【図解で解説】サーチコンソールとは?初心者でも5分で分かる設定方法・使い方完全ガイド2025
「サーチコンソールって何?」「設定が難しそう…」そんな初心者の方でも大丈夫!
この記事では、Googleサーチコンソールとは何かから設定方法まで、実際の画面を使って5分で理解できるよう図解で分かりやすく解説します。
目次
サーチコンソールとは?3分で分かる基本知識
サーチコンソールの定義と役割
Googleサーチコンソールとは、あなたのWebサイトがGoogle検索でどのように表示されているかを教えてくれる、Googleが無料で提供する分析ツールです。
簡単に言うと、「あなたのサイトの成績表」のようなものです。

サーチコンソールで分かること
- 🔍 どんなキーワードで検索されているか
- 📊 何回表示されて、何回クリックされたか
- 📈 検索結果で何位に表示されているか
- ⚠️ サイトに問題がないか
Googleアナリティクスとの違い【比較表付き】
「アナリティクスとは何が違うの?」という疑問にお答えします。
項目 | サーチコンソール | Googleアナリティクス |
---|---|---|
何を分析? | Google検索での表示状況 | サイト訪問後のユーザー行動 |
いつのデータ? | サイト訪問前 | サイト訪問後 |
主な用途 | SEO対策・検索状況確認 | アクセス解析・ユーザー分析 |
分かること | ・検索キーワード<br>・表示回数<br>・検索順位 | ・ページビュー数<br>・滞在時間<br>・離脱率 |

覚え方のコツ:
- サーチコンソール = 「Google目線」でサイトを見る
- アナリティクス = 「ユーザー目線」でサイトを見る
なぜサーチコンソールが必要なの?【3つの理由】
✅ 理由1:SEO対策に必須だから
Google検索で上位表示されるために、どんなキーワードで検索されているかを知る必要があります。
✅ 理由2:サイトの問題を早期発見できるから
エラーページや表示速度の問題など、放置すると検索順位が下がる問題を事前に教えてくれます。
✅ 理由3:完全無料で高機能だから
有料のSEOツールに匹敵する機能が、なんと無料で使えます。
【5分で完了】サーチコンソール設定方法を図解で解説
事前準備:必要なもの一覧
設定前に以下を用意してください。
✅ 必要なもの
- [ ] Googleアカウント(Gmailアドレス)
- [ ] 分析したいサイトのURL
- [ ] サイトの管理者権限
- [ ] 5-10分の時間
💡 ポイント: GoogleアナリティクスやGoogle広告と同じGoogleアカウントを使うと連携が簡単です。
ステップ1:Googleアカウントでログイン【2分】
1-1. サーチコンソールにアクセス
以下のURLにアクセスします: https://search.google.com/search-console/

1-2. 「今すぐ開始」をクリック
すでにGoogleにログイン済みの場合は自動で次の画面に進みます。
ステップ2:プロパティの追加【初心者はこちら】
2-1. プロパティタイプを選択
以下の2つのオプションが表示されます。

タイプ | 説明 | 初心者おすすめ度 |
---|---|---|
ドメイン | example.com形式<br>サブドメインも含めて管理 | ⭐⭐☆(上級者向け) |
URLプレフィックス | https://example.com形式<br>指定URLのみ管理 | ⭐⭐⭐(初心者推奨) |
💡 初心者の方は「URLプレフィックス」を選択してください
2-2. サイトURLを入力
正確なURLを入力します:
✅ 正しい例
https://www.example.com
❌ 間違った例
www.example.com (httpが抜けている)
https://www.example.com/ (最後のスラッシュは不要)

ステップ3:所有権の確認【5つの方法から選択】
「このサイトは私のものです」とGoogleに証明する手続きです。
5つの方法から、あなたに合った方法を選びましょう。

🥇 方法1:HTMLタグ(最もおすすめ)
こんな方におすすめ:
- WordPressを使っている
- HTMLの編集ができる
- 最も簡単な方法を希望
手順:
- 表示されたメタタグをコピー
<meta name="google-site-verification" content="○○○○○○..." />
- サイトの
<head>
タグ内に貼り付け
WordPressの場合の貼り付け方法:
- 方法A: テーマエディターの
header.php
に追加 - 方法B: プラグイン「Insert Headers and Footers」を使用
- 方法C: SEO設定から追加
🥈 方法2:Googleアナリティクス(超簡単)
こんな方におすすめ:
- すでにGoogleアナリティクスを設定済み
- 1クリックで完了したい
手順:
- 「Google Analytics」タブを選択
- 「確認」ボタンをクリック
- 数秒で完了!
🥉 方法3:HTMLファイル
こんな方におすすめ:
- FTPアクセス権限がある
- 確実に設定したい
手順:
- 指定されたHTMLファイルをダウンロード
- サイトのルートディレクトリにアップロード
- アップロード確認
方法4:Google Tag Manager
すでにGTMを使用している場合に選択
方法5:DNSレコード(上級者向け)
ドメインの管理権限がある場合に選択
💡 迷ったらHTMLタグ方式がおすすめです!
ステップ4:サイトマップの送信【3分】
4-1. サイトマップとは?
サイトマップとは、「サイト内のページ一覧表」のようなもので、Googleにサイト構造を教えるファイルです。

