WEBマーケティングKPI完全ガイド:具体的な設定方法と業種別事例|測定・改善のポイント
WEBマーケティングのKPI設定で悩んでいませんか?「具体的な数値目標の立て方がわからない」「業界の標準的なKPIが不明」「設定したKPIが本当に適切なのか不安」という声をよく耳にします。本記事では、WEBマーケティングにおけるKPI設定の基本から、業種別の具体的な設定例、効果的な測定・改善方法まで、実践的な知識を網羅的に解説します。この記事を読むことで、ビジネスに最適なKPIを設定し、効果的なPDCAサイクルを回すことができるようになります。
目次
WEBマーケティングKPIの基礎知識
WEBマーケティングKPIの定義と重要性
WEBマーケティングKPIとは、オンラインマーケティング活動の成果を測定するための重要業績評価指標です。企業のデジタルマーケティング戦略において、具体的な数値目標を設定し、その達成度を測定することで、施策の効果を客観的に評価できます。
WEBマーケティングではデータを収集して分析し、改善を行なっていくためKPIの数値はWEBマーケティングを実施する上で重要になる指標です。また最終ゴールまでに達成するべき数値になるため中間目標の達成度合いで会社の目標達成へつながります。
WEBマーケティングKPIが重要な理由は以下の3点です。
・施策の効果測定が可能になる
・チーム全体の目標が明確になる
・投資対効果(ROI)の把握ができる
また、適切なKPIを設定することで、以下のようなメリットが得られます。
メリット | 具体的な効果 |
---|---|
客観的な評価 | 数値による明確な成果把握 |
早期の軌道修正 | データに基づく迅速な改善 |
チーム間の連携 | 共通目標による協力体制の構築 |
KPIとKGIの違いと関係性
KPIとKGIは、目標設定において密接に関連する重要な指標です。KGI(Key Goal Indicator)は最終的な目標を示し、KPIはその目標達成のための中間指標となります。
KPI:中間目標
KGI:最終的ゴール
具体例を示すと。
【ECサイトの例】
KGI:年間売上高10億円
↓
KPI:
・月間購入件数:1,000件
・平均購入単価:8,000円
・リピート率:40%
上記のように最終ゴールを達成するためには、どのような目標を達成するべきかを細かく細分化したものになります。
購入件数・単価・リピート率の3つを向上させることでKGIの売上10億を達成する。という設定方法になります。
KPIは必ずKGIの達成に寄与する指標を選択する必要があります。
効果的なKPI設定のための5つの条件(SMART基準)
効果的なKPIを設定するためには、SMART基準に従うことが重要です。
基準 | 意味 | 具体例 |
---|---|---|
Specific | 具体的である | CVR 2%達成 |
Measurable | 測定可能である | PV 10万/月 |
Achievable | 達成可能である | 前月比10%増 |
Relevant | 目的に関連する | 売上貢献度 |
Time-bound | 期限がある | 3ヶ月以内 |
この基準に基づいてKPIを設定することで、より実効性の高い目標管理が可能になります。
KPIの具体的でかつ数値であることが必須です。抽象的な内容や計測可能なものであることが必要です。
悪い例としては、下記の内容などがあります。
- メルマガを月に10本配信する
- 顧客との接点を増やす
上記の内容は、1つ目が施策の実行回数だけであり売上に寄与する内容に変更する必要があります。2つ目は、抽象的すぎるため具体的にLINEの友達登録数などの具体的な数値に変更。
WEBマーケティングKPIの設定手順
ビジネス目標(KGI)の明確化
WEBマーケティングにおけるKPI設定の第一歩は、ビジネス目標(KGI)を明確にすることです。KGIの設定には、以下の3つのステップが重要です。
- 現状分析
- 直近の業績データの確認
- 市場環境の把握
- 競合との比較分析
- データの集計方法の確認
自社で管理している情報の精度によって収集できるデータの粒度が変わるため、過去どこまで計測していたか今後データとして計測できるかどうかも判断が必要になります。
- 目標設定
目標の種類 | 具体例 |
---|---|
売上目標 | 月間売上1,000万円 |
利益目標 | 営業利益率15% |
シェア目標 | 市場シェア20%達成 |
