【2025年最新】WordPressフォームプラグイン完全ガイド:おすすめ7選と選び方
WordPressでお問い合わせフォームを作りたいけど、どのプラグインを選べばいいか分からない。設定が難しそうで不安。そんな悩みを抱えていませんか?
実際、WordPressには数多くのフォームプラグインが存在し、それぞれ特徴や機能が異なるため、初心者の方が適切なプラグインを選ぶのは簡単ではありません。しかし、本記事で紹介する7つのおすすめプラグインと選び方のポイントを理解すれば、あなたのサイトに最適なフォームを簡単に作成できます。
目次
WordPressフォームプラグインとは?基礎知識
WordPressフォームプラグインの役割と重要性
WordPressフォームプラグインは、お問い合わせフォーム、アンケートフォーム、申し込みフォームなどを簡単に作成・設置できるツールです。WordPress標準機能にはフォーム作成機能が含まれていないため、プラグインの活用が必須となります。
フォームプラグインの主な役割
- 顧客との接点を提供
- 見込み客の情報収集
- ユーザーからのフィードバック取得
- サイトの信頼性向上
現代のWebサイトにおいて、フォームは単なる連絡手段ではなく、ビジネス成長のための重要なツールです。適切なフォームプラグインを選ぶことで、コンバージョン率の向上や業務効率化を実現できます。
フォームプラグイン導入のメリット・デメリット
メリット
- 簡単設置: HTMLやPHPの知識不要で本格的なフォームを作成
- 豊富な機能: 自動返信、スパム対策、データ管理などの高度な機能
- コスト削減: 外部フォームサービスの月額費用を削減
- デザイン自由度: サイトデザインに合わせたカスタマイズが可能
デメリット
- セキュリティリスク: 適切な管理が必要
- サイト速度: プラグイン追加による若干の速度低下
- プラグイン依存: プラグイン開発終了のリスク
- 学習コスト: 設定方法の習得が必要
デメリットはありますが、適切なプラグインを選び、正しく運用すればメリットが大きく上回ります。
【目的別】WordPressフォームプラグインの選び方
初心者向け:使いやすさ重視の選び方
初心者がフォームプラグインを選ぶ際は、操作の簡単さとサポートの充実度を最優先に考えましょう。
初心者におすすめの特徴
- ドラッグ&ドロップで項目追加
- 豊富なテンプレート
- 日本語対応
- 詳細なマニュアル
複雑な設定よりも、まずは基本的なお問い合わせフォームを確実に作成できることが重要です。機能は最小限でも、安定して動作するプラグインを選びましょう。またプラグインのサポートがまだされているものを使用してください。
セキュリティの対応がされなくなります。
デザイン重視:カスタマイズ性で選ぶ
デザインにこだわりたい場合は、CSSカスタマイズの自由度とテンプレートの豊富さを重視します。
デザイン重視の選定ポイント
- CSS編集機能の有無
- レスポンシブデザイン対応
- カラー設定の柔軟性
- フォントカスタマイズ
- アニメーション効果
ブランドイメージに合わせたフォームデザインは、ユーザーの信頼感向上につながります。デザインの自由度が高いプラグインを選択しましょう。
機能重視:高度な機能で選ぶ
高度な機能が必要な場合は、拡張性と連携機能を重視して選択します。
高機能プラグインの特徴
- 条件分岐フォーム
- ファイルアップロード
- 決済機能
- CRM連携
- 多言語対応
- A/Bテスト機能
ビジネス用途で本格的にフォームを活用する場合は、将来の拡張性も考慮してプラグインを選択することが重要です。
コスト重視:無料vs有料プラグインの判断基準
無料プラグインがおすすめの場合
- 基本的なお問い合わせフォームのみ
- 個人サイトや小規模サイト
- 初期費用を抑えたい
- 機能よりもコストを優先
有料プラグインがおすすめの場合
- 高度な機能が必要
- ビジネス利用
- 専門的なサポートが必要
- データ分析機能が重要
長期的な運用コストを考慮し、必要な機能と予算のバランスを取ることが重要です。
初めは無料で使用して、機能的な問題や改善施策を行う際に有料を検討してください。
