【2025年最新版】SEO分析ツール徹底比較15選|無料・有料別おすすめと使い方完全ガイド
「どのSEO分析ツールを選べばいいかわからない…」「無料ツールでも十分効果があるの?」そんな悩みを3分で解決します。
この記事では、2025年最新のSEO分析ツール15選を無料・有料別に徹底比較。初心者でも迷わず選べるよう、料金・機能・使いやすさを詳しく解説します。SEOツール選びで失敗したくない方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
- SEO分析ツールとは?必要性を3分で理解
- 【料金比較表】人気SEO分析ツール15選の価格一覧
- 【無料で始める】おすすめSEO分析ツール5選
- 【本格運用向け】有料SEO分析ツール10選
- 総合型SEO分析ツール
- 1. Ahrefs【世界最大級の被リンクデータベース】
- 2. SEMrush【デジタルマーケティング総合プラットフォーム】
- 3. Rank Tracker(SEO PowerSuite)【順位チェック特化ツール】
- 4. SE Ranking【オールインワンSEOツール】
- 国産SEO分析ツール
- 5. GRC【国産順位チェックツールの定番】
- 6. SEARCH WRITE【PLAN-B開発の国産総合ツール】
- 7. パスカル【使いやすさ重視の国産ツール】
- 特化型SEO分析ツール
- 8. Keywordmap【競合・市場分析特化】
- 9. EmmaTools【コンテンツSEO特化】
- 10. tami-co【AI生成機能付きSEOツール】
- SEO分析ツールの選び方|5つのポイント
- 初心者が最初に導入すべきツール組み合わせ
- 2025年SEO分析ツール最新トレンド
- よくある質問(FAQ)
- まとめ|目的別おすすめSEO分析ツール
- 最後に
- サーチコンソールの結果を分析できるBIツールをご提供中!
SEO分析ツールとは?必要性を3分で理解
SEO分析ツールとは、Webサイトの検索エンジン最適化に必要なデータを収集・分析するためのソフトウェアです。具体的には以下のような機能を提供します。
SEO分析ツールでできること
キーワード調査:どの検索キーワードで上位表示を狙うべきか分析できます。検索ボリューム、競合の強さ、関連キーワードなどのデータを取得し、効果的なキーワード戦略を立てられます。
順位チェック:自社サイトが各キーワードで何位に表示されているか日々追跡できます。順位変動をグラフで可視化し、SEO施策の効果測定が可能になります。
競合分析:競合サイトがどのキーワードで流入を獲得しているか、どんな被リンクを得ているかを調査できます。成功している競合の戦略を分析し、自社のSEO戦略に活かせます。
サイト内部の問題発見:ページの読み込み速度、モバイル対応状況、リンク切れ、重複コンテンツなど、SEOに悪影響を与える技術的問題を自動検出できます。
被リンク分析:どのサイトから被リンクを受けているか、その質はどうかを評価できます。被リンク獲得戦略の立案やスパムリンクの発見に役立ちます。
レポート作成:SEOデータを自動でレポート化し、クライアントや社内への報告資料を効率的に作成できます。
なぜSEO分析ツールが必要なのか
手作業でのSEO分析には限界があります。検索順位を毎日手動でチェックしたり、競合サイトを一つ一つ調査したりするのは、膨大な時間と労力がかかります。
SEO分析ツールを使えば、これらの作業を自動化し、正確なデータに基づいた意思決定ができるようになります。結果として、SEO施策の効果が飛躍的に向上し、検索順位の改善やオーガニック流入の増加につながります。
特に2025年現在、Googleのアルゴリズムは複雑化しており、勘や経験だけでSEO対策を行うのはリスクが高いです。データドリブンなアプローチが成功の鍵となっています。
【料金比較表】人気SEO分析ツール15選の価格一覧
まずは主要なSEO分析ツールの料金と機能を一覧で比較しましょう。予算と必要な機能に応じて、最適なツールを選ぶ参考にしてください。
ツール名 | タイプ | 月額料金 | 無料版 | 主な機能 | 初心者向け度 | 日本語対応 |
---|---|---|---|---|---|---|
Google Search Console | 無料 | 0円 | ◎ | 検索パフォーマンス分析 | ★★★★★ | 完全対応 |
Google Analytics 4 | 無料 | 0円 | ◎ | アクセス解析・行動分析 | ★★★★☆ | 完全対応 |
ラッコキーワード | 無料プラン有 | 0円〜990円 | ◎ | キーワード調査 | ★★★★★ | 完全対応 |
Ubersuggest | 無料版有 | 0円〜$29 | ○ | キーワード・競合分析 | ★★★★☆ | 対応 |
Screaming Frog | 無料版有 | 0円〜£149/年 | ○ | サイト内部分析 | ★★☆☆☆ | 一部対応 |
MOZ Pro | 無料機能有 | 0円〜$79 | △ | 被リンク・順位分析 | ★★★☆☆ | 一部対応 |
GRC | 有料 | 495円〜2,475円 | × | 順位チェック | ★★★★★ | 完全対応 |
Rank Tracker | 有料 | $149〜$449/年 | × | 順位・キーワード分析 | ★★★☆☆ | 一部対応 |
Ahrefs | 有料 | $99〜$999 | × | 被リンク・競合分析 | ★★☆☆☆ | 一部対応 |
SEMrush | 有料 | $119.95〜$449.95 | × | 総合SEO・マーケティング | ★★★☆☆ | 対応 |
SE Ranking | 有料 | $39〜$189 | × | 総合SEO分析 | ★★★★☆ | 対応 |
SEARCH WRITE | 有料 | 要問合せ | × | コンテンツSEO | ★★★★☆ | 完全対応 |
パスカル | 有料 | 要問合せ | × | コンテンツ最適化 | ★★★★☆ | 完全対応 |
Keywordmap | 有料 | 要問合せ | × | 競合・市場分析 | ★★★☆☆ | 完全対応 |
EmmaTools | 有料 | 要問合せ | × | コンテンツ分析 | ★★★★☆ | 完全対応 |
価格帯別の選び方ガイド
完全無料で始めたい方:Google Search Console + Google Analytics 4 + ラッコキーワード無料版の組み合わせがおすすめです。
月額1,000円以内:GRCライセンス(495円)+ ラッコキーワード有料プラン(990円)で本格的なSEO分析が可能です。
月額1〜3万円:Ahrefsライト($99)またはSEMrush Pro($119.95)で高度な分析が実現します。
月額3万円以上:複数ツールの組み合わせや国産エンタープライズツールで包括的なSEO戦略を展開できます。
【無料で始める】おすすめSEO分析ツール5選
初めてSEO対策に取り組む方や、予算をかけずに始めたい方向けに、無料で使える優良ツールを5つ厳選しました。
1. Google Search Console【完全無料・必須ツール】
料金:完全無料
おすすめ度:★★★★★
主な機能