顧客目標 | 新規顧客500件/月獲得 |
- 達成期限の設定
- 短期目標(3ヶ月)
- 中期目標(6ヶ月〜1年)
- 長期目標(1年以上)
重要指標の選定方法
KPIの選定では、以下の3つの観点から指標を検討します。ビジネスモデルやメディアによって設定するKPIが異なります。
- ビジネスモデルとの整合性
ビジネスモデル | 重要となるKPI |
---|---|
EC事業 | CVR、客単価、LTV |
メディア事業 | PV数、滞在時間、UU数 |
リード獲得型 | 問い合わせ数、商談率 |
サブスク型 | 継続率、解約率 |
リード獲得をする目的であればリード数・商談数になります。さらにその先の成約率などもKPIとして設定することもあります。
ECサイトは、顧客の購入数や割合など主に購入に紐づくもの設定することが大半になります。間接的ではありますが、SNSの各媒体の登録者数などもKPIとして設定する場合もあります。その他場合はSNSの媒体経由で購入者数などのデータが取れている場合に限ります。
- データの取得方法と指標
- Google Analyticsで計測可能な指標
- 自社システムでの計測が必要な指標
- 外部ツールとの連携が必要な指標
- CRMやMAツールなどの指標
取得するデータの基準値はビジネスモデルとの整合性を見て指標を決めてください。
- 改善可能性の確認
- 自社でコントロール可能な指標であるか
- 具体的な改善施策を立案できるか
- 定期的なモニタリングが可能か
数値目標の設定方法
適切な数値目標を設定するためには、以下の4つのアプローチを組み合わせます。
- 過去データの分析
- 前年同期比での成長率設定
- 季節変動の考慮
- トレンドの反映
- 業界標準との比較
指標 | 一般的な目標値 |
---|---|
直帰率 | 40%以下 |
CVR(EC) | 2-3% |
メール開封率 | 15-25% |
広告CTR | 1-2% |
一般的な数値になりますので、実施したことがない施策は一般的な目標値をKPIとして設定して目標設定でもよいかと思います。
- リソースを考慮した現実的な目標設定
- 予算との整合性
- 人員体制の考慮
- システム環境の制約
社内でリソースが限られている場合、一人で担当している場合など、限界があるのに大きな目標設定は未達成で終わるため意味をなしません。現実的な設定を行ってください。
測定期間の決定方法
KPIの測定期間は、以下の要素を考慮して決定します。
重要な指標はPVやCVRなどのデータは、既存のサービスで取得することができますが、年次の期間での市場シェアやブランド指標は、数値化するのが難しいため認知という部分で指名キーワードなどのデータを基準にするもの1つの指標になるかと思います。
- 基本の測定サイクル
期間 | 適している指標 |
---|---|
日次 | PV、CVR、広告効果 |
週次 | 問い合わせ数、販売数 |
月次 | 売上、ROI、LTV |
四半期/年次 | 市場シェア、ブランド指標 |
- 施策の効果が現れるまでの期間
- 即効性のある施策(広告運用など)
- 中期的な施策(SEO対策など)
- 長期的な施策(ブランディングなど)
広告は即効性が高いもので配信を開始した時から効果がありますが、SEOやブランディングに関しては、中長期的に考えて行う必要があります。
ブランディングに関しては、製品自体の根本的な改変やアップデートなどを行う必要があります。
また最近では新しい概念を定義することでブランディングを図ることもあります。
例えば、セールスフォースが初めてTHE MODELを定義して、ブランディングするなど新しい概念を作りそれを一般的に浸透させる方法もあります。
- レポーティングサイクルとの調整
- 経営層への報告タイミング
- チーム内での共有頻度
- システムでの自動集計タイミング
業種・目的別WEBマーケティングKPI事例
ECサイトのKPI設定例
ECサイトでは、売上に直結する指標を中心に、購買プロセスの各段階でKPIを設定することが重要です。
ECサイトは一般的にフローが決まっているため通常のECサイトでは、
商品詳細→カート→注文確認→注文完了→リピート というフェーズが基本になるかと思います。
そのフェーズごとに対してKPIを設定するのがKPIとして正しい形になります。
