートの仕組みも整備し、問題を早期に検知できる体制を構築。データ分析チームが安心してデータを活用できる基盤を提供できます。

●コスト最適化とパフォーマンスチューニング
データ処理コストの最適化にも注力しています。Snowflakeのウェアハウス設計見直しとクエリ最適化により、月間コストを40%削減した実績があります。クラウドサービスの料金体系を理解し、パフォーマンスとコストのバランスを最適化することで、ビジネス価値の高いデータ基盤を実現できます。

【今後のキャリアプラン】
今後は、機械学習基盤の構築やMLOpsにも挑戦したいと考えています。また、データエンジニアリングチームのリーダーとして、データ戦略の立案やチームビルディングにも貢献したいと考えております。

以上

【テンプレート】記入例付きフォーマット

以下のテンプレートは、コピーして使用できるよう、記入ガイドを含めています。

職務経歴書
                                [作成日]現在
氏名:[あなたの名前]

【職務要約】
[職種]エンジニアとして[X]年の実務経験があります。主に[担当分野]を担当し、[使用技術]を使用した[システムの種類]の開発に従事してきました。直近のプロジェクトでは、[プロジェクト概要]において、[具体的な成果・数値]を達成しました。[役割・ポジション]として[追加の実績]した経験もあります。([150〜200字])

【職務経歴】

■[会社名]([入社年月]〜[退社年月 or 現在])
事業内容:[会社の事業内容]
資本金:[金額] / 従業員数:[人数]
雇用形態:[正社員/契約社員/業務委託]

●プロジェクト名:[プロジェクト名]
期間:[開始年月]〜[終了年月]([期間])

【プロジェクト概要】
[プロジェクトの目的、背景、システムの種類、規模などを2〜3行で説明]

【開発環境】
・言語:[使用言語をすべて列挙]
・フロントエンド/バックエンド:[使用したフレームワーク、ライブラリ]
・データベース:[使用したデータベース]
・インフラ:[クラウドサービス、サーバー環境]
・その他:[ツール、サービス]

【チーム規模】
[チーム全体の人数と構成]

【担当フェーズ・役割】
・[要件定義/設計/実装/テスト/運用 などから該当するものを記載]
・[具体的な担当業務1]
・[具体的な担当業務2]
・[具体的な担当業務3]

【実績・成果】
・[定量的な成果1(数値で示す)]
・[定量的な成果2(数値で示す)]
・[定量的な成果3(数値で示す)]
・[その他のアピールポイント]

[※2つ目以降のプロジェクトも同様の形式で記載]

【活かせる技術・スキル】

【プログラミング言語】
・[言語名]:実務[X]年([補足情報])
・[言語名]:実務[X]年([補足情報])

【フレームワーク・ライブラリ】
・[技術名]:実務[X]年([補足情報])

【データベース】
・[技術名]:実務[X]年([補足情報])

【インフラ・クラウド】
・[技術名]:実務[X]年([補足情報])

【開発ツール・その他】
・[ツール名]:実務[X]年([補足情報])

【保有資格】
・[資格名]([取得年月])
・[資格名]([取得年月])

【自己PR】

●[見出し:あなたの強み1]
[強みの説明と具体的なエピソード。STAR法を意識して記載。300〜400字程度]

●[見出し:あなたの強み2]
[強みの説明と具体的なエピソード。STAR法を意識して記載。300〜400字程度]

【今後のキャリアプラン】
[今後挑戦したい技術や役割、中長期的な目標を記載。任意だが記載推奨]

以上
記入のコツ
  • [ ]内は実際の内容に置き換える
  • 具体的な数値を必ず含める
  • 応募企業の求人内容に合わせてカスタマイズ
  • A4用紙2〜3枚に収める

これらのサンプルとテンプレートを参考に、自分の経験を効果的に表現する職務経歴書を作成してください。


エンジニア職務経歴書のよくあるNG例と改善ポイント

職務経歴書の作成では、よくある失敗パターンを知ることで、より効果的な書類を作成できます。ここでは、実際に多く見られるNG例と、その改善方法を具体的に解説します。

技術用語だけ羅列して実績が不明瞭

最も多い失敗は、使用した技術を列挙するだけで、それをどう活用したのか、どんな成果を出したのかが伝わらないことです。採用担当者は「技術を知っている」ことよりも「技術で何を実現したか」を知りたいのです。

NG例

Java、Python、AWSを使用してWebシステムの開発を行いました。Spring BootとReactを使い、データベースにはMySQLを使用しました。

この記載では、以下の情報が欠けています。

  • どんなシステムだったのか
  • チームでの役割は何だったのか
  • どんな課題があり、どう解決したのか
  • どんな成果が出たのか

改善例

【ECサイトリニューアルプロジェクト】
Java(Spring Boot)とReact を使用し、月間100万PVのECサイトのバックエンド開発を担当しました。在庫管理APIの設計・実装を主導し、MySQL のインデックス最適化により、検索処理速度を3秒から0.5秒に改善(83%向上)。これにより、カート放棄率が15%減少し、売上向上に貢献しました。AWS(EC2、RDS)上での本番環境構築と運用も担当しました。

改善例では、プロジェクト内容、担当範囲、具体的な改善内容、数値による成果が明確に示されています。

改善のポイント

  • プロジェクトの目的と規模を明示
  • 自分の担当範囲を具体的に記載
  • 技術を「何のために」使ったのかを説明
  • 成果を数値で示す
  • ビジネスへの影響まで言及

業務内容が抽象的すぎる

「開発業務を担当」「システムの保守運用」といった抽象的な表現では、あなたの実力が全く伝わりません。採用担当者は、具体的に何をどのように行ったのかを知りたいのです。

NG例

・Webアプリケーションの開発業務を担当
・チームメンバーとして開発に従事
・システムの保守運用を実施

改善例

・Webアプリケーションの会員管理機能(新規登録、ログイン、プロフィール編集)のフロントエンド・バックエンド開発を担当
・5名の開発チームにおいて、バックエンドAPI設計のリード役を務め、RESTful APIの設計規約を策定
・本番環境でのシステム監視(Datadog)、障害発生時の一次対応、週次でのデータベースバックアップ作業を担当

改善例では、「何を」「どの範囲で」「どのように」担当したかが明確です。

改善のポイント

  • 5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を意識
  • 機能名、システム名など固有名詞を使う
  • 自分の責任範囲を明確に
  • 使用したツールや技術も併記

古い技術スキルばかり強調

IT業界は技術の変化が速く、古い技術だけをアピールしても、現在の市場ニーズに合わない可能性があります。最新技術へのキャッチアップ姿勢を示すことが重要です。

NG例

【技術スキル】
・Java 6:実務8年
・Struts 1.x:実務6年
・JSP/Servlet:実務8年
・Oracle 10g:実務7年

この例では、すべて10年以上前の技術であり、現在の開発現場で主流ではありません。

改善例

【技術スキル】
【現在使用している技術】
・Java 17:実務3年(Spring Boot 3.x、Spring Security)
・TypeScript:実務2年(React、Node.js)
・PostgreSQL:実務4年(レプリケーション、パーティショニング)
・AWS:実務3年(EC2、RDS、Lambda、S3)

【過去に使用していた技術】
・Java 6-8:実務5年(レガシーシステム保守)
・Struts 1.x → Spring MVCへの移行プロジェクト経験あり

【現在学習中の技術】
・Kubernetes(個人プロジェクトで検証中)
・Go言語(Udemyコース修了、簡単なAPIサーバー構築経験)