Google Search Consoleは、Google公式が提供する完全無料のSEOツールです。自社サイトがGoogle検索でどのように表示され、どんなキーワードで流入しているかを詳細に分析できます。
検索パフォーマンス分析:どのキーワードで何回表示され、何回クリックされたかを確認できます。CTR(クリック率)や平均掲載順位もわかります。
インデックス状況の管理:Googleにインデックスされているページ数、エラーが発生しているページを確認できます。新規ページのインデックス登録をリクエストすることも可能です。
サイトエラーの検出:404エラー、サーバーエラー、リダイレクトエラーなど、サイトの技術的問題を自動検出します。
モバイルユーザビリティ:モバイル表示での問題点を指摘してくれます。テキストが小さすぎる、タップ要素が近すぎるなどの改善点がわかります。
Core Web Vitals測定:ページの読み込み速度、インタラクティブ性、視覚的安定性を測定し、Googleの検索ランキング要因となる指標を確認できます。
メリット
- Google公式ツールなのでデータの信頼性が最高レベル
- 完全無料で全機能利用可能
- リアルタイムで正確な検索パフォーマンスデータを取得
- 初心者でも使いやすいシンプルなインターフェース
- Googleからの重要な通知(ペナルティなど)を受け取れる
デメリット
- 自サイトのデータのみで競合分析はできない
- 過去16ヶ月のデータのみ表示(長期トレンド分析に制限)
- キーワードの検索ボリュームは表示されない
使い方のポイント
- Googleアカウントでログインし、Search Consoleにアクセス
- 「プロパティを追加」から自社サイトのURLを登録
- サイトの所有権確認を実行(HTMLファイルアップロード、DNSレコード追加など)
- サイトマップを送信してインデックスを促進
- 「検索パフォーマンス」で流入キーワード、表示回数、クリック数を確認
- 「カバレッジ」でインデックス状況とエラーをチェック
- 「エクスペリエンス」でCore Web VitalsとモバイルUXを確認
こんな人におすすめ
- SEO初心者すべて(必須ツール)
- 基本的なサイト状況を把握したい人
- コストをかけずにSEO対策を始めたい人
- Googleからの公式データで分析したい人
2. Google Analytics 4【アクセス解析の決定版】
料金:完全無料(有料版GA360もあり)
おすすめ度:★★★★★
主な機能
Google Analytics 4(GA4)は、Webサイトのアクセス解析ツールです。Search Consoleが「検索結果での表示」を分析するのに対し、GA4は「サイト訪問後のユーザー行動」を詳細に追跡します。
リアルタイムアクセス分析:現在サイトを訪問しているユーザー数、閲覧ページ、流入元をリアルタイムで確認できます。
ユーザー属性分析:訪問者の年齢、性別、地域、使用デバイス、興味関心などを把握できます。
行動フロー分析:ユーザーがサイト内をどのように移動しているか、どこで離脱しているかを可視化します。
コンバージョン測定:問い合わせ、購入、資料請求などの目標達成を計測し、どの流入経路が成果につながっているか分析できます。
イベントトラッキング:ボタンクリック、動画再生、スクロール深度など、細かなユーザー行動を追跡できます。
メリット
- Google公式の高精度なアクセス解析
- Search Consoleとの連携でSEOとアクセス解析を統合分析
- AI機能による予測分析(将来の収益予測など)
- プライバシー重視の新しい計測方法
デメリット
- 初心者には設定と分析が複雑
- Universal Analyticsからの移行が必要
- 学習コストがやや高い
使い方のポイント
- Googleアカウントでログインし、GA4プロパティを作成
- トラッキングコードをサイトに設置
- コンバージョン(目標)を設定
- Search Consoleと連携設定
- 「レポート」から流入経路、ユーザー行動を分析
- 「探索」機能でカスタムレポートを作成
こんな人におすすめ
- Search Consoleと合わせて使いたい(推奨)
- ユーザー行動の詳細分析が必要
- コンバージョン率改善に取り組みたい
- データドリブンなサイト改善を目指す
3. ラッコキーワード【キーワード調査の決定版】
料金:無料プラン〜月額990円
おすすめ度:★★★★★
主な機能
ラッコキーワードは、日本語に特化したキーワード調査ツールです。SEOで最も重要な「どのキーワードで記事を書くか」を決める際に欠かせません。
サジェストキーワード一括取得:Google、Bing、YouTubeなどの検索サジェストを一括で取得できます。「関連する検索」や「他のユーザーも検索」も抽出可能です。
関連キーワードの抽出:入力したキーワードに関連する複合キーワードを大量に発見できます。ロングテールキーワード戦略に最適です。
競合サイトのキーワード調査:競合URLを入力すると、そのサイトがどのキーワードで上位表示されているか分析できます。
検索ボリュームの確認:各キーワードの月間検索回数を確認できます(有料プラン)。需要の大きさを定量的に判断できます。
Q&Aサイト連携:Yahoo!知恵袋、教えて!gooなどから、ユーザーの生の悩みや質問を抽出できます。ユーザーニーズの深掘りに有効です。
無料プランでできること
- 1日20回までのキーワード調査
- サジェスト・関連キーワード取得
- Q&Aサイトからの検索ニーズ調査
- 競合サイトの上位キーワード確認(5件まで)
メリット
- 会員登録不要で即座に利用可能
- 直感的で使いやすいインターフェース
- 日本語に特化した高精度な分析
- 無料でも十分な機能
- CSV一括ダウンロード対応
デメリット
- 無料版は1日20回の検索制限
- 検索ボリューム確認は有料プラン必要(月額990円)
- 海外SEOには不向き
使い方のポイント
- ラッコキーワード公式サイトにアクセス
- 調査したいキーワードを入力(例:「SEO ツール」)
- サジェストキーワードを一括ダウンロード(CSVまたはコピー)
- 「獲得キーワード調査」で競合サイトのURL入力
- Q&Aサイトでユーザーの悩みを確認
- 見出し抽出機能で上位記事の構成を分析
- 有料プランで検索ボリュームを確認し、優先順位付け
こんな人におすすめ
- キーワード選定に悩んでいる人
- コンテンツのネタ探しをしたい人
- 競合サイトの戦略を知りたい人
- 日本語サイトのSEOに特化したい人
4. Ubersuggest【Neil Patel開発の多機能ツール】
料金:無料版〜月額$29(約4,000円)
おすすめ度:★★★★☆
主な機能
Ubersuggestは、著名なマーケターNeil Patelが開発した総合SEOツールです。無料版でもキーワード調査、競合分析、サイト監査など幅広い機能を使えるのが特徴です。
キーワード提案・検索ボリューム分析:入力したキーワードの検索ボリューム、SEO難易度、CPC(広告単価)を表示します。関連キーワード提案も豊富です。
競合サイトのトラフィック推定:競合URLを入力すると、月間オーガニック流入数、流入キーワード、トラフィック推移を確認できます。