少しKPIの設定が違うサイトの種類としては、定期購入型のECサイトではKPIの指標として解約率や継続率などがKPIとして設定することがほとんどです。
主要なKPIと目標値の例
段階 | KPI | 一般的な目標値 |
---|---|---|
集客 | 訪問者数 | 前月比10%増 |
商品閲覧 | 商品詳細PV率 | 30%以上 |
カート | カート投入率 | 15%以上 |
購入 | CVR | 3%以上 |
リピート | リピート率 | 40%以上 |
特に重要な派生指標
- 客単価:8,000円以上
- 離脱率:商品ページで40%以下
- ROAS:広告費の300%以上
リード獲得型サイトのKPI設定例
リード獲得を目的としたサイトでは、問い合わせ数だけでなく、リードの質も重要な指標となります。
リードの質も重要な指標になりますが、サイトの初期段階ではリードの質よりも量を優先するのが良いです。
例えば、月20件しかリードがない状態で質を求めると、質のリードとして2件しか残らない状態などになると、質を上げること自体に無理が生じて来ます。そのため、量を確保した上で質を上げることで効率的な営業とリード数も担保することができます。
質の低いリードが増えてくると、質の低いものを上げる施策を実施することで一定数は改善することも可能です。
コンバージョンまでの主要指標
フェーズ | KPI | 望ましい水準 |
---|---|---|
認知 | サイト訪問者数 | 5,000UU/月以上 |
興味 | 資料請求数 | 訪問者の5%以上 |
検討 | 商談率 | 資料請求者の20%以上 |
成約 | 受注率 | 商談者の30%以上 |
品質に関する指標
- 問い合わせ単価(CPL):5,000円以下
- 商談化率:30%以上
- 成約単価(CPA):50,000円以下
メディアサイトのKPI設定例
メディアサイトでは、コンテンツの価値と収益化に関する指標のバランスが重要です。
特にCVRやフォームへの推移率などが重要になります。
収益化に関する指標
収益モデル | 重要KPI | 目標水準 |
---|---|---|
広告収入 | PV数 | 100万PV/月以上 |
アフィリエイト | クリック率 | 2%以上 |
会員課金 | 有料会員数 | 会員の10%以上 |
コンテンツ価値の指標
- 平均滞在時間:3分以上
- 直帰率:50%以下
- ソーシャルシェア数:記事あたり100以上
BtoBサイトのKPI設定例
BtoBサイトでは、長期的な関係構築を視野に入れた指標設定が重要です。toB向けのリードジェネレーションサイトなどは重要な指標が多岐にわたります。
段階別の重要指標
段階 | KPI | 目標値 |
---|---|---|
認知獲得 | ブランド検索数 | 前月比10%増 |
情報提供 | 資料ダウンロード | 訪問者の3%以上 |
関係構築 | メルマガ登録 | 訪問者の2%以上 |
商談 | 問い合わせ数 | 資料DL者の10%以上 |
重要な質的指標
- 見込み顧客獲得単価:10,000円以下
- 商談化率:20%以上
- 年間契約単価(ACV):100万円以上
各業種に共通する注意点
- 業界の特性に応じた目標値の調整
- 自社のビジネスモデルとの整合性確認
- 定期的な指標の見直しと更新
最も重要な点は、ビジネスモデルに対して最適なKPIになっているかが重要です。ビジネスモデルや収益構造に対してマッチしてないKPIを設定しても、KPIを達成しても売り上げに対してインパクトがないものになってしまい、意味のない行動になります。
WEBマーケティングの重要KPI指標解説
トラフィック関連KPI
トラフィック関連のKPIは、Webサイトへの集客状況を把握するための基本的な指標です。トラフィックをKPIとして設定するサイトはイベントサイトや露出をメインにするサイトがKPIとして設定する場合が多いです。
BtoBのリード獲得サイトではトラフィックをKPIにおいても売上に対しての貢献度が低いため、設定することはありません。
主要なトラフィック指標
指標 | 意味 | 測定ポイント |
---|---|---|
総PV数 | ページ閲覧総数 | 全体の規模感 |
UU数 | ユニークユーザー数 | 実質的な訪問者数 |
セッション数 | 訪問回数 | 再訪問の状況 |
直帰率 | 1PVでの離脱率 | 入口の適切性 |
チャネル別の評価指標
- 自然検索:検索順位、表示回数、クリック率
- 広告:インプレッション数、クリック数、CTR
