「WordPressのサーバーを移行したいけれど、手順が複雑そうで不安…」「移行に失敗してデータが消えたらどうしよう…」とお悩みではありませんか。WordPressのサーバー移行は、正しい手順とツールを選べば初心者でも簡単に完了できます。本記事では、プラグインを使った最短手順から手動移行、レンタルサーバーの簡単移行機能まで、2026年最新の情報をもとに全方法を網羅的に解説します。移行後のSEO対策や失敗を防ぐチェックリストも掲載していますので、ぜひ最後までお読みいただき、安心・確実なサーバー移行を実現してください。
WordPressのサーバー移行とは、現在WordPressサイトが稼働しているサーバー(移行元)から、別のサーバー(移行先)にサイトのすべてのデータを移動させる作業のことです。「サーバー引っ越し」や「サーバー移転」とも呼ばれますが、意味は同じです。
多くの方が「専門知識がないとできないのでは?」と感じますが、現在は移行専用のプラグインやレンタルサーバーの自動移行機能が充実しており、FTPやデータベースに触れたことがない方でも対応できるようになっています。
サーバー移行で重要なのは、「何を移すのか」を正確に理解することです。移すデータの全体像が分かれば、どの方法を選んでもスムーズに作業を進められます。移行の仕組み自体はシンプルで、「旧サーバーからデータを取り出し、新サーバーに入れ直す」という流れが基本です。
サーバー移行で移すデータは3種類だけ
WordPressサイトのサーバー移行で必要なデータは、大きく分けて3種類しかありません。この3種類を正しく移行すれば、新サーバー上でサイトがそのまま再現されます。
| データの種類 | 具体的な内容 | 保存場所 |
|---|---|---|
| WordPressファイル | テーマ、プラグイン、画像、WordPress本体のシステムファイル(wp-contentフォルダ等) | サーバーのディレクトリ |
| データベース | 記事本文、固定ページ、コメント、各種設定情報、ユーザー情報 | MySQL(MariaDB)データベース |
| ドメイン・DNS設定 | ドメインの向き先(ネームサーバー)、SSL証明書 | ドメイン管理会社 |
プラグインを使った移行では、上記の「WordPressファイル」と「データベース」をひとまとめにエクスポートしてくれるため、手動でファイルを分けて操作する必要がありません。一方、手動移行の場合はそれぞれ別々にバックアップとアップロードを行います。どの方法を選ぶかによって作業の細かさは変わりますが、移す対象はこの3つだけという点は共通です。
ドメインそのままで移行できる?→できる(URLは変わらない)
結論として、ドメインはそのままでサーバーだけを移行できます。サイトのURLが変わることはありません。
サーバー移行とドメイン変更はまったく別の作業です。サーバー移行はあくまで「サイトを載せている土台を変える作業」であり、ドメイン(サイトのURL)は移行前後で変わりません。訪問者やGoogleの検索結果にも影響なく、これまで通りのURLでサイトにアクセスできます。
移行時に行うのは、ドメインの「向き先(ネームサーバー)」を旧サーバーから新サーバーに変更する手続きだけです。これはドメイン管理画面から数分で完了する簡単な作業です。なお、サーバー移行とは別にドメインの管理会社も一緒に変更する「ドメイン移管」という手続きもありますが、これは必須ではなく任意の作業です。
サーバー移行は「何となく」で行うものではなく、明確な理由がある場合に検討すべきです。以下の5つのサインに1つでも当てはまる場合は、サーバー移行を真剣に検討するタイミングといえます。
サイトの表示速度が3秒以上かかっている
サイトの表示速度が遅いと感じたら、サーバー移行を検討すべき最も分かりやすいサインです。
Googleの調査によると、ページの読み込み時間が1秒から3秒に増えるだけで、サイトから離れてしまう訪問者の割合(直帰率)が32%も増加します。さらに5秒になると90%増加し、表示速度はアクセス数やコンバージョンに直結します。
表示速度の確認には「Google PageSpeed Insights」(https://pagespeed.web.dev/)が便利です。特に「TTFB(Time To First Byte)」の値が1.0秒以上の場合、サーバーの応答速度自体に問題がある可能性が高く、画像の圧縮やキャッシュプラグインでは根本的な解決が難しいため、サーバー自体の変更が有効な対策になります。
アクセス集中時に503エラーやサーバーダウンが起きる
テレビやSNSで紹介された際のアクセス集中時に、サイトが表示されなくなる(503エラーが出る)場合は、現在のサーバーの処理能力が不足しています。
503エラーは「サーバーが一時的にリクエストを処理できない状態」を意味します。せっかくの大量アクセスというビジネスチャンスに、サイトが表示できないのは最大の機会損失です。共用サーバーで他のユーザーの影響を受けやすい環境に置かれている場合は、より安定性の高いサーバーへの移行を検討しましょう。
サーバーの月額料金が割高に感じる
数年前に契約したサーバーと同等以上のスペックが、現在はより安価に提供されているケースは珍しくありません。レンタルサーバー業界は技術革新のスピードが速く、以前は月額2,000円クラスの性能が現在では月額500〜1,000円程度で手に入ることもあります。
年に1回程度、自分が使っているサーバーの料金とスペックを他社と比較してみましょう。同等のスペックを持つ他社サーバーのほうが明らかに安い場合は、移行するだけで月々の固定費を削減できます。
PHPバージョンが古く(8.1以前)セキュリティリスクがある