バックリンク分析:どのサイトから被リンクを受けているか、ドメインスコアはどのくらいかを調査できます。
サイト監査:サイト全体をスキャンし、SEO上の問題点(重複コンテンツ、リンク切れ、ページ速度など)をスコア化して表示します。
ランキング追跡:登録したキーワードの順位を毎日自動チェックし、推移をグラフで確認できます。
無料版でできること
- 1日3回の検索制限
- キーワードアイデア100個まで表示
- 基本的な競合分析
- ドメインの概要確認
- 簡易サイト監査
メリット
- 無料でも多機能なツール
- 使いやすいダッシュボード
- 日本語対応
- 具体的な改善提案がわかりやすい
- 買い切りプランあり($290/年で無制限)
デメリット
- 無料版は1日3回の制限がきつい
- データの精度がAhrefsやSEMrushより劣る場合も
- 日本語サイトのデータ量がやや少ない
使い方のポイント
- Ubersuggest公式サイトにアクセス
- 調査キーワードまたはURLを入力
- 「キーワードアイデア」で関連キーワード、検索ボリューム確認
- 「トラフィックアナライザー」で競合の流入状況分析
- 「SEOアナライザー」でサイト監査を実行
- 改善提案リストから優先度の高い項目に着手
こんな人におすすめ
- 無料で多機能ツールを試したい人
- 競合分析を手軽に行いたい人
- 英語サイトのSEOも視野に入れている人
- 視覚的にわかりやすいツールが好みの人
5. Screaming Frog SEO Spider【技術的SEO分析の専門ツール】
料金:無料版(500URLまで)〜年間£149(約28,000円)
おすすめ度:★★★☆☆(上級者向け)
主な機能
Screaming Frogは、サイトの技術的SEO問題を発見する専門ツールです。サイト全体をクロール(巡回)し、SEOに影響する要素を網羅的にチェックします。
サイト全体のクロール分析:Googlebotのようにサイトをクロールし、すべてのページ情報を収集します。大規模サイトでも高速処理が可能です。
タイトルタグ・メタディスクリプション確認:すべてのページのタイトル、メタディスクリプションを一覧表示し、重複や文字数オーバーを検出します。
内部リンク構造の分析:サイト内のリンク構造を可視化し、孤立ページ(どこからもリンクされていないページ)を発見できます。
画像最適化状況のチェック:alt属性の有無、画像サイズ、ファイル形式などを確認し、画像SEOの改善点を指摘します。
リダイレクトチェーン確認:301/302リダイレクト、リダイレクトループなど、リダイレクト関連の問題を検出します。
無料版でできること
- 500URLまでのクロール
- 基本的なSEO要素の確認
- CSVエクスポート機能
- リンク切れチェック
- 重複コンテンツの検出
メリット
- 技術的SEO問題を包括的に発見
- 詳細なデータエクスポートが可能
- カスタマイズ性が高い
- オフラインで動作(クラウド不要)
- 大規模サイトにも対応
デメリット
- インターフェースが英語のみ
- 初心者には操作が複雑
- PCにソフトインストールが必要
- 専門知識がないと結果の解釈が難しい
使い方のポイント
- 公式サイトからソフトをダウンロード・インストール
- ソフトを起動し、調査したいサイトURLを入力
- 「Start」ボタンでクロール開始(500URLまで無料)
- 「Response Codes」タブでエラーページ(404、500など)確認
- 「Page Titles」タブで重複タイトル、文字数オーバーを確認
- 「Images」タブでalt属性欠落をチェック
- 「Internal」タブで内部リンク構造を分析
- 問題箇所をCSVエクスポートして改善作業
こんな人におすすめ
- 技術的SEO問題を詳しく調べたい人
- サイト構造の改善に取り組みたい人
- ある程度SEO知識がある中級者以上
- 大規模サイトを運営しているエンジニア
【本格運用向け】有料SEO分析ツール10選
より高度なSEO分析や大規模サイト運営には、有料ツールが必要です。予算に余裕がある企業やプロフェッショナル向けに、厳選した10ツールを紹介します。
総合型SEO分析ツール
1. Ahrefs【世界最大級の被リンクデータベース】
料金:$99〜$999/月(約15,000〜150,000円)
おすすめ度:★★★★★(上級者向け)
主な機能
Ahrefsは、世界中のSEOプロフェッショナルが愛用する総合SEOツールです。特に被リンク分析では業界トップクラスのデータ量と精度を誇ります。
世界最大級の被リンクデータベース:クロール頻度が非常に高く、最新の被リンク情報をほぼリアルタイムで把握できます。競合の被リンク獲得状況も詳細に分析可能です。
競合サイトの詳細分析:競合がどのキーワードで流入を得ているか、どんなコンテンツが人気か、トラフィック推移はどうかを多角的に分析できます。
キーワード調査・難易度分析:キーワードの検索ボリューム、SEO難易度、クリック率を確認できます。キーワード難易度は0〜100のスコアで表示され、自社で狙えるキーワードを判断しやすいです。
コンテンツギャップ分析:競合が順位を取得しているのに自社が取得していないキーワードを抽出し、コンテンツ戦略の穴を発見できます。
ランキング追跡:無制限のキーワード順位追跡が可能。モバイル/デスクトップ別、地域別の順位も確認できます。
メリット
- データの精度・更新頻度が最高レベル
- 被リンク分析では業界No.1
- 多言語対応で海外SEOにも完全対応
- 直感的なインターフェースで操作しやすい
- 豊富な学習コンテンツ(Ahrefs Academy)
デメリット
- 料金が高額(最低$99/月)
- 初心者には機能が多すぎて使いこなせない
- インターフェースは英語(日本語未対応)
- 日本語キーワードのデータ精度は若干劣る場合も
料金プラン
- Lite($99/月):小規模サイト向け、5プロジェクトまで
- Standard($179/月):中規模サイト向け、20プロジェクトまで
- Advanced($399/月):大規模サイト向け、50プロジェクトまで
- Enterprise($999/月):エンタープライズ向け、カスタマイズ可能
こんな人におすすめ
- 本格的な競合分析が必要な企業
- 被リンク戦略に注力したいSEO担当者
- 予算に余裕がある企業
- 海外SEOも視野に入れている企業
2. SEMrush【デジタルマーケティング総合プラットフォーム】
料金:$119.95〜$449.95/月(約18,000〜67,000円)
おすすめ度:★★★★☆
主な機能
SEMrushは、SEOだけでなくPPC広告、SNS、コンテンツマーケティングまでカバーする総合ツールです。デジタルマーケティング全般を一つのプラットフォームで管理したい企業に最適です。
キーワード調査・競合分析:200カ国以上のデータベースから、キーワード調査、競合分析が可能です。特に海外市場のデータが豊富です。
広告分析(PPC・ディスプレイ):競合がどんな広告を出稿しているか、どのキーワードに入札しているかを分析できます。Google Ads、Facebook Adsなどに対応。
ソーシャルメディア管理:SNS投稿のスケジュール管理、エンゲージメント分析、競合のSNS戦略分析が可能です。