改善例では、最新技術を習得していることと、継続的に学習している姿勢が伝わります。

改善のポイント
  • 現在使用している技術を優先的に記載
  • 古い技術は「過去に使用」として区別
  • 最新技術への移行経験をアピール
  • 現在学習中の技術を明記
  • バージョン情報を具体的に(Java 8ではなくJava 17など)

自己PRが一般的すぎて差別化できない

「コミュニケーション能力があります」「チームワークを大切にしています」といった抽象的な自己PRは、誰にでも当てはまり、差別化になりません。

NG例

【自己PR】
私はコミュニケーション能力があり、チームでの開発が得意です。問題解決能力にも自信があります。新しい技術の学習にも積極的に取り組んでいます。

この自己PRでは、具体性が全くなく、あなた独自の強みが伝わりません。

改善例

【自己PR】
●技術的負債の解消による開発生産性向上
入社3年目に、テストコードが全く存在しない状態で機能追加が困難になっているレガシーシステムに対し、段階的なリファクタリング計画を立案しました。毎週金曜日の午後をリファクタリング時間として確保する提案を経営層に行い、承認を獲得。6ヶ月かけてテストカバレッジを0%から75%に向上させ、新機能開発の工数を平均30%削減しました。この取り組みは社内のベストプラクティスとして他チームにも展開されました。

改善例では、具体的な状況、行動、成果が示され、あなた独自の経験が伝わります。

改善のポイント
  • 抽象的な言葉(「コミュニケーション能力」など)は使わない
  • STAR法で具体的なエピソードを記載
  • 数値で成果を示す
  • 他の人にはない独自の経験を選ぶ
  • あなたの価値観や仕事への姿勢が伝わる内容に

ボリュームが多すぎる・少なすぎる

職務経歴書は、情報量が適切であることが重要です。多すぎると読む気が失せ、少なすぎると判断材料が不足します。

NG例:多すぎる場合

  • A4用紙5枚以上になっている
  • すべてのプロジェクトを同じ詳細度で記載
  • 些細な業務まですべて列挙

NG例:少なすぎる場合

  • A4用紙1枚以内
  • プロジェクト詳細がほとんどない
  • 技術スキル一覧のみ

適切なボリューム

  • A4用紙2〜3枚が目安
  • 重要なプロジェクトは詳細に、それ以外は簡潔に
  • 職務経歴7〜8割、その他(スキル、自己PRなど)2〜3割

調整方法

  • 優先順位の低いプロジェクトは簡潔にまとめる
  • 古い経験(5年以上前)は概要のみに
  • 応募企業に関連性の高い内容を厚く記載

5-6. 職務経歴と自己PRの内容が重複

職務経歴で詳しく書いた内容を、自己PRでそのまま繰り返すのは冗長です。それぞれの役割を理解し、使い分けましょう。

NG例

【職務経歴】
○○プロジェクトにおいて、パフォーマンス改善を実施し、レスポンスタイムを50%短縮しました。

【自己PR】
○○プロジェクトでパフォーマンス改善を担当し、レスポンスタイムを50%短縮した経験があります。

同じ内容の繰り返しになっており、紙面の無駄です。

改善例

【職務経歴】
○○プロジェクトにおいて、データベースクエリの最適化とRedisキャッシュの導入により、APIのレスポンスタイムを平均3秒から1.5秒に短縮(50%改善)しました。

【自己PR】
●パフォーマンスチューニングへの体系的アプローチ
システムのボトルネックを特定し、データ構造の見直しからインフラ最適化まで、多角的な視点で改善を実施できることが強みです。○○プロジェクトでの経験を通じて、計測→分析→改善→検証のサイクルを確立し、現在は他のエンジニアへのナレッジ共有も行っています。御社でも、この体系的なアプローチでシステム全体の品質向上に貢献したいと考えております。

改善例では、職務経歴は「事実」、自己PRは「強みと今後の展望」という役割分担ができています。

役割の違い

  • 職務経歴:「何をしたか」の事実を記載
  • 自己PR:「どんな強みがあり、どう活かすか」の解釈と展望を記載

通過率を高める職務経歴書作成の5つのコツ

ここまで、職務経歴書の各項目の書き方を解説してきました。最後に、書類選考の通過率をさらに高めるための実践的なコツを5つ紹介します。

応募先企業に合わせてカスタマイズ

職務経歴書は「1つ作って使い回す」のではなく、応募企業ごとにカスタマイズすることで、通過率が大幅に向上します。採用担当者は「この人は自社で活躍できるか」を判断しているため、企業のニーズに合った内容にすることが重要です。

カスタマイズの手順

  1. 求人票から求められるスキルを抽出
    • 必須スキル:これがないと応募できない
    • 歓迎スキル:あると有利になる
    • 求める人物像:企業が重視する価値観や姿勢
  2. 自分の経験から該当するものをピックアップ
    • 求められているスキルを使った経験
    • 類似の業務経験
    • 関連する学習経験
  3. 該当経験を強調する書き方に変更
    • 職務要約に該当スキルを明記
    • 関連プロジェクトを詳細に記載
    • 技術スキル欄で該当技術を上位に配置

具体例

求人票:「React と TypeScript を使用した大規模SPA開発経験者を募集」

カスタマイズ前

【職務要約】
Webアプリケーション開発エンジニアとして5年の実務経験があります。

カスタマイズ後

【職務要約】
Webアプリケーション開発エンジニアとして5年の実務経験があり、特にReact と TypeScript を使用したSPA開発を得意としています。直近の3つのプロジェクトすべてでReact を使用し、月間100万PVを超える大規模サービスの開発を経験しています。

企業が求めている技術を冒頭で明示することで、「この人は求める人材だ」と即座に判断してもらえます。

注意点
  • 嘘や誇張は絶対にしない
  • 実際に経験したことだけを記載
  • カスタマイズは「強調の仕方」であり、内容の捏造ではない

数値・データで成果を可視化

エンジニアの実績は、可能な限り数値で示すことで、客観的に評価されやすくなります。「頑張りました」「改善しました」という主観的な表現ではなく、定量的なデータで示しましょう。

数値化できる項目の例

カテゴリ数値化の例
パフォーマンスレスポンス速度40%向上、メモリ使用量30%削減、処理時間を10時間→2時間に短縮
ビジネス貢献CV率15%改善、月間PV数20%増加、売上10%向上、ユーザー満足度4.5/5.0
コスト削減インフラコスト月20万円削減、開発工数30%短縮、サーバー台数を10台→5台に削減
品質向上バグ発生率50%減少、テストカバレッジ80%達成、稼働率99.9%維持
規模・期間月間100万PV、チーム8名、開発期間12ヶ月、総予算5,000万円
チーム貢献新人2名の育成、週10件のコードレビュー、社内勉強会を月1回主催

数値化のコツ

  • ビフォー・アフターで示す:「レスポンスタイムを3秒から1秒に短縮」
  • 比率で示す:「処理速度を40%向上」
  • 絶対値で示す:「月間コストを20万円削減」
  • 規模感を示す:「月間100万PVのサービス」