- SNS:リーチ数、エンゲージメント率、シェア数
コンバージョン関連KPI
コンバージョン関連KPIは、ビジネス目標の達成度を直接的に示す重要指標です。コンバージョンが最もKPIとして設定することが多い指標になります。BtoB向けのサイトやオウンドメディアなどさまざまなサイトがコンバージョンをKPIとして設定します。
理由としては、お問い合わせなどの情報はビジネスとしての資産になり、今後顧客になる見込みの顧客情報になるため、コンバージョンが重要なKPIとして設定してます。
コンバージョンの種類と指標
種類 | 主要KPI | 補助指標 |
---|---|---|
購入 | CVR、売上、客単価 | カート離脱率 |
問い合わせ | 問合せ数、商談率 | フォーム完了率 |
会員登録 | 登録率、継続率 | 退会率 |
資料請求 | 請求数、獲得単価 | 商談化率 |
資料請求などもすぐに顧客にはならなくてもナーチャリングなどを行いリードを見込み顧客にすることができるため有効です。
目的別の最適なCVR目標
- ECサイト:2-3%
- リード獲得:1-2%
- 会員登録:5-10%
- メルマガ登録:10-15%
エンゲージメント関連KPI
エンゲージメント指標は、ユーザーとの関係性の深さを測る重要な指標です。SNSなどで重要な指標になります。エンゲージメントは投稿に関しての興味関心度の指標になるため、ユーザーがどのくらいアカウントに対して興味関心がのかを数値化したものです。
自社のSNSに興味関心が高いユーザーを集めることで、売上に貢献することも可能です。SNSから売上を立てる際には、SNSからの導線が重要になります。
主要なエンゲージメント指標:
カテゴリー | KPI | 理想的な水準 |
---|---|---|
滞在 | 平均滞在時間 | 3分以上 |
回遊 | ページ/セッション | 3ページ以上 |
リピート | 再訪問率 | 30%以上 |
共有 | SNSシェア率 | 記事PVの1%以上 |
SNSによってエンゲージメントの数値の出し方は若干異なる場合がございます。
コンテンツ別の評価方法
- ブログ:読了率、コメント数
- 動画:視聴完了率、再生時間
- ツール:使用頻度、継続率
ROI/ROAS関連KPI
投資対効果を測定するROI/ROAS関連のKPIは、マーケティング活動の効率性を評価する上で重要です。
広告でよく指標として設定するものです。費用対効果を測定するものになるため、何かしらの原価がかかっている場合に効果としてどうだったかを数値にして、KPIとして設定します。
広告予算が100万円に対して、売上が200万の売上で、利益が20万などの数値になります。
主要な投資対効果指標
指標 | 計算方法 | 望ましい水準 |
---|---|---|
ROAS | 売上/広告費 | 300%以上 |
ROI | (利益-投資)/投資 | 150%以上 |
CPA | 広告費/獲得件数 | 目標単価の1/3以下 |
LTV | 顧客生涯価値 | 獲得コストの3倍以上 |
施策別の効果測定のポイント
- 広告運用:広告費用対効果、獲得単価
- SEO対策:オーガニック流入の価値
- コンテンツマーケティング:制作コストと効果
KPIの測定・分析方法
各種分析ツールの活用方法
WEBマーケティングのKPI測定には、適切なツールの選択と活用が不可欠です。
前提にKPIとして設定するものは、数値として計測できるものを設定してください。数値として計測できないものは初めのうちにKPIとして設定しても効果を判断するすべがないため、おすすめしません。
KPIを設定する上でなにを使って分析するかの例をまとめさせていただきます。
主要な分析ツールと特徴
ツール種類 | 主な機能 | 最適な用途 |
---|---|---|
GA4 | 包括的なアクセス解析 | 基本的な行動分析 |
Search Console | 検索パフォーマンス | SEO効果測定 |
SNS分析ツール | ソーシャル指標測定 | SNSマーケ効果測定 |
CRM(hubspotやセールスフォース) | 顧客行動分析 | 顧客管理・分析 |
すでに自社内でツールなどがある場合は、どこまで分析ができどのようなデータを収集することができるかを再度確認してください。データとして集めることはできるが分析ができないなど、少しイレギュラーが発生することもあります。
データ収集時の注意点