4-2. サイトマップURLを確認
WordPressの場合: 通常は以下のいずれかのURLにあります:
https://yoursite.com/sitemap.xml
https://yoursite.com/sitemap_index.xml
ブラウザでアクセスして確認してみてください。
4-3. サーチコンソールで送信
- 左メニューの「サイトマップ」をクリック
- 「新しいサイトマップの追加」に入力
sitemap.xml
- 「送信」をクリック

✅ 成功例:
- ステータス:「成功しました」
- 検出されたURL数が表示
❌ エラー例:
- ステータス:「取得できませんでした」 → URLが間違っているか、ファイルが存在しない可能性
【今すぐ実践】サーチコンソール基本機能の使い方
検索パフォーマンス:アクセス状況の確認方法
検索パフォーマンスは、サーチコンソールで最もよく使う機能です。

4つの重要な指標:
指標 | 意味 | 見方のコツ |
---|---|---|
📊 表示回数 | Google検索結果に表示された回数 | 多いほど認知度が高い |
👆 クリック数 | 実際にクリックされた回数 | 実際の訪問者数 |
📈 CTR | クリック率(クリック数÷表示回数) | 平均2-3%が目安 |
🏆 平均掲載順位 | 検索結果での平均順位 | 10位以内を目標 |
💡 初心者がまず見るべきポイント:
- どんなキーワードで検索されているか(クエリタブ)
- どのページがよく見られているか(ページタブ)
ページのインデックス:登録状況の確認
インデックスとは、Googleがあなたのページを「検索結果に表示する候補」として登録することです。
確認方法:
- 左メニュー「ページ」をクリック
- 登録状況を確認
✅ 正常な状態:
- 「有効」のページが多い
- 重要なページが「有効」に含まれている
⚠️ 注意が必要な状態:
- 重要なページが「除外」になっている
- エラーが多数発生している
サイトマップ:正常送信の確認方法
確認のポイント:
- ステータスが「成功しました」になっているか
- 検出されたURL数が妥当か
- エラーが発生していないか
URLインスペクション:個別ページの診断
特定のページの状況を詳しく調べたい時に使います。
使い方:
- 上部の検索ボックスにページURLを入力
- エンターキーを押す
- 結果を確認
![URLインスペクション画面]
確認できること:
- ページがインデックスされているか
- モバイルフレンドリーか
- エラーがないか
【よくある質問】サーチコンソール初心者のお悩み解決
Q1. 設定したのにデータが表示されません
A1. データ蓄積には時間がかかります
- 新規サイト: 数日〜1週間
- 既存サイト: 1-3日
💡 解決法: 気長に待ちましょう。心配な場合は設定を再確認してください。
Q2. HTMLタグを設置したのに確認できません
A2. 以下を確認してください
- [ ] タグが
<head>
内に正しく設置されているか - [ ] タグの内容が改変されていないか
- [ ] キャッシュプラグインの影響はないか
- [ ] ブラウザキャッシュをクリアしてみる
Q3. サイトマップが「取得できませんでした」になります
A3. 以下を順番に確認してください
- サイトマップURLが正しいか
- ブラウザで直接アクセスして確認
- サイトマップファイルが存在するか
- WordPressの場合はプラグインで生成
- robots.txtでブロックされていないか
yoursite.com/robots.txt
で確認
Q4. 複数のサイトを管理したいです
A4. プロパティ追加で複数サイト管理可能
左上のサイト名をクリック→「プロパティを追加」で新しいサイトを追加できます。
Q5. スマートフォンでも確認できますか?
A5. はい、モバイルでも確認可能です
サーチコンソールはレスポンシブ対応しているので、スマートフォンやタブレットからでも使用できます。
Q6. データはどのくらい保存されますか?
A6. 最大16ヶ月間のデータが保存されます
それ以前のデータは自動的に削除されるため、定期的にデータをエクスポートして保存することをおすすめします。
【次のステップ】サーチコンソールを活用したSEO改善
検索順位を上げるための基本的な見方
ステップ1:現状把握
- 「検索パフォーマンス」で主要キーワードを確認
- 平均掲載順位が10位以下のキーワードをリストアップ
- 表示回数が多いのにクリック率が低いページを特定
ステップ2:改善ポイント発見
表示回数が多い + クリック率が低い
= タイトルやメタディスクリプションに改善余地あり
クリック数が多い + 平均掲載順位が低い
= さらに上位を狙える可能性が高い
ステップ3:具体的な改善実行
- タイトルタグの見直し
- メタディスクリプションの最適化
- コンテンツの品質向上
クリック率改善のヒント
CTR(クリック率)の目安
掲載順位 | 一般的なCTR |
---|---|
1位 | 28-35% |
2位 | 15-20% |
3位 | 10-15% |
4-5位 | 5-10% |
6-10位 | 2-5% |
CTR改善の具体的方法:
✅ タイトルタグの改善
改善前:
<title>商品紹介 | 会社名</title>
改善後:
<title>【2025年最新】○○おすすめ5選|選び方のポイントも解説</title>
✅ メタディスクリプションの改善
改善前:
<meta name="description" content="商品を紹介しています。">
改善後:
<meta name="description" content="○○選びで失敗したくない方必見!専門家が厳選したおすすめ5選を価格・機能・使いやすさで徹底比較。初心者でも迷わず選べるポイントを分かりやすく解説します。">
💡 改善のコツ:
- 数字を入れる(「5選」「3つのポイント」)
- ベネフィットを明確にする
- ターゲットを明示する(「初心者向け」等)
Googleアナリティクスとの連携方法
サーチコンソールとGoogleアナリティクスを連携すると、より詳しい分析ができます。
連携手順:
1. Googleアナリティクス4(GA4)で設定
- GA4の管理画面にログイン
- 「管理」→「プロパティ設定」
- 「Search Console のリンク」をクリック
- 「リンク」ボタンで連携開始
2. 連携後に確認できること
- 検索キーワード別の詳細なユーザー行動
- ランディングページ別の詳細分析
- 検索流入からのコンバージョン分析
![GA4連携画面]
連携のメリット:
- SEO対策の効果をより詳しく測定
- 検索キーワードとユーザー行動の関連性把握
- ROI(投資対効果)の正確な計算
【実践編】サーチコンソールでよく使う機能一覧
日常的にチェックすべき項目
週1回チェック:
- [ ] 検索パフォーマンスの変化
- [ ] 新しいエラーの発生
- [ ] インデックス登録状況
月1回チェック:
- [ ] 主要キーワードの順位変動
- [ ] サイトマップの状況
- [ ] モバイルユーザビリティ
必要に応じてチェック:
- [ ] 手動による対策(ペナルティ)
- [ ] セキュリティの問題
- [ ] Core Web Vitals
エラーが発生した時の対処法
よくあるエラーと解決方法:
🚨 サーバーエラー(5xx)
原因: サーバーの問題でページが表示されない 解決方法:
- サーバーログを確認
- プラグインの競合をチェック
- サーバー会社に問い合わせ
🚨 404エラー(ページが見つからない)
原因: ページが削除されている、URLが間違っている 解決方法:
- ページが本当に存在するか確認
- 必要に応じて301リダイレクト設定
- 不要なページの場合は無視
🚨 robots.txtでブロックされました
原因: robots.txtでクロールがブロックされている 解決方法:
- robots.txtファイルを確認
- 必要なページのブロックを解除
- 変更後、再度クロールをリクエスト

