【完全ガイド】GA4探索レポートの使い方完全ガイド|7つの手法を実例付きで解説
GA4の探索レポートは、Webサイトやアプリのデータを自由自在に分析できる強力な機能です。この記事では、初心者でも実践できる7つの分析手法を、実際の画面と具体例を交えて徹底解説します。
目次
この記事で分かること
- 探索レポートの基本操作(所要時間5分)
- 7つの分析手法の使い分けと実践例
- コンバージョン改善につながる具体的テクニック
- よくあるエラーの解決方法と対処法
読了時間:約15分
GA4探索レポートとは?初心者向け基礎知識
探索レポートの定義と役割
GA4の探索レポートは、標準レポートでは実現できない高度なデータ分析を可能にするツールです。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、複雑なデータの関係性を簡単に可視化できます。
標準レポートとの主な違い:
| 項目 | 標準レポート | 探索レポート |
|---|---|---|
| カスタマイズ性 | 固定形式 | 完全自由 |
| データ期間 | 過去14ヶ月 | 最大2ヶ月(詳細分析時) |
| セグメント | 基本的な比較 | 最大10個まで比較可能 |
| 保存 | 不可 | レポート保存・共有可能 |
| フィルタリング | 限定的 | リアルタイムで柔軟に設定 |
以前のUAとの違い
ユニバーサルアナリティクス(UA)のカスタムレポートと比較して、GA4探索レポートは以下の点で大きく進化しています:
主な進化ポイント:
- イベントベースの計測:ページビューだけでなく、あらゆるユーザー行動をイベントとして計測
- クロスデバイス分析:User-IDを活用:
- リマーケティング広告のターゲティング
- カート放棄メールの自動送信
- チェックアウトプロセスの障害特定
GA4探索レポートの4大メリット
柔軟な指標・ディメンションの組み合わせ
利用者が自由に設定可能なため、特定のニーズに合わせたレポート作成が可能です。
リアルタイムでのデータフィルタリング
最新のデータを瞬時に反映し、迅速な意思決定をサポートします。
多彩な視覚化オプション
テーブル、グラフ、チャートなどでデータをビジュアルに表現し、直感的な分析が可能です。
セグメント分析と比較分析機能
ユーザーやセッションごとに詳細な比較分析を行え、マーケティング施策の改善に直結します。
GA4の探索レポートの主な特徴
探索レポートはGA4上ではテーブルでの表示になっているデータをビジュアライズしてフィルター機能でなどより深いデータを分析できます。
- 自由な指標とディメンションの組み合わせ
- リアルタイムでのデータフィルタリング
- カスタマイズ可能な視覚化オプション
- セグメント分析の強化
- データの比較分析機能
探索レポートへのアクセス方法
基本的なナビゲーション
- GA4の管理画面にログイン
- 左側のメニューから「探索」を選択
- 新しい探索画面が表示される

初期設定の確認
- レポート期間の設定
- デフォルトビューの確認
- 基本的な指標の確認
GA4の探索の基本的な利用方法
探索レポートはあらかじめテンプレートが用意されているのでそれを使ってデータを表示することもできます。自分でゼロから作成することも可能です。
基本の分析の表示フォーマットは決まっておりまして、自由形式を含めて7種の表示方法があります。分析する上ではこの7種のフォーマットがあれば大抵のデータを分析をすることが可能です。
ディメンションなどは工夫が必要になります。
1. 手法の種類


分析したいデータに合わせて手法を選びディメンションなどを設定することでGoogle analyticsをより詳細に分析することができます。
次から少し具体的な使用例をご紹介します。
1. コホートデータ探索
ユーザーコホートの行動の推移から、どのようなインサイトが確認することができます。
つまりユーザーのサイト内の行動推移を分析できる手法になります。

上記はデフォルトの設定状態になります。ここからディメンションやセグメントを分析したいデータに合わせて変更することで最適なデータが取得できます。
コホート分析の基礎
- コホートの定義方法
- 分析期間の設定
- リテンション指標の理解
実践的な活用例
- ユーザー継続率の分析
- 購入サイクルの把握
- マーケティング施策の効果測定
2. 経路データ探索
どのページやどのイベントを行ったかを始点・終点までの間のデータを分析することができます。