コンテンツマーケティング機能:トピックリサーチ、SEOライティングアシスタント、コンテンツ監査機能を搭載。AIによるコンテンツ最適化提案も受けられます。
技術的SEO監査:サイト全体をスキャンし、140以上のSEOチェック項目で問題を検出します。Core Web Vitals、モバイル対応、構造化データなども確認可能です。
ポジショントラッキング:デイリーの順位チェック、競合との比較、SERP機能(強調スニペット、ローカルパックなど)の取得状況も追跡できます。
メリット
- SEO以外のマーケティング機能も充実
- 日本語サポートあり(一部機能)
- レポート機能が豊富で、クライアント報告に便利
- 広告分析でSEOとPPCの統合戦略が立てられる
- 無料トライアルで7日間試せる
デメリット
- 料金が高額
- 機能が多すぎて使いこなしが困難
- 日本語サイトのデータ精度に課題あり
- インターフェースは一部英語
料金プラン
- Pro($119.95/月):フリーランス・小規模代理店向け、5プロジェクトまで
- Guru($229.95/月):中小企業向け、15プロジェクトまで、コンテンツマーケティング機能追加
- Business($449.95/月):大企業・代理店向け、40プロジェクトまで、API利用可能
こんな人におすすめ
- SEO以外のマーケティング施策も実施する企業
- 包括的なデジタルマーケティングツールが欲しい担当者
- チームで使用する代理店・企業
- 海外市場も視野に入れている企業
3. Rank Tracker(SEO PowerSuite)【順位チェック特化ツール】
料金:$149〜$449/年(約22,000〜67,000円)
おすすめ度:★★★★☆
主な機能
Rank Trackerは、順位チェックに特化したデスクトップアプリです。無制限のキーワード追跡ができ、コストパフォーマンスが非常に高いのが特徴です。
無制限キーワード順位追跡:追跡キーワード数に制限がなく、数千〜数万のキーワードでも追跡可能です。
競合サイトとの順位比較:最大5つの競合サイトと並べて順位比較ができます。どのキーワードで勝っているか、負けているかが一目瞭然です。
ローカルSEO対応:地域別の順位チェックが可能。店舗ビジネスのローカルSEO対策に有効です。
詳細なレポート作成:カスタマイズ可能なレポートテンプレートで、クライアント向けレポートを自動生成できます。PDF、HTML形式でエクスポート可能。
キーワード調査機能:順位チェックだけでなく、キーワードプランナー、サジェスト取得、競合分析機能も搭載しています。
メリット
- コストパフォーマンスが非常に高い(年額課金)
- 無制限でキーワード追跡可能
- カスタマイズ性が高い
- 買い切りの無料版もあり(機能制限)
- SEO PowerSuiteの他ツール(WebSite Auditorなど)と連携可能
デメリット
- デスクトップアプリのみ(クラウド版なし)
- 初期設定が複雑で学習コストが高い
- サポートが英語のみ
- インターフェースが古めかしい
料金プラン
- Professional($149/年):個人・小規模ビジネス向け、プロジェクト無制限
- Enterprise($449/年):代理店・大企業向け、レポート自動送信、API利用可能
こんな人におすすめ
- 大量のキーワード順位を追跡したい代理店
- コストを抑えて本格的な順位チェックをしたい企業
- レポート作成を自動化したい担当者
- クラウド版でなくても問題ない人
4. SE Ranking【オールインワンSEOツール】
料金:$39〜$189/月(約6,000〜28,000円)
おすすめ度:★★★★☆
主な機能
SE Rankingは、コストパフォーマンスに優れた総合SEOツールです。AhrefsやSEMrushと似た機能を低価格で提供しており、中小企業に人気です。
総合SEO分析:キーワード調査、競合分析、被リンク分析、サイト監査など、SEOに必要な機能を網羅しています。
自動レポート生成:ホワイトラベル対応のレポートを自動生成でき、クライアント向けに自社ブランドで提供できます。
ソーシャルメディア管理:SNS投稿のスケジューリング、エンゲージメント分析が可能です。
マーケティングプラン機能:SEO施策の計画、タスク管理、進捗追跡ができます。チームでのプロジェクト管理に便利です。
メリット
- AhrefsやSEMrushより大幅に安価
- 日本語対応あり
- 使いやすいインターフェース
- 14日間の無料トライアルあり
- ホワイトラベルレポートで代理店業務に最適
デメリット
- データの精度はAhrefs/SEMrushに劣る
- 日本語キーワードのデータ量がやや少ない
- 一部機能は英語のみ
料金プラン
- Essential($39/月):個人・小規模サイト向け、順位チェック250キーワード
- Pro($89/月):中小企業向け、順位チェック1,000キーワード
- Business($189/月):代理店向け、順位チェック2,500キーワード
こんな人におすすめ
- コスパ重視で総合SEOツールが欲しい企業
- 中小企業・スタートアップ
- 代理店でクライアント向けレポートが必要な人
- AhrefsやSEMrushは高すぎると感じる人
国産SEO分析ツール
5. GRC【国産順位チェックツールの定番】
料金:月額495円〜2,475円
おすすめ度:★★★★★
主な機能
GRCは、日本で最も人気のある順位チェックツールです。シンプルで使いやすく、圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。
Yahoo・Google・Bingの順位チェック:3つの検索エンジンで同時に順位をチェックできます。PC版とモバイル版で別々に追跡可能(GRCモバイル)。
順位変動グラフ表示:長期間の順位推移をグラフで可視化し、SEO施策の効果を一目で確認できます。
競合サイト比較:同じキーワードで競合サイトの順位も同時追跡し、ランキング状況を比較できます。
メモ機能でアップデート記録:記事更新日、施策内容をメモとして記録でき、施策と順位変動の関係を分析できます。
アラート機能:順位が大きく変動した際にアラートで通知。重要キーワードの異変を見逃しません。
メリット
- 圧倒的なコストパフォーマンス(月額495円〜)
- 動作が軽快でストレスフリー
- 長期間の順位データ蓄積が可能
- 日本語完全対応
- 日本の検索エンジンに特化
- 買い切りライセンスもあり
デメリット
- Windows専用(Mac版は別ソフト「GRC mobile」)
- 順位チェック特化で他のSEO機能は限定的
- クラウド版なし(デスクトップアプリのみ)
- デザインが古めかしい
料金プラン
- ベーシック(495円/月):URL5件、キーワード500件
- スタンダード(990円/月):URL50件、キーワード5,000件
- エキスパート(1,485円/月):URL500件、キーワード50,000件
- プロ(1,980円/月):URL5,000件、キーワード500,000件
- アルティメット(2,475円/月):無制限
こんな人におすすめ
- コスパ重視で順位チェックしたい個人・企業
- 長期間のデータ蓄積が必要な人