WordPressはPHPで動作しており、PHPのバージョンが古いとセキュリティリスクが高まります。以下の表で、現在のPHPサポート状況を確認してください。
| PHPバージョン | セキュリティサポート終了日 | 現在の状態 |
|---|---|---|
| PHP 8.0以前 | 2023年11月以前に終了済み | サポート完全終了(危険) |
| PHP 8.1 | 2024年11月25日 | サポート完全終了(危険) |
| PHP 8.2 | 2026年12月31日 | セキュリティサポートのみ |
| PHP 8.3 | 2027年12月31日 | 推奨 |
| PHP 8.4 | 2028年12月31日 | 推奨 |
現在利用しているサーバーがPHP 8.3以上に対応していない場合、セキュリティリスクを回避するためにもサーバー移行を検討する必要があります。PHPバージョンはWordPressダッシュボードの「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」から確認可能です。
利用中サーバーのサービス終了が告知された
利用しているレンタルサーバーのサービス自体が終了する場合は、移行は必須となります。通知を受けてから終了日までは通常数ヶ月程度の猶予があるものの、余裕を持った移行計画が必要です。
サービス終了の告知があった場合、終了日までに移行を完了できなければ、サイトが表示されなくなるだけでなく、積み上げてきた記事・画像などのデータがすべて失われる可能性があります。告知を受けたらすぐに新サーバーの選定と移行計画を始めましょう。
WordPressのサーバー移行には、大きく分けて4つの方法があります。それぞれ難易度や費用が異なるため、自分のスキルレベルやサイトの規模に合った方法を選ぶことが重要です。
方法①:プラグインを使う(初心者おすすめ)
移行専用のプラグインを使う方法は、初心者にもっともおすすめの方法です。WordPress管理画面の操作だけでサイト全体を移行でき、FTPやデータベースの知識は不要です。
代表的なプラグインである「All-in-One WP Migration」を使えば、旧サーバーで「エクスポート」→ 新サーバーで「インポート」のたった2ステップで移行が完了します。テーマ、プラグイン、画像、記事、設定など、サイトを構成するすべてのデータをひとつのファイルにまとめてくれるため、移行漏れの心配もほとんどありません。
ただし、無料版にはインポートできるファイルサイズに上限がある場合があります。サイトのデータ量が大きい場合は、有料版の購入または別のプラグインの利用を検討してください。
方法②:レンタルサーバーの簡単移行機能を使う
移行先のレンタルサーバーが「WordPress簡単移行」のような機能を提供している場合、それを利用するのが最も手軽な方法です。移行元のWordPressログイン情報を入力するだけで、サーバー側が自動でデータをコピーしてくれます。
プラグインのインストールさえ不要で、サーバー会社が自社環境に合わせて開発したツールのため互換性の問題も起きにくいのが特徴です。エックスサーバー、ConoHa WING、ロリポップ、シンレンタルサーバーなどが対応しています。
一方で、移行元サイトの構成やプラグインの組み合わせによってはエラーが発生する場合があります。また、利用条件(WordPressバージョンの下限など)が指定されていることもあるため、事前にマニュアルで確認しておくことが大切です。
方法③:手動で移行する(FTP+phpMyAdmin)
FTPソフトでWordPressファイルを転送し、phpMyAdmin(またはmysqldumpコマンド)でデータベースを移行する方法です。サーバーの仕組みやWordPressの構造を理解しているエンジニア・上級者向けの方法です。
プラグインの容量制限やサーバーの自動移行機能の制約を受けないため、どんな規模のサイトでも対応できる万能な方法です。また、移行作業をすべて自分で管理できるので、細かいカスタマイズや特殊な環境にも柔軟に対応できます。
ただし、作業工程が多く、wp-config.phpの編集ミスやデータベースのインポートエラーなど、知識不足による失敗リスクがあります。初心者が無理に手動移行を行うのは避けたほうが安全です。
方法④:移行代行サービスに依頼する
WordPressの移行をすべてプロの業者に任せる方法です。費用は発生しますが、自分で作業する必要がないため、時間がない方や移行に不安がある方に向いています。
費用の目安は1万円〜5万円程度で、サイトの規模や作業内容によって異なります。作業ミスのリスクが低く、万が一トラブルが起きても専門家が対応してくれるという安心感があります。一方で、WordPress管理画面のログイン情報やサーバーのアクセス情報を第三者に預ける必要がある点には注意が必要です。
【比較表】4つの方法を費用・難易度・所要時間・容量制限で比較
| 比較項目 | プラグイン | サーバー簡単移行機能 | 手動移行 | 移行代行サービス |
|---|---|---|---|---|
| 費用 | 無料〜数千円 | 無料(サーバー契約に含まれる) | 無料 | 1万〜5万円 |
| 難易度 | 低い(初心者向け) | 非常に低い(初心者向け) | 高い(上級者向け) | なし(業者が対応) |
| 所要時間 | 30分〜2時間 | 数分〜30分 | 2時間〜半日 | 1日〜1週間 |
| 容量制限 | あり(無料版は制限あり) | サーバーによる | なし | なし |
| FTP/DB知識 | 不要 | 不要 | 必須 | 不要 |