- 正確なタグ設置の確認
- プライバシーポリシーの遵守
- データの欠損チェック
KPIダッシュボードの作成方法
効果的なKPI管理には、適切なダッシュボードの設計と運用が重要です。
1つのダッシュボードで各数値の状況を把握できるダッシュボードを作成するのが理想です。システム間の連携が必要になったり、改修が必要になると大掛かりになるため、それができない場合はLooker studioをおすすめしております。
弊社ではLooker studioのレポートを配布しておりますので、一度参考までに利用していただければイメージが掴めるかと思います。
ダッシュボード設計のポイント
要素 | 実装のポイント |
---|---|
レイアウト | 重要KPIを上部に配置 |
更新頻度 | 自動更新の設定 |
データ比較 | 前年/前月比の表示 |
ビジュアル | グラフ・表の使い分け |
推奨ツール別の特徴
- Looker Studio:無料で使いやすい
- Tableau:高度な可視化が可能
- PowerBI:Microsoftツールとの連携
Looker Studioがはじめに使うツールとしては使いやすく無料で利用できるため導入のハードルも低いので良いです。無料レポートのご相談やそのた使い方などご相談ください。お問い合わせはこちら
定期的なレポーティングの方法
効果的なレポーティングには、適切な報告サイクルと報告内容の設計が必要です。ビジネスの商談フローが長い検討に時間がかかるもの業種など、サイクルは自社のビジネスのフローに合わせてください。
レポーティングサイクルの設計
頻度 | 報告内容 | 対象者 |
---|---|---|
日次 | 基本KPI推移 | 実務担当者 |
週次 | 重要KPI状況 | チームリーダー |
月次 | 全体総括・分析 | 経営層・関係部署 |
四半期 | 戦略評価・改善案 | 経営会議 |
効果的なレポート作成のポイント
- 数値の変化要因の分析
- 具体的な改善提案の提示
- ビジュアル資料の活用
データの可視化テクニック
データを効果的に伝えるには、適切な可視化手法の選択が重要です。レポートは理解しやすいように正確且つみやすいレポートを作成してください。
目的別の可視化手法
表示目的 | 推奨グラフ | 使用場面 |
---|---|---|
推移比較 | 折れ線グラフ | KPIの時系列分析 |
構成比 | 円グラフ・棒グラフ | チャネル別構成比 |
相関関係 | 散布図 | 施策と効果の関係 |
達成度 | ゲージチャート | 目標達成状況 |
みやすいレポートの作成方法についても下記で紹介しておりますので参考にしてください。
https://inno-mark.jp/datavista/blog/step-by-step/
可視化の基本原則
- シンプルな表現を心がける
- 適切な色使いで重要点を強調
- 凡例・単位を明確に表示
KPI改善のためのPDCAサイクル
目標未達の原因分析方法
KPIが目標に達しない場合、体系的な原因分析とそれに対しての改善アクションが重要です。原因を特定することができれば具体的なアクションまで見えるため、原因の追求が重要です。
原因分析のフレームワーク
分析レベル | 確認ポイント | 分析ツール |
---|---|---|
ユーザー行動 | 導線分析、離脱箇所 | GA4行動フロー |
競合環境 | 市場動向、競合施策 | 外部調査ツール |
技術的要因 | サイト表示速度など | PageSpeed Insights |
内部要因 | 体制、予算、工数 | 社内データ |
原因を特定しても外的要因の原因は自社だけではコントロールすることできないため、自社でコントロールできる原因まで突き止めてることがよいアクションにつながります。
特に注目すべき分析指標
- コンバージョンまでの導線別離脱率
- チャネル別のパフォーマンス比較
- デバイス別の利用状況
改善施策の立案と実施
分析結果に基づいて、効果的な改善施策を立案・実施します。
実施がしやすい且つ効果が高いものから実施してください。売上に直結する施策から実施することで見える効果を体感することでモチベーションへもつながります。
優先度決定のマトリクス
優先度 | 実施の容易さ | 期待される効果 |
---|---|---|
最優先 | 容易 | 大 |
優先 | やや困難 | 大 |
要検討 | 容易 | 小 |
保留 | 困難 | 小 |