【2025年版】おすすめWordPressフォームプラグイン7選
1位:Contact Form 7【定番・無料】
Contact Form 7の特徴とメリット
Contact Form 7は、WordPressフォームプラグインの定番中の定番です。世界中で500万以上のサイトで利用されており、その信頼性と安定性は証明済みです。
主な特徴
- 完全無料で利用可能
- 軽量で高速動作
- 豊富な拡張プラグイン
- 日本人開発による日本語完全対応
- シンプルな設定画面
Contact Form 7最大のメリットは、無料でありながら企業レベルのフォームを作成できることです。HTMLやCSSの知識があれば、高度なカスタマイズも可能です。
Contact Form 7のデメリット・注意点
主なデメリット
- 確認画面の実装が困難
- デザインカスタマイズにCSS知識が必要
- スパム対策が別途必要
- 初心者には設定が複雑
Contact Form 7は機能がシンプルな分、高度な機能を求める場合は他のプラグインとの組み合わせが必要になります。
Contact Form 7の基本的な使い方
設定手順
- プラグインのインストール・有効化
- 管理画面で「お問い合わせ」メニューから新規作成
- フォーム項目の設定
- メール設定の調整
- 固定ページにショートコード設置
基本的なお問い合わせフォームなら、30分程度で作成可能です。
Contact Form 7がおすすめな人
- WordPressフォーム初心者
- コストを抑えたい個人・小規模事業者
- シンプルなお問い合わせフォームで十分
- カスタマイズにチャレンジしたい方
2位:WPForms【初心者向け・有料】
WPFormsの特徴とメリット
WPFormsは「初心者でも簡単にプロレベルのフォームを作成できる」をコンセプトに開発されたプラグインです。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、複雑なフォームも簡単に作成できます。
主な特徴
- 直感的なドラッグ&ドロップエディター
- 豊富なテンプレート(100種類以上)
- リアルタイムプレビュー
- 高度なスパム対策標準装備
- 決済機能対応
WPFormsは特に初心者の方におすすめで、技術的な知識がなくても美しいフォームを作成できます。
WPFormsのデメリット・注意点
主なデメリット
- 有料プラン必須(年額約10,000円〜)
- 無料版は機能制限あり
- 日本語サポートが限定的
- 高度なカスタマイズには制限
コストがかかる点がデメリットですが、その分サポートや機能は充実しています。
WPFormsの基本的な使い方
設定手順
- プラグインインストール・ライセンス認証
- テンプレート選択
- ドラッグ&ドロップで項目編集
- 詳細設定・デザイン調整
- ページに埋め込み
視覚的な操作が中心なので、初心者でも迷わず設定できます。
WPFormsがおすすめな人
- フォーム作成初心者
- 美しいデザインを重視
- 複雑なフォームが必要
- サポートを重視する事業者
3位:Snow Monkey Forms【日本製・ブロックエディタ対応】
Snow Monkey Formsの特徴とメリット
Snow Monkey Formsは、ブロックエディタ完全対応の日本製フォームプラグインです。WordPressの最新機能に対応し、直感的な操作でフォームを作成できます。
主な特徴
- ブロックエディタ完全対応
- 確認画面・完了画面標準装備
- 日本人開発者による日本語完全対応
- レスポンシブデザイン対応
- reCAPTCHA対応
特に確認画面が標準で利用できる点は、日本のビジネス文化に適した大きなメリットです。
Snow Monkey Formsのデメリット・注意点
主なデメリット
- 機能がシンプル
- 拡張性に限界
- クラシックエディタ非対応
- 開発者個人による運営
シンプルな分、複雑なフォームには不向きな場合があります。
Snow Monkey Formsの基本的な使い方
設定手順
- プラグインインストール・有効化
- フォーム新規作成
- ブロックエディタで項目追加
- 確認画面・完了画面設定