| 対応サイト規模 | 小〜中規模 | 小〜中規模 | すべて | すべて |
「4つの方法があることは分かったけれど、結局自分はどれを選べばいいの?」と迷う方は多いはずです。サイトの規模や状況によって最適な方法は異なります。以下を参考に、自分に合った移行方法を選んでください。
小規模サイト(〜100記事・画像少なめ)→ プラグインが最適
記事数が100以下で画像も少なめのサイトは、データ容量が小さいため、プラグインの無料版で十分に対応できます。特に「All-in-One WP Migration」はエクスポートとインポートの2ステップだけで移行が完了するため、WordPress初心者でも迷うことなく進められます。
移行先サーバーに「簡単移行機能」がある場合は、そちらを優先的に使うのもおすすめです。プラグインのインストールすら不要で、ログイン情報を入力するだけで自動移行が完了します。
中規模サイト(100〜500記事)→ サーバー簡単移行機能 or Duplicator
記事数が数百を超えるサイトになると、All-in-One WP Migrationの無料版では容量制限に引っかかる場合があります。この場合は、レンタルサーバーの簡単移行機能を使うか、「Duplicator」のような大容量対応のプラグインを利用するのが効率的です。
Duplicatorはサイト全体をパッケージ化して移行でき、マルチパートでの分割エクスポートにも対応しています。プラグインの操作に多少の慣れが必要ですが、FTPやデータベースの直接操作は不要なため、中級者でも安心して使えます。
大規模サイト(500記事以上・画像多数)→ 手動移行 or 代行サービス
記事数が500を超えたり、大量の画像や動画を抱えるサイトは、プラグインではタイムアウトやエラーが発生しやすくなります。このような場合は、FTPとphpMyAdminを使った手動移行が確実です。サーバーの操作に不安がある場合は、プロの移行代行サービスに依頼するのが安全な選択です。
手動移行であればプラグインの容量制限に左右されず、サイト全体を確実にコントロールしながら移行できます。WP-CLIを活用すれば、URL一括置換などの作業もコマンド一つで効率的に処理できます。
WordPressのサーバー移行に使えるプラグインは複数ありますが、ここでは特に利用者が多く信頼性の高い4つのプラグインを紹介します。それぞれ特徴が異なるため、自分のサイト規模や要件に合ったものを選んでください。
All-in-One WP Migration ── 操作が最もシンプル
All-in-One WP Migration(https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-wp-migration/)は、WordPressの移行プラグインの中で最もシンプルな操作性を誇ります。旧サーバーで「エクスポート」を実行し、生成された.wpressファイルを新サーバーで「インポート」するだけで移行が完了します。
データベース、テーマ、プラグイン、メディアファイルをすべてひとまとめにしてくれるため、移行漏れが起きにくいのが特徴です。WordPressの管理画面から操作が完結するため、FTPやphpMyAdminを使う必要がありません。ただし、無料版にはインポート時のファイルサイズに上限があるため、データ量の多いサイトでは有料版の購入が必要になる場合があります。
Duplicator ── 大容量にも対応する定番プラグイン
Duplicator(https://ja.wordpress.org/plugins/duplicator/)は、世界中で150万以上のサイトで利用されている移行プラグインの定番です。サイト全体を「パッケージ」としてアーカイブ化し、インストーラースクリプトと一緒にダウンロードできます。
Pro版ではマルチパートでの分割エクスポートやクラウドストレージ(Dropbox、Google Drive、Amazon S3など)への直接保存にも対応しており、大容量サイトの移行に強いのが特徴です。設定項目がやや多いため、初めて使う場合はAll-in-One WP Migrationと比べてやや慣れが必要です。
Migrate Guru ── サーバー間直接転送で大規模サイト向け
Migrate Guru(https://ja.wordpress.org/plugins/migrate-guru/)は、Blogvault社が提供する移行プラグインで、サーバー間で直接データを転送する仕組みが最大の特徴です。ローカルPCにファイルをダウンロードする工程が不要なため、大規模サイトでもタイムアウトの心配がありません。
無料で利用でき、最大200GBまでのサイトに対応しています。操作もシンプルで、移行元サイトにプラグインをインストールして移行先のサーバー情報を入力するだけです。ただし、同じサーバー内での移行やローカル環境への移行には対応していません。
UpdraftPlus ── バックアップと移行を一元管理
UpdraftPlus(https://ja.wordpress.org/plugins/updraftplus/)は、バックアップ機能がメインのプラグインですが、移行機能も備えています。Google Drive、Dropbox、Amazon S3などのクラウドストレージと連携でき、バックアップデータを使ってサイトを復元・移行できます。
日常的なバックアップと移行を一つのプラグインで管理したい場合に便利です。移行専用のプラグインと比べると移行時の操作ステップがやや多くなりますが、移行完了後もそのままバックアッププラグインとして使い続けられる点はメリットです。
【比較表】4つの移行プラグインの容量制限・料金・特徴