- 国産ツールの安心感が欲しい人
- Windowsユーザー
6. SEARCH WRITE【PLAN-B開発の国産総合ツール】
料金:要問合せ(推定月額数万円〜)
おすすめ度:★★★★☆
主な機能
SEARCH WRITEは、SEO専門会社PLAN-Bが開発した国産の総合SEOツールです。AIライティング支援機能が特徴で、コンテンツSEOに強みがあります。
AIライティング支援:キーワードを入力すると、AIが記事の構成案、見出し案、執筆のポイントを提案してくれます。ライティング工数を大幅に削減できます。
競合分析・キーワード調査:上位表示されている競合記事を自動分析し、必要な要素を抽出します。検索ボリューム、関連キーワードも調査可能です。
コンテンツ最適化提案:執筆した記事をツールで分析すると、不足している要素、追加すべきキーワード、改善点を具体的に提案してくれます。
順位追跡:登録キーワードの順位を自動追跡し、ダッシュボードで一元管理できます。
レポート自動生成:クライアント向けのSEOレポートを自動生成。PDF出力も可能です。
メリット
- 日本語に特化した高精度分析
- AIによるコンテンツ作成支援で効率化
- 手厚い日本語サポート
- PLAN-BのSEOノウハウが反映されている
- 無料デモあり
デメリット
- 料金が非公開(見積もり必要)
- 比較的新しいツールで実績がまだ少ない
- 大企業向けで個人には高額の可能性
こんな人におすすめ
- 日本語コンテンツSEOに特化したい企業
- AIライティング機能を活用したい編集チーム
- 手厚いサポートが欲しい企業
- 国産ツールを優先したい企業
7. パスカル【使いやすさ重視の国産ツール】
料金:要問合せ(推定月額4〜10万円)
おすすめ度:★★★★☆
主な機能
パスカルは、直感的な操作性と具体的な改善提案が特徴の国産SEOツールです。SEO初心者でも使いやすく、中小企業に人気があります。
競合分析レーダーチャート:自社サイトと上位競合を比較し、レーダーチャートで可視化します。どの要素が不足しているか一目瞭然です。
コンテンツ最適化スコア:記事のSEOスコアを100点満点で評価し、改善すべき具体的なポイントを提示します。
キーワード調査:検索ボリューム、競合性、関連キーワードを調査できます。
順位追跡:登録キーワードの順位を毎日自動チェックし、変動をグラフで確認できます。
改善提案機能:「このキーワードを追加」「見出しをこう変更」など、具体的なアクションを提案してくれるため、何をすればいいか迷いません。
メリット
- 直感的で使いやすいインターフェース
- 具体的な改善提案がわかりやすい
- 4日間無料体験あり
- 日本語完全対応
- 充実した導入サポート
デメリット
- 料金が非公開で高額の可能性
- 中小規模サイト向けで大規模サイトには不向き
- 技術的SEO機能は弱い
こんな人におすすめ
- 使いやすさを重視したい企業
- 具体的な改善指示が欲しい初心者〜中級者
- 中小企業・個人事業主
- 国産ツールの手厚いサポートが欲しい人
特化型SEO分析ツール
8. Keywordmap【競合・市場分析特化】
料金:要問合せ(推定月額10万円〜)
おすすめ度:★★★★☆
主な機能
Keywordmapは、日本最大級のキーワードデータベースを持つ国産ツールです。競合分析と市場調査に特化しており、データドリブンな戦略立案に最適です。
世界最大級の日本語データ:日本語サイトのキーワードデータが非常に豊富で、精度が高いです。
競合サイト詳細分析:競合のオーガニック流入キーワード、広告出稿キーワード、コンテンツ戦略を詳細に分析できます。
市場調査レポート自動生成:特定の市場(業界)のキーワードトレンド、検索ボリューム推移、競合マップを自動でレポート化します。
キーワード調査:検索ボリューム、関連キーワード、ユーザーニーズ分析が可能です。
広告分析:競合のリスティング広告、ディスプレイ広告戦略も調査できます。
メリット
- 日本語サイトのデータ精度が非常に高い
- 自動レポート生成で工数削減
- 市場分析に強み
- 代理店向け機能が充実
- 無料デモあり
デメリット
- 料金が非公開で高額(推定月額10万円以上)
- 大規模サイト・代理店向け
- 個人や小規模サイトには過剰スペック
こんな人におすすめ
- 競合分析を重視したい企業
- 市場調査レポートが必要なマーケティング部門
- 日本語サイト特化で分析したい代理店
- データドリブンな戦略立案をしたい企業
9. EmmaTools【コンテンツSEO特化】
料金:要問合せ(推定月額数万円)
おすすめ度:★★★★☆
主な機能
EmmaToolsは、コンテンツSEOに特化した国産ツールです。ライティング品質の標準化とスコアリングに強みがあり、編集チームでのコンテンツ制作に最適です。
独自スコアリング機能:記事のSEO品質を独自アルゴリズムでスコア化します。誰が書いても一定水準以上のコンテンツを作成できます。
ライティング品質の標準化:複数のライターが執筆する場合でも、品質を均一化できます。チェックリスト機能で抜け漏れを防止します。
競合記事分析:上位表示されている競合記事を分析し、必要な要素(キーワード、見出し構成、文字数など)を抽出します。
コンテンツ最適化提案:リアルタイムで改善提案を表示。執筆しながらSEO最適化できます。
チーム管理機能:ライター、編集者、ディレクターの権限を分けて管理できます。ワークフロー管理も可能です。
メリット
- コンテンツ品質の定量化ができる
- ライティングチーム管理に適している
- 改善提案が具体的
- 日本語完全対応
- 無料トライアルあり
デメリット
- 料金が非公開
- コンテンツSEO以外の機能は限定的
- 技術的SEO、被リンク分析などは別ツールが必要
こんな人におすすめ
- コンテンツSEOに特化したいメディア企業
- ライティング品質を標準化したい編集部
- チームでコンテンツ制作している企業
- 外部ライターを多数活用している企業
10. tami-co【AI生成機能付きSEOツール】
料金:要問合せ(推定月額数万円)
おすすめ度:★★★★☆
主な機能
tami-coは、最新の生成AI技術を活用したSEOツールです。AIによる記事作成支援とSEO分析を一体化し、コンテンツ制作の効率を劇的に向上させます。
生成AIで記事作成支援:キーワードを入力するだけで、AIが記事のアウトライン、本文の下書きを自動生成します。編集者はAI生成文章を調整するだけで記事を完成させられます。
必要な分析が簡単にできる:競合分析、キーワード調査、コンテンツスコアリングなど、必要なSEO分析機能を直感的に操作できます。
競合記事の自動分析:上位表示されている競合記事を自動でスクレイピングし、含まれるキーワード、見出し構成、文字数などを分析します。
キーワード調査:検索ボリューム、関連キーワード、検索意図の分析が可能です。
コンテンツ最適化:執筆中の記事をリアルタイムで分析し、SEOスコアと改善提案を表示します。
メリット
- 最新のAI技術を活用して記事制作を効率化
- 記事作成工数の大幅削減(50%以上の削減も可能)
- 分析から執筆まで一気通貫
- 日本語完全対応
- 無料デモあり
デメリット
- 比較的新しいツールで実績が少ない
- AI生成コンテンツの品質管理が必要(人間のチェックは必須)