数値がない実績よりも、数値がある実績の方が説得力が圧倒的に高くなります。

6-3. 読みやすさを最優先したレイアウト

採用担当者は1日に数十枚の職務経歴書を確認するため、パッと見て理解しやすいレイアウトが重要です。視認性を高める工夫をしましょう。

読みやすいレイアウトのポイント

  1. 見出しの階層を明確に
    • H2見出し:太字、フォントサイズ大、下線
    • H3見出し:太字、フォントサイズ中
    • 本文:通常フォント
  2. 箇条書きを活用
    • 長文よりも箇条書きの方が情報を素早く把握できる
    • 「・」「●」などの記号で視覚的に整理
  3. 表組みの活用
    • プロジェクト経歴は表にすると見やすい
    • 技術スキル一覧も表形式が効果的
  4. 適切な余白
    • 文字が詰まりすぎると読みにくい
    • 上下左右に適度な余白を設ける
  5. フォントの統一
    • 本文:10.5〜11pt
    • 見出し:12〜14pt
    • 読みやすいフォント(游ゴシック、メイリオなど)
  6. 強調の使い方
    • 重要なキーワードは太字
    • 使いすぎると逆効果なので、本当に重要な部分のみ

NG例:読みにくいレイアウト

  • 余白がなく、文字がぎっしり詰まっている
  • すべて長文で、箇条書きがない
  • フォントサイズが小さすぎる(9pt以下)
  • 見出しと本文の区別がつかない

視認性の高いレイアウトにすることで、採用担当者がストレスなく読み進められ、あなたの実績が正しく評価されます。

GitHubやポートフォリオとの連携

エンジニアの場合、職務経歴書だけでなく、GitHubのプロフィールや個人ポートフォリオも評価材料になります。これらを効果的に連携させることで、技術力をより具体的にアピールできます。

GitHubプロフィールの活用

職務経歴書にGitHubのURLを記載し、コードを見てもらうことで、技術力を客観的に示せます。

記載例

【Web上のアカウント】
・GitHub:https://github.com/your-username
  ※個人プロジェクトとして、○○(技術スタック)を使用した××アプリを開発
・Qiita:https://qiita.com/your-username
  ※技術記事を月2本ペースで投稿(累計5,000いいね)
・個人ブログ:https://your-blog.com
  ※技術的な学びや開発の振り返りを発信

GitHubで評価されるポイント

  • 定期的なコミット履歴(継続的な学習姿勢)
  • READMEの充実度(ドキュメンテーション能力)
  • コードの品質(命名規則、コメント、テストコード)
  • OSSへの貢献(プルリクエスト、Issue対応)

ポートフォリオサイトの作成

特にフロントエンドエンジニアの場合、自分で作成したWebサイトをポートフォリオとして公開することで、実力を直接示せます。

ポートフォリオに含めるべき内容

  • 自己紹介とスキル一覧
  • 制作物の一覧(スクリーンショット付き)
  • 各制作物の技術スタック、工夫した点
  • GitHubリポジトリへのリンク

注意点

  • 業務で作成したコードは掲載しない(機密情報漏洩のリスク)
  • 個人プロジェクトや学習用のコードを掲載
  • 最新の状態に保つ(古い情報のまま放置しない)

GitHubやポートフォリオは、職務経歴書では伝えきれない「コードを書く力」を直接示せる貴重な材料です。

定期的なアップデート習慣

職務経歴書は「一度作ったら終わり」ではありません。定期的に見直し、最新の経験やスキルを追加することで、いつでも転職活動を始められる状態を保ちましょう。

推奨されるアップデート頻度

  • 3ヶ月ごと:新しいプロジェクトや技術習得を追加
  • 半年ごと:全体の見直しと古い情報の削除
  • 転職活動前:応募企業に合わせたカスタマイズ

定期アップデートで記録すべきこと

  1. 新たに参加したプロジェクト
  2. 習得した新技術・資格
  3. 達成した成果(数値で記録)
  4. 後輩育成やメンタリング経験
  5. 社内勉強会の開催や技術記事の執筆

アップデートのコツ

  • プロジェクト終了時にすぐ記録する(記憶が新鮮なうちに)
  • 成果は数値とともにメモしておく
  • 日々の業務メモから職務経歴書に転記できる内容を抽出

定期的なアップデートにより、以下のメリットがあります。

  • 転職活動をスムーズに開始できる
  • 自分のキャリアを客観的に振り返れる
  • スキルの棚卸しができ、学習計画が立てやすい
  • 成果を忘れずに記録できる

職務経歴書を「常に最新の状態」に保つことで、突然の転職機会にも迅速に対応できます。


プロの添削で完成度を上げる|転職エージェントの活用法

職務経歴書を自分で作成した後、プロの視点から添削を受けることで、さらに完成度を高めることができます。特にエンジニア特化型の転職エージェントは、業界の採用トレンドや企業が求める人材像を熟知しており、的確なアドバイスを提供してくれます。

エンジニア特化型エージェントの職務経歴書添削サービス

転職エージェントの多くは、無料で職務経歴書の添削サービスを提供しています。エンジニア特化型エージェントであれば、技術的な内容も正しく理解した上でアドバイスをもらえるため、非常に有益です。

添削サービスの流れ

  1. 転職エージェントへの登録
    • Webサイトから基本情報を入力して登録
    • 職務経歴書の初稿を提出(完成していなくてもOK)
  2. キャリアアドバイザーとの面談
    • 対面またはオンラインで30分〜1時間程度
    • これまでの経歴や今後の希望をヒアリング
    • 職務経歴書の方向性を相談
  3. 職務経歴書の添削
    • 提出した職務経歴書に対してフィードバック
    • 修正案の提示
    • 企業目線での改善アドバイス
  4. 修正と再添削
    • アドバイスを元に修正
    • 必要に応じて複数回の添削が可能
添削サービスのメリット
  • 採用担当者の視点からフィードバックがもらえる
  • 業界の最新トレンドを反映できる
  • 自分では気づかない強みを発見できる
  • 企業ごとのカスタマイズ方法を教えてもらえる
  • 完全無料(転職成功時に企業からエージェントに報酬が支払われる仕組み)

添削サービスで改善されるポイント

プロの添削を受けることで、以下のようなポイントが改善されます。

1. 技術用語の適切な使用

  • 専門用語のレベルが応募企業に合っているか
  • 技術的な説明が正確か
  • 略語の使い方は適切か

採用担当者の技術レベルは企業によって異なります。技術に詳しくない人事担当者が読む場合と、CTOが直接読む場合では、使うべき用語のレベルが変わります。エージェントは、応募企業の選考フローを熟知しているため、適切なレベルにアドバイスしてくれます。

2. 成果の表現方法

  • 数値の示し方が効果的か
  • ビジネス貢献が明確に伝わるか
  • インパクトのある表現になっているか

自分では「普通の実績」と思っていることが、実は市場価値の高い経験だったということもあります。客観的な視点から、どの実績を強調すべきか、どう表現すれば響くかをアドバイスしてもらえます。

3. 構成の最適化

  • 情報の優先順位は適切か
  • 読みやすいレイアウトになっているか
  • ボリュームは適切か(多すぎない、少なすぎない)

エージェントは、数千件の職務経歴書を見てきた経験から、「読まれる職務経歴書」の構成を熟知しています。どの情報を前に持ってくるべきか、どこを簡潔にまとめるべきかといった構成面でのアドバイスが受けられます。

4. 企業ニーズとのマッチング

  • 応募企業が求めている経験・スキルが強調されているか
  • 企業文化に合った表現になっているか
  • 志望動機が企業にフィットしているか

エージェントは、企業の採用担当者と直接やり取りしているため、「この企業がどんな人材を求めているか」を詳細に把握しています。求人票には書かれていない情報も含めて、企業ニーズに合わせた職務経歴書の作り方をアドバイスしてくれます。