- ページにブロック挿入
ブロックエディタの操作に慣れている方なら、非常に簡単に使えます。
Snow Monkey Formsがおすすめな人
- ブロックエディタユーザー
- 確認画面が必要
- 日本語サポートを重視
- シンプルなフォームで十分
4位:Formidable Forms【高機能・上級者向け】
Formidable Formsの特徴とメリット
Formidable Formsは、WordPressフォームプラグインの中でも最高レベルの機能を持つプラグインです。単なるフォームを超えて、本格的なWebアプリケーションの構築も可能です。
主な特徴
- 高度な条件分岐
- データベース機能
- フロントエンド投稿
- 計算フィールド
- カスタムレポート
複雑なビジネス要件にも対応できる、プロレベルのフォームプラグインです。
Formidable Formsのデメリット・注意点
主なデメリット
- 学習コストが高い
- 有料プラン必須(高額)
- 初心者には複雑
- 日本語サポート限定
高機能な分、習得に時間がかかります。
Formidable Formsがおすすめな人
- 高度なフォーム機能が必要
- データベース活用したい
- Web開発の知識がある
- 予算に余裕がある企業
5位:Ninja Forms【バランス重視】
Ninja Formsの特徴とメリット
Ninja Formsは、使いやすさと機能性のバランスが取れたフォームプラグインです。モジュール式の設計により、必要な機能だけを追加できます。
主な特徴
- モジュール式設計
- 直感的なインターフェース
- 豊富なアドオン
- レスポンシブデザイン
- 開発者向けフック
機能と使いやすさのバランスが良く、幅広いユーザーに対応できます。
Ninja Formsがおすすめな人
- バランス重視のユーザー
- 段階的な機能拡張を考えている
- 中級レベルの知識がある
6位:Jetpack Contact Form【WordPress.com公式】
Jetpack Contact Formの特徴とメリット
Jetpack Contact Formは、WordPress.comの公式プラグインJetpackに含まれるフォーム機能です。WordPressとの完全な互換性と安定性が魅力です。
主な特徴
- WordPress公式サポート
- 完全な互換性保証
- 自動スパム対策
- シンプルな操作
- 無料利用可能
公式プラグインならではの安心感があります。
Jetpack Contact Formがおすすめな人
- 安定性を重視
- 既にJetpackを使用
- シンプルなフォームで十分
7位:HubSpot【マーケティング統合型】
HubSpotの特徴とメリット
HubSpotは、フォーム機能とマーケティングツールが統合されたプラットフォームです。リード管理からメール配信まで、包括的なマーケティング活動を支援します。
主な特徴
- CRM統合
- リード管理
- メールマーケティング
- 詳細な分析機能
- 無料プランあり
フォームを起点としたマーケティング活動全体を最適化できます。
HubSpotがおすすめな人
- マーケティング活動を本格化したい
- リード管理が重要
- 分析機能を重視
- 統合的なツール活用を考えている
よくある質問(FAQ)
Q1: 完全無料で使えるフォームプラグインはありますか?
はい、複数の優秀な無料フォームプラグインが存在します。代表的なものは「Contact Form 7」「Snow Monkey Forms」「Jetpack Contact Form」です。これらのプラグインは無料でありながら、基本的なお問い合わせフォームに必要な機能を十分に備えています。
Contact Form 7は特に人気が高く、世界中で500万以上のサイトで利用されています。無料でも企業サイトで使用するレベルのフォームを作成可能です。ただし、高度な機能や手厚いサポートを求める場合は、有料プラグインの検討をおすすめします。
無料プラグインを選ぶ際は、継続的なアップデートが行われているか、セキュリティ対策が適切かなどを確認することが重要です。
Q2: Contact Form 7とWPFormsの違いは何ですか?