- 料金が非公開
こんな人におすすめ
- AI技術を活用してコンテンツ制作を効率化したい企業
- 大量の記事を作成する必要があるメディア
- 最新ツールに興味がある革新的な企業
- ライティングリソースが不足している企業
SEO分析ツールの選び方|5つのポイント
SEOツールは数多く存在しますが、すべてを導入する必要はありません。自社の目的、予算、スキルレベルに合ったツールを選ぶことが重要です。
1. 目的を明確にする
まず「何のためにSEOツールを導入するのか」を明確にしましょう。目的によって最適なツールは異なります。
キーワード調査重視
どのキーワードで記事を書くべきか、検索ボリュームはどのくらいかを知りたい場合。
→ おすすめ:ラッコキーワード、Ubersuggest、SEMrush、Ahrefs
順位チェック重視
自社サイトの検索順位を日々追跡し、施策の効果を測定したい場合。
→ おすすめ:GRC、Rank Tracker、SE Ranking
競合分析重視
競合サイトがどのキーワードで流入を得ているか、どんな被リンクを獲得しているかを知りたい場合。
→ おすすめ:Ahrefs、SEMrush、Keywordmap
技術的SEO重視
サイトの読み込み速度、リンク切れ、重複コンテンツなど技術的問題を発見・修正したい場合。
→ おすすめ:Screaming Frog、Google Search Console、Lumar
コンテンツSEO重視
SEOに強い記事を効率的に作成し、既存記事を最適化したい場合。
→ おすすめ:SEARCH WRITE、EmmaTools、パスカル、tami-co
2. 予算に合わせて選択
SEOツールの料金は無料から月額数十万円まで幅広いです。予算に応じた選択肢を検討しましょう。
月額1万円未満
- GRC(495円〜2,475円)
- ラッコキーワード有料プラン(990円)
- Ubersuggest(約4,000円)
月額1〜5万円
- SE Ranking(約6,000〜28,000円)
- Ahrefs Lite(約15,000円)
- SEMrush Pro(約18,000円)
- Rank Tracker年額プラン(月換算約2,000円)
月額5〜10万円
- Ahrefs Standard以上(約27,000円〜)
- SEMrush Guru(約34,000円)
- パスカル(推定4〜10万円)
月額10万円以上
- エンタープライズ向けツール
- Keywordmap(推定10万円〜)
- 複数ツールの組み合わせ
3. チームのスキルレベルを考慮
ツールによって必要なスキルレベルが異なります。チームの習熟度に合わせて選びましょう。
初心者チーム
SEOの知識がほとんどない、ツールを使うのが初めてというチーム。
→ おすすめ:Google Search Console、ラッコキーワード、GRC、パスカル
中級者チーム
基本的なSEO知識があり、データ分析にも慣れているチーム。
→ おすすめ:SEARCH WRITE、Ubersuggest、SE Ranking、EmmaTools
上級者チーム
SEOの専門知識があり、複雑なツールも使いこなせるチーム。
→ おすすめ:Ahrefs、SEMrush、Screaming Frog、Keywordmap
4. サポート体制を確認
特に初めてSEOツールを導入する場合、サポート体制は重要です。
日本語サポート重視
国産ツールや日本語サポートのある海外ツールを選びましょう。
→ 国産ツール:GRC、ラッコキーワード、SEARCH WRITE、パスカル、Keywordmap、EmmaTools、tami-co
→ 日本語対応海外ツール:SEMrush、SE Ranking、Ubersuggest
英語サポート対応可能
英語でのサポートやドキュメントを読める場合、選択肢が広がります。
→ Ahrefs、MOZ、Rank Tracker、Screaming Frog
5. 無料トライアルを活用
ほとんどのツールで無料トライアルや無料版が提供されています。必ず実際に使ってみて、チームに合うかどうかを確認しましょう。
無料トライアルの確認ポイント:
- インターフェースの使いやすさ
- 必要な機能が揃っているか
- データの見やすさ、レポートのわかりやすさ
- チームメンバーが使いこなせそうか
- サポートの対応品質
初心者が最初に導入すべきツール組み合わせ
SEOツールは単独で使うより、複数を組み合わせて使うことで効果が最大化します。予算別におすすめの組み合わせを紹介します。
【無料スタートプラン】予算:0円
組み合わせ:
- Google Search Console(必須)
- Google Analytics 4
- ラッコキーワード無料版
合計費用:0円
できること:
- 基本的なSEO分析(流入キーワード、順位、エラー検出)
- アクセス解析とユーザー行動分析
- キーワード調査と競合の基本分析(1日20回まで)
こんな人におすすめ:
- SEOを始めたばかりの個人・小規模事業者
- まずは無料で試してみたい人
- 予算がほとんどない状況
【エントリープラン】予算:月額1,500円〜
組み合わせ:
- Google Search Console(必須・無料)
- ラッコキーワード有料プラン(990円)
- GRCベーシック(495円)
合計費用:月額1,485円
できること:
- 本格的なキーワード調査(検索ボリューム確認可能)
- 日次の順位チェック(最大500キーワード)
- 競合サイトの上位キーワード分析
- 基本的なSEOレポート作成
こんな人におすすめ:
- 個人ブロガー、アフィリエイター
- 小規模ECサイト運営者
- コストを抑えつつ本格的にSEOを始めたい人
【スタンダードプラン】予算:月額15,000円〜
組み合わせ:
- Google Search Console(必須・無料)
- Ahrefs Lite($99/月≒15,000円)
- GRCスタンダード(990円)
合計費用:月額約16,000円
できること:
- 高度な競合分析と被リンク調査
- 詳細なキーワードリサーチ
- コンテンツギャップ分析
- 大量キーワードの順位追跡(最大5,000キーワード)
こんな人におすすめ:
- 中小企業のWeb担当者
- SEOに本腰を入れたい企業
- 競合分析を重視したいマーケター
- アフィリエイト上級者
【プロフェッショナルプラン】予算:月額30,000円〜
組み合わせ:
- Google Search Console(必須・無料)
- Ahrefs Standard($179/月≒27,000円)
- SEARCH WRITE または パスカル(推定5〜10万円)
- GRCエキスパート(1,485円)
合計費用:月額30,000円〜(国産ツール含む場合は50,000円〜)
できること:
- AI支援による効率的なコンテンツ制作
- 高度な競合・市場分析
- チーム運用とワークフロー管理
- 包括的なSEO戦略の立案と実行
- クライアント向けレポート自動生成
こんな人におすすめ:
- SEO代理店
- メディア企業
- 大規模サイトを運営する企業
- 複数サイトを管理する担当者
【エンタープライズプラン】予算:月額10万円以上
組み合わせ:
- Google Search Console(必須・無料)
- Ahrefs Advanced以上($399〜/月≒60,000円〜)
- SEMrush Business($449.95/月≒67,000円)
- Keywordmap(推定月額10〜30万円)
- GRCプロ(1,980円)
合計費用:月額10万円以上
できること:
- エンタープライズレベルの包括的SEO分析
- 複数市場・多言語サイトの管理
- 高度な市場調査とレポート自動生成
- API連携による自動化
- チーム全体での大規模運用
こんな人におすすめ:
- 大企業のマーケティング部門
- 大規模ECサイト運営企業
- グローバル展開する企業
- 複数クライアントを抱える大手代理店
2025年SEO分析ツール最新トレンド
SEO業界は常に進化しています。2025年現在、SEOツールにどのような新しい機能やトレンドが登場しているのか解説します。
1. AI機能の標準搭載
2025年、ほぼすべての主要SEOツールがAI機能を搭載しています。ChatGPTやGoogle Bardの登場により、AI技術がSEOツールに統合されました。
注目のAI機能
自動記事生成・リライト提案:キーワードを入力するだけで、AIが記事の構成案や本文の下書きを自動生成します。既存記事の改善提案も自動で行われます。
検索意図の自動分析:キーワードの背後にあるユーザーの検索意図(情報収集型、購入検討型など)をAIが自動判定し、最適なコンテンツタイプを提案します。
最適化提案の自動生成:記事を分析し、「この見出しを追加すべき」「このキーワードの出現頻度を増やすべき」など、具体的なアクションをAIが提案します。
AI搭載ツール例
- SEARCH WRITE:AIライティングアシスタント機能で記事作成を効率化
- tami-co:生成AIによる記事の自動作成と最適化
- EmmaTools:AIによるコンテンツスコアリングと改善提案
- SEMrush:AI Writing Assistant機能でSEOに強い文章を作成支援
2. Google Analytics 4(GA4)完全対応
2023年7月にUniversal Analyticsが終了し、2025年現在、すべてのツールがGA4データとの連携を強化しています。
GA4連携の利点
- GA4の行動データとSEOツールの検索データを統合分析
- コンバージョンまでの経路をより詳細に追跡
- プライバシー重視の新しい計測方法に対応
- 予測分析機能でSEO施策の将来効果を推定
主要ツール(Search Console、Ahrefs、SEMrush、SE Rankingなど)はすべてGA4とのネイティブ連携に対応しています。
3. Core Web Vitals最適化機能
Googleの検索ランキング要因となっているCore Web Vitals(コアウェブバイタル)の測定・改善機能が多くのツールに追加されています。
Core Web Vitalsとは
- LCP(Largest Contentful Paint):最大コンテンツの表示速度
- FID(First Input Delay)/ INP(Interaction to Next Paint):インタラクティブ性
- CLS(Cumulative Layout Shift):視覚的安定性
これらの指標はユーザー体験に直結し、SEOにも影響します。
対応ツール
- Google Search Console:Core Web Vitalsレポートを標準搭載
- Screaming Frog:PageSpeed Insights APIと連携してCore Web Vitalsを測定
- SEMrush:サイト監査でCore Web Vitalsの問題を自動検出
- Ahrefs:Site Audit機能でページ速度とCore Web Vitalsを分析
4. 音声検索・AI検索対応
音声検索(Siri、Alexa、Google Assistantなど)やAI検索エンジン(ChatGPT、Google SGE、Bingチャットなど)を意識したキーワード分析機能が登場しています。
新しい検索行動への対応
会話型クエリの分析:「近くの美味しいイタリアンレストラン」のような自然言語クエリの調査機能が追加されています。
質問形式キーワード:「〜とは」「〜の方法」「〜はどこ」などの質問形式キーワードの重要性が増し、ツールでも特別に分析できるようになっています。
AI生成コンテンツの評価:AI検索エンジンに引用されやすいコンテンツの特徴を分析する機能も登場しています。
5. E-E-A-T分析機能
Googleが重視する**E-E-A-T(Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)**を評価する機能が追加されています。
E-E-A-T最適化支援
- 著者情報の充実度チェック
- 専門性を示す要素(資格、経験、引用元など)の分析
- 信頼性を高める要素(運営者情報、プライバシーポリシーなど)の確認
- 一次情報・オリジナル体験の有無を評価
国産ツール(SEARCH WRITE、パスカル、EmmaToolsなど)は特にE-E-A-T分析に力を入れています。
6. ローカルSEO機能の強化
店舗ビジネスや地域密着型ビジネス向けに、ローカルSEO(地域SEO)機能が大幅に強化されています。
ローカルSEO機能
- Googleビジネスプロフィールとの連携
- 地域別の順位チェック(「渋谷 カフェ」など)
- ローカルパックでの表示状況追跡
- 口コミ(レビュー)管理と返信支援
- 競合店舗のローカルSEO戦略分析
SE Ranking、SEMrush、AhrefsなどがローカルSEO機能を強化しています。
7. 動画SEO・画像SEO機能
YouTube SEO、Google画像検索のSEO対策機能も充実してきています。
動画・画像SEO機能
- YouTubeキーワード調査
- 動画タイトル・説明文の最適化提案
- 画像alt属性の自動生成提案
- 画像検索での順位追跡
- 動画コンテンツの競合分析
ラッコキーワード、Ahrefs、SEMrushなどが対応しています。
よくある質問(FAQ)
SEO分析ツールに関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 無料ツールだけでSEO対策は可能ですか?
A. 小規模サイトなら可能ですが、本格的なSEOには有料ツールが推奨です。
Google Search Console + Google Analytics 4 + ラッコキーワード無料版の組み合わせで、基本的なSEO対策は実施できます。ただし、以下の制限があります。
- 競合分析が限定的(詳細な被リンク分析や流入キーワードの把握が困難)
- 順位チェックが手動になる(Search Consoleは平均順位のみ表示)
- キーワード調査に制限(ラッコキーワード無料版は1日20回まで)
月間PV数千〜1万程度の小規模サイトなら無料ツールでも十分ですが、本格的にSEOで成果を出したい場合は、最低でもGRC(495円/月)やラッコキーワード有料版(990円/月)の導入をおすすめします。
Q2. AhrefsとSEMrushはどちらがおすすめですか?