おすすめの転職エージェント比較

エンジニア転職に強い転職エージェントを3つ紹介します。それぞれ特徴が異なるため、自分に合ったエージェントを選びましょう。

レバテックキャリア|IT・Web業界特化

IT・Web業界に特化した転職エージェントで、エンジニア転職の支援実績が豊富です。

  • 特徴:年間3,000回以上の企業訪問で得た情報を基に、企業の開発環境や働き方を詳しく教えてもらえる
  • 強み:技術理解度の高いアドバイザーが多く、技術的な話が通じやすい
  • おすすめの人:Web系企業、スタートアップへの転職を考えている人

マイナビIT AGENT|幅広い求人

大手マイナビグループのIT専門エージェントで、求人数が豊富です。

  • 特徴:大手企業からベンチャーまで幅広い求人を保有
  • 強み:若手エンジニア(20代〜30代前半)の転職支援に強い
  • おすすめの人:初めての転職で、幅広い選択肢から検討したい人

Geekly(ギークリー)|ゲーム・Web系に強み

IT・Web・ゲーム業界に特化したエージェントです。

  • 特徴:ゲーム業界の求人に強く、エンタメ系企業への転職支援が得意
  • 強み:スピード感のある転職サポート(平均30日で内定)
  • おすすめの人:ゲーム業界、エンタメ系Web企業への転職を考えている人

複数登録のメリット 転職エージェントは複数登録することをおすすめします。

  • より多くの求人情報にアクセスできる
  • 複数のアドバイザーから多角的なアドバイスを受けられる
  • 相性の良いアドバイザーを選べる

エージェント活用時の注意点

転職エージェントを活用する際の注意点を理解し、効果的に利用しましょう。

複数登録のメリット
  • 求人の選択肢が広がる
  • 異なる視点からのアドバイスがもらえる
  • 相性の良いアドバイザーを見つけやすい

ただし、同じ企業に複数のエージェント経由で応募すると、企業側が混乱するため避けましょう。

添削依頼のタイミング
  • 初稿ができた段階で一度添削を依頼
  • 自分なりに修正した後、再度確認してもらう
  • 応募企業が決まったら、企業に合わせた最終チェックを依頼
エージェントとのコミュニケーション
  • 希望条件は正直に伝える
  • わからないことは遠慮せず質問する
  • フィードバックに対して納得できない場合は、理由を聞く

エージェントは転職のプロですが、最終的に決めるのはあなた自身です。アドバイスを参考にしつつ、自分の価値観に合った判断を大切にしましょう。


まとめ|エンジニアの職務経歴書は「実績の見える化」が鍵

エンジニアの職務経歴書作成において、最も重要なのは「技術力と実績を具体的に、わかりやすく伝えること」です。ここまで解説してきた内容を振り返り、すぐに実践できるポイントを整理します。

最重要ポイントの再確認

  1. 技術スキルは具体的に、実績は数値で
    • 「Java使用経験あり」ではなく「Java(Spring Boot)実務5年、月間100万PVのWebサービス開発」
    • 「パフォーマンス改善しました」ではなく「レスポンスタイムを3秒から1秒に短縮(67%改善)」
    • 数値で示すことで、客観的に評価されやすくなる
  2. プロジェクト単位で整理し、役割を明確に
    • プロジェクトごとに「概要・技術・役割・成果」を構造化
    • STAR法(Situation・Task・Action・Result)で具体的に記載
    • チーム規模、期間、自分の貢献度を明示
  3. 応募先企業に合わせたカスタマイズ
    • 求人票から求められるスキルを抽出
    • 該当する経験を職務要約や職務経歴で強調
    • 企業のニーズに合わせて情報の優先順位を変更
  4. 読みやすいレイアウトと適切なボリューム
    • A4用紙2〜3枚が目安
    • 箇条書き、表組みを活用して視認性を高める
    • 見出しの階層を明確にし、重要な情報を目立たせる
  5. プロの添削を活用して完成度を高める
    • エンジニア特化型エージェントに添削を依頼
    • 企業目線でのフィードバックを受ける
    • 複数回の修正で完成度を上げる

次のアクション

職務経歴書の作成は、自分のキャリアを振り返る良い機会でもあります。以下の手順で、すぐに行動を始めましょう。

  1. テンプレートをダウンロードして作成開始
    • この記事で紹介したテンプレートを活用
    • まずは職種に合ったサンプルを参考に、自分の情報を当てはめる
    • 完璧を目指さず、まずは初稿を完成させることを優先
  2. 転職エージェントの無料添削を活用
    • レバテックキャリア、マイナビIT AGENT、Geeklyなどに登録
    • 初稿ができた段階で添削を依頼
    • プロのフィードバックを受けて修正
  3. 定期的なアップデートで鮮度を保つ
    • 3ヶ月ごとに新しいプロジェクトや技術を追加
    • 常に「いつでも転職活動を始められる状態」を維持
    • 自分のキャリアを客観的に振り返る習慣を作る

職務経歴書は、あなたのこれまでの努力と成果を伝える重要な書類です。この記事で紹介したポイントを実践することで、採用担当者の目に留まり、書類選考を通過する職務経歴書を作成できます。

あなたの転職活動が成功することを心より願っています。


【補足】職務経歴書作成でよくある質問(FAQ)

職務経歴書作成の際によく寄せられる質問と回答をまとめました。作成前に確認しておくことで、迷わずスムーズに進められます。

職務経歴書の枚数は何枚が適切ですか?

A4用紙2〜3枚が最も適切です。

職務経歴書の適切な枚数は、経験年数やプロジェクト数によって異なりますが、一般的にはA4用紙2〜3枚が推奨されます。

  • 1枚以内:情報不足で判断材料が少なすぎる。経験が浅い場合(1〜2年目)でも最低2枚は書きましょう。
  • 2〜3枚:最適。必要な情報を網羅しつつ、採用担当者が読み切れる分量です。
  • 4枚以上:冗長で読む気が失せる可能性があります。重要度の低い情報を削り、3枚以内に収めましょう。

経験年数が10年以上あり、多数のプロジェクトに携わっている場合でも、3枚を目安にまとめることをおすすめします。古いプロジェクト(5年以上前)は簡潔に記載し、直近の経験を詳しく書くことでメリハリをつけましょう。

転職回数が多い場合、どのように書けばよいですか?

A. すべての職歴を記載しつつ、重要なプロジェクトに焦点を当てましょう。

転職回数が多い場合、正直にすべての職歴を記載することが基本です。履歴書と職務経歴書で齟齬があると、信頼性を損ねます。

書き方のコツ

  1. 職歴は時系列で正確に記載
    • すべての会社名と在籍期間を明記
    • 短期間(1年未満)の在籍でも省略しない
  2. 重要なプロジェクトを厳選して詳細に記載
    • すべての職場でのプロジェクトを同じ詳細度で書くと冗長になる
    • 応募企業に関連性が高いプロジェクトを3〜5個選び、詳しく記載
    • それ以外は簡潔にまとめる
  3. 転職理由を前向きに説明
    • 職務要約や自己PRで、一貫したキャリアの軸を示す
    • 「スキルアップのため」「○○の技術を深めるため」など、ポジティブな理由を記載
    • 面接で詳しく聞かれることを想定し、説明できるように準備

記載例

【職務経歴】

■株式会社C(2023年4月〜現在)
[詳細なプロジェクト記載]

■株式会社B(2021年10月〜2023年3月)
[詳細なプロジェクト記載]

■株式会社A(2019年4月〜2021年9月)
事業内容:受託Web開発
担当:Webアプリケーション開発(React、Node.js使用)
※詳細は省略。この期間でReactの基礎を習得しました。

転職回数が多いことは、多様な環境での経験があるというメリットでもあります。適応力の高さや幅広い技術経験をアピールしましょう。

未経験の技術は職務経歴書に書いてもよいですか?