経路データはかなり頻繁に使用します。
実践的な活用例
- ページごとの推移状況の確認
- お問い合わせ完了画面からの逆算してページ経路分析
- マイクロコンバージョンなどの計測経路
GA4 探索を用いた具体的な活用事例
1. コンバージョン分析
コンバージョンの経路を確認してどこのページに離脱が多いかなどを確認することができます。
コンバージョンと合わせてマイクロコンバージョンの計測も可能です。
離脱しているページを特定することでページに改修箇所の洗い出しが可能になります。
コンバージョンに対して可視化
- ファネル分析の設定
- 離脱ポイントの特定
- 改善ポイントの抽出
コンバージョン率の最適化
- セグメント別の分析
- デバイス別の比較
- 地域別のパフォーマンス
2. ユーザー行動分析
ユーザー行動の把握を分析することで、ユーザーがどこの情報が欲しいか、回遊性に問題ないかを確認することができます。回遊性が悪いと目的のページに辿りつかないまま離脱に繋がります。サイトとしては情報があるのに、離脱されると機会損失につながります。
ユーザーのページ推移分析
- ページ遷移の把握
- 主要導線の特定
- 離脱ページの分析
クリックやマイクロコンバージョンなどのイベント分析
- クリック行動の追跡
- スクロール深度の測定
- フォーム完了率の分析
探索を使用することで通常のGA4では取得がしにくいデータも取得して分析することができます。GA4のデータを元にしているため、データの差異もないのでシンプルに利用することができます。
探索レポートのカスタマイズ
1. テンプレートの活用
テンプレートを活用するとレポート発行の工数が削減されます。空白から作成しても問題ないですが、基本的な分析するためのベースは用意されているのでそれを使ってください。慣れてきたら空白から作成しても問題ないです。
標準テンプレート
- 自由形式
- ファネル探索
- 経路データ探索
- セグメントの重複
- ユーザーエクスプローラ
- コホートデータ探索
- ユーザーライフタイム
上記の中から選んで使用するのがよいかと思います。
2. データ表示のカスタマイズ
表示オプション
- 行数の調整
- 列の並べ替え
- 条件付き書式
- 小計の表示
データのエクスポート
- CSVダウンロード
- PDFレポート作成
- スケジュール配信設定
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GA4 探索のレポートカスタマイズとトラブルシューティング
よくある問題と解決方法
データが表示されない
- 測定期間の確認
- フィルター設定の見直し
- 閾値などの数値確認
パフォーマンスの問題
- データ範囲の最適化
- セグメント条件の簡略化
- ブラウザのキャッシュクリア
まとめ
GA4 探索は、ウェブサイトやアプリのパフォーマンス分析を大幅に向上させるツールです。基本機能を習得し、具体的な活用事例を実践することで、マーケティング戦略の精度向上やユーザー行動の詳細な分析が実現できます。さらに、レポートのカスタマイズ機能やトラブルシューティングのポイントを押さえることで、日々のデータ分析がより効率的に行えるでしょう。
GA4探索レポートが分析業務を変える理由 GA4探索レポートは単なる分析ツールではなく、データドリブンなビジネス意思決定を加速させるゲームチェンジャーです。従来のレポート作成に比べて分析工数を最大70%削減しながら、より深いインサイトを得られます。この記事で紹介した手法を段階的に実践することで、データ分析の質を劇的に向上させ、マーケティングROIの最大化を実現できるでしょう。
初めての方へのロードマップ:
- まずは標準テンプレートから始める
- 自社KPIに合わせた指標とディメンションの設定
- 週次でのデータ確認習慣化
- チーム内での分析結果の共有とアクション策定
[専門用語解説]
- セグメント:データを特定の条件で分類したグループ
- ディメンション:分析の視点となる項目(例:デバイス、地域、ページなど)
- 指標:測定される数値(例:セッション数、直帰率、コンバージョン数など)
- コホート:同じ特性や行動を持つユーザーグループ
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