| プラグイン名 | 無料版の容量制限 | 有料版の価格 | 特徴 | 最適なケース |
|---|---|---|---|---|
| All-in-One WP Migration | あり(インポート時に上限) | 年額$69〜 | 操作が最もシンプル | 小〜中規模サイト |
| Duplicator | 500MB(無料版) | 年額$49.50〜 | パッケージ化・分割対応 | 中〜大規模サイト |
| Migrate Guru | 200GBまで無料 | 無料(Blogvaultの有料プランあり) | サーバー間直接転送 | 大規模サイト |
| UpdraftPlus | 制限なし(手動設定が必要) | 年額$70〜 | バックアップ+移行の一元管理 | 日常バックアップも兼ねたい場合 |
ここからは、初心者にもっともおすすめの「All-in-One WP Migration」を使って、実際にWordPressのサーバー移行を行う手順を6ステップで解説します。FTPやデータベースの操作は一切不要です。
STEP1:移行前のバックアップを取得する
移行作業を始める前に、必ず旧サーバーのフルバックアップを取得してください。バックアップは移行の「保険」であり、万が一トラブルが発生してもバックアップがあれば元の状態に復元できます。
バックアップの取得方法は、利用中のサーバーが提供するバックアップ機能を使うか、「BackWPup」や「UpdraftPlus」などのバックアッププラグインを利用します。バックアップデータはサーバー上だけでなく、PCやクラウドストレージにもコピーを保存しておくと安心です。
STEP2:新サーバーを契約してドメインを追加する
新しいレンタルサーバーを契約し、移行するドメインを追加します。この時点ではドメインのネームサーバーは変更しません。旧サーバーの契約も残したままにしてください。新旧サーバーの契約期間を最低1ヶ月は重複させることで、万が一の際のロールバック先を確保できます。
ドメインの追加と同時に、SSL(https)の設定も済ませておきましょう。DNS切り替え後にSSLが設定されていないと、ブラウザでセキュリティエラーが表示されてしまいます。
STEP3:旧サーバーでAll-in-One WP Migrationをインストール→エクスポート
旧サーバーのWordPress管理画面にログインし、「プラグイン」→「新規追加」から「All-in-One WP Migration」を検索してインストール・有効化します。
有効化すると左メニューに「All-in-One WP Migration」が追加されるので、「エクスポート」を選択します。エクスポート先として「ファイル」をクリックすると、サイト全体のデータが「サイト名-日付.wpress」という1つのファイルにまとめられます。ダウンロードボタンが表示されたらクリックし、PCにファイルを保存してください。
STEP4:hostsファイルを編集して新サーバーにアクセスできるようにする
現在の状態では、ドメインにアクセスすると旧サーバーに繋がるため、新サーバー上のWordPressにログインできません。そこで、PCの「hostsファイル」を編集し、一時的に自分のPCだけ新サーバーに接続できるようにします。
Windowsの場合は「C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts」を管理者権限のメモ帳で開き、最終行に以下を追加します。
新サーバーのIPアドレス あなたのドメイン名
新サーバーのIPアドレス www.あなたのドメイン名
新サーバーのIPアドレスは、新しいサーバーの管理画面で確認できます。保存後にブラウザでドメインにアクセスすると、新サーバーのWordPressが表示されます。
STEP5:新サーバーにWordPressをインストール→プラグインでインポート
新サーバーにWordPressを新規インストールし、同様に「All-in-One WP Migration」をインストール・有効化します。
管理画面の「All-in-One WP Migration」→「インポート」を選択し、STEP3でダウンロードした.wpressファイルをアップロードします。インポートが完了すると、旧サーバーの記事・画像・テーマ・プラグイン・設定がすべて新サーバーに復元されます。
インポート後、WordPress管理画面の「設定」→「パーマリンク」を開き、何も変更せずに「変更を保存」をクリックしてください。この操作によりパーマリンクの設定が正しく再生成されます。
STEP6:動作確認→ネームサーバー(DNS)を切り替える
hostsファイルを編集した状態で、新サーバー上のサイトを入念にチェックします。確認すべきポイントは、トップページの表示、個別記事ページの表示、画像の読み込み、管理画面へのログイン、お問い合わせフォームの動作、SSLの有効性(ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されること)などです。
問題がなければ、hostsファイルに追加した行を削除し、ドメイン管理画面でネームサーバーを新サーバーのものに変更します。DNS設定がインターネット全体に反映されるまでには24〜72時間かかる場合があります。この期間中は記事の更新や公開を控え、旧サーバーの契約も残しておいてください。
プラグインを使わずに手動でWordPressを移行する方法です。FTPとデータベースの操作に慣れている方向けの手順を解説します。
STEP1:FTPで旧サーバーからWordPressファイル一式をダウンロード