実務未経験でも、学習中や個人プロジェクトで使用している技術は記載してOKです。

職務経歴書の技術スキル欄には、実務経験がある技術だけでなく、現在学習中の技術や個人プロジェクトで使用している技術も記載できます。ただし、実務経験との区別を明確にすることが重要です。

記載方法

  1. 実務経験と学習中を明確に区別
【技術スキル】

【実務経験のある技術】
・Java(Spring Boot):実務5年
・React:実務3年
・AWS(EC2、RDS、S3):実務4年

【学習中・個人プロジェクトで使用している技術】
・Go言語:個人プロジェクトで簡単なAPIサーバーを構築(Udemyコース修了)
・Kubernetes:書籍で学習中、ローカル環境で検証
・GraphQL:個人ブログサイトで実装経験あり
  1. 学習意欲をアピール
    • 自己PR欄で、継続的な学習習慣をアピール
    • 未経験技術を学んでいる理由(キャリアプランとの関連性)を説明
  2. 誇張や虚偽はNG
    • 「触ったことがある」程度の技術を「実務経験あり」と書くのは不可
    • 面接で深掘りされた際に答えられないと、信頼を損ねる

未経験技術を記載することで、学習意欲の高さや新しいことへの挑戦姿勢をアピールできます。特に、応募企業で使用されている技術を学習中であることを示せば、入社後の活躍イメージを持ってもらいやすくなります。

フリーランス経験はどのように記載すればよいですか?

正社員経験と同様に、プロジェクト単位で詳しく記載しましょう。

フリーランスとしての経験も、正社員と同じく貴重な実務経験です。プロジェクトごとに詳細を記載し、技術力や実績をしっかりアピールしましょう。

記載方法

【職務経歴】

■フリーランスエンジニア(2021年4月〜2024年3月)
雇用形態:個人事業主

●案件1:○○株式会社 Webアプリケーション開発支援
期間:2023年6月〜2024年3月(10ヶ月)
契約形態:業務委託(週5日常駐)

【プロジェクト概要】
BtoB SaaSサービスのフロントエンド開発を支援。React+TypeScriptを使用したSPA開発。

【開発環境】
・言語:TypeScript
・フロントエンド:React 18、Next.js 13
・状態管理:Redux Toolkit
・インフラ:Vercel

【担当フェーズ・役割】
・新機能の設計・実装
・既存コードのリファクタリング
・コードレビュー

【実績・成果】
・ユーザー管理機能を2週間で実装し、予定より1週間早く納品
・Lighthouse スコアを75点から90点に改善
・クライアントから契約延長の依頼を受け、10ヶ月間継続

---

●案件2:××株式会社 ECサイトリニューアル
期間:2021年10月〜2022年3月(6ヶ月)
契約形態:業務委託(リモート)

[同様の形式で記載]

フリーランス経験をアピールするポイント

  • 契約形態(常駐/リモート、業務委託/請負など)を明記
  • クライアント企業名(公開可能な場合)
  • 複数の案件を経験している場合、技術の幅広さをアピール
  • 自己管理能力、コミュニケーション能力(リモートワーク経験)

フリーランス経験は、自律性や多様な環境への適応力をアピールできる強みです。特に、複数のクライアントやプロジェクトを経験していれば、幅広い技術スタックや柔軟な対応力を示せます。

副業・個人開発の実績は記載すべきですか?

技術力のアピールになる場合は積極的に記載しましょう。

副業や個人開発の実績は、学習意欲の高さや技術への情熱を示す有効な材料です。特に以下の場合は記載を推奨します。

記載すべきケース

  • 公開しているWebサービスやアプリがある
  • OSSプロジェクトへの貢献実績がある
  • 技術ブログや技術記事の執筆
  • 副業でクライアントワークをしている
  • 個人開発で新しい技術を習得している

記載方法

【業務外活動】

●個人開発
・タスク管理Webアプリ「TaskMaster」の開発・公開
  技術スタック:Next.js、Supabase、Vercel
  URL:https://taskmaster-demo.com
  GitHub:https://github.com/your-username/taskmaster
  概要:個人のタスク管理を効率化するシンプルなWebアプリ。月間ユーザー数500人。

●OSS活動
・○○プロジェクトにバグ修正のプルリクエストを3件提出し、すべてマージされた
  GitHub:https://github.com/your-username

●技術発信
・Qiitaで技術記事を月2本ペースで投稿(累計5,000いいね、フォロワー800人)
  URL:https://qiita.com/your-username
・個人ブログで技術的な学びを発信(月間PV 3,000)
  URL:https://your-blog.com

●副業
・複数のクライアント向けにWebサイト制作(WordPress、HTML/CSS/JavaScript)
・2022年〜現在:月1〜2件のペースで受注

記載する際の注意点

  • 本業に支障がないことを前提に(面接で聞かれる可能性あり)
  • 本業の就業規則で副業が禁止されていないことを確認
  • 機密情報や業務で得た知識を個人開発に流用していないことを明確に

副業や個人開発の実績は、技術への熱意や自己学習能力の高さを示す強力な材料です。特に、実際に動くサービスを公開している場合は、GitHubやURLを記載することで、コードを直接見てもらうことができます。


以上で、エンジニアの職務経歴書の書き方について、網羅的に解説しました。この記事の内容を実践することで、採用担当者に響く職務経歴書が作成できます。あなたの転職活動の成功を心より願っています。

次のステップ

  1. 今すぐテンプレートをダウンロードして作成を開始
  2. 完成したら転職エージェントに添削を依頼
  3. フィードバックを反映して完成度を高める

【職種別】エンジニア職務経歴書の特化ポイント

エンジニアと一口に言っても、職種によってアピールすべきポイントは異なります。ここでは、主要なエンジニア職種ごとに、職務経歴書で特に強調すべき要素を解説します。

9-1. バックエンドエンジニアが強調すべきポイント

バックエンドエンジニアの職務経歴書では、以下の要素を重点的にアピールしましょう。

重視されるスキル・経験

  1. API設計・実装の経験
    • RESTful API設計の思想理解
    • GraphQL、gRPCなどの経験
    • API仕様書の作成能力
    • OpenAPI/Swagger での文書化
  2. データベース設計・最適化
    • テーブル設計、正規化の理解
    • インデックス設計とクエリ最適化
    • トランザクション制御
    • レプリケーション、シャーディング
  3. パフォーマンスチューニング
    • ボトルネック分析
    • キャッシュ戦略(Redis、Memcached)
    • 非同期処理、バッチ処理の実装
    • N+1問題の解決経験
  4. セキュリティ対策
    • 認証・認可の実装(OAuth、JWT)
    • SQLインジェクション、XSS対策
    • HTTPS、CORS設定
    • セキュリティアップデートの対応

記載例

【職務経歴】
●EC プラットフォームバックエンド開発

【担当業務】
・RESTful API設計・実装(20以上のエンドポイント)
・PostgreSQL データベース設計(50テーブル、正規化第3正常形)
・Redis によるキャッシュ層実装で、APIレスポンスタイムを60%短縮
・JWT ベースの認証システム構築
・バッチ処理によるレポート生成(1日1,000万レコード処理)