サーチコンソールの便利な活用術
💡 活用術1:競合分析への応用
検索パフォーマンスのデータを使って:
- 自社がランキング入りしているキーワードを確認
- まだ対策していない関連キーワードを発見
- 競合が見落としているキーワードを特定
💡 活用術2:コンテンツ企画に活用
- 検索されているがランキングが低いキーワードをリストアップ
- そのキーワードで新しい記事を企画
- 既存記事のリライト優先順位を決定
💡 活用術3:技術的問題の早期発見
- モバイルユーザビリティの問題を定期チェック
- Core Web Vitalsで表示速度を監視
- 構造化データのエラーを把握

まとめ:サーチコンソールで始めるSEO対策
サーチコンソール導入の効果
サーチコンソールを正しく設定・活用することで以下の効果が期待できます。
📈 検索順位の向上
- データに基づいた改善で平均20-30%の順位向上
- クリック率改善により同じ順位でもアクセス数増加
🔍 問題の早期発見
- 検索順位に影響する問題を事前に発見
- ペナルティリスクの回避
💡 新たな機会の発見
- 想定外のキーワードでの流入発見
- 新しいコンテンツアイデアの創出
初心者が陥りがちな注意点
❌ やってはいけないこと:
- データが出ないからといってすぐに諦める
- エラーを無視し続ける
- 一度設定して放置する
✅ 成功のコツ:
- 週1回は必ずチェックする習慣をつける
- 小さな改善を積み重ねる
- データの変化を記録して効果を確認
次のステップ:さらなるSEO対策
サーチコンソールに慣れてきたら、以下のステップに進みましょう。
- Googleアナリティクスとの連携強化
- 有料SEOツールの導入検討
- 定期的なSEO監査の実施
- コンテンツ戦略の本格化
【無料特典】サーチコンソール活用テンプレート
当社では、サーチコンソールのデータを自動で美しいレポートに変換するLooker Studioテンプレートを無料提供しています。
✅ テンプレートで自動化できること:
- 検索パフォーマンスの月次レポート
- キーワード別の順位推移グラフ
- ページ別のクリック率分析
- エラー発生状況の可視化
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💬 質問・相談はお気軽に
サーチコンソールの設定や活用方法でご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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