FileZillaなどのFTPクライアントを使い、旧サーバーに接続します。WordPressがインストールされているディレクトリ(通常は「public_html」配下)のファイルをすべてPCにダウンロードします。
特に重要なのは「wp-content」フォルダ(テーマ、プラグイン、画像が含まれる)と「wp-config.php」ファイル(データベース接続情報が記載されている)です。ダウンロード漏れがないよう、ディレクトリ全体を一括でダウンロードしてください。
STEP2:phpMyAdminまたはmysqldumpでデータベースをエクスポート
旧サーバーの管理画面からphpMyAdminを開き、WordPressが使用しているデータベースを選択して「エクスポート」を実行します。形式は「SQL」を選び、.sqlファイルとしてPCに保存します。
コマンドラインが使える環境であれば、以下のmysqldumpコマンドでも取得できます。
mysqldump -u ユーザー名 -p -h localhost データベース名 > backup.sql
エクスポートしたSQLファイルは、バックアップとして複数箇所に保存しておくことを推奨します。
STEP3:新サーバーにDBを作成し、SQLファイルをインポート
新サーバーの管理画面から新しいデータベースを作成します。データベース名、データベースユーザー名、パスワードをメモしておいてください。これらの情報は次のステップでwp-config.phpに記入する必要があります。
作成したデータベースにphpMyAdminの「インポート」機能でSTEP2のSQLファイルを読み込みます。インポートが完了したら、テーブルが正常に作成されているかを確認してください。
STEP4:WordPressファイルを新サーバーにアップロード→wp-config.phpを編集
FTPクライアントで新サーバーに接続し、STEP1でダウンロードしたWordPressファイル一式をアップロードします。
アップロード後、wp-config.phpファイルを開き、以下の4箇所を新サーバーのデータベース情報に書き換えます。
define('DB_NAME', '新しいデータベース名');
define('DB_USER', '新しいユーザー名');
define('DB_PASSWORD', '新しいパスワード');
define('DB_HOST', 'localhost'); // または新サーバー指定のホスト名
この設定が正しくないと「データベース接続確立エラー」が表示されるため、入力ミスがないか慎重に確認してください。
STEP5:WP-CLIでURL一括置換(Search-Replace)を実行
ドメイン変更を伴う移行の場合や、データベース内にサーバー固有のパスが含まれている場合は、URL一括置換が必要です。WP-CLIを使えばコマンド一つで効率的に処理できます。
# まず--dry-runで影響範囲を確認
wp search-replace 'http://旧ドメイン.com' 'https://新ドメイン.com' --dry-run
# 問題なければ本実行
wp search-replace 'http://旧ドメイン.com' 'https://新ドメイン.com'
WP-CLIが使えない環境の場合は、プラグイン「Better Search Replace」をインストールして管理画面からURL置換を行うことも可能です。ドメインを変更しない移行の場合、この手順は不要です。
STEP6:hostsファイルで動作確認→DNS切り替え→SSL設定
プラグインでの移行と同様に、hostsファイルを編集して新サーバー上のサイトが正常に動作するかを確認します。トップページ、個別記事、画像表示、管理画面ログイン、フォーム動作、SSL証明書の有効性をすべてチェックしてください。
問題なければhostsファイルの追記を削除し、ドメイン管理画面でネームサーバーを新サーバーに変更します。SSL証明書はDNS切り替え前に新サーバー側で設定しておくことが重要です。
レンタルサーバーが公式に提供するWordPress簡単移行機能は、プラグインのインストールすら不要で、もっとも手軽な移行方法です。ここでは主要3社の使い方を紹介します。
エックスサーバー「WordPress簡単移行」の使い方
エックスサーバーのサーバーパネルから「WordPress簡単移行」メニューを選択します。移行元のWordPressのURL、ユーザー名、パスワードを入力し、移行先のドメインを指定して「移行する」をクリックするだけで自動移行が始まります。
処理が完了すると、記事、画像、テーマ、プラグインなどがすべて新サーバーに移行されます。国内シェアNo.1の実績があり、移行機能の安定性にも定評があります。
ConoHa WING「WordPressかんたん移行」の使い方
ConoHa WINGのコントロールパネルから「サイト管理」→「サイト設定」→「WordPressインストール」の画面で「かんたん移行」を選択します。移行元のURL、ユーザー名、パスワード、データベース情報を入力して実行するだけで、自動的にデータが移行されます。
高速なLiteSpeed LSCacheとの組み合わせにより、移行後の表示速度向上も期待できます。
ロリポップ「WordPress簡単引っ越し」の使い方
ロリポップのユーザー専用ページにログインし、「WordPress簡単引っ越し」を開きます。引っ越し元のURL・ユーザー名・パスワードと、引っ越し先のURLを入力して「引っ越しを開始する」をクリックすれば自動で移行が進みます。
月額550円〜のハイスピードプランはNVMe SSDとLiteSpeedを採用しており、コストパフォーマンスの高さが特徴です。