【技術的な工夫】
・N+1問題をEager Loading で解決し、クエリ数を90%削減
・接続プーリングとクエリ最適化により、DB負荷を40%軽減
・非同期ジョブ処理(Sidekiq)でユーザー体験を向上

バックエンドエンジニアは、目に見えない部分の設計・実装を担当するため、パフォーマンス改善やスケーラビリティ対応などの技術的な工夫を数値とともに示すことが重要です。

フロントエンドエンジニアが強調すべきポイント

フロントエンドエンジニアの職務経歴書では、ユーザー体験の向上とパフォーマンス最適化をアピールしましょう。

重視されるスキル・経験

  1. モダンなフレームワークの実践経験
    • React、Vue.js、Angularの深い理解
    • Hooks、Composition APIなど最新機能の活用
    • 状態管理(Redux、Zustand、Pinia)
    • SSR/SSG/ISRの理解と実装
  2. UI/UXへの深い理解
    • デザインシステムの構築・運用
    • Figmaなどデザインツールからの実装
    • レスポンシブデザイン、モバイルファースト
    • アニメーション、マイクロインタラクション
  3. パフォーマンス最適化
    • Core Web Vitals(LCP、FID、CLS)の改善
    • コード分割、遅延読み込み
    • 画像最適化(WebP、AVIF、srcset)
    • Lighthouse スコアの向上
  4. アクセシビリティ
    • WCAG 2.1準拠の実装
    • セマンティックHTML
    • スクリーンリーダー対応
    • キーボードナビゲーション

記載例

【職務経歴】
●大規模ECサイトフロントエンド刷新

【担当業務】
・React 18 + Next.js 14によるSPA開発
・デザインシステム構築(80以上の再利用可能コンポーネント)
・パフォーマンス最適化でLighthouse スコアを65点→95点に改善
・WCAG 2.1 AA準拠のアクセシブルなUI実装

【成果】
・ページ読み込み速度を4.2秒→1.3秒に短縮(70%改善)
・Core Web Vitals 全指標で「良好」を達成
・モバイルCV率が18%向上
・コンポーネント再利用率80%達成で開発工数30%削減

【技術的な工夫】
・React.memoとuseCallbackによる不要な再レンダリング防止
・動的インポートによるコード分割でFirst Load JS 40%削減
・next/imageによる自動画像最適化
・Storybookでのコンポーネントカタログ化

フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接触れる部分を担当するため、ユーザー体験の改善をビジネス指標(CV率、離脱率など)と結びつけて示すことが効果的です。

SRE/DevOpsエンジニアが強調すべきポイント

SRE/DevOpsエンジニアの職務経歴書では、信頼性向上と開発効率化の実績をアピールしましょう。

重視されるスキル・経験

  1. インフラの自動化・コード化
    • Infrastructure as Code(Terraform、CloudFormation)
    • 構成管理(Ansible、Chef、Puppet)
    • 環境構築の自動化
    • 再現性の高いインフラ
  2. CI/CDパイプライン構築
    • 自動テスト・デプロイの仕組み構築
    • GitHub Actions、Jenkins、CircleCI
    • デプロイ時間の短縮
    • ブルーグリーンデプロイ、カナリアリリース
  3. 監視・アラート体制の整備
    • メトリクス収集(Prometheus、Datadog)
    • ログ管理(ELK Stack、CloudWatch)
    • アラート設計と運用
    • SLI/SLO/SLAの定義と監視
  4. 可用性・信頼性の向上
    • 高可用性アーキテクチャ設計
    • 障害対応とポストモーテム
    • MTTR(平均復旧時間)の短縮
    • DR(災害復旧)対策

記載例

【職務経歴】
●SaaS基盤の信頼性向上プロジェクト

【担当業務】
・Terraformによるインフラのコード化(AWS環境全体)
・GitHub Actionsを使用したCI/CDパイプライン構築
・Datadogによる統合監視基盤の整備
・オンコール体制の確立とインシデント対応フローの整備

【成果】
・デプロイ時間を2時間→10分に短縮(92%削減)
・環境構築工数を3日→30分に短縮(99%削減)
・MTTR(平均復旧時間)を90分→15分に短縮(83%削減)
・稼働率を99.5%→99.95%に向上(年間ダウンタイムを半減)
・インフラコストを月間100万円→70万円に削減(30%削減)

【技術的な工夫】
・Terraformモジュール化で環境複製を10分で実現
・自動ロールバック機能でデプロイ失敗時の影響を最小化
・SLOベースのアラート設計で誤検知を80%削減
・Chaos Engineeringの導入で障害耐性を検証

SRE/DevOpsエンジニアは、開発チームの生産性向上とシステムの信頼性向上という2つの側面からの貢献を示すことが重要です。

モバイルアプリエンジニアが強調すべきポイント

モバイルアプリエンジニアの職務経歴書では、プラットフォーム固有の技術とユーザー体験の最適化をアピールしましょう。

重視されるスキル・経験

  1. プラットフォーム固有技術
    • iOS:Swift、SwiftUI、UIKit、Combine
    • Android:Kotlin、Jetpack Compose、Coroutines
    • クロスプラットフォーム:Flutter、React Native
  2. アプリストア最適化
    • アプリ審査対応(App Store、Google Play)
    • アプリサイズの最適化
    • リリースフローの構築
    • A/Bテストの実施
  3. パフォーマンス・UX最適化
    • 起動時間の短縮
    • メモリ管理、バッテリー消費最適化
    • オフライン対応
    • プッシュ通知の実装
  4. アーキテクチャ設計
    • MVVM、Clean Architecture
    • 依存性注入(DI)
    • テスタビリティの高い設計
    • モジュール化

記載例

【職務経歴】
●フィットネスアプリiOS版開発

【担当業務】
・Swift + SwiftUIによるiOSアプリ新規開発
・MVVM + Clean Architectureによる設計・実装
・Firebase連携(Authentication、Firestore、Analytics)
・HealthKitとの連携で歩数・心拍数データ取得
・App Store審査対応とリリース管理

【成果】
・App Store評価4.7/5.0を獲得(レビュー数3,000件)
・アプリ起動時間を2.5秒→0.8秒に短縮(68%改善)
・クラッシュ率を0.5%→0.05%に改善(90%削減)
・MAU(月間アクティブユーザー)10万人を突破
・リリースサイクルを月1回→週1回に短縮

【技術的な工夫】
・Combineによるリアクティブプログラミングで状態管理を簡潔化
・ローカルキャッシュ実装でオフライン対応
・Fastlaneによるリリース自動化
・SwiftLintでコード品質を担保

モバイルアプリエンジニアは、アプリストアでの評価やユーザー数など、ビジネス成果と直結する指標を示すことが効果的です。

QA/テストエンジニアが強調すべきポイント

QA/テストエンジニアの職務経歴書では、品質保証の仕組み構築と効率化をアピールしましょう。

重視されるスキル・経験

  1. テスト戦略の立案・実行
    • テスト計画書の作成
    • テストケース設計
    • リグレッションテスト
    • 探索的テスト
  2. テスト自動化
    • E2Eテスト自動化(Selenium、Playwright、Cypress)
    • APIテスト自動化(Postman、REST Assured)
    • 負荷テスト(JMeter、Gatling、Locust)
    • CI/CDへの組み込み
  3. 品質メトリクスの管理
    • バグ検出率、カバレッジ
    • テスト密度
    • 品質ダッシュボードの構築
    • 品質改善提案
  4. 開発プロセスへの関与
    • シフトレフト(早期テスト)の推進
    • テスト駆動開発(TDD)のサポート
    • バグトリアージ
    • リリース判定