A. 目的によって異なりますが、被リンク重視ならAhrefs、総合的なマーケティングならSEMrushです。
Ahrefsがおすすめな人:
- 被リンク分析を最重視
- SEOに特化した分析がしたい
- データの精度と鮮度を重視
- インターフェースのシンプルさを好む
SEMrushがおすすめな人:
- SEO以外にPPC広告、SNSも管理したい
- 日本語サポートが欲しい
- レポート機能を重視
- クライアント向けのホワイトラベルレポートが必要
予算が許すなら両方契約するのが理想ですが、選ぶとすればSEO専門ならAhrefs、デジタルマーケティング全般ならSEMrushです。
Q3. 順位チェックツールはGRCとRank Trackerどちらがいいですか?
A. コスパと使いやすさならGRC、無制限のキーワード追跡ならRank Trackerです。
GRCがおすすめな人:
- とにかくコスパ重視(月額495円〜)
- シンプルで使いやすいツールが好み
- 日本語完全対応が必須
- Windowsユーザー
Rank Trackerがおすすめな人:
- 数千〜数万のキーワードを追跡したい
- 詳細なレポート作成機能が必要
- Mac/Linuxユーザー
- 英語ツールでも問題ない
個人・中小企業にはGRC、大規模サイトや代理店にはRank Trackerがおすすめです。
Q4. 国産SEOツールと海外ツールの違いは?
A. 日本語データの精度とサポート体制に差があります。
国産ツールの特徴:
- 日本語サイトのデータ精度が高い
- 日本語完全対応で使いやすい
- 手厚い日本語サポート
- 日本市場に特化した機能
- 料金が非公開の場合が多い
海外ツールの特徴:
- グローバルなデータベース
- 多言語サイトに対応
- 機能が豊富
- 料金が明確
- 英語ベースのインターフェース
日本国内のみでSEOを行うなら国産ツール、海外展開も視野に入れるなら海外ツールがおすすめです。
Q5. SEOツールは何個使うべきですか?
A. 最低3つ(無料2つ+有料1つ)、理想は5〜7つの組み合わせです。
最低限必要なツール:
- Google Search Console(無料・必須)
- Google Analytics 4(無料・必須)
- 順位チェックツール(GRCなど)
理想的な組み合わせ:
- Google Search Console(検索パフォーマンス)
- Google Analytics 4(アクセス解析)
- 順位チェックツール(GRC、Rank Trackerなど)
- キーワード調査ツール(ラッコキーワード、Ahrefsなど)
- 競合分析ツール(Ahrefs、SEMrushなど)
- サイト監査ツール(Screaming Frogなど)
- コンテンツSEOツール(SEARCH WRITE、パスカルなど)
予算と目的に応じて、必要なツールを組み合わせましょう。すべてを一度に導入する必要はなく、段階的に追加していくのが現実的です。
Q6. SEOツールの効果測定はどうすればいいですか?
A. KPI(重要指標)を設定し、定期的にモニタリングしましょう。
主要なSEO KPI:
- オーガニック検索流入数(GA4で確認)
- 検索順位(順位チェックツールで追跡)
- クリック率(CTR)(Search Consoleで確認)
- コンバージョン数・率(GA4で確認)
- インデックスページ数(Search Consoleで確認)
- ドメインオーソリティ・被リンク数(Ahrefs、MOZで確認)
月次または週次でこれらの指標を確認し、SEOツールを活用した施策の効果を測定します。特に重要なのは、「ツールの利用開始前後での変化」を比較することです。
Q7. SEOツールのデータは100%正確ですか?
A. いいえ、あくまで推定値です。複数ツールでクロスチェックしましょう。
SEOツールが提供するデータ(検索ボリューム、競合の流入数、被リンク数など)は、各ツールが独自の方法で推定した値です。
データの信頼性が高いもの:
- Google Search Console(自社サイトのデータ)
- Google Analytics 4(自社サイトのアクセスデータ)
推定値であるもの:
- 検索ボリューム(ツールによって数値が異なる)
- 競合サイトの流入数(推定値)
- 被リンク数(クロール頻度による)
重要な判断をする際は、複数のツールでデータを確認し、傾向を見ることが大切です。
Q8. SEOツールを導入したら順位はすぐ上がりますか?
A. いいえ、ツールはあくまで分析・支援ツールです。施策の実行が必要です。
SEOツールは「どこを改善すべきか」を教えてくれますが、自動的に順位を上げてくれるわけではありません。
SEOツール導入後の流れ:
- ツールでデータ分析(キーワード調査、競合分析、サイト監査など)
- 分析結果から改善点を抽出
- 具体的な施策を実行(記事作成、リライト、技術的修正など)
- 順位チェックで効果測定
- PDCAサイクルを回す
順位向上には通常3〜6ヶ月かかります。ツールはあくまで「成功確率を高めるための武器」であり、継続的な努力が不可欠です。
まとめ|目的別おすすめSEO分析ツール
SEO分析ツールは目的と予算に合わせて選ぶことが成功の鍵です。最後に、目的別のおすすめツールをまとめます。
【今すぐ始めたい初心者向け】
必須ツール:
- Google Search Console(無料・必須)
- Google Analytics 4(無料・必須)
- ラッコキーワード(無料版でOK)
この3つで基本的なSEO分析は可能です。まずはこれらを導入し、SEOの基礎を学びましょう。
【本格的にSEO対策したい方向け】
推奨ツール組み合わせ:
- Google Search Console(無料・必須)
- Ahrefs($99/月〜)または SEMrush($119.95/月〜)
- 国産ツール(SEARCH WRITE、パスカル、EmmaToolsなど)
- GRC(495円/月〜)
競合分析、被リンク調査、コンテンツSEO、順位チェックをすべてカバーできます。月額2〜5万円の予算が目安です。
【予算を抑えつつ効果的に分析したい方向け】
コスパ重視の組み合わせ:
- Google Search Console(無料・必須)
- ラッコキーワード有料プラン(990円/月)
- Ubersuggest(約4,000円/月または買い切り)
- GRC(495円/月〜)
月額6,000円以内で、キーワード調査、基本的な競合分析、順位チェックが可能です。
【大規模サイト・企業向け】
エンタープライズ構成:
- Google Search Console(無料・必須)
- Ahrefs Standard以上($179/月〜)
- SEMrush Business($449.95/月〜)
- Keywordmap(月額10万円〜)
- Lumar(要問合せ)
- GRCプロ(1,980円/月)
包括的なSEO戦略、大規模サイト管理、チーム運用、API連携など、エンタープライズレベルのSEO分析が可能です。
最後に
SEO分析ツールは目的と予算に合わせて選ぶことが重要です。まずは無料ツールから始めて、必要に応じて有料ツールを段階的に導入することをおすすめします。
どのツールを選んでも、継続的な分析と改善が成功の鍵となります。ツールは手段であり、重要なのは得られたデータをどう活用するかです。
この記事で紹介したツールを活用し、データドリブンなSEO戦略でサイトの検索順位向上を実現してください。
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