「サーバーを移行したらSEOの検索順位が下がるのでは?」という不安は多くの方が持っています。結論として、正しい手順で移行すればSEO評価が下がることはありません。むしろ、高性能なサーバーに移行すれば表示速度の向上を通じてSEO評価がプラスになる可能性もあります。ただし、以下の7つの対策を怠ると、移行作業のミスが原因でSEO評価に悪影響を及ぼすことがあります。
ドメイン・URLは変更しない(最重要)
サーバー移行の際にドメインやURLの構造を変更しなければ、Googleが認識しているサイトの評価はそのまま引き継がれます。ドメインを変えずにサーバーだけを変える移行は、SEOの観点からもっとも安全です。
URLの変更が必要な場合は、必ず301リダイレクトの設定を行ってください。URLが変わるとGoogleは「別のページ」と認識する可能性があるため、旧URLから新URLへの転送設定が必須になります。
301リダイレクトを正しく設定する(ドメイン変更時)
ドメイン変更を伴う移行の場合、旧ドメインのすべてのURLから新ドメインの対応URLへ301リダイレクトを設定します。301リダイレクトは「恒久的な移転」をGoogleに伝える仕組みで、旧URLが持っていたSEO評価を新URLに引き継ぐことができます。
.htaccessファイルに以下のようなリダイレクトルールを記述します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^旧ドメイン\.com$ [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://新ドメイン.com/$1 [R=301,L]
ドメインを変更しないサーバー移行の場合、この手順は不要です。
SSL(https)を新サーバーで事前に設定しておく
DNS切り替え前に、新サーバーでSSL証明書の発行と設定を完了させておくことが重要です。SSLが設定されていない状態でDNSが新サーバーに向くと、ブラウザで「この接続は安全ではありません」というエラーが表示され、ユーザーがサイトにアクセスできなくなります。
多くのレンタルサーバーでは、ドメイン追加時にSSLの自動設定オプションが用意されています。この設定を忘れず有効にしておいてください。
robots.txtとnoindexの設定を引き継ぐ
旧サーバーのrobots.txtファイルやnoindex設定が新サーバーに正しく引き継がれているか確認してください。特に移行中に「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」設定を誤って有効にしてしまうと、Googleのインデックスからサイトが削除されてしまう可能性があります。
WordPressの「設定」→「表示設定」で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないことを必ず確認してください。
Google Search Consoleでサイトマップを再送信する
サーバー移行が完了したら、Google Search Console(https://search.google.com/search-console/)にアクセスし、サイトマップを再送信します。これにより、Googleのクローラーが新サーバー上のサイトを迅速に認識してくれます。
サイトマップのURLは通常「https://あなたのドメイン/sitemap.xml」です。Search Consoleの「サイトマップ」メニューからURLを入力して送信するだけで完了します。
DNS切り替え中は記事の更新・公開を控える
ネームサーバーの変更後、設定がインターネット全体に反映されるまでの24〜72時間は「DNS浸透期間」と呼ばれ、アクセスが旧サーバーに行ったり新サーバーに行ったりする不安定な期間です。
この期間中に記事の投稿や更新を行うと、旧サーバー側で更新されて新サーバーには反映されない、という「データの不整合」が発生する可能性があります。DNS浸透が完全に完了するまでは、コンテンツの更新作業を一時的に停止してください。
表示速度が向上すればSEO評価はむしろプラスになる
Googleはページの表示速度をランキング要因の一つとして公表しています。特にCore Web Vitals(LCP、FID、CLS)のスコアは検索順位に影響を与える要素です。
低速なサーバーから高性能なサーバーに移行することで表示速度が改善すれば、SEO評価にプラスの影響が期待できます。移行前後でPageSpeed Insightsのスコアを比較し、改善幅を確認してみてください。
サーバー移行は移行先サーバーの選定を間違えると、短期間で再度引っ越しが必要になってしまいます。移行先を選ぶ際は以下の3つのポイントを確認してください。
サーバー性能(CPU・メモリ・NVMe SSD・LiteSpeed対応)を確認する
サーバーの性能はサイトの表示速度と安定性に直結します。以下のスペックを目安にして、現在のサーバーと比較してください。
| チェック項目 | 推奨スペック |
|---|---|
| CPU | 2コア以上 |
| メモリ | 4GB以上 |
| ストレージ種類 | NVMe SSD |
| Webサーバー | LiteSpeed または Nginx |
| ディスク容量 | 100GB以上 |
| 転送量 | 無制限が望ましい |
特にストレージがNVMe SSDかどうか、WebサーバーがLiteSpeedまたはNginxに対応しているかは表示速度に大きく影響します。
運用実績とサポート体制で選ぶ