記載例

【職務経歴】
●Webサービス品質保証体制の構築

【担当業務】
・テスト戦略の立案とテストプロセスの標準化
・Playwright によるE2Eテスト自動化(200ケース実装)
・JMeterによる負荷テスト実施と性能要件の定義
・CI/CDパイプラインへの自動テスト組み込み
・品質メトリクスダッシュボードの構築(Tableau)

【成果】
・本番環境での致命的バグ発生率を月5件→0件に削減
・テスト実行時間を8時間→30分に短縮(94%削減)
・リグレッションテストの自動化率を20%→85%に向上
・テストカバレッジを45%→80%に向上
・リリースサイクルを月1回→週1回に短縮(品質を維持したまま)

【技術的な工夫】
・Page Object Modelによる保守性の高いテストコード設計
・テストデータ自動生成による効率化
・並列実行による実行時間短縮
・Slack連携による自動テスト結果通知

QA/テストエンジニアは、品質向上と効率化の両面での貢献を数値で示すことが重要です。


【経験年数別】職務経歴書の書き方戦略

エンジニアとしての経験年数によって、アピールすべきポイントや書き方の戦略は異なります。ここでは、経験年数別の効果的なアプローチを解説します。

経験1〜3年目:成長過程と学習意欲をアピール

若手エンジニアの職務経歴書では、現時点でのスキルだけでなく、成長スピードと今後のポテンシャルをアピールすることが重要です。

アピールすべきポイント

  1. 学習スピードと適応力
    • 新しい技術を短期間で習得した経験
    • 研修やOJTでの成長過程
    • フィードバックを活かした改善
  2. 基礎的な技術力の証明
    • コードレビューでの指摘減少率
    • テストコードのカバレッジ
    • 設計パターンの理解と適用
  3. 積極性と自律性
    • 自主的な技術学習
    • 社内勉強会への参加・発表
    • 改善提案の実施
  4. チームワークとコミュニケーション
    • 先輩エンジニアとの協働
    • ドキュメント作成
    • 質問力と問題解決プロセス

記載例

【職務要約】
Webアプリケーション開発エンジニアとして2年の実務経験があります。新卒入社後、3ヶ月の研修でJavaとSpring Bootの基礎を習得し、その後実プロジェクトにアサインされました。当初はコードレビューで多くの指摘を受けましたが、指摘内容をノートにまとめて復習し、6ヶ月後には指摘件数を70%削減しました。直近のプロジェクトでは、ユーザー管理機能の設計・実装を一人で担当し、予定より1週間早く完成させました。

【自己PR】
●高速な学習とフィードバックの活用
入社当初、先輩エンジニアからのコードレビューで「変数名が不適切」「メソッドが長すぎる」といった指摘を多く受けました。指摘内容をExcelにまとめて分類し、「命名規則」「関数設計」「エラーハンドリング」など カテゴリ別に復習しました。また、優れたOSSのコードを読んで学び、社内の推奨コーディング規約も熟読しました。その結果、3ヶ月後にはコードレビューの指摘件数が平均15件から5件に減少し、半年後には他のメンバーのコードレビューを任されるようになりました。この経験から、フィードバックを真摯に受け止め、体系的に学習することの重要性を学びました。

●業務外での継続的な技術学習
業務で使用する技術の理解を深めるため、平日は毎日1時間、休日は3〜4時間を技術学習に充てています。Udemyで「Spring Boot完全ガイド」「React実践講座」などを修了し、学んだ内容を個人プロジェクトで実践しています。また、技術書を月2冊のペースで読み、重要な箇所はNotionにまとめています。Qiitaでも学んだ内容をアウトプットしており、これまでに15本の記事を投稿し、累計800いいねを獲得しました。今後も継続的な学習を通じて、フルスタックエンジニアとして活躍できるスキルを身につけたいと考えています。

若手エンジニアは、実績の絶対量では中堅・ベテランに及びませんが、成長スピードとポテンシャルをアピールすることで、「伸びしろがある」と評価してもらえます。

経験4〜7年目:専門性と問題解決力をアピール

中堅エンジニアの職務経歴書では、特定領域での深い専門性と、複雑な問題を解決した実績をアピールしましょう。

アピールすべきポイント

  1. 技術的な深さと専門性
    • 特定技術領域でのエキスパート性
    • 複雑なアーキテクチャ設計
    • パフォーマンスチューニングの実績
    • 技術選定の経験
  2. 問題解決力
    • 複雑な技術的課題の解決事例
    • トラブルシューティング
    • レガシーコードのリファクタリング
    • 技術的負債の解消
  3. リーダーシップとメンタリング
    • 小規模チームのリード経験
    • 後輩エンジニアの育成
    • コードレビューと技術指導
    • 技術的な意思決定
  4. ビジネス貢献
    • 技術的改善によるビジネス成果
    • コスト削減
    • 開発効率化
    • 品質向上

記載例

【職務要約】
Webアプリケーション開発エンジニアとして7年の実務経験があり、バックエンド開発を専門としています。特にパフォーマンスチューニングと大規模データ処理を得意とし、直近のプロジェクトでは月間1億リクエストを処理するAPIサーバーの設計・実装を主導しました。データベース最適化とキャッシュ戦略により、レスポンスタイムを平均3秒から0.5秒に短縮(83%改善)し、サーバーコストを月間200万円削減しました。また、3名のジュニアエンジニアのメンターとして、コードレビューと技術指導を担当しています。

【自己PR】
●大規模システムのパフォーマンスチューニング
入社5年目に、ユーザー数急増により深刻なパフォーマンス問題が発生しているプロジェクトにアサインされました。APIのレスポンスタイムが平均5秒と遅く、ピーク時にはタイムアウトが頻発する状況でした。まず、New Relicとスロークエリログを使用して徹底的なボトルネック分析を実施。その結果、以下の問題を特定しました:
1) N+1問題により、1リクエストあたり平均200回のSQLクエリが実行されている
2) インデックスが不足しており、フルテーブルスキャンが発生している
3) アプリケーション層でのキャッシュが未実装

これらの問題に対し、3ヶ月かけて段階的に改善を実施:
- Eager Loadingの導入でクエリ数を200回→5回に削減(97.5%削減)
- 頻繁にアクセスされるカラムに複合インデックスを追加
- Redisによるクエリキャッシュとセッションストアの実装
- データベース接続プーリングの最適化

結果として、APIレスポンスタイムを平均5秒から0.8秒に短縮(84%改善)し、ピーク時のエラー率を15%から0.1%以下に削減しました。また、サーバー台数を20台から12台に削減でき、月間のインフラコストを200万円削減しました。この経験から、計測→分析→改善→検証のサイクルを確立し、現在はこの手法を他のメンバーにも共有しています。