Contact Form 7とWPFormsの主な違いは、操作方法とサポート体制にあります。Contact Form 7は無料で軽量ですが、設定にある程度の技術知識が必要です。一方、WPFormsは有料ですが、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で誰でも簡単にフォームを作成できます。
機能面では、WPFormsの方が豊富なテンプレートと高度な機能を標準装備しています。Contact Form 7は必要最小限の機能で構成されており、拡張は他のプラグインとの組み合わせで行います。
コスト面では、Contact Form 7は完全無料、WPFormsは年額約10,000円からの有料プランが必要です。初心者で予算に余裕がある場合はWPForms、技術的な挑戦を楽しめてコストを抑えたい場合はContact Form 7がおすすめです。
Q3: 確認画面が必要な場合はどのプラグインがおすすめですか?
確認画面が必要な場合は、「Snow Monkey Forms」が最もおすすめです。このプラグインは確認画面機能が標準で装備されており、日本のビジネス慣行に適した仕様になっています。
「MW WP Form」も確認画面機能で人気でしたが、2023年に開発終了となったため、新規での利用は推奨されません。WPFormsも有料プランで確認画面機能を提供していますが、日本語での使い勝手はSnow Monkey Formsが優れています。
確認画面は、ユーザーの入力ミスを防ぎ、送信前の最終確認を行うことで、お問い合わせの質を向上させる重要な機能です。特に企業サイトや重要な情報を扱うフォームでは、確認画面の設置を強く推奨します。
Q4: ブロックエディタに対応しているプラグインはどれですか?
2025年現在、主要なフォームプラグインの多くがブロックエディタに対応していますが、特に「Snow Monkey Forms」は完全にブロックエディタ専用として設計されており、最も使いやすい選択肢です。
「WPForms」も優れたブロックエディタ対応を提供しており、専用ブロックでフォームの挿入と編集が可能です。「Contact Form 7」もブロック対応していますが、主要な設定は従来の管理画面で行います。
ブロックエディタでの作業効率を重視する場合は、Snow Monkey FormsまたはWPFormsを選択することをおすすめします。特にSnow Monkey Formsは、フォームの作成から設置まで全てをブロックエディタ内で完結できるため、一貫した操作感を得られます。
Q5: 複数のフォームプラグインを同時に使っても大丈夫ですか?
技術的には複数のフォームプラグインを同時に使用することは可能ですが、推奨されません。複数のプラグインを併用すると、以下のリスクが発生する可能性があります。
まず、プラグイン間での機能衝突やJavaScriptエラーが発生する可能性があります。また、サイトの読み込み速度が低下し、ユーザー体験に悪影響を与える恐れもあります。さらに、セキュリティホールが増加し、管理が複雑になります。
複数のフォームが必要な場合は、一つのプラグイン内で複数のフォームを作成することをおすすめします。多くのフォームプラグインは、用途別に複数のフォームを作成・管理する機能を提供しています。どうしても複数のプラグインが必要な場合は、十分なテストを行い、定期的な監視を実施してください。
まとめ
WordPressフォームプラグイン選びで最も重要なのは、あなたのサイトの目的と技術レベルに合ったプラグインを選択することです。
初心者の方には、使いやすさと日本語サポートが充実した「Snow Monkey Forms」または「Contact Form 7」をおすすめします。特にSnow Monkey Formsは確認画面機能も標準装備で、日本のビジネス慣行に適しています。
デザインや高度な機能を重視する方には、「WPForms」や「Formidable Forms」が適しています。有料ですが、投資に見合う価値を提供してくれるでしょう。
コストを抑えたい方は、まず「Contact Form 7」から始めて、必要に応じて機能を拡張していく方法が現実的です。
どのプラグインを選ぶにしても、定期的なアップデート、適切なスパム対策、セキュリティ管理を忘れずに行い、ユーザーにとって使いやすく安全なフォームを提供することが最も重要です。
この記事で紹介した情報を参考に、あなたのサイトに最適なフォームプラグインを見つけて、効果的なWebサイト運営を実現してください。