施策実施のポイント
- 仮説に基づく施策設計
- A/Bテストの活用
- 段階的な展開計画
効果測定と軌道修正
改善施策の効果を適切に測定し、必要に応じて軌道修正を行います。
起動修正はKPIの運用の中で重要になります。はじめに設定していたことが到底無理な数値であった。KPIの数値に対しての根拠となるデータが不足しているなど、ビジネスの状況が変わるなどで、都度変更して再設定をすることで、ブレることなく売上などのKGIにアプローチすることができます。
効果測定の基本フレーム
測定期間 | 評価指標 | 判断基準 |
---|---|---|
即時(1週間) | CVR、離脱率 | 10%以上の改善 |
短期(1ヶ月) | 売上、問合せ数 | 20%以上の向上 |
中期(3ヶ月) | ROI、LTV | 30%以上の成長 |
軌道修正のタイミング
- 即時対応:重大な機能不具合
- 短期修正:KPIの悪化傾向
- 中期改善:目標との大幅な乖離
- 外部環境の変化
よくある失敗とその対策
KPI設定における主な課題
KPI設定時によく発生する問題とその解決方法を解説します。
主な失敗パターンと対策
失敗パターン | 具体的な問題 | 対策方法 |
---|---|---|
指標過多 | 20以上のKPI設定 | 重要指標5-7個に絞る |
目標値不適切 | 達成困難な数値設定 | 段階的な目標設定 |
KGIとの不整合 | 売上に寄与しない指標 | 因果関係の明確化 |
測定不可能 | データ取得できない | 計測方法の事前確認 |
事前確認すべきポイント
- データ取得の技術的実現性
- 目標値の妥当性検証
- 社内リソースとの整合性
測定・分析での注意点
データ収集と分析時に注意すべきポイントを説明します。
よくある測定ミスと対策
問題区分 | 具体的な事例 | 予防・対策方法 |
---|---|---|
タグ設定 | 計測漏れ・重複 | 定期的な監査実施 |
データ欠損 | サンプル数不足 | 期間の適切な設定 |
誤った解釈 | 相関と因果の混同 | 多角的な分析実施 |
セグメント誤り | 対象者の誤認識 | 定義の明確化 |
分析時の基本原則
- データの品質確認
- 複数指標での検証
- 異常値の除外処理
改善施策実施時の留意点
施策実行時に気をつけるべきポイントと対応方法です。
実施時の主な問題点
フェーズ | リスク | 対策方法 |
---|---|---|
企画段階 | 効果予測の誤り | 事前テストの実施 |
実行段階 | リソース不足 | 段階的な展開 |
効果測定 | 判断基準の曖昧さ | 評価指標の明確化 |
改善フェーズ | 部分最適化 | 全体最適の確認 |
まとめ:効果的なKPI運用のポイント
KPI設定から改善までの流れ
WEBマーケティングKPIの効果的な運用プロセスを管理するフローを構築してください。KPIを運用していく中で重要になるのが、KPIとして数値目標も大事ですが、運用体制が一番重要です。
全体の流れと重要ポイント
フェーズ | 実施内容 | 成功のポイント |
---|---|---|
計画 | KGI・KPI設定 | SMART基準の適用 |
実行 | データ収集・分析 | 正確な測定体制 |
評価 | 効果測定・報告 | 定期的なレビュー |
改善 | 施策の最適化 | 迅速なPDCA実施 |
特に重要な成功要因
- 経営目標との整合性確保
- 現場チームの巻き込み
- データドリブンな意思決定
運用体制をしっかりと固めることで、ブレに対してもKPIが未達に対しても、それをカバーする体制があるため大きな問題にはなりません。
しかし運用体制がなければ、1つのイレギュラーで運用が破綻して、KPIがなかったものになってしまいます。よくあるパターンですが。
継続的な成果を出すためのチェックリスト
持続的な成果創出のための重要項目をリスト化しました。
日次チェック項目
確認項目 | チェックポイント | 対応基準 |
---|---|---|
データ品質 | 計測正常性確認 | 異常値の即時対応 |
KPI推移 | 前日/週比較 | ±20%変動で調査 |
緊急課題 | クリティカル事象 | 24h以内に対処 |
WEBのマーケティングでKPIは重要になります。弊社ではWEBマーケティングのサポートを行なっておりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。