中堅エンジニアは、単に「できる」だけでなく、「高度な課題を解決できる」「チームに技術的な貢献ができる」ことを示すことが重要です。

経験8年目以降:マネジメントとアーキテクチャをアピール

ベテランエンジニアの職務経歴書では、技術的なリーダーシップとシステム全体を見渡す視点をアピールしましょう。

アピールすべきポイント

  1. アーキテクチャ設計
    • システム全体のアーキテクチャ設計
    • マイクロサービス化
    • スケーラビリティ対応
    • 技術選定と技術戦略
  2. チームマネジメント
    • 開発チームのリード・マネジメント
    • 採用・育成
    • プロジェクト計画と進行管理
    • ステークホルダーとの調整
  3. 組織への技術的貢献
    • 技術標準化
    • 開発プロセス改善
    • 技術戦略の立案
    • 技術的な意思決定
  4. ビジネス視点
    • 経営層への技術提案
    • ROIを意識した技術投資
    • リスク管理
    • 中長期的な技術戦略

記載例

【職務要約】
Webアプリケーション開発エンジニアとして10年の実務経験があり、直近5年間はテックリードとして技術的なリーダーシップを担当しています。12名の開発チームを統括し、システムアーキテクチャ設計から技術選定、メンバー育成まで幅広く担当してきました。レガシーなモノリシックアーキテクチャをマイクロサービスに段階的に移行するプロジェクトを主導し、デプロイ頻度を月1回から週5回に向上させ、新機能開発のリードタイムを50%短縮しました。また、採用活動にも携わり、2年間で8名のエンジニアを採用・育成しました。

【自己PR】
●レガシーシステムのモダン化とチーム生産性向上
入社8年目に、10年以上運用されているモノリシックなWebアプリケーションの技術的負債が深刻化し、新機能開発に3ヶ月以上かかる状況になっていました。私はテックリードとして、システム全体のモダン化プロジェクトを主導することになりました。

まず、技術的負債の可視化と優先順位付けを実施しました:
- コードベースの静的解析(SonarQube)で循環的複雑度の高いモジュールを特定
- テストカバレッジが10%未満で、変更時のリグレッションリスクが高い
- デプロイに2時間かかり、失敗時のロールバックが困難
- 単一のデータベースがボトルネックとなり、スケールが困難

これらの課題に対し、3年計画でモダン化を推進:

【Phase 1: 基盤整備(6ヶ月)】
- CI/CDパイプライン構築でデプロイ時間を2時間→15分に短縮
- テストコード整備でカバレッジを10%→70%に向上
- Dockerコンテナ化でローカル環境構築を3日→30分に短縮

【Phase 2: マイクロサービス化(18ヶ月)】
- ドメイン駆動設計(DDD)による境界付けられたコンテキストの特定
- Strangler Figパターンで段階的にマイクロサービスを分離
- API Gateway導入でルーティングとアクセス制御を集約
- サービス間通信を非同期メッセージング(RabbitMQ)で疎結合化

【Phase 3: 組織体制の変更(12ヶ月)】
- チームを機能別からサービス別に再編成
- 各サービスに対する責任範囲の明確化
- アジャイル開発の導入(スクラム)
- テックカンファレンス参加やOSS活動の推奨

結果として以下の成果を達成:
- デプロイ頻度:月1回→週5回(開発サイクルの高速化)
- 新機能開発リードタイム:平均3ヶ月→6週間(50%短縮)
- 本番環境での致命的障害:年12件→年1件(92%削減)
- 開発者の生産性向上:開発者満足度調査で5点満点中4.5点
- エンジニア定着率:70%→95%に向上

この経験から、技術的な改善だけでなく、組織体制やプロセスも含めた総合的なアプローチの重要性を学びました。現在は、これらの知見を活かし、さらに大規模なシステムのアーキテクチャ設計とエンジニア組織の成長に貢献したいと考えています。

ベテランエンジニアは、個人の技術力だけでなく、チームや組織全体を技術的にリードした実績を示すことが重要です。


よくあるトラブルと対処法

職務経歴書作成や提出時に遭遇しがちなトラブルと、その対処法を紹介します。

書くことが少なく感じる場合

原因

  • 経験年数が浅い
  • プロジェクト数が少ない
  • 担当範囲が限定的だった

対処法

  1. 業務を細分化して記載
    • 「開発業務」と一言で済ませず、「要件定義→設計→実装→テスト」と分解
    • 担当した機能を具体的に列挙
  2. 学習過程を記載
    • 研修内容やOJTで学んだこと
    • 技術書やオンライン講座での学習
    • 個人プロジェクトや勉強会参加
  3. 小さな改善も実績として記載
    • 「バグ修正時にテストコードも追加し、カバレッジを5%向上」
    • 「ドキュメント不足を感じ、README を整備」
  4. 自己PRで今後の展望を語る
    • 現時点での実績は少なくても、学習意欲や成長スピードをアピール

12-2. 守秘義務があり詳細を書けない場合

原因

  • NDAで具体的なプロジェクト名や数値を公開できない
  • 顧客情報や機密情報が含まれる

対処法

  1. 一般化して記載
    • 「○○社向けシステム」→「大手製造業向けシステム」
    • 「△△サービス」→「BtoB SaaSサービス」
  2. 相対的な数値で示す
    • 「売上1億円向上」→「売上を20%向上」
    • 「ユーザー数10万人」→「ユーザー数を50%増加」
  3. 技術的な内容に焦点を当てる
    • ビジネス内容よりも、使用技術や解決した技術的課題を詳しく記載
  4. 面接で詳細を説明する前提で記載
    • 職務経歴書では概要のみ記載
    • 「詳細は面接にてお話しいたします」と添える

12-3. 転職回数が多く説明が必要な場合

原因

  • 複数回の転職経験
  • 短期間での退職

対処法

  1. すべての職歴を正直に記載
    • 隠すと後でバレてトラブルになる
    • 履歴書と職務経歴書で齟齬がないようにする
  2. 一貫したキャリアの軸を示す
    • 職務要約で「○○技術を深めるため」など、キャリアの方向性を明示
    • 転職がスキルアップに繋がっていることを示す
  3. 各職場での学びを記載
    • 短期間でもその職場で得たスキルや経験を具体的に記載
    • 「A社でReactの基礎を習得→B社でReactを使った大規模開発を経験→C社でReactのアーキテクチャ設計を担当」のようにストーリーを作る
  4. 今後は腰を据えて働く意思を示す
    • 自己PRや今後のキャリアプランで、長期的に貢献したい意思を明確に

12-4. ブランク期間がある場合

原因

  • 転職活動の長期化
  • 病気療養
  • 家族の介護
  • 留学やスキルアップ期間

対処法

  1. ブランク期間を正直に記載
    • 隠さず、履歴書に記載
  2. 期間中の活動を説明
    • 技術学習を続けていた
    • 個人プロジェクトを開発していた
    • オンライン講座を受講していた
  3. 復帰後の意欲を示す
    • 現在は問題なく働ける状態であることを明示
    • ブランクを経て得た気づきや成長を記載
  4. 面接で説明する準備
    • ブランクの理由を簡潔に説明できるようにしておく

以上で、エンジニアの職務経歴書作成に関する包括的なガイドを完成させました。

この記事の内容を実践することで、採用担当者の目に留まる、質の高い職務経歴書を作成できるはずです。あなたの転職活動が成功し、理想のキャリアを実現されることを心より願っています。

最後に大切なこと

職務経歴書は、あなたのこれまでの努力と成長の証です。完璧を目指すあまり作成が進まないよりも、まずは初稿を完成させ、少しずつ改善していくことが大切です。そして、転職エージェントのプロの視点からフィードバックを受けることで、さらに完成度を高めることができます。

今すぐ行動を始めましょう。あなたの次のキャリアステップが、素晴らしいものになりますように。