運用年数が長く、利用者が多いサーバーは、障害対応のノウハウやサポート品質が成熟しています。公式の表記だけでは分からない「障害の少なさ」「復旧の早さ」「サポート対応の丁寧さ」は、多くの人が選び続けていること自体が品質の証です。
トラブル時にメールだけでなく電話やチャットで相談できるサポート体制があるかどうかも、初心者にとっては重要な判断基準になります。
WordPress簡単移行機能の有無をチェックする
初心者の場合は、WordPress簡単移行機能を提供しているサーバーを優先的に選びましょう。この機能があれば、プラグインの操作やFTPの知識がなくても、管理画面からの簡単な入力だけでサイト移行が完了します。
エックスサーバー、ConoHa WING、ロリポップ、シンレンタルサーバーなどが対応しています。
DNS切り替えが完了してサイトが新サーバーで表示されるようになったら、以下の10項目を必ずチェックしてください。複数のデバイス(PC・スマートフォン)と複数のブラウザで確認することをおすすめします。
| No. | チェック項目 | 確認内容 | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 1 | サイト表示 | トップページ・個別記事ページが正常に表示されるか | 最重要 |
| 2 | SSL証明書 | httpsでアクセスでき、ブラウザの鍵マークが表示されるか | 最重要 |
| 3 | パーマリンク | 管理画面「設定」→「パーマリンク」で「変更を保存」を実行したか | 最重要 |
| 4 | 画像パス | 記事内の画像やメディアファイルが正しく表示されているか | 最重要 |
| 5 | プラグイン動作 | すべてのプラグインが正常に動作しているか | 重要 |
| 6 | メール送受信 | お問い合わせフォームからのメール送信、サーバー経由のメール受信ができるか | 重要 |
| 7 | Search Console | Googleにインデックスエラーが出ていないか、サイトマップを再送信したか | 重要 |
| 8 | リダイレクト | .htaccessのリダイレクトルールが正しく引き継がれているか | 重要 |
| 9 | Cron・定期処理 | wp-cronや独自のスケジュールタスクが動作しているか | 中 |
| 10 | 外部連携 | GA4、GTM、アフィリエイトタグ、広告タグなどが正常に動作しているか | 重要 |
サーバー移行は手順を守れば安全に完了しますが、注意を怠ると思わぬトラブルに見舞われます。ここでは実際によくある失敗パターンと、その対処法を解説します。
失敗①:バックアップを取らずにデータ消失
もっとも致命的な失敗は、バックアップを取らずに移行作業を行い、途中でデータが壊れてしまうケースです。バックアップさえあれば元の状態に復元できますが、なければ記事・画像・設定のすべてを失うことになります。
対処法は単純で、移行作業の前に必ずフルバックアップ(ファイル+データベース)を取得し、PC、クラウドストレージなど複数箇所に保存しておくことです。
失敗②:wp-config.phpのDB情報書き換え忘れ
手動移行でもっとも多いミスが、wp-config.phpに記載されているデータベースの接続情報(データベース名、ユーザー名、パスワード、ホスト名)を新サーバーの情報に書き換え忘れることです。この状態だとWordPressがデータベースに接続できず、「データベース接続確立エラー」が表示されます。
wp-config.phpの「DB_NAME」「DB_USER」「DB_PASSWORD」「DB_HOST」の4項目が新サーバーの情報と一致しているか、移行後に必ず確認してください。
失敗③:DNS切り替え後にSSLエラーで全ページ表示不可
DNS切り替え前に新サーバーでSSL証明書を設定しておかなかった場合、切り替え後にブラウザでセキュリティエラーが表示され、訪問者がサイトにアクセスできなくなります。
新サーバーにドメインを追加した段階で、SSL設定を忘れずに行ってください。多くのレンタルサーバーでは、ドメイン追加時にSSLの自動設定オプションがあります。
失敗④:DNS浸透期間中のデータ不整合(二重更新)
DNS切り替え後の24〜72時間は、訪問者のアクセスが旧サーバーと新サーバーに分散します。この期間中に記事を更新すると、旧サーバー側のみに更新が反映され、新サーバーには反映されないという不整合が発生します。
DNS浸透が完了するまでは、記事の投稿・更新・削除といったコンテンツの変更作業を一切行わないようにしてください。関係者(編集スタッフなど)にも事前に周知しておくことが重要です。
失敗⑤:旧サーバーを即解約してロールバック不能に
移行完了後すぐに旧サーバーを解約してしまうと、新サーバーで問題が見つかった際にロールバック(元に戻す作業)ができなくなります。旧サーバーの契約は、移行完了後も最低1ヶ月は残しておきましょう。
新サーバーでサイトが安定して動作することを1〜2週間かけて確認し、問題がないことが確定してから旧サーバーを解約するのが安全な手順です。
【緊急時】移行に失敗した場合のロールバック(切り戻し)手順
万が一、移行後に深刻な問題が発生した場合は、以下の手順で旧サーバーに戻すことができます。
- ドメイン管理画面でネームサーバーを旧サーバーのものに戻す
- DNS浸透が完了するまで待つ(数時間〜最大72時間)
- 旧サーバーでサイトが正常に表示されることを確認する
- 問題の原因を特定し、修正してから再度移行を試みる
このロールバックが可能なのは、旧サーバーの契約が有効で、旧サーバーにデータがすべて残っている場合に限ります。だからこそ、旧サーバーの即解約は絶対に避けてください。
- ドメインそのままでサーバーだけ移行できる?
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はい、ドメインはそのままでサーバーだけを移行できます。サーバー移行はサイトのデータを新しいサーバーにコピーし、ドメインの向き先(ネームサーバー)を変更するだけの作業です。ドメイン自体を変更する必要はなく、サイトのURLは移行前後で変わりません。
サーバーとドメインは別々の概念です。たとえるなら、ドメインは「住所(表札)」で、サーバーは「建物」です。建物を引っ越しても、住所を変えなければ郵便物(アクセス)はこれまで通り届きます。ドメインの向き先を新しい建物に更新するだけで、訪問者もGoogleも同じURLでアクセスし続けることができます。
なお、ドメインの管理会社(レジストラ)も一緒に変更する「ドメイン移管」という手続きもありますが、これはサーバー移行とは別の任意の作業です。管理の一元化やコスト削減のメリットがある場合に検討してください。
- 移行中にサイトが表示されなくなる期間はある?
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正しい手順で移行すれば、サイトが完全に表示されなくなる期間は基本的に発生しません。
サーバー移行のポイントは、新サーバーへのデータ移行が完了してからDNS(ネームサーバー)を切り替えるという順序を守ることです。DNSを切り替えるまでは旧サーバーでサイトが正常に表示され続け、切り替え後は新サーバーに自動的にアクセスが向くため、ダウンタイムは発生しません。
ただし、DNS切り替え後の24〜72時間は「DNS浸透期間」と呼ばれ、アクセスが旧サーバーと新サーバーに分散する不安定な期間があります。この期間中は旧サーバーの契約を残したまま、両方のサーバーで同じサイトが表示される状態にしておくのが安全です。
- サーバー移行でSEO順位は下がる?
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ドメインを変更せず、正しい手順で移行すれば、SEO順位が下がることはありません。Googleの公式見解でも、サーバーの変更自体がランキングに直接影響を与えることはないとされています。
むしろ、低速なサーバーから高速なサーバーに移行して表示速度が改善すれば、Core Web Vitalsのスコア向上を通じてSEO評価がプラスになる可能性があります。
ただし、以下のようなミスがあるとSEOに悪影響が出る場合があります。SSL設定の漏れ、robots.txtやnoindexの誤設定、リダイレクトの不備、DNS切り替え中のコンテンツ更新による不整合などです。本記事で解説した「サーバー移行でSEO評価を落とさないための7つの対策」を必ず実施してください。
- All-in-One WP Migrationの無料版の容量制限は?
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All-in-One WP Migrationの無料版には、インポート時のファイルサイズに上限が設定されています。この上限はバージョンによって変動しますが、おおむね数百MB〜1GB程度です。
エクスポート自体には容量制限がないため、まずは旧サーバーでエクスポートしてファイルサイズを確認してみてください。上限を超えている場合は、有料版(Unlimited Extension)を購入するか、Duplicator、Migrate Guruなどの別プラグインを利用する方法があります。
また、エクスポート時に「高度なオプション」で不要なデータ(スパムコメント、投稿リビジョン、データベースのバックアップテーブルなど)を除外すると、ファイルサイズを削減できる場合があります。
- ドメイン変更を伴う場合の追加手順は?
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ドメイン変更を伴うサーバー移行の場合、通常の移行手順に加えて以下の追加作業が必要です。
まず、データベース内のURLを旧ドメインから新ドメインに一括置換します。WP-CLIの「search-replace」コマンドまたはプラグイン「Better Search Replace」を使用してください。次に、旧ドメインから新ドメインへの301リダイレクトを.htaccessに設定します。これによりGoogleの検索評価を新ドメインに引き継ぐことができます。
さらに、Google Search Consoleで新ドメインのプロパティを追加し、「アドレス変更ツール」(設定メニュー内)を使って旧ドメインから新ドメインへの移行をGoogleに通知します。旧ドメインの301リダイレクトは少なくとも1年間は維持することが推奨されています。
WordPressのサーバー移行は、正しい方法と手順を選べば初心者でも安全に完了できます。本記事の内容をまとめると以下のとおりです。
移行方法は「プラグイン」「サーバー簡単移行機能」「手動移行」「移行代行サービス」の4つがあり、サイト規模やスキルレベルに合わせて選択するのが成功の鍵です。初心者には「All-in-One WP Migration」などのプラグイン、またはレンタルサーバーの簡単移行機能がおすすめです。
どの方法を選ぶ場合でも、移行前のフルバックアップ、新旧サーバーの1ヶ月並行稼働、DNS切り替え前のSSL設定、移行後のチェックリスト実施の4点は必ず守ってください。これらを徹底すれば、データの消失やSEO評価の低下を防ぎ、安心してサーバー移行を完了できます。
サーバー移行は面倒に感じるかもしれませんが、表示速度の改善やコスト削減といった大きなメリットがあります。本記事の手順に沿って、ぜひ快適なサーバー環境へのステップアップを実現してください。
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